2017/09/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏通り」にリュシーさんが現れました。
リュシー > (―――飛びこんだ細い路地の先は、思い切り行き止まりだった。
一瞬ルート変更を考えたが、もう一度大きな通りへ出れば、見つかる確率も高まる。
それよりは、と周囲を見まわして、目についたのは蝶番が外れ、歪んだ扉。
恐らくは廃屋であろう、その扉の中へ無理矢理身体を滑りこませると、
ぐ、と両手で扉を押さえつつ、閉じ切らぬわずかな隙間から通りの様子を窺い)

――――結構、しつっこいなぁ、あの人たち……。
父上、相当高い金積んだのかなぁ。

(というよりも、己に逃げ隠れするスキルが不足しているのかもしれない。
こんな風に追っ手を撒こうとするのはもう何度目か、思い返せばついつい、
深い溜め息がこぼれてしまい)

……こんなこと、してる場合じゃないのに、なぁ。

(ちょっと外へ出ればこの有り様、では、真っ当な生活を営むなど夢のまた夢か。
ずきずきと絶えず疼き続けるお腹あたりは、いっそのこと、
追っ手の男を「食って」買収し返すのはどうか、などという、
破滅的な手段さえ思いつかせてくれるけれど―――)

……いや、いやいや。
それはナイ、……さすがに、それはない。

(ひとり、低く呟き落とすと、ぶる、とかぶりを振って)

リュシー > (―――――がた、ん。

誰も居ない、何もない、と思っていた背後の暗がりから、不意に大きな音が聞こえた。

追っ手なのか、それとも廃屋だとばかり思っていたここが、
実は現役で誰かの住まいになっていて、その住人が立てた音なのか。
あるいはそのどちらでもないのか、そんなことはどうでも良かった。

何がどうであれ、とにかく、この場から逃げ出すしかない。
華奢な靴、荷物を背負っていては当然走りにくいけれど、
たった今潜りこんだばかりの扉の隙間を再び潜り、通りへ向かって駆け出す。

捕まるか、逃げ切れるか、すべては運任せ。
走り出した先に待つものを知るのは、きっと、いと高き存在のみ、と―――。)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏通り」からリュシーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にエレミアさんが現れました。
エレミア > 「っはー…。やってらんない。どれだけ有名なのよ私ってやつはー!」

夜も深まる貧民地区の裏路地で、大声で喚きながらどでかいため息をつく、豊満な肢体の女性
今日も、以前とは違う酒場に顔を出したところ、手配書のようなものが出回っているらしくまた追い出された

「酒パクってきたのはいいけどさー。気持ちよく飲ませなさいよねー!」

一杯だけその辺の客からひったくってきた酒を煽って
やっと呑めたのはいいが、呑む場所がこんな路地裏では気分も乗らない

「くっそー。多分この調子だと、女の子がいるとこもだめだろーなーー!」

酒場と同様に娼館でも何人もの女の子を虐めすぎたため、同じような手配書が回っていても不思議ではない
ただただ、静かな路地裏に、表まで響きそうな大声をあげて一杯だけの酒をちびちび吞んでいて

エレミア > 「んっく。んく…あー無くなった!くそう!」

ぽい、と空になった盃を路地裏から表に投げて
誰に当たろうと知ったことはない、という気持ちで

「あーもう!このあたり一帯吹っ飛ばしてやろうかしら!」

いらいらが募り乱暴にその辺のごみを蹴ったりと
路地裏から、がたがた!なんて大きな音が響いたりして
純粋な魔力が発散しているのか、女性の体が時折緩く発光したり