2016/05/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/広場」にシナトさんが現れました。
シナト > …いやはや、好い加減に何か仕事見つけないとマズいかもしれないよね~~うん…チンピラさんから金を巻き上げるのも飽きたしなぁ。

(そんな暢気な呟きを治安の悪い貧民地区の一角で零す。寂れた広場の一角の瓦礫の山に腰を下ろし、全身これ殆ど黒ずくめのナリの男が一人。普段は背中に背負い、今は抱え込むように携えている太刀ですら黒。左目は包帯が何故かグルグル巻かれており、右目の砂色の瞳は何処かボケーッとしていてイマイチこう覇気が無かった)

フツーに用心棒とか引き受けるのもなぁ。なーんか味気ないとゆーか。どうせなら華やかな所とか美人さんが多い職場がいいよねぇ。

シナト > …けど、貧民地区も大分慣れてきたなぁ。もうここを塒にして…え~と、ひぃ、ふぅ、みぃ…半年?いやもっとかな。住めば都とも言うし、下手に豪奢な所よりかは馴染んでるかもしれないねぇ。

(時刻は夜。ただでさえ黒ずくめなのと、周囲に灯りが乏しいのもありその姿は天然の迷彩に近い。実際、男が黒を好むのも夜間の行動を前提としている、という側面もあり――実際はまぁ、ただ黒が好きなだけ、と言えばそれまでな訳だが。瓦礫の天辺に座しながら周囲を何となく眺めるも、この辺りはタチの悪いのすらあまり寄ってこないのか不審な気配も殆ど感じられない)

…ここらも潮時かねぇ。かといって、他に塒に出来そうな場所ってあんまし心当たりねーんだよなぁ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/広場」にレヴィさんが現れました。
レヴィ > 貧民地区の建物の屋根を走り飛び越えては移動する影。
時折に下の路地を覗いたりとしながら駆け抜ける。
幾つかの建物を飛び越えようとした途中、広間に人影を見つければ急停止をして飛び降りる

「こんにちわッス。ちょっといいッスか?」

そこに見つけた黒ずくめの人影、本当に見つけ辛い姿に目を向けて声をかける

シナト > ……お~?

(欠伸を噛み殺しながら、再びボンヤリとしていた矢先、声を掛けられてそちらに砂色の隻眼を向けた。ほぅほぅ、中々の美少女さんと見た!とか暢気に考えながらヘラヘラと笑って)

やーどもども。で、俺に何か用かなお嬢さん?生憎とお金は持ってないから、カツアゲは勘弁さ~。

(ヘラヘラとした笑みのまま、緩く右手をそちらに挨拶代わりに振ってみせる。緊張感というものが全く無い。一先ず、彼女の話を聞いてみる姿勢ではあるが)

レヴィ > いきなりに声をかけたにもかかわらずに警戒や敵意といった様子が見えない事に安堵し向けられる笑みに返すように笑い。

「そうッスよ。貴方に用事というか聞きたい事があるッス」

カツアゲというとこ場に無い無いと手を振れば足音を立てずに静かに青年に向け一歩二歩と近づき。

「ちょっと仕事でこの辺の物騒なのを調べてるッスよ。そのカツアゲとかされているとかしている人を見た事がないッスか?」

それなりな大仕事をミスして小間使いな仕事を押しつけられ、早く解決したいと手当たり次第に声をかけている訳だがどう返答が返ってくるか。
緩く手を振る姿に緊張感はないが何か首筋にチリチリとしたものを感じて。

シナト > (ヘラヘラと笑いながらも、意外と冷静に彼女の一挙手一投足に気を配る。静かに近づいてくる少女との間合いも念頭に置きながら)

あ~~ハイハイ、そういう事かぁ。……貧民地区じゃあ日常茶飯事だと思うけどねぇ。ただ…。

(と、そこで言葉を一度切って、相手を眺めて肩を竦めてみせようか。その仕草は芝居掛かったいるようにも、普通にそういう仕草をしているようにも見えるかもしれない)

ちょくちょく俺もカツアゲはしてるさぁ。タチの悪いの限定だけどね~無職なもんで。

(と、隠したり誤魔化したり素知らぬ顔どころか、自分からあっさりバラしてしまう。けど、相変わらず緊張感の無いヘラヘラ笑顔で)

レヴィ > どうにも不思議と感じる事が青年のこちらを見る目。
よく見れば間合いを図っているような視線の動きに足を止め警戒心を持つ。

「そう言う事ッスよ。日常茶飯事でも少し面倒な事があったッス」

何方かと言えば面倒なというように肩を落として首を振って見せ。
傍目には気を抜いているようには見せるが何かあればすぐに動けるようにと足に力を込め。
普通にしているような仕草を注意深く見る。

「案外簡単に犯人が見つかったかもしれないッスね。その性質の悪い中にいかにも頭の足りなそうな貴族とかいなかったッスか?」

あっさりとばらす青年にこんな場所でカツアゲ犯探しをしている理由。
貧民地区で狩られた貴族が居た事を告げて。

シナト > (あらら、警戒させちゃったかねぇ?と、青年の方はあくまで暢気な構え。つまりマイペースを崩さない。ともあれ、彼女の話を聞きながらほぅほぅと頷いて)

