2018/02/05 のログ
■アティーリィ > 「お邪魔します…」
男の苦渋の決断を知ってか知らずか、聞こえにくいようにあえて小声で絞り出した言葉であったにもかかわらずしっかりと聞き逃さずに即答すると、そのまま安心したかのように男の首筋に寝息をあてる。男から都合の悪い小言を言われてもそれはしれっとスルーして、そのままぐっすりと眠る様子はまるで愛玩動物のようでもある。初対面で災厄を見舞われた男にとってはそれが心をときめかすものであるかは不明であるが。
そのまましばらくは男の問いかけに答えていた少女も完全に落ちたらしい。帰ってくるのは心地よさげな寝息だけである。おそらく男の住まいにたどり着くまでは少女は目を覚まさないであろう。
■カーレル > 「……――本当は酔ってもいないし、寝てもいなかったりするだろ?」
返事が良すぎる。先程まで駄々っ子のようであったにも関わらず、この変わりよう…疑わずにはいられない
ぴたり、と止んだ歌にも何やら怪しさを感じるが背中の彼女に話しかけても返事が戻ってくることはなく…
首筋に吹きかけられる寝息だけが、ただただ、擽ったい
「すげー女だ。とんでもないヤツにぶつかっちまった…
つか、何かしてやられたようで悔しいから尻くらい触っておくか…」
彼女からの返事が無くなってしまえば、背負いなおすどさくさに紛れて尻の1つも触れておく
繰り返される心地よさ気な寝息を聞きながら、時折、尻に触ったりしつつ…自宅にたどり着けば、
彼女をソファに転がしておき、一応、毛布をかけたり何だりしつつ自分はちゃっかりベッドで眠るのだった
■アティーリィ > 「…はっ、ここは一体…」
少女が目を覚ますとそこは見知らぬ一室のソファの上。昨夜の自身の奇行はほとんど覚えていないらしくただただ二日酔いで頭が痛い。跳ね起きた少女を警戒する猫に一瞥をくれた後ベッドで眠る男を見て、その後自身の姿を見て驚愕する。暑がりな性格のため服を寝ながら脱いでいたらしく全裸である。もちろん少女が勘違いをするには十分でちゃっかり狩猟用ナイフを取り出しつつ男に近づいていく。
■カーレル > まだ夜も明けきらぬような時刻―――
昨晩は妙な娘に捕まり、結局は愛猫と暮らす我が家へ彼女を迎え入れた
迎え入れた、と言っても一晩、軒を貸すようなつもりであったが
長年の癖と言うのは中々抜けぬもので、眠りはそれほど深くはない
刃物片手ににじり寄る気配に気がつけば、そっと、ベッドの上で上半身を起こして、
くしくし、と寝癖の付いた金髪頭を撫で付ける
―――宿無しが目を覚ましたのだろう
程度に思っていたから、にじり寄る彼女に視線を向ければ、その姿に…一糸まとわぬ姿に刃物を持った姿に、
欠伸を噛み殺しながら立ち上がり、彼女の隣をすたすた、と歩いていけば、コート掛けに吊ったコートから、
煙草と取り出し先端に火を灯して、彼女の使っていた毛布をぼふん、と頭から掛けてやり、
ベッドの縁に腰を下ろす…煙草の紫煙吐き出し、改めて彼女に視線を向ける
「言っておくが―――俺は、もう少し肉付きの良い女が好きだ」
などと、落ち着き払った表情のままで言い放った
■アティーリィ > 「なっ…肉付きの…そう、、だよね。勘違いしたみたいね。少し寝ぼけてたみたい。」
男の言葉に若干心を痛めつつも冷静に言い放つ男の様子に自身の失態をある程度悟ったようで恥ずかしげに男のかぶせた毛布を体に巻き付けて謝罪する。
昨夜とは打って変わりしおらしい様子でナイフを収めるとそのまま居心地悪そうにソファに戻ると体育座りで腰かけながらちらちらと男を見つめる。
「あの、昨夜は迷惑をかけたみたい…謝罪するし、その、お礼やお詫びなら弾む。から…忘れてほしい。」
■カーレル > 昨晩の様子であれば自分の言葉に対して、そんな事知った事か、と斬りかかってくるのではないか?と
内心、ヒヤヒヤものであったが、手に持った煙草を吸いつつ冷静を装う
ぶっちゃけた話、彼女の手に持ったナイフで斬りかかられたら自宅が凄惨な状態になるだろう
…そんな、痛ましい事件が起こる部屋に、愛猫を置いてはおけない
「良いさ、その手の勘違いをしてもおかしくない状況だったしな」
予想とは異なる彼女の態度に少し面食らったりするのだけれども、ナイフがあるべき所へ戻れば安堵の息が漏れる
あのギラリと鈍く光るよく切れそうな刃物を我が身に突きたたてられることはなさそうな気配だ
「忘れるのは無理だな…あまりにも印象が鮮烈すぎた
それになに、細身だったが尻は良かった。張りがあったしな…まあそう、気を落とすな」
