2016/05/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区市場」にテルヴェさんが現れました。
テルヴェ > 冒険者でありながら、最近は冒険者の店の主人から出されるお使いくらいしか仕事をしていないテルヴェ。
お使い先が貧民街になることもあり、以前よりも貧民街に出没することも多くなった。いまだに慣れない場所ではあるが。
そして、貧民地区落ちこそしないが赤貧が続いているテルヴェにとって、この地区の市場は目を引くものがある。
粗悪な装備品を廉価で購入したことも何度かある。質の良くない道具でも大事に使えば長く保つものだ。

そんなわけで、今日もお使いの仕事の片手間に市場を覗きに来たテルヴェ。
目立たぬように露天を広げているフードの店主、その品々はなんとも怪しげで用途不明。興味をそそられ、ふらりと覗いに向かう。
先客が露天の目の前でしゃがみこんでいるため、その頭越しに品揃えをチェックしようとするが……。

「……あっ、と……ごめんなさいっ…」

うっかり先客(=リリアさん)のドレスの裾を踏んづけてしまう。そう高くない頭上から、性徴の感じられない甲高い声による謝罪が聞こえる。

リリア > ・・・?

(何か面白いアイテムでもないだろうか、と覗いていればふと頭上から声がかかる。特に敵対心も感じなかったし、あまり周囲の事は気にしていなかったが・・・流石に声をかけられればそちらの方へ振り向く。ごめんなさい、なんて言われたけど何かされたのか、と自分の状態を確認すればドレスの裾に靴跡が残っているのに気づき。)

・・・あら。

(裾を持ち上げて手で払うようにぱんぱん、と叩く。所詮貧民街に着てくるような衣装だ。別にそう高価なものではなく、普段着のようなものであるが・・・流石に踏まれると少しばかり腹が立つ。自分のドレスに靴跡をつけた少年に視線を向けて、にっこり、と笑顔を向けて。)

――次は気をつけてくださいましね。

(しかし・・・此処で事を荒げる訳にもいかない。人目が少ないとはいえど一応目の前に人はいるのだ。誰もいなければ罰として精気を搾るくらいやってやるが・・・今すぐそれを実行する訳にもいかない。ふぅ、と吐息を吐きつつ)

まぁ・・・こちらにいらっしゃいな。貴方もこちらに興味を持っていたのでしょう?

(ちょいちょい、と手招きして自分の隣に彼を誘おう。彼が美しいか否かと問われれば将来に期待、という所であるがこうして幼い無知な少年に性を教えるのも面白いだろう。彼が吸血鬼の誘いに乗って隣に来たのなら、そっとその肩に手を乗せて、優しく触れつつも決して逃げられないように肩を捉えようとして。)

テルヴェ > 「ご、ごめんなさい。つい、商品が気になっちゃって、身を乗り出しちゃって……」

その女性にとっては普段着であろうが、テルヴェから見れば着飾った召し物である。相手はさほど気にしてない素振りを見せるが、テルヴェは明らかに慌てている。
そして、その焦燥が落ち着くと、今度は目を丸くしてその女性のナリを改めて眺める。
貧民街にはおよそそぐわない、(テルヴェ基準で)派手な装い。童顔で色白、すらりとした顔のラインと伸びた耳。
――綺麗な人だ、というのが第一の感想。

誘われると、しばし呆けたのちに「は、はい」とか細く応え、促されるがままにリリアさんの隣へとしゃがみ込む。

「え、えと。僕冒険者やってるので、魔法のアイテムとか気になっちゃって。ここに並んでるのもそういうものなのかなって…。
 でも……アハハ。どのアイテムがどう使うものなのか、ちっとも見当つかないです」

隣の美女と目の前に並ぶアイテムを交互に見やりながら無垢な照れ笑いを浮かべるテルヴェ。
しかし、その肩に手が回されると、ぴくりと全身がわななき、色白の顔が一気に朱に染まってしまう。
抵抗の意思は見せない。ただ手を振れられただけで、体も視線もカチコチに凍ってしまったようだ。

リリア > 商品が気になってるなら・・・ほら、もっとこっちへいらっしゃい?そんな遠くからでは見づらいでしょう?

