2017/01/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にシナトさんが現れました。
シナト > 「……んむぅ、なーんか、暇な時は大抵ここらをブラついてる気がしないでもないよねぇ」

ぼんやりとした眠たげな隻眼でそう呟き、欠伸をついでにかましながら貧民地区を歩く。
ほぼ黒ずくめに等しい外見や左目を覆う黒い眼帯、と怪しさ抜群の格好だが…。
態度と纏う雰囲気が非情に緩く緊張感が無い。彼の周りだけ空気が違うくらいだ。
お陰で、スリに合うわ喧嘩売られるわ、金品巻き上げられそうになるわ…。
その全てを適当にあしらいはしたが、貧民地区でもある意味で浮いているのは確かかもしれない。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にシナトさんが現れました。
シナト > 「……あーーそろそろ、ギルドに顔くらい出さないと。まーた幽霊扱いされちゃうんだろうなぁ」

ぼんやりとした顔で呟くが、既にもう手遅れである。半ば実在を疑われるレベルだ。
気が向いた時しか依頼を受けないどころか、ギルドに顔を出す事がそもそも稀なのだ。
存在すら知らない同業者も数多い。ついでに、男もあんまし同業者の顔や名前を覚えていない。
日々あちこちをアテも無く、目的も無く、暇潰しと好奇心と欲求に従いブラつくのが常。

(…とはいえ、ありきたりの事ばかりじゃやーっぱ退屈だよねぇ、うんうん)

カチャカチャと、左右の腰に提げた黒い刀と白銀の剣を歩くたびに鳴らしながら欠伸を一つ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にシャニスさんが現れました。
シャニス > 久しぶりに戻ってきた王都
仕事も無事に終え、折角なので以前のように月を見てから眠ろうと考えて
足が向いたのはやはり貧民地区、人の少ない道をふらふらと歩く。
そうして歩いていれば前に見覚えのある姿を発見して

「あら……?」

あれは確か…と思えばゆっくりな足取りが小走りにとなって後を追いかけるように距離を詰めていく。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にシナトさんが現れました。
シナト > 「……ぬぅ…やっぱり顔くらい出すかなぁ?もしかしたら面白そーな依頼とかあるかもしれないし…」

のんびりするのは好きだが、退屈は好きじゃない。無駄に時間を過ごすのは好きだが無為なのは嫌いだ。
どうせなら、遺跡とか以前ちらっと訪れたタナール砦とか…あそこは毎度ドンパチしているのだったか。

(と、ゆーか今はどっちが優勢なんだろうねぇ?あの砦…)

などとボンヤリ考えながら、ゆったりとした足取りで貧民地区を適当に歩いていれば。
はて?”聞き覚えのある”歩調だ。なんとなーく、後ろへと暢気に振り返ってみれば目が合うかもしれない。

シャニス > このまま近づいて驚かせようと考え距離を詰めていき
問題はどうやって驚かせるか、背中を軽く叩くか、それとも声をかけるべきか
それを考えどんな反応を見せてくれるのかと笑顔を浮かべて駆け寄っていき

そして方針を決めていざ驚かせようとしたまさにその時

「こ、こんばんわですわ、シナト様。お久しぶりですわね」

振り返った彼と目が合い、にこにことした笑みを浮かべスカートを軽くつまみ会釈をする

シナト > 「……お~~?…おおぅ、誰かと思えば、シャニスちゃんではないかね。お久しぶり~~」

一瞬、彼女の姿を見て首を傾げる。…素で忘れていたのだろうか。
だが、直ぐに記憶が復活したようで、ヘラヘラと相変らずの笑顔で挨拶を返す。
何か、若干彼女の挨拶がどもっていた気がするが細かい事は気にしない男である。

「…と、ゆーかシャニスちゃんって貧民地区好きだねぇ…やー俺もこの辺りよくブラついてるけどさぁ」

と、ヘラヘラと笑いつつ彼女の姿を眺める。相変らずのドレス姿だ。
あと、ここはセクハラしておくべきだろうと何故かよく分からない結論に達した。
なので、ヘラヘラしながら右手を伸ばして彼女の胸をモミモミしてみんとする。

シャニス > 「……シナト様、忘れていましたわね?」

首をかしげる姿にもしかしてと…少し呆れた目を向けて
それでも笑顔を向けられればそんな目も直ぐに笑みに消えてしまい

「好きと言う訳ではありませんわ。ここだと綺麗に月が見えるスポットがありますの。
それにご飯にも困りませんから」

ドレス姿ではあるが依然と同じではなく、同じデザインをたくさん持っているので同じに見える姿で
延ばされる右手をペシリと少し強めにたたいて駄目ですと示し

「シナト様はエッチですわね、変わらずに」

最後にあった時と変わらない様子に安心したように笑みを見せて

シナト > 「…いやーーこー見えて俺は記憶力は悪くない方だよ?…んーうん、……多分」

最後の一言は小さく独り言のようにボソリと。呆れたような彼女の視線も何のその。
相変らず、マイペースであり細かい事を気にしない男であった。

「綺麗な月ねぇ?……って、シャニスちゃん吸血鬼だったっけ?ご飯とゆーと…つまりアレ?」

ドレスを観察しつつも、以前と同じデザインならば多分違いすら分からない。
そして、右手はお約束の如くペシリ、とやや強めに叩かれて撃墜された。まぁこの流れは当然だろう。

