2017/08/17 のログ
トゥーラ > 「人間は死ぬと騒ぐからな、それは流石に面倒だ。
真面目…?私は人間のルールに従っているだけだが?」

真面目なのか?と笑って首を振る男に瞳を向けて。
男には自分の性分は知られているからこその言葉なのだろう、
しかし真面目と言われてもそうなのかと解らずに首を傾げ。
知らず知らずに馴染んできていて。

「見た後に降参も言わせて見せようか、その余裕はいつまで持つかな?
いつまでも買って食べる訳にもいくまい。働き金の大事さを知ってな、それで覚えた。
私は帰りの最中だったのだぞ。カイン、共に帰ろう」

空を見上げる男につられて見上げれば星の位置も変わっている。
勿論帰ると頷き、自然な仕草で男の腕に腕を絡めていく。

カイン > 「それが解ってるならとりあえず俺から言う事は特にないな。
なにせそれがお前さんがここで生活するうえで一番の問題だったろうし」

笑い飛ばして言い返しながら、軽く腰に手を当てる。
相手が懐疑的な様子を見せるのも含めて楽し気に肩を竦め。

「そういうセリフはせめてやり切ってから言って欲しいね。
 ではいくとしようか、はぐれるなよ?」

相手を揶揄するようなことを言いながらその場を後にしていく。

トゥーラ > 「これが一番大事なことのようだったので覚えたまでだ。
少なくともカインがいる間は暮らす心算だのでな」

笑い飛ばす男にそんなに面白いかと瞳を向けたままで。
楽しそうにする原因がよくわからないが、楽しそうならばよいかと気にせずに。

「やり切ると決めておるのでな、だから言い切ったのだ。
そうならんようにしている。振りほどくな、いいな?」

揶揄うような言葉に男の腕をしっかりと抱きしめ、はぐれないようにしてその場を共に後にする。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/娼館街」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/娼館街」からトゥーラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 夜風吹き抜ける貧民地区。とはいえ、この辺りは昼間でも薄暗いといえば薄暗いのだが。

「……」

そんな治安の悪い地域に一人の少女が佇んでいた。
壁に寄りかかり、辺りを見渡しながらそわそわ。
頬を赤らめながら、何かを待ち望むような表情だ。
よくよく見れば、首元に木のプレートをかけており。

『一晩アナタのお好きなように。10000ゴルド』

などと書かれている。いわゆる、娼婦の真似事、であった。
……10000ゴルドは法外に高い気もするが。