(ちょいちょい、と誘惑し隣に座った少年と肩を優しく捉え彼の肩の上から店の様子を覗く様は市場に不慣れな弟分を導く姉のように。しかし、その心根は彼を導こうなどと欠片も考えておらず・・・このアダルトショップという少年には少々刺激が強い店を使って彼をからかおう、という企みしか吸血鬼は考えていない。)

・・・意外と肉がついておりますね。流石は冒険者様。鍛えていらっしゃいますのね。

(さわさわと無遠慮に彼の肩を撫でその肉付きの様子を確認する。まだまだ幼い少年、という外見ではあるが肩の感じは冒険者としてある程度鍛えている感じを受ける。幼いながらも大人と渡り合う程の立派な冒険者・・・という訳ではなく、ただ一般の少年よりも多少鍛えている感じがする・・・程度ではあるが。そして、彼が目を丸くしてこちらの様子を伺っているのに気づけば)

どうかなさいました?

(その視線が何かを知っている。今までその視線を何度受けたことか。美しい人だ、と自分を魅力的に思った男から発せられる雄の視線。・・・だとしても、彼のように幼い少年から発せられることは珍しいことであったが。
まぁ、しかし、ここはあえて尋ねよう。その視線が何の視線かわからない、という顔をして、不思議そうに。)

本当?本当にこれが何に使うかわかりませんか?

(くすくすと柔らかな微笑みを浮かばせながら抵抗がなければ更に誘惑するように彼の肩に顔を乗せて、片方の指でつん、つん・・・と彼の少年特有の柔らかい頬を突いてからかってやろう。)

――例えば。

(彼の肩を抱いたまま、商品へ手を伸ばす。彼の後ろから身を乗り出すような形になって自然と彼と密着し、胸さえも無遠慮に押し付けられることになるだろう。)

これの使い方も、想像できませんか?

(くすり、と笑みを浮かべながら彼の前にアイテムを揺らしながら提示してみせる。吸血鬼が彼に見せつけたアイテムは男性器を模した玩具。大人の玩具としては、特に一般的なモノの一つであろう。冒険者なんてやっているのだ。少年だとしてもある程度その手の知識はあるのでは、と思うが・・・反応は、どうか。)

テルヴェ > 「は、はひ……」

女性の気配が近くなる。声が肩の上から聞こえる。手を添えられ、背後に回られ、いよいよ逃げ場がなくなった少年は、心臓を高鳴らせながら目を泳がせている。
この女性は娼婦か。うっかり関わりを持ってしまったことを後悔したが、かといってそんな女性を突き飛ばして逃げるほどの度胸もない。
リリアさんに服越しに身体を弄られると、指がくすぐったい箇所を撫でるたびに、ひくひくと肩がすぼまり、しゃがむ膝が震える。
柔らかい頬をぷにぷにと突いても同様の反応だ。突くたびに熱を帯びた吐息が、薄い唇から漏れる。

「……そ、そんなにくっつかないでください……そ、その……お召し物が汚れちゃいます……」

筋の通らない理屈を、震える声で紡ぐ。背中に柔らかい双つの肉が押し付けられ、心臓がさらに鼓動を増す。
男性器を模した大人の玩具を眼前に突きつけられると、その眼が素早く逸らされる。

「…いや、僕……わかりません……そんな道具……使い方なんて……」

……本当は、ここに並ぶアイテムの半分程度は、使い方の想像がついていた(もう半分はマジに分からないが)。
しかし、ここは街中、しかも女性の手前だ。そのような想像は意識的に思考の外に追い出そうとしていた。
そこを女性の側から積極的に見せつけられ、いよいよテルヴェは泣きそうになる。