何か彼女の痛いところを突いてしまったようだからフォローを入れるつもりだった
年端もいかぬ娘を傷つけるのは大人のすることではない…等と刃物がしまわれた事に安心したから、
ついつい、気が緩んで善人ぶってしまったかもしれない
口にしてからさーっ、と血の気が引くのを感じる
■アティーリィ > 「そう…よほど迷惑をかけたみたいね…お尻の張りも…お尻の張り?」
男の冷静な様子にほっと安どのため息をつきつつも忘れられないという言葉には少しだけ気まずそうな反応をして見せる。そんな様子をみてフォローを入れられ励まされたかに思われたが男の言葉に少しだけ不可解なものを覚え何度か復唱し、ことに気づいたのか再び殺気のこもった眼で一瞬にらみつける。ただしかなり負い目を感じているらしくコホンと咳払いするにとどまりそのまま自分の脚を抱きかかえながらプイっとそっぽを向く
「…まあ私に落ち度があったのだし少々は大目に見るわ。それに、あなたの反応を見るに触られ損じゃなかったようだから、赦してあげる。何かの縁だし私の機嫌がよい時なら触らせてあげてもいいわ。」
■カーレル > これまで、死を実感したことが四回ほどある
どれもこれも、昔の事でその感覚を久しく忘れていたのだが、彼女が言葉を数度、繰り返し、
再びこちらに視線が向いた所で、思い出すことが出来た。思い出したくはなかったが
異国の地に埋葬した同僚が青白い顔でこちらに手招きしている幻を見た気がする
「ま、まあ何だ…背負って此処まで連れてきたわけだし、事故みたいなもんだったがな」
それもわずか一瞬の事
えらく長く感じた一瞬が、彼女の咳払いによって再び時が正しく動き出せば、彼女から感じた敵意というか、
殺意が消えていたから言い訳がましく弁明はしておく。まあ、故意に触っていたけれど
昨日の彼女の様子を思うに思い出すこともなかろう
「そうしてくれると助かるね
触られ損かどうかは、俺には判りかねるけど…まあ、どんなに機嫌がよくても二度目は止めておく」
肩を竦ませて彼女に返す
幾ら機嫌が良さそうに見えても見誤る事はありえる。事故というやつは人為的過誤による所が大きい
謝って尻を触って、刺されたのでは損失があまりにも大きい
「さて、それじゃ服を着ろ…
早速で悪いが礼をしてもらう」
煙草もすっかり短くなったから灰皿に押し付け火を消す
陽も上がってくる気配があるから、そろそろ、市場で働く商人向けの店を商いを始めるだろう
「朝飯を奢ってくれ、それでおしまい」
彼女の返事を待たずさっさと自分の身支度を始める
彼女の支度ができれば自宅を後にし、市場の屋台か店で朝飯をごちそうしてもらうつもりだ
■アティーリィ > 「ええ。それでいいならごちそうするわ。食べたいものがあれば何でも言ってちょうだい。持ち合わせはあるから。」
昨晩の歌は何だったのであろうか。男の言葉に即答するとすぐさま慣れた手つきで着にくそうな衣装を着つけ始める。そして懐からぱんぱんに膨れ上がった財布を取り出すとにっこりとほほ笑んで見せながら男の隣に陣取って朝の陽ざしがまぶしい通りへと繰り出し、市場へと向かい始めるのであった…
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアティーリィさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からカーレルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 娼館通り」にアラミルさんが現れました。
■アラミル > 方々から、甘ったるい声や豪快な笑いが聞こえてくる、貧民地区の…俗に娼館通りと言われる通り
そこを、誰もつれずに一人の女性が歩いている
腰まで流れる銀糸を揺らし、貴族のような出で立ちを纏いながら堂々と進む
彼女は、表向きは知る人ぞ知る…ある娼館で新人にも関わらず異様な人気を博している娼婦である。
ただ、他の娼館にはでばったりはしていないため、詳しいものでなければわからないだろうが…
「………」
では、仕事へ向かう途中かと言われればそうではなく
特に娼館からの呼び出しがないため、慣れた貧民地区へ歩を進めただけ
故に、特に目的はなく、深夜からが本番、というのが謳い文句のこの通りを聞き、眺めている
美麗、と表現されるであろう容姿と、装いを見せつけ、衆目を集めながら、さて、今夜は何をしようか、と
話しかけてくるごはんがいれば、誘って貪ってもいいな、あるいは強引に食べられても…なんて考えつつ、ゆったりと通りを歩いていて
