2016/03/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にアシュトンさんが現れました。
アシュトン > (何時もながらに暗く湿った路地裏の、更にその片隅。
誰かの落し物かなという自然さと、割に妙にめがつくという不自然さ。
その合間な場所に置かれた、多少の金が入った皮袋が一つ、と)

――――……ふむ
(その位置からずーっと視線を上に持っていくと、建物の屋根に腰を掛けて、下を見下ろす男が一人)

中々何も掛からんモンだな。
(ある意味で、『釣り』の真っ最中であった)

アシュトン > (皮袋に気づいて誰かが近づいてくれば、上から降り立ち。
不意をついて弄ぶなりなんなりと、暇つぶし感覚で考えていたが、まー人が通らない。
それもそのはず、こんな危険地帯にのこのことやってくる人物なんて、たかが知れている訳で)

ま、ソレ込みでここにいるんだがな。
(どちらにせよ、表で堂々と出来る事でないのは確かである。
ちなみに皮袋にワイヤーや糸の類はついておらず、自分より反応の早いヤツならそのまま持って行かれるのも一興の精神である)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」に魔王リュウセンさんが現れました。
魔王リュウセン > (ひょこひょこ。狐耳と狐尾を揺らして単体の見た目ミレー族の女が貧民街の路地裏を通りかかった。
危険地帯であろうが何だろうが 久方ぶりの散策と称した仕事帰りであった。
薄暗い中 すっ転びもせず壁にも当たらず すいすいと歩く、というか小走りに移動している)

……。落し物。……ごく。
(周りに人は…いなさそう。屋根の方?見上げていないので気づいていないのか、視線は上へは向けていない。
じっくりと言うか仕事柄 サッと見て判断をしないと仕方ないから、落し物は…持ち主に返すべきだろうと
その「落し物」の方へと先程の歩みからは若干 鈍い足取りを持って近づくー)

アシュトン > んん~…………
(どの程度経ったかは忘れたが、やっとの事で訪れる第一通行人。
しっかりした身なりは、少なくとも貧民街の住人ではなく。
むしろ裕福区の方が似合う位であるのだが――ぱっと見で言えば、ミレー族の家政婦か何かだろうか)

…………どうしようかなぁ
(ぽつりと、呟く声。
仕事上妙にと鋭い勘が、スルーした方がいいんじゃないかなぁ?なんて気配を感じ取る、のだが)

大物かもしれんし、釣り上げてみるのも一興、か。
(言うが早いか、屋根をトンと蹴り。
それなりに高い場所であるにも関わらず飛び出せば、小石が転がる程度の音を伴って、背後にへと着地しようとする)

魔王リュウセン > (貧民街と平民街の狭間に居を構える一寸した女です。でも見た目はミレー族の和風メイドといった具合。
富裕街?赴いた事はありますが…どっちかというと屋内で大人しくお仕事をしている方と言うか…耳がぴこぴこ揺れている)

…きゃっち あんど …りり…
(す、と言おうとした言葉は唐突に切れた、両手がその皮袋を掴む瀬戸際にふわっと小さな小さな音を伴って
降り立った音がしたからだ、ぴこんっと狐耳が勢いよく立ち、尻尾もそろって吃驚したかのように立って。)

…どなた?…同業のお方?
(皮袋は罠だった?とサッと振り向いて小首を傾げ、こんな薄暗い路地裏で お闇のお仕事?と口には出さなくても
冷たい響きで淡々と口を開き始めて。今は手元に何も持っていないが)

アシュトン > (可能な限り音を消すように、両足と左腕を地面に接するように着地し。
それと同時、右手の袖から手品のようにナイフを一本取り出し手に握る、の、だけれど)

…………最近妙に耳がいいやつに出会うな。
というか、やっぱりバレたか。
(勘が完全に当たっていたかどうかは別として、やっぱりな、という感想を抱きながらそんな言葉を口にし。
本来はこのまま後ろから襲いかかる予定、だったのをそうそうにと諦めれば、ゆらりと立ち上がる)

同業?
(こっちは確かに如何にも裏関係のお仕事、という格好をしているが。
相手の方はむしろ派手と言ってもいいだろう、忍ぶ感ゼロである)

さて、見た目通りの仕事もやっているのは確かだがね。
君こそ何者さ?
背後にいきなり人が現れてこの落ち着きっぷり、ってのも普通じゃないよな。
(ナイフは右手にしたまま、頭を横へと傾け、肩を竦める仕草を見せた)

魔王リュウセン > (ほぼ気配を殺して音も僅かにして降り立ちましたが?この方。
で、闇のお仕事人宜しく 間違っていなければナイフが見えますし。

これはあれか! 皮袋で釣る 釣った相手を始末…!
あくまで少女の推測なので、上記が正解かどうかは定かではない。)