「ぼ、僕、こんなの興味ないです……その、店を間違った……ようで……えと、ごめんなさい……うう……」

店主と背後の女性に、交互に頭を下げながら、震える声を搾り出す少年。

リリア > ・・・かわいい。

(ぽそり、と囁くように告げる。男の子としては可愛い、という言葉は褒め言葉ではなく悔しい言葉らしいが・・・この年代の子であればどうだろうか。まさか、17歳、なんて事実を全く知らない吸血鬼は外見相応の年・・・9~12前後程度と見て彼と接しているが、さて。
なお、この吸血鬼は娼婦ではない。もし、娼婦 なんて言われたらちょっとそれはきついお仕置きが必要になるだろう。吸血鬼が施すスキンシップは全て彼の反応を見て愉しむ・・・そう、からかっているのだ。――初対面だけど。)

別に、私は気にしませんわ。

(既に彼に踏まれて、汚されてしまったのだからちょっとくらい追加で汚れても大して変わらない。ドロをぶっかけられた、とかいうレベルに至れば話は別だが・・・ちょっとくっついた程度の汚れなんて気にするに値しない。そも、これは普段着。外着だ。汚れるのが前提の服でもある。)

ほ ん と う に ? 嘘は良くありませんわよ、名も知らない貴方。貴方くらいの年であれば・・・偽るよりも素直にな方が、素敵ですわ。

(相手の耳に囁くように声を飛ばす。その声に魔力を乗せて、異性を惑わす魅惑の声、として。まだ1回目であるから、あまり多くの魔力は乗せず、自然に彼の中に入っていくように。 その声が彼の対魔力を突破すれば、この少女の声に従いたい。素直になりたい、という欲望を彼の心に植え付けるだろう。)

テルヴェ > 小さなナリをしていても、テルヴェは一応は男だ。年齢的には成人の仲間入りをしていても不思議ではない。
断じて、女性から「かわいい」と言われて素直に喜ぶ性格でもないし、女性の衣服の汚れを気にしないほどにガサツでもない。
当然、そういった具合に自分に優しく接してくれる女性に(たとえ娼婦疑惑を抱いていたとしても)乱暴にあたることもできない。
照れと興奮を隠しながら一目散に逃げ去りたい気持ちと、この女性の優しさを無碍にしたくないという気持ちが拮抗し、未だにテルヴェはリリアさんに抱かれて麻痺したままである。

そんな彼の耳に、言葉の「毒」が侵入してくる。
嘘をついたことへの後ろめたさを、直接穿り出し責め立てるような声。素直になれば素敵になる、という甘い誘惑。
……テルヴェは、魔族が用いる誘惑の術に対してことさらに弱い体質なのだ。

「……ごっ、ごめんなさぁい……。
 僕、はじめて会った人に、貴女みたいな美しい人に、嘘までついて強く見せようとしちゃって……。
 使い方……これの使い方も知ってます……知っ………うううう……ダメ……」

瞳を潤ませながら背後を振り返り、へこへこと頭を下げながら女性へと謝罪する。
そして、嘘の罪を正そうと再びその張り型を視界に入れ……すぐさま目の前の女性がその張り型を使っている光景を想像してしまうと、ぎゅっと股間を手で抑えながら顔を伏せてしまった。

「……ごめんなさい、名乗りもせずに、こんな……。僕、テルヴェっていいます……」

ついで、『名も知らぬ貴方』と呼ばれたことも思い出し、話題そらしも兼ねて名を名乗る。

リリア > (例え成人していたとしても、吸血鬼からしてみれば可愛らしい少年であり、幼い少年であるのだ。それを知らない限り吸血鬼は彼に対し 子供 として接するだろう。
――甘やかし、誘惑する。それは吸血鬼が頻繁に使用する獲物を捉える時に使う常套手段だ。少女に対し、この甘い優しさを無碍にしたくない、と考える次点で彼は吸血鬼の罠にとらわれているのだろう。そして、その罠に捕らわれた彼を更に堕とす為に、甘い声を彼の耳に囁く。――素直になりなさいな。)

