2017/03/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にシャロンさんが現れました。
シャロン > ――迷った、と思った時には、すっかり道が解らなくなっていた。
久方ぶりに風邪をひいてしまった少女は、風邪薬を貰うべく、懇意にしていた薬師の元へ。
かつて住んでいた平民地区では、富裕地区に移り住んだと聞き、富裕地区では貧民地区へ移ったと聞き。
盥回しにされた挙句、路地を踏み分け奥へ奥へ。ようやく辿り着いて薬を受け取った頃には、すっかり日が暮れていた。
もし仮に道を覚えていたとしても、平民地区まではそれなりにかかってしまうような奥深く。
どうしたものか、と薬師の家を後にした少女は、難しい表情だった。

「……けふっ――むぅ、まだ冷えますね……」

体に宿る微熱は、春先の冷えをより鮮明に感じさせる。
野外に長居をすれば、それこそ本格的に体調を崩しかねない。
どちらだったか、と意識的に道を思い出しながら、路地を元に辿っていく。
動けばその分汗が滲んで、しみ込んだ服が風に渇けば、その分だけ寒気に代わった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にミレイさんが現れました。
ミレイ > (日も程好く暮れ……となれば活動しやすくなる時間帯である。加えてこの辺りの入り組んだ路地は色々な意味で都合がいい。……の、だが)
うぅん……ちょーっとヒトの気配が少なすぎないかなぁ……
(場所が不便すぎるのか、それとも何らかの手入れが入った末に産まれた一時の空白なのか、寝床と定める者の気配がどうにも薄いように思えていた。もっとも、単にこの区域でちょっとした儲け話を嗅ぎつけたものが仲間と連れ立って出稼ぎ真っ最中と言う可能性もあるだろう。が、そんな静かさのお陰でか、咳き込むような声音が耳へと届いていた)
うん?……やほー。……なんか調子、悪そうだねぇ……迷子?
(この辺りにと思えば浮く程に装飾的な装いに可憐な姿、しかしてどうにも様子がおかしいなと思えば路地の横手からひょこりと顔を覗かせ、彼女の進路を塞ぐ形で立ち止まろうと)

シャロン > 何時もより思考が散漫なのは、熱に浮かされているからだろうか。
足取りは未だにしっかりとしているが、病状は悪化の一途をたどっている。
頻発する咳と、僅かに強くなる寒気。思わず外套の裾を握ると、前をしっかりと閉じた。
気分的に、少しだけ暖かくなったのを確認すると、さらに足を踏み出そうとして――。

「ふえっ!?び、びっくり、しました……あ、えと、えーっと……?」

目の前、ちょうど横切ろうとしていた路地の横手から、可愛らしい顔が飛び出した。
みれば、年の頃は己と同程度。月明かりに照らされた綺麗な銀髪に、赤い瞳が映えている。
それに、思わず一瞬見とれつつ、呆けた頭が一瞬後に追いついて。

「ん……お察しの通り、風邪気味の、迷子、です」

バレているならば、隠す必要もない。
嘆息しながらの気怠そうな声が、彼女への答えとなった。

ミレイ > (フードは被っておらずマントを羽織った状態、となれば魔力を探られない限りは小娘と言えるだろう容姿なのだ。視線を感じれば小首を傾げ、手入れの成された銀髪がさらりと夜風に僅かだけ揺れて)
風邪……ふつーの病気?なんかの呪いーとかじゃなくて?
(などと聞くは単なる好奇心からの代物なのだが、そこに加わる迷子、の単語が通常の病でも好ましからざる状況だろうなぁ、ぐらいの事は判別がつく。どれどれ、と、無遠慮であろう程の無造作具合で、しかして常人ではないと察しがつけられても不思議のない滑らかな足取りで間合いを詰め、彼女の額に己の手を触れさせようとして)
歩きっぱなしで悪化……は、風邪、なら危ないよー?……ちなみに、目的地はどっちの方?
(身形からしてこの付近ではなさそうか……そんな探るような視線が細められた紅瞳として注ぐものの、ついつい癖で相手の胸元付近を重点的に、となってしまって)

シャロン > 魔力を探る術は心得ているが、敵意の無い彼女に、いきなり使うつもりはない。
ついでに言えば、魔の気配を察知しても、敵にならないならば受け入れる。
それが、嘗ての少女にはなくて、今は確かに抱いている価値観だった。

