2016/04/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にイアさんが現れました。
■イア > (小雨のぱらつく夕暮れの貧民地区。
いかがわしい店の数々も、これから賑わい始める、そんな刻限に。
肩も、黒髪も、濡れるままにひやりとした風に身を晒す少年の姿。
男妾としての客引きも、この界隈が賑わい出す頃が稼ぎ時故に。
今はまだ、本格的に客引きをするでもなく、ただふらりと彷徨うばかりであった。)
■イア > (道行く人の姿は、外套のフードを被っていたり、傘を差していたりと様々だ。
中には小走りに濡れながら行く者もある。
けれど、少年はゆったりと、諦めからか遅い歩みで開店準備を始める店先を過ぎて。
ふと立ち止まり、空を仰いだ。)
雨は、好きじゃあねぇな……。
(嫌なことを思い出すから。少年は独りごちて、目を細める。)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にヴィールさんが現れました。
■ヴィール > 小雨を厭うように帽子を深々と被った少年は、前方に見知った背中を見つけてふと立ち止まる。
空を仰ぐその姿勢と、呟かれる言葉が耳に入って近寄った。
「……好きじゃねぇならなんで濡れっぱなしなんだよ。馬鹿かお前」
遠慮呵責も無い台詞を浴びせかけ、ふん、と鼻を鳴らした。
心配の声音では無い、蔑むようにも似たそれ。
■イア > 不意に、雨音とは違う音が鼓膜を震わせて、振り向いた。
帽子を深く被った、比較的小柄な少年の姿は、見知ったもの。
切れ長の黒目を、顎を上げた角度のままに見下すように視線を向けて。
「お前には関係ねーだろ。ほっとけよ」
決して親しくはない相手へと、つっけんどんに答えて、ふるりと頭を振る。
濡れた伸びかけの乱れた黒髪から、雨雫が彼の顔にも飛ぶだろうか。
■ヴィール > 向けられる猫目を見つめ返す。眼差しに嫌悪やら蔑みやらを隠していない。
「……あー、そうかよ。せっかく"オトモダチ"がずぶ濡れだから声かけてやったっつーに」
わざとらしくオトモダチの部分を強調しながら、飛んできた雨雫に顔を顰める。
伸ばした片手でがしっ、と相手の頭を掴み、振り向かせようとして。
「……んなナリじゃ、大した客は取れねぇだろ。……また買ってやろうか?」
■イア > 「それはご親切にありがとうよ、ヴィラル」
わざとらしく強調された単語に、嫌そうな表情を隠しもせず。
遠慮なく飛ばした水滴、相手が顔を顰めれば、思惑通りとにやり、笑み。
がしりと、頭を掴まれれば強引に振り向かされる。
「暇人だな、そんなに俺に啼かされてーの?」
買ってやろうか、などと言う相手に片目だけを眇めて、そんな挑発を投げる。
頭掴まれたままにも、下から手伸ばし、その顎先を捕らえて。
■ヴィール > 嫌そうな表情を見ればニヤニヤと笑う。
下から伸びてきた手が、顎先を掴まえた。往来の中睨み合う少年二人。
「……ハッ、啼かされんのはどっちだよ」
言いながら鷲掴みにしていた頭を離す。距離はそのままで。
「暇潰しにはもってこいだと思ってな。お前を買ってやるよ、イグライア」
■イア > 小雨の中、睨み合う。お互いに、相手の不快そうな表情こそ面白がって笑う性悪ぶり。
挑発に返される言葉には、口角片方だけ吊り上げて見せ。
鷲掴みされていた頭離されて、近い距離で不愉快そうに半目になって。
「その名で呼ぶなって、何回言えば覚えやがる。……売ってやる、足腰立たなくしてやるよ」
顎先捕らえた手、自身の方へと引き寄せて、唇を微かに触れ合わせる。