――良い子ね。素直な子は私、好きよ。

(よし、よし・・・と宥めるように瞳を潤ませる彼の頭を撫でる。自分の術に嵌まり、謝罪を始めた相手の様子を見れば、にぃっ・・・ と、悪い笑みを浮かべるだろう。勿論、彼の視界には映らないように、だが。)

でも、駄目よ。嘘なんてついては。優しい嘘、なんて言うのもあるけれど今回貴方がついた嘘は自分を大きく見せる嘘。虚ろの自分を見せる嘘。貴方はまだ小さいのだから、等身大の貴方を見せてくれればいいの。そんな素直な貴方の方が、お姉ちゃん、好きだな。

(よしよし、と慈愛に満ち溢れた笑みを浮かべつつやはり宥めるように彼の頭を撫でる。今回の笑みは仮面ではなく、素直な笑みだ。術が上手くいって、可愛らしい反応を見せてくれて。吸血鬼はごきげんである。)

――テルヴェ。そう、テルヴェというのね。私はリリア。覚えておいてくださいましね。

(くすり、と笑みを浮かべながら自己紹介をしよう。)

さ、素直になってくれたんですもの、テルヴェ。ご褒美をあげましょう。ここ、覗いていたのですから興味はあったのでしょう?好きなもの・・・まぁ、私のお財布が許す範囲、ですが好きなものを買ってあげましょう。

(さ、どれがお好み? と、彼が好むものはどれか、と訪ね選ばせよう。まさか、興味があるものがないとは言うまい。)

テルヴェ > 「うう、ごめんなさぁい。リリアさん…。
 でも街中で、こんな道具の使い方を……はじめてあった女の人に話すなんて、僕、怖くて……」

照れも羞恥もある。思春期の男子は必要以上にそれを隠したがるものだ。その『隠したがる』気持ちを直接責められるのは辛い。
精神攻撃に弱いテルヴェはなおさらだ。相手の責める言葉に本気で泣きそうになり、次いで覆いかぶさるように掛けられる優しい慰めの言葉には無意識のうちに笑顔さえ浮かべてしまう。
好きと言ってもらえた、赦してもらえた、安心感。そしてもう二度とこの人に失望されたくないという強迫感。
金髪の頭をなでてもらえれば、テルヴェは目を細め、猫のようにゴロゴロと喉を鳴らす。

そして、リリアさんの更なる申し出……いわば『ご褒美』の提示には、若干ためらいを覚えつつも、それで相手をまたガッカリさせてはいけないと、素直に露天の品揃へと視線を移す。

「僕の好きなもの……ううん……見たことはあるんだけど、使ったことは……その……あまり……」

独り言を漏らしながらも、テルヴェはあらためて露天に並ぶ淫具の数々を品定めする。1つ1つをじっくりと多方面から見つめ、触り、用途不明のモノはそれをできるかぎり想像する。
唸り、迷いながら、10分近くかけて品定めをするテルヴェ。その頭の中には先程の誘惑の言葉『素直な子は好き』が山彦のように共鳴しつづけている。
素直になる。自分の心に素直になる。自らにそう言い聞かせているうちに、いつしかテルヴェの判断力は酩酊時のそれに近くなりつつあった。

やがて、テルヴェは1つの商品を手に取り、真っ赤な顔で無言のまま、リリアさんに差し出す。
それは極めて柔らかい素材でできた円筒で、片側に小さな穴が開いている……いわゆるオナホールだ。表面には不可思議な紋様が刻まれているが、その効果は素人目にはわからない。

