2016/03/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区酒場」にアイリスさんが現れました。
■アイリス > (――貧民地区に存在するとある酒場。夜ともなれば、一仕事終えた冒険者や傭兵達でごった返す店である。比較的出される食事や酒は安価で、美味であり・・・給仕の女性も美人でかつ、露出度の高い服装を身に纏いとても目の保養になる。・・・ただ、此処は貧民地区。お世辞にも治安が良い、とも言えずあらくれ達の集まる店。この時間にもなれば、いい感じに酒も周り大きな声で騒ぎ、給仕に軽いセクハラ紛いの行為も飛び出す――そんな酒場に、ミレーの少女はいた。ガヤガヤと賑やかなグループが陣取る机からは多少離れた机にてオーダーを告げ、今は頬杖をつきながら食事が運ばれてくるのを待つ状態。足と耳と尻尾を退屈そうにぷらぷらと揺らしつつ、メニューが運ばれてくるのを待っていて。)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区酒場」にアシュトンさんが現れました。
■アシュトン > (遺跡探索を一旦と区切った後の事。
装備品や食料の補給やら、こまごまとした仕事を終わらせに、王都まで戻ってきた、訳であるが)
ああいう場所にいると、仕事上がりの一杯、って訳にもいかなくなるのが難点だな。
(頭を掻きながらため息混ざり、店の入り口をくぐりやってくる。
一般人が来るには随分と雰囲気がキツイ店ではあるが、自分としてはむしろ慣れ親しんだと言ってもいいだろう。
客と、給仕の間をすり抜け――その間に、丸く柔らかそうなお尻を軽く撫でたりして。
店員の女性が此方に声を掛けてくるのを笑みで流しながら、まずはカウンターの方へと向かってゆき)
エールと、後は肉系のツマミ適当に。
(店主らしき人物へと、簡単に注文を済ませ)
――ん?
(品が出来上がるまで暫くの間、店の様子を眺めていたのだが。
ミレー、だろうか。まったく隠す気がないのは、それはソレで珍しいのだが。
店の雰囲気とは少しとばかり違う様子と、後は、格好からして同業に近い匂いもする。
ちょいと視線を送れば、片手を振ってみた)
■アイリス > (正直、女がこんな酒場に一人で・・・と言うのは望ましくない。そんなことは承知の上だ。腕にはそれなりに立つ方だと思うし、酒が周り足元が覚束ない酔っぱらいくらい軽くいなせる自信はある。それでも、避けられる面倒は避けたい・・・そうは思うけれどそれでも今宵の食事処として此処を選んだのには訳がある。何気なく、とさり・・・と机の上に財布を置き、中を指で軽く開いて) ・・・最近ちょっと懐きついなぁ(単純に、お金がない。けれども、美味しいご飯は食べたい。その結果が・・・この店である。)まぁ、ご飯が美味しければ、いっか・・・。(たまにセクハラされたとしも、治安が悪くてもそこが良ければ全て許せる・・・。) ・・・?(きゃぁ、という女性の甲高い悲鳴と抗議の声。それを耳にすれば自然とそちらに視線が吸い寄せられる。そして、給仕の女性の抗議の声を軽く笑みで流す男性の姿が目に入った。その人物がこちらへ手を振った姿を認識すれば、きょろりと辺りを多少見回した後彼に反応する人間が誰もいなければ不思議そうな顔をしながらちらり、と軽く手を振ってみようか。自分に意識を割いてなければなんでもない、と誤魔化せる程度の、小さなアクションで。)
■アシュトン > (薄い反応に肩を揺らせば、視線を一旦と店主の方へ。
何時の間にか用意されていた、注文の品。
ジョッキに入ったエールと、後はソーセージやサラミ、それとチーズの盛り合わせか。
やってくると、指を一本立てて)
エールもう一つ。
(ゆらゆらと揺らして見せれば、追加分もとすぐにやってくる。
ジョッキ二つを片手に、皿も片手に。
持てば、緩い足取りで相手の方へと近づいていって)
よう、ご同輩。
景気の方はどうだい?
