2017/08/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏通り」にジードさんが現れました。
ジード > 娼婦たちが道行く男たちの手を引いて、それをみた商人たちが商売時と見て声を上げる
繁華街に繋がる路地に露店が開かれている。
当然店の店主も道行く人々に声をかけて客引きし、商談を繰り返していた。
もっとも売れるものの大半は後ろぐらい系統の薬が大半で店主が主な販売物と言い張る装飾品類はあまり売れていない。
途切れることなく訪れていた客足が途切れたことで一息つきながら座り方を崩して次の来客を待つように頬杖を付く。

「お祭りが終わってこっち、ずいぶん活気が戻ってきたもんだねえ。
 おかげで売り上げが上がるのは助かる限りなんだけど」

ジード > 「今日はそろそろ店じまいにしよう。えーと…よし、誰もいないね」

大げさとも取れる振り付けで路地の左右を覗き込んで人の通りがないことを確認して杖を持ち上げる。
いつの間にか露天の下に記されていた魔法陣が淡く輝いたかと思えば輝きの後に残ったのは大きめの旅行かばんが一つ。
杖とかばんを両手にもって歩き出す男の姿もやがて陽炎のように揺らめいて消えていった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏通り」からジードさんが去りました。