貴族さん?どうだろうなぁ。日常茶飯事だったし、基本はゴロツキ狙いだったけどさぁ。
…あーでも、そんなのが居た気もするなぁ。…頭の足りないのなんてゴロゴロ居るから覚えてないけどねぇ殆ど。

(興味の無い貴族とかヤロウを覚えている意味も無い、とばかりにヘラヘラと。ただ、カツアゲ犯を探している、となると少々面倒かもしれない。むしろ、この流れは多分自分が犯人だろう)

で、多分俺が犯人?かもしれないんだけどさ?それで、お嬢さんは俺をどうするつもりなのかね?

レヴィ > 「日常なのはそんな気がしたッスよ。この辺はそういうのが普通に多いッス。ごろつきと変わらない貴族っていうのも終わりッスね」

記憶にも残されていない貴族に全く同情もせずに困った笑みを浮かべてしまう。
話を聞いていれば多分目の前の青年が犯人だろうと目星をつけて。

「そうならギルドに連れて行くだけッスよ。私が受けた依頼は見つけて連れてこいッス。出来れば素直に来てくれると助かるッス」

このまま素直に来てほしいと交じりのない本音を告げて青年を見る

シナト > あっはっは、酷い言われようだねぇ、その貴族さんも。まーそれはどうでもいいとして。

(困った笑みを浮かべている少女の身なりをザッと再確認。一応、これでも冒険者稼業をしていたので同業者に近いモノを感じている。問題は彼女の戦闘手段だが…と、いちいち深く考える男でもなかった。よっこらせ…と、ノンビリ立ち上がり)

え~~…面倒だからパスで。それならお嬢さんとじっくり夜を過ごす方がいいねぇ、俺は。

(苦笑交じりに答える。彼女の言葉が上辺だけでない本音、というのは何となく分かるが。ギルドに連行なんぞされたら面倒だ。と、いう訳で笑顔で拒否を示しておく)

レヴィ > 「ぶっちゃけ貴族は嫌いッス。金払いは悪いし平気でハメてくるッスから」

革製のガントレットに包まれた右手を揺らして聞くものが聞けば面倒な事になる事をさらりと口にし、青年が立ち上がれば一歩下がり間合いを開ける。

「それは困ったッスね。貴方を連れて行かないと私も報酬が貰えないッスよ。ギルドに行くなら考えてもいいッスよ」

苦笑交じりに答える青年に冗談交じりに返せば視線は背中に背負われた黒い太刀に向かう。
もし実力で逃げられそうになれば強引に捕まえる事になる。
そう考えれば自然と相手の獲物を意識して。

シナト > いいねぇ、そういう素直にぶっちゃけてくれる人って、あんまし裏表が無いから個人的には好きだなぁ。

(さて、立ち上がったはいいが、右手に鞘に収めたままの黒い太刀は携えたままで…と、いうか普通に背中に背負い直していた。そのまま、ノンビリと瓦礫の山を下って堂々と少女のほうへと近づいていく)

そりゃご愁傷様だねぇ。けどギルドに行くのはナシって事で。

(ヘラヘラと笑顔。全く背中の得物を抜く素振りすら見せず、一見すると無防備なくらいに少女へと近づき)

あ、ところでお嬢さんのお名前は?

(そんな暢気な問い掛けと共に、彼女との距離が5メートルを切った辺りで、まるで瞬間移動の如く少女の目前に出現しようと)

レヴィ > 「こういう仕事は信頼が命ッス。変に嘘をついてもばれたら面倒ッスよ」

太刀を背負いなおす姿に抜くのかと見たがそうではないと判れば肩に入りそうになった力を抜き、近づいてくる青年を見る。

「お互いに金欠見たいッスね。来てくれたら報酬の半分は渡すッスよ?」

それでどう?というように無防備に近づく姿が返って警戒心を煽り
2歩近づけば一歩というように下がり。

「先に教えてくれれば考えるッスよ?」

武器的には間合いに入る。そう思えば突然に目の前に現れれば後ろに飛び跳ねるように下がり間合いを強引に開けようとする

シナト > だよねぇ。俺はそういうの面倒だから、今はテキトーに無職してるけどさぁ。

(信頼関係を軽視しているのではなく、ただ単に自分の行動がその信頼で制限されかねないのが苦手なだけだ。さて、彼女の警戒があろうと無かろうとお構いなし。自分のやりたいようにやるのが男の基本。後ろに飛び跳ねるように間合いを取る少女を眺め)

あ、俺?俺はシナト。よろしくな~~。

(と、あっさり笑顔で自分の名前を名乗る。「で、お嬢さんの名前は?」と、再度笑顔でヘラヘラと問い掛けながら、強引に空けられた間合いよりも、更に加速して一瞬で距離を詰め――拳を振るうでも刃を抜くでもなく、彼女の胸元に手を伸ばして揉んでみようとする。真剣勝負どころか真剣セクハラだった)

