2016/05/02 のログ
■ナルラ > 「ああ、前から噂には聞いていた、とある王族の資金源であり、横の繋がりを強めるための社交場
まあ、これだけ証拠も集まり、私の怒りを買ったのだ、少し潰してくる」
とまあ、これから散歩にでも行くような感覚で言葉を口にする。
「貴族を敵? 我以外の王族とはしょっちゅう議会で戦っているからな
それをわざわざ物理的に排除できる機会を得たのだ」
そう、相手は貴族、王族、それなら何度でも戦い、何人も蹴落としている。
「良い子に見えるだろ? 何度汚しても無垢な少女に戻る、不死鳥のような娘だ純真の化身と言ってもいい
何もできなかった事はない、勇気を示した、それだけで充分だ
なので、娼婦の方は頼む、マリアージュ奪還はお前は連れて行けない、正直足手まといだ
お前はお前のできることをやるだけでいい、例え元王立騎士団に所属していたものであっても」
改めてエルフの女性の方を見る。
「紋章学を学んでいるならすでに判っているかもしれないが
私はナルラ・ホーティ・カルネテル、薄汚い王族だよ」
改めて自己紹介を行う
■レイカ > 「……………。ならば、徹底的にお願いできますか?」
正直に言おう。貴族は大嫌いだ。
あの傲慢な態度も、そしてお金で何でもできると思っている節があるのも。
彼が徹底的に潰すならば。証拠も何も残さずにやってくるのであればなにも言わない。
そこには何もなかった、其れですむ話しになるのだから。
「………なるほど、貴女がそうでしたか。
あの子も、ずいぶんとした方に好かれたものですね…。」
話にだけは聞いたことがある。
カルネテル王家の跡継ぎだけど―――あまりよろしくない噂が付きまとっているとか。
それはさっきの行動を見ても明らかだった、ならば―――その秘密結社も、長くはないと思われる。
だけど、あまり自意識過剰すぎるのも少しばかり気になるところ。其れで墓穴を掘った人間も何人か知っている。
彼の実力を知らないあまり、いろいろと考えてしまうのだ。
「…危うい純真ではありますけれども、ね。せめてこの場所がどういう場所かを教えるくらいはしてはいかがですか?」
どういう経緯でこの場所にいたのかは知らない。
けれど、あんなに無垢な顔でこの場所にいると、本当に危ないかもしれない。
私は、どこかあの無邪気さが不安で仕方がない。
「………その言い方だと、私のこともご存知な用ですね?
ならば名乗る必要もないかもしれませんが…レイカと申します。」
元王国軍所属―――そのことはマスターしか知らないはずだった。
それを知っているならば、自分のことはほぼ筒抜けだろう。
その私に、足手まといだと言うならば―――私は、私に出来ることだけをしよう。
「……先ほども言いましたが、全員の面倒は見れません。
あくまで、私はミレー族と薬でおかしくされてしまった方々だけです。…自分の器くらいは、わきまえているつもりですので。」
■ナルラ > 「言われずとも……」
エルフの女の言葉に、少々引っかかることもある
恐らく昔、貴族連中にいやな思いをしたことでもあるのだろうか
「まあ、妙な縁のある娘でな……危険な場所なども教えているのだが
理解しないんだ……」
そう深くため息をつく
「貴方が聞き分けのいい子で良かったよ、レイカ、君は君のできることを、まあ、就職相談にのるくらいはしてやってくれ」
例え元王立騎士団に所属していた者と言ったのは、そのような実力の者であってもという意味で言ったのだが
意外なことに、当たりだったらしい。
軍を抜け、こういうところで慈善事業を行っているということは
軍の汚い部分に嫌悪でも感じたのだろう。
それならば、信頼はできるかもしれない。
あとのことは頼んだ、ではまたな。
そう彼女に告げれば王子と騎士たちはそのままこの場を去っていったのであった
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 娼館」からナルラさんが去りました。
■レイカ > 「………あいにく、自分の分を弁えていますので。」
一言だけ、そう告げておいた。私には私の分と言うものがある。
だから、私は来るなと言われれば行かないだけだ。……この身は、今は私だけのものではないのだから。
体を穢されるだけならばまだ耐えられる。だけれども―――。
「…ええ、そのくらいならば。」
娼婦を頼む、その一言を受け取れば、その背中を見送るのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 娼館」からレイカさんが去りました。