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 娼館通り」にイヴリィさんが現れました。
■イヴリィ > ふと視線をやった先には長い金髪をツーサイドアップにした童女。
くるり、くるり、と日傘を弄びながら、どこか暇そうな、あるいは不満げな表情。
ふ、と真紅の瞳が彼女を一瞥すれば、それが細められて。
ちろり、と舌なめずり一つ。
まるで、蛇がカエルを見つけた時のような。
そんな様子を見せながら、かつん、と硬質な音をあげ、その足をアラミルの方に向け。
■アラミル > 酒場の笑い声に、少し視線を逸らした、その先
この通りでは珍しい、日傘を…夜にも関わらず弄んでいる童女を見つけ、首を傾げる
そのまま、視線を奪われてしまえば、相手がこちらを向いていて
気のせいかもしれないが、舌なめずりをされたような気がして
「……?」
今のところ、ではあるがごはんの気配はせず
なんだろう、という思いを込めて視線を向け続け、相手の反応を待つか
■イヴリィ > 「いえね? 同胞(はらから)の気配を感じたものだから」
くすり、と笑いながら、アラミルの前に立てば、真紅の瞳が見上げ。
じ、と見やるその紅の色の中には確かに同じような気配を感じて。
「お腹がすいているのかしら?」
くるり、くるり、と日傘を遊びながら、可愛らしく首を傾げ見つめ。
目の前の童女はくすくす、と笑ったまま告げて。訪ね。問うて。
■アラミル > 「……。ぁ……」
今まで、男性体…インキュバスに近いものにはあったが
自分と似た気配を感じたのは初めてで
目の前の相手が、興味が薄い対象から、一気に興味深い存在に格上げされ
「……飢えては、いない。けど…食べられるのは、すき」
普段なら体裁を繕って、貴族のような喋り方を返すところだが
この相手にはそういったことも必要もないと感じ、普段の口調で返す
直感で、相手は自分の性質だと逆だ、と感じ、食べられるのが好きだ、と問いに返答するだろうか
■イヴリィ > 「ふふ、その反応……私のようなものに会うのは初めてみたいね」
くす、くす、と笑いながら、くるり、くるり、と傘を遊びながら。
首を傾げて真紅を細めてから、じぃ、と全身を不躾に見て。
「食べられるのは好き……そう。……そうね、ええ、そうね。
私も食べるのは好き。ええ、どうかしら? 食べられてみる?
今なら私の精気もあげてもいいわよ。あなたの体を貪り尽くすけれど」
くすくす、と笑いながらこつん、とつま先で地面を叩き。
どうするかしら、と首を傾げ、真紅の瞳で見上げたまま。
くるり、くるり、とまた傘を回して遊び。
■アラミル > 「うん。初めて。なかなか、合わない、から…」
回る傘に誘われるように表情を緩ませて嬉しそうに
全身を見れば、柔らかそうな二つの果実に、押さえつけやすそうな腰…と、スタイルは中々のもので
「…、貴女が、私で満足してくれる、なら…たべられ、たい…
同じ、モノなら、ごはんも、おいしいだろうし。
…その代わり、私もあげる…」
こくん、と頷いて相手の言葉を承諾し
上から見下ろす形になりつつも、これから起こることに期待した目を見せて
傘で遊ぶ自分より小さい相手に、食べられる想像をして身を軽く震わせる
■イヴリィ > 「ふふ……いいわ。どこで食べて欲しいかしら?
それとも宿に連れ込んで欲しいかしら?
それとも……そこがいいかしら?」
貧民街のすぐそこの路地裏を真紅が一瞥し。
すぐに人も来てしまいそうな所、覗き込めばすぐに見られるような所。
「ええ、そうね……同胞を食べるのは初めてだもの。
満足させてくれると信じてあなたを襲って……孕ませてあげるわ」
そっと手を伸ばし、その頬を撫でようとしてから。
くすり、と笑い、彼女が選ぶのは宿か、路地裏か。
それで足の進む方向は変わる。
■アラミル > 「どこ、で…。
……たぶん、制御が、効かなくなって、私の…毒がでちゃう、とおもう…。
それ、で…周りのごはんが、寄ってきて、いいなら…私は、別にいいけど。」
すぐにでも、と路地裏の方へと視線をやるが…
「…でも、あなたの、すごくおいしそう…
あなたが、嫌だって、言うなら…宿で、食べてほしい…」
自分の体質の事を簡潔に話して。興奮しすぎると漏れ出てしまうこともあり、実際に行為中に媚毒に犯された住民がやってきたこともあるらしく
頬を自分から差し出し、愛玩動物のように擦りついて
なんとも優柔不断なことではあるが決めきれず…質問で返すような形になりつつ、再び相手に選択権を委ねるだろうか