…勘。耳は…普通ですが。
ああ、これ位でしたら造作も御座いません。
(耳の聴覚?普通だと思っているのか、貧民街の路地裏を散策した時点で想定している事の一つだっと
慌てた素振りは 彼が降り立った時だけだった、彼が立ち上がれば
視線はお自ずと上へと向く、身長差がどうにもならぬので)

同業。こんな暗闇に蠢くのは…お闇のお仕事人。 骸の狩人 血を啜る亡者。…後何がありましたか?
(見た目対極、派手で尚且つ忍ぶ?無茶な要求だめだ、同業という諱を片っ端から上げて見せた、存在がこちらはくっきりだ 目撃されたらお仕舞な位な)

闇の方でしたか。お仕事人にむざむざ狩られますのも困ります。
私の正体を知りたくば 負かして御覧下さいませ?
(何処からともなく取り出したのは マチェットが一丁。鎌の様に刃の一部が鎌の様に曲がっている物騒な獲物を握りしめつつ)

アシュトン > (別段快楽殺人鬼でもあるまいし、通り魔よろしく始末する、なんて事はさらさらなく。
そもそも、そのような事をしても面倒なだけで得の一つもない。
ただ、皮袋に釣られた憐れな被害者を、弄んでやろうという――まぁ、鍛錬を兼ねた遊びだった訳だが)

これだけ反応出来れば、十分過ぎるとは思うがね。
目立つ耳は、伊達ではないと言う事か。
(くくっと、喉元で小さな笑い声が鳴る。
さて、ここからどうしたモノか。
姿かたちは上等だが、これは簡単に手が出せる部類ではなさそうだ)

さぁな、後はタダの犯罪者やら、狂人の類か、ティルヒア奪還を狙う地下組織なんて噂も聞いた事はあるが。
ま、俺の姿をみて『同業』なんて言葉がすぐに出てくる辺り、『そう言う事』なんだろうさ。
(微妙に納得できない姿かたちだが、落ち着いた様子からして、納得せざるを得まい。
一息とついて、片目を細めた、辺り――)

おっと!
(相手の抜刀に合わせて後ろに飛ぶと、先と同様、音の掻き消えた着地で距離をとり)

思いのほかと好戦的なお嬢さんだ。
同業の割には、堂々と挑んでくるモンだね。
(それだけ自信がある、という事か。
ナイフを手にしたままスッと身を揺らすと、路地の影。
常人であれば見落としても可笑しくない様に、存在感が薄れる)

魔王リュウセン > (この手の罠の有無を一寸忘れていた身としては、やはり先程の皮袋を見捨てて通り過ぎればよかったと
思案していた、ここを通った理由はこの先の道が最短ルートで自邸に戻れるからです、と
通り魔とかこの手の仕事人を始末するのは火の粉を払う感覚でやりがちだったが、)

そうでしょうか?ミレー族でもないのですが…
よくも間違えられます、私はどうやっても目立ちますので、
忍ぶ能力は皆無に御座いまして…
(淡々とした喋りは留まる事が無い、耳と尻尾は気分がいいのか揺れている、
感情は顔色ではなく耳と尻尾を見れば歴然というか。)

犯罪者、狂人 地下組織の末端…いやいや、そんなあからさまな恰好で一般人です は疑わしいです。
ですので、姿を現した際の行動や立ち振る舞いからして、同業者では、と。

また、『抜いておりません』よ?
(持ったのは首狩りマチェット一丁。構えは無い。
少し距離の離れた相手を見定め、息を整える様に深呼吸をしてから後)

私 同業 でも御座いませんが?
闇の狩人ではありませんが、似た様な事をしておりますので…
気配が薄れましたね…その手は厄介なのですが。
…まぁ、掛かって下さいませ。
(路地の蔭へと存在感が薄れる彼の動き、今度は動くのをやめた、が、
マチェットで東洋の戦人が行っているとされる居合の構えをすっとし始めた―)

アシュトン > ミレー族でもない、ねぇ。
そーいや似たようなヤツに心当たりがあるな……
(そいつも狐系の耳で、尻尾が何本かあって――この時点で更に嫌な予感がする)

忍ぶのが苦手ってのは、見れば分かる。
(微かにだけ笑い声を混ぜた。
そりゃ、その特徴的な姿と、服装を見れば察する所である)

ま、こんな一般人が居たら困るわな。
表ではマシな格好してるんだが……もう少し、疑わしくない格好も考えておくかな。
(なんとなく、肩を竦めたようにも見える。
仕事道具がオールインワンになってて、便利なんですけどね)

(さて、相手がどう動くかと気配を薄くとして様子を見ていたのだが。
ひとまず、此方の対応を見定める心算、だろうか。
ならば、敢えて乗ってみるのも手、か)