レヴィ > 「それでも無職よりはいいッスよ。腕っぷしがあるなら冒険者でも傭兵でも稼げるッス」

背中の立派な太刀を見ればそっち方面でいくらでも稼げるのではないかとふと思いそれで稼げばどうかと提案するように口にだし。


「シナトッスか。私はレヴィッスよ……ふにゃ?」

あっさりと笑顔で名を告げられれば反射的に名前を告げ、しまったと顔に浮かぶ。
普通の相手ならばこれで間合いを開け攻撃に転じるのだが更に加速する青年を引き離せずに伸ばされる手。
それが首などではなく胸元に伸び掴まれる感触におかしな声をあげてしまい。

「こういうのは200ゴルドッスよ?」

胸を揉む手を見下ろし、視線を青年に戻せばニヨニヨという笑みを浮かべ金額を吹っ掛ける

シナト > と、いうか冒険者だけどね~…最近無職してるけどさ?

(何か稼ぎの良いスポット無い?とか、ある種の緊迫状況なのに相手へと暢気に問いかける辺り、この男がマイペースなのが少女にも伝わるだろうか)

ほぅほぅレヴィちゃんね~~え~お金無いから踏み倒すけどさぁ。

(言いながらヒョイッ、と今度は彼女の後ろに回り込もうとして。何をするのかと言えば…そのまま、やたらと慣れた手付きで武装解除?をしようとする。セクハラで虚を突いたとはいえ、このまま反撃されたら意味が無いので)

レヴィ > 「ご同業ッスか?それならギルドに行けばいくらでもあるッスよ」

稼ぎが欲しいならギルドで仕事を貰えとばかりに流石に呆れた目を向け。
このマイペースに乗せられてはいけないと首を振る。

「踏み倒したら衛兵に襲われたって被害届を出すッス。当然ギルドにもチクるッスよ」

流石にセクハラに虚は突かれたがこの程度で堪えるような玉ではなく。
後ろに回り込もうとすればあえて回り込ませ、触れられる前に腰を突き出してお尻をぶつけるようにして身体を押しつければ脇腹を狙い肘打ちを放つ。

シナト > ギルドか~~…あんましああいうの好きじゃないんだけどねぇ。

(登録そのものはしてあるが、勿論滅多に顔なんぞ出してはいない。そも冒険者になったのも育ての親の影響でそこまで執着心がある訳でもなく。しかし、マイペースは相変わらず崩れない)

ありゃ~~それは困るかなぁ。登録抹消とかは別にいーんだけど、指名手配とかは…やーでも、コソ泥と同じレベルだからそれはないかぁ。

(と、大して気にした様子がない。と、いうより別にそうなっても本当に気にしない性格だ。善悪より自分の欲求や好奇心を優先する男。尻をぶつけられれば、ふむ、いいお尻だなぁ、と暢気にコメントをしていたら脇腹へと肘打ちが!「ありゃ」と、間の抜けた声を漏らしながらヒョイッ!と一度後ろに飛んで肘打ちを交わそうと)

レヴィ > 「好きじゃないなら無理強いはしないッス。けど一番確実に稼げるッスよ」

もっとも自分は今は失敗したせいでこんな仕事を受けさせられている訳だがそれは言わず。
今頭にあるのかこの青年を捕まえて引き渡し、次の仕事を受けるという事で。

「二三日留置所に入って反省するといいッスよ。きっとギルド長が引き取りに行くッス」

引き渡せば引き取り手を一番大物にして困らせてやろうと悪だくみを考え。
お尻をぶつけ油断させたところに脇を抉ろうとしたが後ろに飛んで避けられれば舌を打ち振り返る。

シナト > まぁ、稼ぎも大事といえば大事なんだけどねぇ。こう、ギルドが把握してない穴場とかに行くのが個人的には理想なんだけどねぇ。

(とはいえ、彼女の言うとおり確実に稼げるのは事実だ。それなのにここで無職もどきになってるのは、何だかんだ貧民地区で暮らすのに慣れてしまったのも大きい。あと、マイペースで気分次第で動く男だというのもあるか)

えーーじゃあ、ここは逃げるしかないかなぁ。ギルド長とか凄い大物じゃないの。

(ヘラヘラと笑いつつも、しかし全く恐れたり慌てる様子が無い。しかし、捕まると面倒なのは確かだ。逃げるにしても手ぶらで逃げるのもつまらないなぁ、と思いつつ。無造作に右手が背中に背負った黒い太刀の柄へと伸ばされて――)

…んー仕方ないかぁ。レヴィちゃん、悪いけど少しの間だけ「奪わせて」貰うよ~。

(と、告げた瞬間、先程よりも更に速い速度で一気に間合いを詰めて。右手は刀の柄を掴んだままだがそれはフェイク。本命は何も持たない左手。その指先で素早く彼女の両腕、両足を軽く切るようになぞろうとする。成功すれば、一時的に己の力で彼女の四肢の神経を「奪う」事が出来るが…)