ともあれ、今の少女は、目の前の彼女にすっかり目を奪われていた。
さらりと風に靡く銀は、なんとも優雅で繊細で、美しい。

「ん、普通の、風邪、です。呪いとかは、対処できるので……」

彼女の無遠慮さは、しかし人との距離を測ってしまう少女には好ましい。
踏み込んできてくれる子であればあるほど、コミュニケーションが楽なのだ。
ふと思案に沈んだ一瞬で、僅かな距離が詰まる。額に置かれるのは、柔らかな手。
彼女の、確かに体温のある手を心地よいと思える程度に、少女の体温は高かった。

「ん、ぅ……手が、気持ちいい、ですね……あぁ、出来れば、平民地区の方へ。
 すっかり遅くなってしまったので、体を休めたいですから、お宿を取らないと……」

最初は直ぐに終わると踏んでいたから、宿の予約などはしていない。
彼女の探る視線にも気づかないまま、向けた視線は信頼に満ちたもので。
しかし、どこか熱で火照って潤んだ瞳は、扇情的に映るかもしれない。

ミレイ > (ぺたりと触れた掌から伝わるのは外見に見合った子供っぽく少し高めの体温……なのだが夜気で程好く冷やされていた以上、思ったよりも熱がある事を掌越しに感じ取っていた。……が、無造作に手を触れれば手甲部からマントの袖口まで続く茨紋が視野に入るかもしれず)
……んー、その前に少し、体温を下げた方がいいかもしれないよぉ?
(発熱からくるもの、という推測は出来ても悪戯心を引っ込め辛くなる程度には目前の少女が可愛らしかった。……加えれば通りがやけに静かだったものだから路上ではあるが即座に見つかる可能性は低いと算段した、というのも後押しか。邪な視線を悟られぬのを幸いと、額に伸ばした右手とは逆、左手をそろりと伸ばし……折角閉じたのであろう外套の胸元部分を肌蹴させようとして)
呪いじゃなくて、普通の病ならボクが少しはお手伝いできると思うよー?あ、一応名前も教えといた方がいいかな……ボクはね、ミレイ、だよ。キミも名前、教えてくれる?

シャロン > 彼女の手、手甲の辺りから袖口まで続く、茨の様な文様が見える。
白い肌に浮かぶそれは、綺麗であると同時に、どことなく背徳的だ。
うら若い少女の綺麗な肌に、刺青を刻んだという事実が、その根底にあるのだろう。
それが魔族的な物だということも聖女故の知識で看破できたが、それでも抵抗はしない。
敵意などなく、助けてくれようとすらしている。ならば、握るのは剣じゃなく手の方だ。

「……ん、それもそう、ですが――ん、ぅ……もしかして、そういう……?」

彼女の視線と雰囲気と、何より胸元に伸びてくる手から、彼女の望みを理解する。
思えば自身も、熱病が命の危険を想像させるからか、普段よりは発情気味で。
それならば――と、少しだけ考えたうえで。

「ミレイ、ですか。私はシャロン。シャロン・アルコットです。
 ……貴方は恩人ですし、良いですよ。一夜の褥を共にしても。
 丁度私も、熱のせいか、疼いてますし、お友達記念、とでもしておいてください」

それで良ければ、と身を寄せる。どちらかといえば少女は受け身だ。
だから、彼女に身を任せ、そのまま自由を委ねよう。その方が、好みなのだから。

ミレイ > (肌に直接浮かぶ紋……この生活を続けていても荒れぬ肌は白く、ぺたぺたと額を探るような指使い最中に隠す様子は無い。こちらも探られれば瘴気じみた魔力溜まりが紋沿いに流れている事が判るだろう。何も仕事の最中と言う訳でもないのだからと事前隠蔽を行っていなかった所為ではあるのだが)
……シャロン、ね。ふふ、察しも、物分りも良いねー……お友達記念かぁ……
(どこと無く、状況ではなく紡がれた言葉の方に喜色を見せると、そのまま左右に視線を振る。……こうして会話をしていても誰かが来る様子は無い。―――やはり無人なのか、それとも少女同士のやり取りを覗き見られているのか、どちらにせよ邪魔立てがないのならば問題ない)
―――熱を下げる手伝い、は、一応、ウソじゃないよー?ただ、やり方が普通と違うだけ
(などと言えば無抵抗を良い事に着衣越しに胸元へと指を這わせ……結び目か、それとも留め具か。いずれにせよ脱衣せしめる部位を探り当てる事さえ出来れば細路地真っ只中で彼女の上半身を夜気に晒そうと企てる魂胆)

