2017/04/08 のログ
フォーク > 丸ごと揚げた鶏の脚に、かぶりつく。
すぐさま脂にまみれた口内を、冷たいエールで洗い流した。
酒と塩の効いた揚げ鶏の組み合わせに思わずため息が漏れる。

「たった数ヶ月だが……店内の様子も変わっちまったような、そうでないような」

頬杖ついたまま、店内を見回す。
常連になっている酒場だ。安く酔えるのもさることながら、真夜中でも盛況な所が気に入っている。

「む、むふふふふふふ」

変な笑い声が出た。
本格的に酔っ払いだした証拠である。

フォーク > 店の喧騒が遠のいていく。
店内の様子は変わらない。
ただ、眠たくてしょうがないのだ。

「少し……寝る」

そのまま椅子にもたれたまま、こくりこくりと船を漕ぐ。
無事に戻れたことに、緊張の糸が緩んだのだ。

フォーク・ルースが獄中から持ち帰った宝石は、彼にとって新たな危機を引き起こすのだが
それはまた別の話。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からフォークさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にシャルレさんが現れました。
シャルレ > 気分が向いただけ、夜にふらっと外に出たけど誰もいないとこでは寂しい。
白い猫が空家の屋根で座って過ごしてた。
頭の上には月が、下では酒場の明かり、人の声が聞こえる場所で毛づくろいをするように前足を、背中をと舐めていて時間を過ごしていた。

近くで賑わう人の声を聞いてるだけで、寂しさはない。楽しげに飲む様子、時々暴れてるような声もここなら退屈しないとばかりに金色の瞳で見つめていた。