「……こ、これで…」

リリア > 素直に謝れるのはいい子の証拠ですからね。自分の過ちを認め、受け入れる事ができればまた前に進めるでしょう。

(良い子、良い子・・・と、褒めるように頭を撫でる。そうすることで、 素直になれば褒められる この人の言う事に従えば褒められる という心理を彼に刷り込んでいこう。ここまでこちらに従順になってくれたのだから、完璧、とまではいかなくてもある程度の刷り込みは上手くいくだろう。)

誰にでも初めてはあるものですからね。気にしなくていいのですよ。

(経験がないことを恥だ、と感じているようだ。ならば、その恥を取り払ってやろう。――大丈夫。誰にでも初めてはあるのだから、それは恥ではないのですよ、と諭すように彼に囁く。だから――安心して、欲しいものを 好きなものを選んでくださいな。そして、長い時間をかけて真剣に選ぶ彼を微笑ましそうに見守って。)

あら、これでいいの?

(と、彼から差し出されたものを受け取ればぷにぷに、とその感触を楽しんだ後)

店主さん。こちらと・・・あと、これとこれ。それから、あれもくださいまし。

(そして、彼から差し出されたオナホールと、吸血鬼の買い物として媚薬。それから、先程の魔力で動く玩具。あとはまぁ、なんか適当に面白そうなものを購入し。)

はい、どうぞ。プレゼントです。

(と、購入したオナホールを彼に渡そう。女性からオナホールをプレゼントされるというのはなんとなく気恥ずかしいというか、素直に喜べない感情があるかもしれないが・・・今の彼ならば喜んでくれるだろう。 ――商品が売れて店主もご満悦である。)

ところでテルヴェ。貴方、今宵の宿は決まっていて?

(もし決まっていないならば――どこかの宿に連れ込むのもいいだろう。)

テルヴェ > 「はい……僕、素直になります。リリアさんに怒られないように……リリアさんに喜んでもらえるように…」

うっとりとした笑みはまるで恋する乙女のそれのよう。
自分で選んだアイテムを買ってもらえた嬉しさもあって、テルヴェもすっかり有頂天である。
買ってもらったものを受け取って暫くは、卑猥な造形と生々しい柔らかさ……その中に残る、リリアさんの手の温もりの残滓……にすっかりトリコになってオナホを弄り続けていた。
白昼の市街地で女性にオナホをプレゼントされ、股間にテントを張りながら恍惚に浸っている光景は、あまりにも滑稽である。しかしそんな自分を客観視する冷静さは残っていなかった。

だが、宿を問われればふと平静を取り戻し……かける。

「え、えっと。僕、この街の……もうちょっと真ん中の方にある冒険者の宿を長いこと借りてます。
 今もそこの主人からもらった仕事の帰りだったんですが……」

街の真ん中の方、というのは平民地区と貧民地区を比べて、彼なりに穏当な表現に直したものだ。

「それよりも、リリアさんのお宿はどこなんですか? それとも王都にお家があったりするんです?
 僕、送りますよ。その……この辺は、女性一人では危険ですから」

贔屓目に見ても、テルヴェひとりが護衛についたところで安全になるかというとそんなことはありえないが、それはさておき。
精一杯の声を張ってそう提案したのち、また顔を赤く染め、うつむきつつも呟く。

「それに……僕、もう少しリリアさんとお話してたいから……」

リリア > ふふ、良い心がけです。素直な魂は綺麗ですからね・・・いつまでも、綺麗な貴方でいてくださいましね。

(素直。そして、純粋。それらが生む魂は美しい。大人になればなるほどそれを維持することは難しいが・・・それがかなったならば、その魂が生み出す精と血は非常に美味なものとなる。彼が見事そういう男に育ってくれることを願おう。そして、その美しさが変わらなければ・・・迎えにくるのも良いだろう。これからに期待と言った所か。
そして、自分がプレゼントしたオナホールを嬉しそうにむにむにと弄る彼の姿は微笑ましいものだ。例え卑猥なものだったとしても、自分はそれを軽蔑するような性格はしていないし、性に対してはオープンな方だ。股間にテントを張り、恍惚な顔をする彼に対して抱く感想は 美味しそう という感想ただひとつだ。)