この地区では、別段珍しくもない光景。しかも雨の中。
道行く多くの人は、そんな二人を気にもとめず行き交うだろう。
■ヴィール > 幼い頃から縮まることの無い距離。この性悪さも当然なのかもしれない。
引き寄せられ、唇が微かに触れ合う。帽子の下で口端が吊り上がった。
「いつだろうな。お前が嫌がってる内は無理かもしれねぇな」
等と言ってのけながら、顎を捕らえる手を引っ掴む。
そのまま二人して向かう先は、相手の馴染みである安宿か。
■イア > 幼い頃から馴れ合うことの出来ぬ関係性が、そのやりとりに顕著に現れてでもいるだろうか。
ほんの少しの身長差、こちらが低い分少しだけ背伸びをしての口付け。
「……ったく、面倒くさいやつ」
手を取られ、歩み出す。まるで仲の良い少年同士が行くように。
けれどその表情は、苛立ちの見えるもの。
そうして向かったのは、自身が馴染みにしている安宿。
寝台と、鏡台があるだけの部屋に連れ込むなり、掴まれていた手を引いて、相手の細腰抱き寄せて。
「さあ、暇なんて感じないくらい、遊ぼうぜ」
じろりと、睨むように見上げて挑戦的に笑いながら、唇を寄せる。
今度は軽く済ませるつもりもなく。
■ヴィール > 端から見れば仲の良い少年同士に見えるのだろう。
しかし表情は、片や苛立ちを隠さず片やその相手の表情を楽しんででもいるかのようにニヤついていて。
そして以前も訪れたことのある安宿へ、その一室に連れ込まれる。
「……あぁ。遊ぼうぜ、たっぷり」
抱き寄せられ、見下すように笑った。
寄せられた唇に此方の唇をぶつけ合わせる。先ほどとは全く異なる、攻撃的なキス。
■イア > 攻撃的に、ぶつかるように重なる唇。
下唇を柔く噛んで戯れ、舌を尖らせ強引に口腔へと捩じ込んで。
歯列をなぞり、口蓋をくすぐり、相手の舌へ絡みつく。
攻めて、主導権を握ろうとする力任せのようなキス。
「んっ……ふ、はぁ……っ」
腰に回した手、片方が下り、尾てい骨を撫でて尻を掴む。
積極的で、性急な動き。
■ヴィール > 強引に口腔へ割り入ってくる舌に自分の舌を絡ませ、互いに主導権を握ろうとするかのよう。
激しいキスを交わしながら相手の腰を強く抱く。
「……っん、ん……ふ、ふぅ……」
尻を掴まれながら、此方は相手のハーフパンツを下着ごと引き下ろす。
そこに愛やら情など存在しないかのような荒い手つき。
■イア > 互いの舌が絡み合う。強引で、優しさの感じられない、ただ奪い合うような口付け。
それでも、慣れた身体は徐々に反応示す。
腰を抱かれると、半ば立ち上がった肉棒が一般的なそれよりも熱く、昂ぶり始めているのが伝わろうか。
荒い手つきで下着ごと引き下ろされたハーフパンツ。
露にされた下肢では、濃い肌色の性器が、ぴくんと跳ねる。
やり返すように、こちらからも手を伸ばせばズボン越しに股座を掴み、やわやわとまさぐって。
「んん……っ、は。……がっつくなよ」
口づけの合間、唇触れたままに揶揄するような言葉を投げて。
■ヴィール > 奪い合うように強引な口づけを交わしながら、投げつけられた揶揄の言葉に瞳を細めた。
対する此方も、股座をまさぐる手は自身の性器が昂り始めていることがわかるだろうか。
「……は。お前こそ……やる気満々だろ」
揶揄うような声音と共に、腰を抱いていた手を相手の肉棒に絡めて、扱くように上下させる。
その熱さを感じるように、掌で包み込むような手つきで。
■イア > 昂ぶり始めている性器を服越しに刺激してやりながら、返される言葉に、口角歪めて。
ぺろりと相手の唇舐めて、誘うように熱っぽい吐息を吹きかけ。