――余り良く無さそうなツラしてるけどな。
(小さく喉を鳴らしながら、相手の方へとジョッキを一つと置いて。
椅子を引き、対面側の席にへと、勝手に腰を降ろした)
■アイリス > (対面に彼が着席し、ジョッキが二本ドン、と机の上に置かれれば)・・・お察しの通り。 そちらは景気良さそうね。・・・奢り、ってことでいいの?(なんて、尋ねてみる。ジョッキ一本ぐらい、追加で払う余裕はあるけれど奢ってくれるというのならそれに乗っからない手はない。それならば、同席について文句を言う理由もなく。 ――そして、彼の着席から遅れること数分。少女が注文した料理も運ばれてくるだろう。野菜と少量の肉が煮こまれたシチュー。それがコトリ、と机の上に置かれれば爛々とその猫のような瞳を輝かせて。)
■アシュトン > 勿論、まぁお近づきの印って奴だよ。
今の所懐自体はまぁまぁだが、割のいい仕事に当たったんでな。
やり遂げれば、暫くめどは立つって所さ。
(サラミを一枚口に放り込めば、奥歯で噛む。
香辛料がかなりと利いた、まさに酒のアテといった感じだ。
溶けた脂身を舌で味わい、それをエールで一気に流しこんだ)
そう、だな。
こまごまとした仕事で幾らか稼ぐのと、今夜一晩で多少纏まった額。
どっちがいい?
(指二本を立てると、背中を椅子に預け。
相手が食事に釘づけとなる様を見やれば、緩くと口の端を上げ。
食べる邪魔をしない程度に、問いかける)
■アイリス > ありがとう。だいすき。(そんな安っぽい好意の言葉を投げかけつつ、しっかりと煮こまれたシチューをスプーンで掬い、舌で味わう。 ――猫舌であるが故に、しっかりと息を吹きかけてある程度冷ましてからになるけれど。そして、その柔らかな肉と野菜を味わえばその身に纏う怜悧な雰囲気は薄れ、外見相応の柔らかな少女のような・・・そう、言うなれば子供のような雰囲気へと切り替わっていくだろう。そのシチューの味を数度、味わったならば彼の奢りのジョッキへ手をかけて)じゃあ・・・ありがたく、いただくわ。(なんて、一声かけた後エールをあおる。アルコールに対しての耐性は多少弱めの為、一気にあおるようなことはせず、軽く口に含む程度で少しずつ愉しんで。) ・・・そうね。可能なれば一気に稼いだ方が楽だけど。そうそうそんな美味しい話も転がってないもの。(そう・・・可能ならばちまちま稼ぐよりも一気に稼いだ方が好きだ。余裕もできるし、ちょっとした贅沢する余力も出る。細々とした仕事では生活費でほとんど消えてしまって贅沢するような余力はなかなか生まれない。――叶うならば、後者の方が理想的だけれど。) ・・・仕事の斡旋でもしてくれるの?(ミレー族・・・一応、厄介避けの為獣人、と名乗ってはいるが見た目で誤魔化すことはしていない為、ミレーにこんな大金渡せるものか、とぼったくられることもちょくちょくある。・・・今回の相手は本気なのか。それともからかっているのか。はたまた、最初から騙すつもりなのか・・・見極めるようにその猫のような瞳で観察を始めて)
■アシュトン > はははは、そういって貰えるとありがたいね。
君も随分と、可愛らしい。
(投げ売りと言っても良い程の言葉を聞けば、わざとらしくも笑い声を上げ。
ひとしきり肩を揺らした後に、チーズを齧りながら、エールをチビチビと口へと運ぶ
表情に色々と纏ってはいるが、一枚下は見た目相応という事なのだろうか)
流石にいい仕事は、獲り合いになるし。
それに依頼主も知ってる奴に優先してまわすからな。
大口を当てるのは、ミレーだと……腕が立っても少々厳しいだろうな。
(その辺りは隠すまでもないし、相手も実際身に染みて知っている所だろう。
故に、特にどうといった意図もなく、そんな言葉を口にして)
有体に言えばそういう事だ。
先も言ったが、割がいいがそれなりに手間の掛かる仕事をやってる最中でね。
なもんで、俺の代わりに簡単な仕事を済ませてくれれば、有り難いって思ってな。
見たところ、君なら特に問題はなさそうだし。
俺からの推薦だと言えば、依頼主もミレーだからって疑ったりはしないだろう。
仲介料は、1割でいい――信じられないなら、何枚か手持ちを見せてやってもいいぞ。
(ポケットから文字の書かれた紙を取り出せば、ヒラヒラと揺らした。
儲けは控えめだが、ちゃっちゃと稼ぐにはそれなりにだ。
相手の腕に関してはぱっと見程度だが、そう劣っている風でもない
コチラとしても、探索に時間が裂ける分、損も余り無い。
互いにとって、悪くない取引ではある)
今夜一晩ってのは、まぁ、言うまでもないよな。
(意味ありげにと、指で天井――というか、その先にあるだろう二階の部屋を示し。
片目を僅かに細めると、ソーセージを一本手に取って、相手のシチュー皿の端に添えてやる)