私の家・・・ですか。あらあら、貴方が私のボディーガードに?そう、ですねぇ・・・

(んー・・・と彼を値定めするようにちらちらとその姿を眺める。――最も、逃がすつもりはないし結論は既に出ているのだが・・・彼を焦らし、不安を覚えさせその上で舞い上がらさせる為の演技、というものである。)

嬉しいこと言って下さいますね・・・。 では、お願いしましょう。宜しくお願いしますね?小さな騎士様。

(そっと手を差し出し彼から手を重ねられるのを待とう。そして・・・彼から手を重ねられれば手を繋いで吸血鬼の持つ家へと帰っていくだろう。可愛らしい騎士に、守護されながら。)

テルヴェ > 素直な魂。綺麗な自分。そう言われ、テルヴェはつかの間正気を取り戻し、自省する。
……果たして、自分はほんとに素直な魂の持ち主なのだろうかと。
自分は幼いころ、魔族に囚われて家畜の扱いを受けていた身だ。その証は今も体表に残酷に刻まれている。
その時点で、自分の大事な『ナニカ』…この女性の言う『魂』というものは濁ってしまったように、今更ながらに感じられる。
美しい女性と楽しく談話して、それを嬉しい・楽しいと思う気持ち。それも今思えば、どこか靄がかかったような、僕ではない別の誰かが享受しているような感じ。
自分が楽しいという感情を感じるときはいつもそう。僕の中にいる別の誰かが表に出て、代わりに楽しさを感じているのではないか、と。
そんな自分は、果たして『素直』なのだろうか……。

などと由無し事を考え、しばしテルヴェは呆然としていた。残念ながらリリアさんの焦らしテクニックはある意味通用していなかった。
相手が肯定の意を示し、手を差し出す仕草が眼に入ると、ようやくテルヴェは我に返り、

「……は、はひっ!! お、お送りしますっ、どこへなりとっ!」

姿勢を正して声を張り、女性のか細い手をそっと握ると、エスコートを始めた。
リリアさんの体温を感じたことで、再びテルヴェの気持ちは上気し始め、街路を歩く彼の顔は真っ赤に染まりつつもにこやかだ。
この状態では、どこへなりとも連れ込めてしまうだろう……。もちろん護衛としては限りなく頼りない。

心に靄が掛かった感じ。それが今自分がエスコートしている女性の魔力であることには気づいていなかった。当然、彼女の正体も。
騙されやすさもまた素直さといえようか。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区市場」からリリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区市場」からテルヴェさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/露店」にクロイツさんが現れました。
クロイツ > 貧民地区でもまだ平民地区に近い一角
それなりに治安がましといえる一角で地面にシートを引き商品を並べただけの露店に座る少年。
色とりどりな液体や粉末の入った薬瓶と値段を書いた紙を並べて。

「今ならおまけも付けちゃうよー。一つどうかなー?」

平民地区の店で買えば高い薬を半値以下で叩き売る様に声をあげ通りかかる柄の良くない風貌のものなどの通りがかりに声をかける

クロイツ > 「ありがとうね、これサービスだよ」

こんな場所の怪しい露店とはいえ買う客は買う。
何人目かのお客に傷薬とセットで解毒剤を手渡し代金を受け取る。
お客が去るのを見送れば売れた薬を補充するように置いて値段を付け直す。

「今ならサービスもあるよー。よかったら見て行ってねー」

この調子で売ってしまおうとやや大きな声で客引きを続ける

クロイツ > 「このぐらいかなー」

それなりに売れれば商品を丁寧に包んでは鞄へと詰めていく。
最後にシートを畳んでしまえば貧民地区から消えていく

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/露店」からクロイツさんが去りました。