シャロン > 彼女の柔らかな掌に額を擦りつけながら、ゆっくりと体重を預ける。
彼女と同じような、しかし若干幼めの柔らかな肉体が、その感触を存分に伝える。
紋章に沿う様に流れている魔力。その終着点はおそらく自分なのだろう。
合わせる様に、今までのやり取りで信用が置けると判じたからか、少女は対魔の加護を解く。
彼女が魔力を注ぐなら、それはそのまま素直に浸透するだろう。それが、どんなものであれ。

「ん、私もそれなりに経験してますし……実を言えば、私もミレイの様な綺麗な子、好きなんですよね
 だから、お友達になってくれるのであれば……私の体、好きなだけ弄繰り回していいですよ?
 どちらかと言えば、私は受け身なので、好きにされたい、感じです」

素直に要望を告げると、気配の察知などはすべて彼女に任せてしまう。
体力を温存し、判断を可能な限り少なくして、その分彼女を味わう事に集中する。
周囲に人がいたところで、邪魔にならないならば構わない。むしろ見せつけてやれとすら思っていた。

「ん、信じますよ。だから、お願いしますね?」

まず、外套の中、バトルドレスの胸元に手が伸びる。
解かれる結び目。やがて露わになるのは、下着を纏っていない僅かな膨らみ。
頂に桜色の小さな蕾をあしらった、膨らみかけの胸元だ。
真っ白な肌は夜気に冷え、月明かりにわずかな青白さすら帯びていた。

ミレイ > ……んふ
(半魔の身の上にとって、少なくとも接触状態で行使する瘴気は手足の延長のようなモノである。しかして彼女に触れた地点から先に進まない……有体に言ってしまえば侵蝕に失敗しているも同然の状態から、不意に遮る物が取り払われたような手応えになると悪戯っぽい笑みが浮かんでしまう始末。とは言え先程の友人宣言がちょっとした意識転換を及ぼしていたのもまた事実なわけで、注ぐ内容としては代謝の促進、自己治癒力を増進させ、通常の病へ抗する助力、と、此処までならば健全だろうか)
あは、そっかぁ……ん、じゃあ、ボクの裸とか、実は見たかったり?それとも……
(と、片手で器用に結び紐を解くと、そのまま淡い丘を晒させ……ちょん、ちょん、と、肌着ナシを良い事に丸見えとなった蕾を突いてみせてしまう。己にとっては運の良い事に月灯りが丁度差し込む位置、となれば月光を帯びた素裸はそれそのもので十二分な眼福だ。が……)
……こう、されるのもスキ?
(胸部は通常の手順で脱がしていた。……が、そのまま下方に一閃した左手にはたっぷりと瘴気を纏わせての代物、生地が頑丈であれば破れる程では無いだろうが、この目論見の為に肩口まで肌蹴させての蛮行は身を預けられた侭であれば一息に外套諸共にバトルドレスを引き落とすようなもの、一歩間違えば引き裂くも同然の行為、挙句、と、注いでいた瘴気に篭っていた呪いは、代謝促進の対価として肌を月光に晒す事を強いる代物……治療、の効果を受けるには野外露出を強いると、魔種らしい性質を備えたものだった)

シャロン > ……えへへ♪

彼女の笑みに、笑みを返す。
どこか憎めない半魔の彼女を、少女は確かに好ましく思っていて。
それ故か、彼女の魔力も自身の代謝を促進する、健全なものにとどまった。
それをうれしいと思いつつ、少しだけ残念に思ってしまったのは内緒だ。

「ん、見せてもらえるなら見たい、けど……今は、私を味わってほしいかな。
 だから、ミレイが自分から脱いでくれるなら目いっぱい楽しみますよ?」

しゅるり。彼女を信じたからか、加護を纏った紐は容易く解ける。
開いた胸元は肌理も細かく、ほんのりと桜色に色づいていた。
刹那、彼女が腕を振るうと、加護を抑制された衣服は一刀の元に切り裂かれる。
身じろぎと風に落ちれば、腿から上は一糸纏わぬ姿に変わり、月光の下に晒された。
彼女の力で促進されているからか、寒気以上の火照りが灯り、寒さを感じる暇もない。