「そりゃあ……買われた以上は、オシゴト、だからな」
自身の身体が乗り気になっていることを、仕事だからと言い訳する。
けれど、肉棒へと絡む手指が扱くように動けば、くん、と喉を反らして声が零れかけるのを堪えた。
声こそ漏らさずにいたが、肉棒の方はびくりと跳ねて一層硬さを増していく。
感じていることは、容易く知れてしまうだろう。
■ヴィール > 服越しに刺激されれば、鈍いながらも確かな熱を性器は持ち始める。
誘うような吐息にふっ、と笑うような呼気を漏らせば、相手の唇をなぞるように舌を這わせて。
「……そうかよ。オシゴトしてるような態度には見えねぇけどな」
言い訳にくっくっと声を漏らさず笑う。
跳ねて硬さを増していく肉棒を細い指先で撫で擦り、更に刺激を重ねて。
反応を出させようとするかのよう、掌全体で扱いていく。
■イア > 布地越しに熱持ち始めるのを感じれば、もどかしげに相手のズボンの前を寛げながら。
なぞるように這う舌の感触に肩を震わせて。
「うっせ……んっ、く」
声なく笑う仕草にムキになって言い返そうとして、更に重ねられた刺激に喘ぎが零れる。
手のひら全体で導かれるように反応引き出され、悔しげに眉間に皺寄せる。
ぐい、と強引に緩めたズボンの中へと手を潜り込ませ、窮屈そうな逸物を指絡めて軽く扱くと手を引いて。
「邪魔だろ、脱げよ。……気持ちいいコトしてやるからさ」
手を離し、ついでに相手の身体を押して身を離し。
シャツを脱ぎ捨てて、一糸纏わぬ華奢な裸身を晒して、寝台へと上がり、誘う。
より、大胆に。
■ヴィール > ズボンの前を寛げられ、肉棒に絡まる相手の指。
軽く刺激されれば更に怒張し、前を窮屈に押し拡げる。
「……っは。……気持ちいいコト期待してんのはお前だろ?」
言うとズボンを脱ぎ捨て、シャツを脱いでしまえば相手に同じく華奢な裸身を晒す。
続いて寝台へ上がり、その勢いで相手の腰を抱き寄せた。
ぐっ、と肉棒同士を絡ませる。より強く。
■イア > 唇に弧を描いて、裸身を晒す相手を見つめる。
熱っぽい視線は、純粋な欲が垣間見えるもの。
抱き寄せられ、互いの肉棒がぶつかり、脈動を伝え合う。
「……っん、は。どっちが、だよ」
より強く押し付けあう動きに、肉棒が逃げるように揺れて、じわ、と先端をかすかに潤ませる。
両手を相手の腰に添わせ、片手は背筋をなぞりながら、もう一方の手が。
尻の谷へと滑り、その奥の窄まりにちょっかいを出そうとする。
■ヴィール > 熱っぽい視線を合わせながら、互いの肉棒をぶつけ合う。
びくびくと跳ねる性器を擦りつけていれば、尻の合間へと滑り込む指先。
窄まりを突かれればくっ、と眉間に微かな皺を寄せて。
「……っ、……は、そんなに欲しいかよ…」
挑発するように囁きかけながら、再び唇に齧り付く。
優しさや柔らかさ等を一切見せない、強引な口づけ。
■イア > 相手が、自身の手に表情を変えれば愉しげに口角歪め。
尻の窄まりを指先に擽って、ぐにり、と軽く中指押し込んで。
囁きに返事をする前に齧り付かれて言葉を失う。
挑発し返す代わり、強引な口付けへと応える。
噛み付き、唇を舐り、吸い付く。
優しくも柔らかくもない、争うようなキスを交わしつつ。
■ヴィール > 擽っていた指先が、ぐにっ、と押し込まれれば、その瞬間にびくりと肉棒が脈打った。
愉しげな相手の笑みを消し去るかのよう、唇に食いつく強引な口づけを交わす。
熱っぽい吐息を滲ませながら、唇を擦り付け、舐り、舌を絡ませる。
片手で相手の尻肉を掴み、強く性器を押し付けていく。
■イア > 肉棒が脈打ち、自身のそれにぶつかる。
