2017/05/25 のログ
マリカ > 「……」

すれ違うのはたちんぼの娼婦。この時間にああして仏頂面ということは、今日のところは坊主確定
といったところだろうか。滞在費もあるし
決して、安易に体を売るだけでお金になるわけでもない。客は多いのだが、娼婦だって多いのだ。

様々な店が密集した明るい通りでいったん足を止め、もう一度チラシを見る。思い出すのは故郷の緑の海原。
だが実際二つは完全な別物で。港町についたときは、空も海も、そしてその空気も何もかも初めての経験で一人興奮したものだった。

「何かいい話無いかなぁ

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 久しぶりに好きにできそうな女を買おうと貧民街を物色していたら
間抜けにも思える茫洋とした言葉を聞いて、唇の端を歪める。
なんともはや、口をあけた雛のように美味しそうな獲物がいた。

「お嬢ちゃん、今夜の相手探しかい? いくらだ」

男は怖がらせないように目を見てから近づくと、単刀直入に切り出した。
こんなところに立っているんだから、そうなのだろうというアテもあったが。
見た目は悪くはなさそうだが……。

マリカ > 「っ!? あ、え、いえ……ちょっと、こういうのいいなって思ってただけで」

不意に声をかけられて、びっくりしながら振り返るマリカ。だが、意外とストレートに切り出されたものの
起こったり顔を赤くするようなこともなく、ただ驚いたといった様子で。耳には緑色の石のついたピアス
全体的に露出は低いが、片足だけ大きなスリットから派手に出した衣装は辺境の遊牧民族の伝統衣装で。

「相場とかあんまり詳しくないですし……宿は近いけどお風呂ないですよ?」

断ればいいのかどうなのか、とにかく初めて路上で声をかけられて、落ち着かない様子でそわそわと、一間づ落ち着こうと
考えるが視線が泳いでしまう

グスタフ > 「海へ出たいのか。それは値が張るな……なら、こういうのはどうだ」

男が彼女の話を聞いて持ち出したのは金貨だった。
女を買うにしても貧民街では見たことのないものだろう。

「相場は度外視だ。今晩俺のものになるなら、こいつで君を買おう。
 その代わり、私の言うことには従ってもらうがね」

男は彼女の目の前で金貨を弄びながら続ける。
周りも破格の額の提示に色めきだった。

「もしよければ……そうだな。
 まずはここで下半身を露出して見せてもらおうか」

どうする? と問いかけながら値踏みするように彼女の身体を視線で舐める。

マリカ > 「!?」
貴族の生まれであるグスタフからすれば驚くほどの反応だろう。目を丸くして口をポカンとして金貨を
見ている。それも仕方がない。金貨を見たことはないとは言わないが、部族総出で羊の毛を刈り取って、敷物に
して、それを買い取りに来た商人に売るときに見たことがあるくらいなものだ。各家庭ではあまり現金の貯蓄は
ないし、せいぜい数枚の銀貨と大多数が銅貨だ。しばらく動きを止めて……明らかに迷いを見せている

「え?ど、どういうことするのか先に聞いておいていいですか?さすがにこんなにもらえるとなると怖い…」

この人どういう人なんだろう、そんなことを考えながらも、お金はほしい……と生唾を飲み込む

「も、もうちょっと路地とかなら…た、たくしあげるだけなら?」

グスタフ > 「たくしあげるだけで、コイツがもらえると思ってるわけじゃないだろう?」

金貨を軽く歯で噛む、偽物ではないよとわからないかもしれないが見せて。

「今、ここで君を使いたいと言ってるんだよ。ここでするのも厭わない、と。
 ほら、コイツの為に腰を振ってくれそうな女はそこらにいるが。
 私は今君に機会をあげてるんだ、どうするね」

彼女の驚きに応えるように、男は一つ一つゆっくりと彼女に話した。
この価値を知っているものなら、これを手に入れる苦労はしっているはずだ。
男は彼女を弄ぶように金貨を掌に載せて、彼女の眼の前に差し出した。
少し怯えたような興奮したような顔に性欲を刺激される。

マリカ > 「……」

だんだんと表情が落ち着いてくる。そのくせ目だけは爛々と輝いていて……どうせこの時間で、自分見たいな
冒険者もお金目的でうろついているような姿は見たことがある。ここでなら……みんなやっていることなんじゃないか。
そんな悪魔のささやきに背中を押され、思わずうなずく。決定的になったのは路上の娼婦が物欲しげにこちらを見ていたからだ。

「ぜ、ぜひ……わたし、やります。」

緊張で声を震えさせながらも、マリカは覚悟を決めて金貨に手を伸ばした

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からマリカさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にマクシミリアンさんが現れました。
マクシミリアン > 貧民地区の奥まった通りの一角。
本来はあるはずの騎士による巡回が影も形も場所。
そこで黒いマント姿の男にいかにも犯罪者風の男が何かの取引をするように。

「こいつが金だ。それで……そっちの物はちゃんとあるよな?」

大き目の袋に入るゴルドを示し相手に問えば、相手もいかにも怪しげな小箱を取り出し見せる。
それを見れば交渉成立とばかりに笑みを浮かべてブツブツの交換を行う。

その怪しげな光景は時折に通り地元の人間は見て見ぬふりをし、厄介ごとを避けるように離れるだけに返って目立つ光景に知らずになって。

マクシミリアン > 「で、こいつの効力は大丈夫なんだな?」

大金を支払う以上原価割れでは意味がないと相手を睨む。
だがその視線に全くひるまずに効力を約束する男にそれならばいいと納得し。
次の取引の日時を大雑把に決め別れて歩く。

「あとは試すだけか…いいカモは居ねぇか…」

運が良ければ丁度いい実験台が現れるかもしれない。
そう考えて比較的浅い地区に脚を向け獲物を探す目で歩く。

マクシミリアン > 適当によさそうな奴がいないかと探せばふと丁度よさそうな女を見つければ徐に腕を捕まえる。
突然の事に騒ぎ始める女を平手打ちで黙らせれば強引に路地裏へと引き込み早速実験にと取り掛かり…

暫くし路地裏からは狂ったような女の声が響く。
そして翌朝には壊された女が一人大通りに転がされることに……。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からマクシミリアンさんが去りました。