「ん、ぅっ……は、恥ずかしいですが……ぞくぞく、します、ねっ♪」

どこか嬉しそうな笑みを浮かべてしまいながら、意識的に手を除けて体の横に。
自らの理性に、体を隠さぬよう命じながら、荒い呼吸を隠しもせず、白磁の裸身を見せつける。

ミレイ > そだねぇ……ボクもシャロンに恥ずかしい格好させたいなぁ……ボクのおっぱい見たかったら、オネダリするか……このまま平民地区に送り届けないで、一泊していくなら、ボクは寝る時、裸だよ?
(通りで何を暴露しているのかと思われそうな代物を、しかして楽しげに紡ぐ顔立ちそのものは少女然としている。……しているのだが、手刀によって彼女の衣服を切り裂いてしまえばその行為そのものが好みの代物なのか紅瞳に浮かぶのは露骨なまでの好色さだった)
……そーそー、そーやって体、隠しちゃだめだよーって……ありゃ、パンツも一緒に斬っちゃった?それとも……ノーブラノーパン?
(とはいえその真相を確かめるのは今となっては難しいだろう。何せ、己が切断しようと試みたのは彼女の衣服……では下着はと言えば茨紋本来の瘴気運用である所の破砕に巻き込まれた可能性は否定しきれないのだ。運が良ければ切断されて足元へ、運が悪ければ消し炭だ。……しかし柔肌に一切傷をつけないように、と、そちらは瘴気刃から目標そのものを外して居た)
……誰かに見られるかもしれないお外で、ブーツだけの裸なのに、シャロンってさっき見た感じより、結構えっちだねー……なんだか嬉しいや
(その言葉そのものは真実なのか口元に笑みを浮かべ……その唇を淡胸へと触れさせると、ちゅく、ちゅく、と、唾液を塗した下で蕾を転がし、勃たせつつ唾液による装飾を施す魂胆。……のみならず、露になった下腹部を撫で始め、そちらの具合を探るようにと細指が這うものの密着しきる事はせず、時折視線を落としては火照り具合を視野でも愉しもうとして)

シャロン > 「んぅ……いい、ですよ?お宿さえあるなら、平民地区に行かなくても。
 ミレイのお隣で、休ませてくれるなら……一晩、付き合っちゃいます♪」

少女もまた好色故、彼女の提案は渡りに船だ。
いっそこうして友人を作り、その上で交われるならそれも一興。
切断された衣服は布切れに代わるが、魔力を用いれば再生は可能。
だから気にせず、むしろうっとりとした恍惚の微笑みを浮かべながら。

「あぅ……ブラは、熱が辛くて苦しいからつけていませんでしたが……切られちゃいましたね。
 ふふ、どこにも無くなってしまいましたから、ノーパン、だったかもしれませんよ?」

恐らく破砕の瘴気に巻き込まれて、消え去ってしまったのだろう。
少女が魔力で復元できるのはバトルドレスと、付随するレッグガードのみ。
下着も、外套も、どちらもがなくなってしまった状態で、寒空の下に立つ。
突き刺さる視線は彼女の物が一番強いが、それ以外が混ざっているような気もする。
あるいはそれは少女の願望で、現実に見ているのは彼女だけかもしれない。
彼女が胸元を吸えば仄かな甘さが舌を楽しませ、下腹を撫でるなら刻まれた紋章が指先を刺激する。
竜種の紋章を上書きするように刻まれた、黒い魔力の刻印――夫による所有の証。
彼女に紋章の知識があるならば、竜の刻印については分かってしまうはず。
唾液でわずかに照りを帯びた胸元をぷっくりと熟れさせながら、もじもじと腿をすり合わせ。