「エッチとゆーか、ある意味でご挨拶みたいなもんかなぁ?と」

そして、全然悪びれてないし反省もしていないヘラヘラ笑顔を返す。
多分、前に会った時と殆ど何も変わっていないだろう。そもそも簡単に変わる性格でもない。

シャニス > 「本当にですの?……聞こえていますわよ」

最後の小さな言葉もはっきりと聞こえていて楽しそうに笑みをこぼし
変わらずに自分のペースを崩さない姿を眺める

「そうですわ、シナト様と会ったあの広場が一番よく見えますのよ。
そこは覚えていますのね。そうですわ、アレです」

彼の手をぺしりとしてアレと言われればあえて名前は出さずに頷いて

「挨拶で胸に触れようとするのはどうかと思いますわよ。私は娼婦ではありませんのよ」

悪びれていない彼の姿に息を一つ吐き、少なくともこんな場所で触れさせるつもりはないと
本当に以前にあった時と変わっていない。その事が何故か嬉しくて満面の笑みになって

シナト > 「…んーーー空耳じゃなーい?」

惚けたような調子と、締まりの無い笑顔もこれまた相変らずであった。
そもそも、このような緩い態度そのものがまず滅多に崩れないのだから。

「あーーあそこねぇ。成る程成る程……うん、何処だっけ?」

この吸血鬼の少女との出会いは覚えているが、肝心のその場所が記憶からすっ飛んでいる様子。
ちなみに、アレはアレでつまりアレなので敢えてそこはボカしておく事にする。

「んーーシャニスちゃんなら笑って済ませてくれそーというか揉ませてくれそうというか」

右手をニギニギしてみせつつ。まぁ、確かに娼婦には見えない。でも、貧民地区でドレス姿というのも目立つとは思う。

「まーーそれはそれとしてー。月見するなら俺もお付き合いするよん。どーせ暇してたしねぇ」

シャニス > 「空耳ですの?…そういうことにしておきますわね」

まったく調子も笑顔も変えずに告げる彼の姿に しかたありませんわ とそういうことにして
こんなに緩い態度でも実は腕利きと感じら、知っているので周囲の危険は彼がいれば大丈夫と気を抜き

「……本当は綺麗に忘れていますわね?」

その言葉に本当は忘れていたのだとやはり疑ってしまい
吸血鬼の食事など貧民地区とはいえ大っぴらに言えるものではなく

「前と同じ条件でしたら考えますわよ?」

彼がもし忘れていないのならばそれで通じるだろうと笑みを見せて

「そのつもりでしたわ。でもシナト様と会えましたからお月見からお話に変更ですわ」

いけません?と笑いかけて

シナト > 「ほいほい、そーゆう事にしてくれるとありがたいねぇ」

と、調子は矢張り変わらずそう返す。演技か素なのかは別としてその態度は一貫して緩いままだ。
冒険者としては腕利きではあるのだが、悲しいかな…態度で全て損している。

「……んーーどうだろうねぇ?」

若干の間を置いてから、ヘラヘラと笑ったまま惚けた様な調子で返す。
取り敢えず、健康そうに見えるし適度にアレは補給しているのだなぁ、とか思いつつ。

「おーー成る程ねぇ。でも、それってある意味でシャニスちゃんからの”お誘い”だよねぇ」

ニマニマとした笑みを返すも、どうやら月見からお話に方向転換した様子。
別に構わんよー?と、告げつつ、思い出したように懐から革袋を取り出し。

「あ、煙草吸ってだいじょーぶ?煙はそっち流れないようにするけどさぁ」

と、一応は最低限のマナーとして断りは入れてみる。しかし、こちらから提供できる話題とかあっただろうか?

「そーいや、俺は一応は冒険者なんだけど…シャニスちゃんって、職業は何なのさ?」

シャニス > 彼の言葉にそうしておきますと頷いて見せて
きっとこの緩い姿も本来の姿を隠すカモフラージュだと勝手に思って

「一度本気で問い詰めたいですわ」

間が開かなければ信じるのだが空く事でどうしても疑ってしまって
こういう場所をこの姿で歩けば補充先から寄ってくるだけに不自由はしていない健康さで

「ただはいけないことですわよ?どう取るかはシナト様次第ですわ」

笑みで返す彼にどうなんでしょうとはぐらかせるように答え
懐から取り出す革袋を不思議そうに見る

「タバコですの?大丈夫ですわよ」

多少は煙たいだろうが大丈夫と答え、どんな話をとわくわくして

「シナト様のは以前に聞いた気がしますわ。私は…私も冒険者ですわね」

主に採取と運搬専門とやっていることを告げて