顕著な反応に一層深まる笑みを阻むように、食いつくような口付けを受けて。
軽い痛みが走り、ん、と呻いて、埋めた指先を蠢かせる。
絡む舌、若干荒れた唇に、相手の綺麗な唇が擦りつけられて、ふ、と吐息が滲む。
尻肉掴まれれば、肉棒が驚いたように跳ねて、先端に浮かんだ雫を小さく散らし。
■ヴィール > 脈打った瞬間に、肉棒がぶつかり合う。
呻き声が聞こえれば一瞬目元が笑って、しかし内で蠢く指に微かな刺激を感じて瞳を細める。
しばらく唇を押し付けていたが、やがて息を解放させるように離れた。
ハッ、と一度大きく呼吸をしてから、間近に相手の顔を睨み付けて。
「……いいね。反応してんじゃねぇか…」
跳ねる相手の肉棒を感じ、小馬鹿にしたような口調でつぶやいた。
■イア > 唇を開放されれば、はぁ、とこちらも息継ぐように大きく呼吸して。
至近距離、睨み返して不敵に笑う。
「お前こそ、しっかり反応してんだろ?」
埋めた指、更に奥へと押し込んで内部を指腹で圧迫する。
小馬鹿にした口調へと報復のように、後孔の中の弱い場所探って。
■ヴィール > 浮かぶ不敵な笑みを睨みつけながら、後孔の弱い箇所を擦られればしかし、一瞬息が止まる。
「反応してやってん……っ、……ぅ……」
内部を圧迫される感覚を味わいながら、堪らず背を抱く腕に力を込めた。
ぐり、と触れ合う互いの肉棒が強く擦れる。
■イア > 相手の息が詰まり、言葉が途切れれば、くつくつと喉を鳴らして。
「へぇ、反応してやってる……ね。その割にいい感じなんじゃねーの」
背を抱く腕の力が増すのさえ、気分良く感じて。
ぞくぞくと、少しばかり年上の彼が自分の指に性感引き出される様子に背筋震わす。
肉棒強く擦れれば、またじわりと雫が滲んで、亀頭が膨らみ欲情を募らせる。
■ヴィール > 喉を鳴らす、その様が憎たらしく思える。
熱っぽい吐息を吐き出し、背筋を撫で上げるように指先で引っ掻いて。
欲情を募らせる互いの肉棒をぐっ、と押し付け合う。
「……っ、うるせぇよ……減らず口」
相手の指に感じさせられつつも悪態をつく。
■イア > 「はっ……減らず口はお互い様、だ」
背筋を指先でひっかかれる感触に、甘い吐息漏らして。
押し付けあう肉棒、硬く、熱く熱く、昂ぶらせ。
悪態つく度に、後孔に押し込んだ指をぐち、と押し込み。
一本だった指、二本に増やしてしまう。
「これでも、吠えてられんのか」
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からヴィールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にヴィールさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」から天谷 鈴さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」に天谷 鈴さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」から天谷 鈴さんが去りました。
■ヴィール > 背筋を引っ掻く指先には然程力は籠っていない。恐らく傷も残らないだろう。
昂ぶる肉棒を押し付け合い、先端に雫を滲ませる。
「……っ、くぁ……お、まえっ……」
指が二本に増えた。堪らず声を上ずらせ、目の前にある少年の瞳を睨む。
しかし抵抗らしい抵抗はなく。
■イア > 上擦った声で、不満げに呻くのすら愉快に思えて。
引き寄せながら寝台の上、互いに横向きへと寝そべる形にして。