「ん、ぅっ……えっち、ですよ?いっぱい、教えられちゃいましたし。
 ですから、ミレイにも、たっぷり教えてほしいです。シャロンは、マゾッ子なので」

己の性癖すら吐露すると、対等な関係のままでの主従ごっこを望んでしまう。
それこそ、遊びとして奴隷にされるような、そんな関係を、心の底から。

ミレイ > んー、宿……安全な寝床を宿、って言って良いなら、かなー、宿屋、ってなると結構離れちゃってるし
(その手の商業区からも外れて居る事がこの静まり具合なのだろうがそこはそれ、己にとって好都合である。挙句にと、ノーブラそのものは手順だって脱がして確かめた代物なのだからと揶揄めいて紡ぐものの繕うでもなく応じてくるものだから口角は一際緩もうとのものだ)
あっつ……ぬ……こっち、なんか刻んでる……?びっくりしたぁ……
(瘴気を纏わせた侭であったものだから竜紋に一時、指が弾かれるように離してしまった、が、改めて探れば……新たに刻まれた側の刻印に意識を寄せれば問題なく其処を嬲る事も出来そうだ。であれば……にんまりと意地悪く唇を釣り上げるとその場でゆっくりと屈み込む。……情交を求めての行為でもあったのだが、未だ片手で数えられる程度ながら遠巻きの視線を己の感覚も捉えて居た。此処で混ざろうと企てるものかそうではないかを探ってみれば、どうやら幼身同士の艶事を観賞する腹積もりの様子……だったら少しぐらいサービスしてもよかろうと、迷う事なく彼女を晒し者に仕立ててしまう。―――ごっこ、の毛色を悟ったからこその悪ノリと言えば聞こえが良い方か)
ふふー……じゃあボクはシャロンに露出プレイを教えてあげなくちゃかなー……シャロン、今日だけじゃなくて、ボクの前で素直に服を着てられると思っちゃダメだよ?
(無論、この“ごっこ”が続けばの言葉遊びではあっても半ばは本心だ。屈んだ位置で真正面となった幼裂へと舌を這わせ……肉襞へと舌を這わせ行くと指では幼裂をくぱりと割り開き、裸身のみならず淫部すら外気へと晒してしまおうとして)

シャロン > 「それで、いいです。柔らかな寝床さえあれば、それで」

襲い掛かってくるならば、彼女を守って切り伏せる。その位の芸当はできる。
あるいは守る必要すらないかもしれないが、そこは気分の問題だった。
下腹部に触れた指が、すぐにひっこめられる様子を感じると、少女の表情はわずかに、申し訳なさを帯びる。

「っとと、すみません。加護の解除が不完全でしたか?
 その、魔族の血が流れてると、浄化の力が働いてしまいますからね」

今回は加護と瘴気が反発しあっただけだが、うっかりすれば彼女の指に傷を負わせていた可能性がある。
それは本意でないが故、意識して、黒の魔力を開放。竜紋の力を縛る。
屈み込む彼女を受け入れながら、しっとりと濡れた秘所を余す所なく見せつけて。
衆目にも裸身を晒してしまいながら、彼女の遊びに満ちた言葉には、素直に首を縦に振る。

「ん、ぅっ……分かり、ましたっ♪ミレイの、前では……最低、でも、ノーパンノーブラ、ですか?
 普通に遊ぶ時、以外なら、服の自由、あげます、ねっ――脱がすのも、着せるのもっ♪」

秘所を割り開かれると、透明な蜜がとろりと落ちる。
足を開かされ、腰を突き出すような姿勢で、彼女の意図に従って桜色の粘膜を見せつける。
ひくひくと蠢くそこは既に子宮が降りきっており、指で弄れる距離にあった。
そして、秘めていた弱点の尻穴も、彼女に弄り回してほしくて、ひくひくと期待にうごめいていた。

ミレイ > じゃあ、決まりだね、ボクの今日の寝床にシャロンを案内したげる……あ、ちゃんと看病もするから安心してねー
(とは言え病人相手に衣服を破断せしめた口が何を、といった代物だろう。しかも、弾かれたようにとなった手指を虚空で数度振るものだから、魔に属する血を宿す事が暴露されたも同然……瘴気による代謝促進を促した時点で隠蔽しようとするだけ悪あがきだっただろうけれども)
んー、どっちかって言うとボクが深くやろーとしすぎた所為……かなぁ……丁度、ココ、だったんだもん
(とん、とん、と、突いてみせるのは先程反発されたばかりの下腹部から恥丘にかけてのライン。……浴びせようとしていた代物も、陰毛あらば不毛とせしめようとの呪詛だったわけだが生憎と刻むポイントには既に刻印有り。侵蝕を弱めた事と、彼女が己と反発する力を絞ってくれたお陰で、指ならぬ唇を触れても痛みが走る事はなかった)
あ、それ良いなー……もしボクと逢った時にぱんつ穿いてたら、脱がなきゃダメって事にしちゃおー……む、その自由貰うと、シャロン、色んな所で裸だよー?
(つまりは脱がす、と言う宣言に等しいもの。とはいえ股座に口付けながらなのだから声は妙にくぐもる事になるだろうし、そもそも、触れて居る蜜口へは吐息が吹き込む事となる。おまけに……割り開いた視姦先を悟れば右手指をつぷ、と、蜜口へ挿入したのみならず子宮口まで細指を挿入し、左手指はといえば伝い来る蜜を軽く塗したのみ……彼女の後方側からも僅かな視線を感じ取ったその直後、つぷ、と、中指を一気に根元まで菊座へと突き立ててしまって)