――シッ!
(闇の何処からか、空気の漏れるような、小さな気勢の声。
左手には棒手裏剣にも良く似た、黒塗りの投擲用ナイフが3本。
微かに濡れた刃は、麻痺毒仕込み。
屈強なオークの類でも、2~3も当てれば、動きを奪える強烈なモノだ。
一振りにて投げつけると、それぞれの切っ先が右肩、左太もも、右足の甲を狙って飛翔する)

魔王リュウセン > …それ、タマモ御前?
色は金色、か黄色であれば 知り合い。
(この身は黒毛九尾であるが故、金色九尾であれば知り合いはその御前しかいない。
彼の呟きに反応して ぽつりととある人物の名を告げて反応を伺おう)

忍ぶ前に ほぼ 滅しますし。囮役には持って来い。
(忍ぶ成績 多分あれば相当下部。ハナッから隠密には向かないのだ。
寧ろ目立つので この身を単体表に置いて裏から拡散させると言う戦法をとるのが良い)

(居合の構えを解かない、腰を低くして抜くか抜くまいかの瀬戸際。
少しでも動く物体があれば 即 抜いて衝撃波なり出していた事だろう。
耳が場に相応しくない動きをしている―ひこひこ動き伏せた動きを)

……。……ぐぬ。
(声が漏れた そちらか。声はどうでもいい、投擲ナイフが三本。
毒物が塗られていると仮定して―刹那的にそれを考え 居合抜きでもって神速のマチェットによる煌めく剣跡により、
左太もも 右足へと貫く飛翔体をー細切れにして見せた。
からんからん、と落ちるそれとは違い 残り一本は?しっかり右肩に突き刺さっていたー
傍からして 苦しそうな声がぐぐもれ、動きが鈍り?)

アシュトン > 御前かは別として、タマモとは名乗っていたな。
……恐らく、思い浮かべているのは同一人物だな、きっと。
(色合いも確かに、黄色系のだった筈だ。
という訳で、予想外と言えば予想外の所から、共通点が見つかった模様)

それ囮役やない、殲滅担当や。
(思わず突っ込みを入れてしまう。
どうやら彼女はかなりの脳筋であるようだ)

…………撃ち落とす、のは、想定していたんだがな。
(斬撃によって発生した風の音に乗るように、忍び、闇から闇へと位置を変えながら。
相手のやってのけたことに、驚愕と呆れも混ざった声が響く。
弾き飛ばすのならまぁ兎も角なのだけれど、まさか一瞬で細切れ状態になるとは考えてもいなかった。
木製だったっけあれ?と思わず自分で考えてしまうほどである)

――触手、起動
(さて一本は一応当たったらしいが、どの程度効果があるのか。
アレだけの手並みを見せた相手だ、状況をうのみにして近づくのも危険だろう。
様子を伺いながら、壁へと手を触れると、黒い染みが壁面か地面へと流れ。
相手の左側から少しと離れた位だろうか、小さく溜まりが出来ると、そこから灰色をした触手状の物体が溢れるように飛び出す。
魔術で形成されたものであり、外見は非常にシンプルで、表面もこれといった凹凸は見られない。
基本的に捕縛特化の術式であり、そのまま相手の肢体に絡み付き、動きを奪おうとする
とりあえず、男性一人程度であれば余裕で捕縛できる強度である)

魔王リュウセン > 御前は御前。私とは違い 列記とした王族です。
ですので、私は あの方を タマモ御前と呼びます、が!
(呼び名が称号と名前だった。だからタマモ御前。あの方 今な闇の狩人と知り合いだったとは 恐ろしい)

…殲滅担当。いい表現 頂きます。
(脳筋何それ。デコイ役だと思っていたが全く違ったようだ。
確かに やって居る事 ほぼ殲滅滅殺撲滅刺殺…ほぼ囮ではない。)

(撃ち落とす処か 切落として細切れにしたが。
ナイフも細切れにします、だって単体で魔法も細切れに出来る芸当を持っている。
ナイフ如きに遅れは取れ…取ってた。三本の内一本クックリ突き刺さったからだ。
ぼとん、とマチェットが落ちた、というかそのまま女の足元の蔭へと落ちて沈んでいった)

…ぬぬ。し 痺れ…んぬぁわけあるかああああ!!!
せ、戦術的撤退ぃぃぃぃぃ!!  …あたたた…。
(数秒確かに効果あった、だらーりと尻尾も垂れていた、動きはプルプルして居た位。
ただ その妙な状態異常は数秒で終わった、痺れていた際は目でしか追っていなかった。
触手?の動きに 唸り声を持って 気合?で痺れから抜け出して見せた!
色々と有り得ないが びゅんんと飛び掛かってくる触手(に見える物体)をむんずと掴んだかと思うと
でぇいっと彼目掛けて投げつけ、彼に対する度肝を抜く行動を仕出かしすと同時に 来た道を戻る感じに あっさりと闇に融ける様に逃亡していったー  )