自身は片肘立てて上体を起こした姿勢となれば、睨む瞳を見下ろす。
「言ったろ。よくしてやる、ってな」
抵抗らしい抵抗なければ、二本に増やした指を蠢かせて拡張させる動き。
相手の腿に熱い肉棒押し付けて、腰を揺らし。
■ヴィール > 相手に愉快に思われていることが癪に触る。
苛立つような表情を隠そうともせず、引き寄せられるままに横向きに寝そべって。
見下ろしてくる猫目を切れ長の瞳が見上げる。
「………はっ。…よくしてみろよ」
抵抗は無い。
二本の指が内部で蠢き、徐々に拡がっていく。
腿に押し付けられる肉棒を片手が捉え、細指でゆっくり扱いて刺激する。
■イア > 相手が不愉快に感じているであろうことが予想できて、それ故に、一層楽しげな笑みが浮かぶ。
二本の指が十分に蠢くほどになれば、三本目の指潜り込ませて。
「期待してんじゃねーの?……っく、慣れてるな、ヴィラル」
挑むような口調を揶揄して、相手の指が与えてくる刺激に先走りが増す。
つ、と竿にまでも伝えば、相手の指にも透明な雫が触れる。
■ヴィール > 二本から三本へと、指の本数が増える。
滑り込んでくる異物を締め付けるように内壁が絡みつく。
「……お前ほどじゃねぇよ、イグライア。……っ、く……」
慣れてる、という言葉に対する返答。透明な雫に指が濡れることも厭わず、もう少しきつく握りこむ。
■イア > 押し込んだ指に内壁が絡みついて、締め付けてくる。
きつい締まりに、にやりと口角片方だけ上げるも、相手の返答に、ぎり、と歯を噛み締めて不快そうな表情。
「イアだ、っつたろーが」
指を濡らして、尚も自身を握りこまれれば、びくびく、と暴れて。
ずりゅ、と押し込んでいた三本の指を勢いよく引き抜く。
横向きの体勢から、ぐい、と相手の背中を抱き寄せ、そのまま押し付けるようにしてうつ伏せにさせようと。
■ヴィール > 返答に浮かべる不快そうな表情を見、これ見よがしに鼻で笑った。性悪のやり取り。
「……ッせ。何度だって呼んでやるよ……イグライア」
重ねて名を呼ぶ様は挑発のそれ。
暴れる肉棒の根元を指で締め付けていたが、やがて三本を一息に引き抜かれると同時、うつ伏せに組み敷かれる。
ぐっ、と歯を噛み締め、肩越しに相手を睨みつけて。
■イア > 何度でも。懲りずにそう呼ぶであろう相手、うつ伏せに組み敷いて、腰を抱く。
薄い少年の身体を抱き寄せて、尻を突き出すような姿勢強制して。
「お前は、ほんっとに昔から気に入らねーよ。ヴィラル・バロッツォ」
神経を逆撫でるつもりで、あえて家名を呼び。
後孔へと肉棒を押し当てる。ぬるりと、滑る先端がぐにぐにと、解れた場所を浅く穿ち。
■ヴィール > 腰を抱かれる。
流石に尻を突きだすような姿勢はやや抗ったが、強制されれば仕様もなく。
「……っ、てめ……お前のそういうところが……ッ」
家名を呼ばれれば不快そうに眉間に皺寄せる。
先端が何度も、後孔を浅く刺激する感覚にひくひくと其処が戦慄いた。
■イア > 僅かに抗ったとて、体勢的に優位を取ってしまえば強制することは容易く。
「そういうところが? 気に入らない、だよ……なっ」
眉間に皺寄せる相手へと、嘲るように言いもって。
戦慄く其処に、勢いよく自身の肉棒を突き立てた。
深く、気遣いも何もなく、ただ貪るように。
■ヴィール > 容易く優位をとられる。それが悔しくもあり、ギッと歯を食いしばった。
「……っ、――ッ、ぐ……!」
気遣いも何も無い、解れた後孔に肉棒が突き立った。
鈍い声を上げ、貪るように穿たれた内壁が指にしたよりも強く絡みつく。
