2017/11/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にルナシイさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からルナシイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にルナシイさんが現れました。
■ルナシイ > 「ケホッ...今日は調子が悪いのかな」
わずかな月の光に照らされて呟く。
真夜中の貧民地区。誰かに襲われてもおかしくはない。
しかし、私は人通りが全くない道を歩いていた。
別に用事があるわけでもなかった。
その辺で野宿でも、と考えて辺りを見回す。
体調もいつもよりすぐれない。ただ、明日に備えたかった。
そんな事を考えながら、2、3度咳をして、歩いていく。
まるで、そこに誰もいなかったように暗闇に紛れながら。
■ルナシイ > 「...ボロボロのお家、かな。使って...いいよね?」
体調がすぐれない中、もう使われていないであろう建物を見つけた。
全体穴だらけで少々寒い気もするが、今日はもう動きたくない。
少々寝るだけなのだ。隅っこなら問題ないだろう。
しゃがみこんでマントで体を覆う。
まだ咳もする。本当は薬でも飲めば良いのだろうが。
....怖い。包丁だけ片手に持つのを忘れずにしよう。
早く明日、明日と何度も考えて眠りにつこうとしていた。
■ルナシイ > 「...けほっ、だめ、落ち着かない」
目を開け、何度も咳をする。
どれくらいの時間が経ったのだろうか。
全く寝付ける気がしないのだ。
この病のせいか?それとも寒さか...?
酷くムズムズするような感覚。
覆いかぶさったマントの中で身体を擦る。
どうにかして落ち着かせようと、動かす。
「....くるしい、よぉ」
ギシギシと、その建物に響く。
誰かに聞かれて、誰かに襲われるかもしれないこの状況。
そんな事も気にする事が出来ない位になっていた。
■ルナシイ > 「ふわぁ...ぁ...」
気が付けば自分の身体を触っていた。
ちょっとだけなら、を続けてしまっていた。
擦ったり、弄ったり...そして指でなぞりながら入れたり。
声は抑えてはいるものの、蕩けたような甘い声が漏れる。
最近はいつもこうだ。
知識は全くないが、自然と弄り倒している。
貧民地区にはこう言った行為をする場があるのも知っている。
でも、私は怖かった。だからいつも一人。
「も...だめっ」
小刻みに身体を震わせて、達してしまう。
勝手に建物の中で寝ていた上でさらにしてしまった。
服装が乱れ、下着は濡れて。
こんな姿を見られたら、何て考えてそのままぼーっとする。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からルナシイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/通り」にクトゥワールさんが現れました。
■クトゥワール > 平民地区などと比べると幾分薄暗さの目立つ通りは、しかしその暗がりの中に人気を忍ばせている。
酒瓶片手に歩いていれば所々で声が聞こえる。客を探す者、客になる者それぞれの声。
その中から、時折訝しむような視線を感じるのは今の己の外見に拠るものなのだろう。
「富裕地区とどっちが目立たなかったかな。」
零しながらに瓶を煽る、その姿は小柄で、もし声を聴くものがあれば漸く10を越えた程度の年頃と判断しただろう。
そのような子供が酒を煽りながら夜中にこのような場所をうろつくのは、いくらこの界隈の住人と言えど奇異か、或いは懸念の一つも覚えさせるような光景だったかもしれない。
馴染みならともかく、見ない顔であれば尚更だっただろう。とはいえわざわざ声をかけるものは居ない。よしんば何かあったとしても、こんな場所にノコノコ出てくる無用心な方が悪いのだ。
■クトゥワール > この通りを歩いている目的は、特に無い。
強いて言うなら趣味。夜毎に出歩き、不慣れな土地を探って回るのは人でなくとも新鮮さを覚えるもの。
とはいえ、
「このぐらいの目線、流石に久しぶり過ぎたな。」
「ちょっと失敗したかも知れない。」
子供の姿で動き回るのは久しぶり。何でもかんでも見上げる格好になるのは、案外疲れるのだと思いだした。
億劫そうに首と肩を一回しすれば、少々目付きの悪い紅眼が帽子の陰からチラついたろう。
首を回しついでに、視線の先に捉えたもの。元々は何かの荷物を入れるものだったのだろうが、打ち棄てられた木箱がある。
よじ登る。一呼吸入れると、高くなった視点のお陰で楽になった。
「……なんか、ちょっと楽しいかも。」
「いやいや、違う。そういうのはガラじゃないだろ。」
童心というのだろうか。先程までは見渡すのも一苦労だった世界を、少し見下ろす風になっただけで気分が良くなるのは。
思わず口端を緩め、頭を振る。だが酒瓶を傾ければ喉を通る味わいが少し旨くなったような気がする。