■イア > 「っは、くぅ……っ、すっげー、締めつけなんだけど」
苦しげに眉根を寄せながらも、優位を取って相手を啼かせることに優越を覚えて唇は笑みを形作る。
指に感じたよりも強い締めつけに、穿った肉棒がびくびくと脈動して、快感に震える。
■ヴィール > 「……っ、は……イイなら、そう言えよ…」
苦しげに眉根を寄せる、その表情に口端が吊り上がる。
脈動する肉棒の感触を覚えながら、自身も脈動して寝台のシーツに雫を落としていって。
■イア > 勝気に口端吊り上げて振り向く姿に、悔しさ滲ませ。
ずちゅ、と自身の先走りと腸液だけを潤滑剤に強く腰を引いては、深く貫く。
「だ、っれが言うかよ。お前こそ……素直に喘いで、いいんだぜ……」
片手は腰を抱いたまま、もう一方の手を相手の肉棒へと絡めれば、雫落とすさまに気付いて。
一層煽るように、不規則な律動を与えて。
■ヴィール > 表情に滲む悔しさに気づけば、力強い挿入に身を揺さぶられながらも勝ち誇るような笑みを浮かべてみせる。
強く引き抜かれ、深く貫かれる。その快感にハッ、と熱っぽい吐息を零して。
「……うるせ、ぇ。……なら、もっとよくしてみろよ」
手指が肉棒に絡めば、一層先走りを先端より溢れさせていく。
■イア > 勝ち誇るような笑みが浮かべば、不愉快そうに歪む表情。
前立腺を圧迫する角度をつけての挿入、肉襞をこそぐ様に引き抜いて。
熱っぽい吐息を耳に拾い、耳朶へと唇寄せて、かぷりと甘噛み。
「してやろうじゃねーか……覚悟、しろよっ」
一層溢れ出す先走りを指に絡めて、強弱つけて雁首引っ掛けるように扱き。
不規則にリズムを変えて腰の動きと、手の動きとで翻弄せんとする。
■ヴィール > 前立腺を雁首で刺激されれば、びくっと相手の手の中で暴れる性器。
耳元に寄せられる唇が耳朶を食めば、緩く唇を噛み締めた。
「はっ……、……ッぁ、あっ、くぁ」
不規則な腰のリズムや扱く手の動き。
間断なく与えられる快楽に声が上がり始める。悔しそうに眉根を寄せたまま。
■イア > 喘ぐ声が溢れ出せば、締め付けてくる肉襞の与える快楽に眉根寄せながらも、笑みが零れ。
耳朶を食み、尖らせた舌で耳穴を舐り、ちゅく、と淫靡な水音響かせて。
「っく……っは、イイ声、出てきたぜ」
悔しげな表情を、更に歪ませるような言葉囁きかけて。
律動と共に、扱く手の動き、少しペースを落として、わざとゆっくり大きく音が鳴るように動かす。
じゅ、じゅぷ、と卑猥な音が結合部から聞こえ出し。
■ヴィール > 耳朶を、耳孔を順繰りに刺激する相手の舌に歯を噛み締め、ふる、と頭を小刻みに振るう。
振り向けば尖らせた相手の舌に、突き出した己の舌を擦り付けて肩越しにキスを交わす。
「……っ、は……うるせぇ、よ」
表情を歪ませながらも、気丈に言葉を紡ぐ。
卑猥な音が鼓膜を打ち、ペースが落ちた分より内壁を擦り立てられる感覚を覚えて。
精を絞り出さんとするかのよう、結合部が締まって肉棒を刺激した。
■イア > 小刻みに揺れる相手の頭、振り向いて舌突き出してくれば肩越しの窮屈なキス。
まるで急いて求め合うようなそれに応じて、舌を舐めて吸い付き。
「ふ、ぅん……減らず口叩く余裕は、まだあるんだな……」
ゆっくりと、しかし確実に内壁をこそぎ、前立腺を刺激する動きは続け。
本来受け入れ口でない後孔の、切ない締めつけに、くっ、と呻いて絞り出されそうな感覚を堪えて。
また律動を早めて、相手を追い立てていく。
■ヴィール > 肩越しに窮屈なキスを交わして、舌を舐め、吸い付き、絡ませる。
相手の言葉に、見下すような笑みと眼差しを向けて。
「……は、当たり前……っ、ぐ……ふぅ……」
内壁をそぎ、前立腺を確かに刺激していく肉棒。
呻き声が聞こえればしてやったりといった表情を浮かべるも、すぐにそんな余裕も無くなっていく。
律動が早まり、追い立てられていく快楽。
近付く絶頂の波を示すかのよう、息が荒くなっていく。
■イア > キスを交わして、また顔を見合わせる形となれば、見下すような笑みと眼差しを受けて。
かちん、と怒りの琴線に触れる。
「なら、余裕なくして……やるっ」
水音次第に大きく響き、肌には薄く汗を浮かべて。
まるで夢中であるかのように激しく貫いては、ギリギリまで引き抜き。
手淫も先走りを潤滑剤に速く、強く刺激して。
追い立てながら、吸い付くような締めつけに、自身もまた快楽を煽られる。
荒い呼吸を短く、何度も繰り返して、合間に彼の名を呟いて。
「ヴィ、ラル……ヴィラル……っ」
近づく絶頂に内部で肉棒が一際大きく膨らみ、射精の予兆を感じさせる。
■ヴィール > かちん、と来た相手の反応さえも愉しく、笑みは深まる。
しかし激しく貫かれ、内壁を擦り立てながら引き抜かれる快楽に余裕も無くなっていく。
薄く汗を浮かべた互いの肌を擦り付け、追い立てられる感覚に夢中になって。
「……は、っ……イグ、ライア……っ、……く、ぐ ッ」
相手の名を呼びながら、やがてびくびくと腰を震わせれば手淫を行う掌を濡らすよう、先端より精を迸らせていく。
同時に内にて膨らむ彼の肉棒をも、内壁が締め付けて射精を煽る。
■イア > 余裕など、自身にもろくになかった。
必死に追い立てながら、快楽を追いかけて。
汗を浮かべた肌をぶつけ合い、ぱん、と肉のぶつかる音をも響かせながら。
相手が、自身の名を呼ぶ声さえ、絶頂へと煽るようで。
「っく、……ヴィ、ル……っ、もぅ……っ」
根元まで強く扱くと同時、深く腰を突き出して。
締めつけに、もう堪えようもなく。
白濁を勢いよく吐き出し、肉壁へと叩きつけた。
■ヴィール > 吐息を震わせながら、内に注ぎ込まれる白濁の熱を感じる。
全身に汗を浮かべながら、荒い息を整えんと肩を上下に揺らす。
「……っ、ふ……はぁ、は、ぁっ……」
寝台に突っ伏し、相手のし掛かる圧を背で受け止めて。
■イア > 力を失って、相手の腰を抱いたまま寝台へと重なって倒れ伏す。
汗で張り付く肌が、今は心地よくて、肩口に顎を預けて。
「っは、はぁ……っぁ、ふ……」
ぎゅう、と腰を抱く手は力強めて、相手の肉棒握っていた手は緩み。
情事の癖で、項に小さく口付けを幾度も落とす。
■ヴィール > 肩口に顎を預けられ、そしてうなじに落ちる口付けに瞳を細める。
腰に回された腕に力強く抱かれるのが心地よい。
「……っは、……はぁ。……イグライア……」
いつもよりはだいぶ棘の無い口調で、柔らかく相手の名を呼ぶ。ぼんやりと。
■イア > 「ん……? っ、ぁ……」
刺のない口調で、ぼんやりと名を呼ばれて問いかけるように返事をしてから。
ふと気付く。その名を呼ぶ相手に。
しかし今は気だるく、優しい触れ合いが気恥ずかしく思えて、肩口に浅く歯を立てて噛み付き。
「……んだよ、ヴィラル。すっかり、大人しくなっちまって」
いつもの自分たちらしいやりとりを、思い出させるように口にして。
浮かべる表情は、苦笑。それも、見えていないだろうと思っての柔らかいもの。
■ヴィール > ぼんやりと意識を漂わせていたが、肩口に噛み付かれて覚醒した。
「…っ、て。……あ?お前のせいだろうが」
柔らかな苦笑は見えていない。からこそ、いつもの刺々しい調子を取り戻して。
「あんだけ激しくされりゃ、力も抜けるだろ……馬鹿か」