2016/03/11 のログ
イア > 「そんなに慣れてんのかよ……淫乱」

仕方なしに生業としている自身とは違う環境の彼が、今更と言うのならそうだろうと決めつけて、嘲るように吐き捨て。
腰を進めれば特に抵抗はなく、窄まりの内へと沈み込んでいく。
少年の肉壺は、すべて収める前からキツく締め付けて蠕動による快楽を与えてくる。
その刺激に熱い肉棒は先走りを溢れさせ、彼の体内で跳ねる。

「っく、は……きっついな」

半ばまで収まったところで一度、挿入を止めて呟いた。
ゆっくり引いて、先程より奥へと押し進める。

ヴィール > 「うるせぇよ。こっちだって好きでやってるわけじゃねぇ」

名も知らぬ貴族の男に関係を強要されたことは何度もある。
嘲るような声音にかちんと来て、棘のある言葉を返した。
先走りを散らすと共に、内で跳ねる感覚を味わって肉壷は更に蠕動する。

「……っ、はっ。……イイんなら、遠慮なくそう言えよ」

挿入されているとはいえ、口は減らない。
更に奥へ、押し進められれば今度は先程より緩く彼の肉棒を受け入れる。

イア > 「はん、そうかよ」

棘のある言葉を向けられることに慣れてしまっていて、その心中まで慮ることは出来るはずもない。
そもそも、する気もなかっただろうが。

「フツー、だよ……っ。自信過剰」

減らず口を叩き返す。見下ろしていても征服している感覚はまるでない。
それが気に入らなくて自身の肉棒をすべて収めきると、彼の陰茎に片手を絡めた。
ゆるゆると、焦らすように前後運動を始め、それと同時に絡めた手で竿を握り上下させる。
確実にじっくりと性感を引き出すような動きで。

ヴィール > 心中を慮るなんてことをされなくて良かったのかもしれない。
互いにそういう関係性ではない。

「はっ……そうかよ。………っ、く」

陰茎に絡まる片手、指先。
前後運動と共に扱かれれば、竿は大きく跳ねて先走りを溢れさせる。
同時に肉壷が彼の竿をキツく締め付け、律動して快楽を与えていく。

イア > 肉棒への奉仕は手馴れたものだ。
先走りを手に塗り広げるようにして、刺激に弱い部分を痛みに感じる寸前の力加減で擦り上げる。
それと同時に彼の肉壺を刺し貫いて、引き抜いていく度に、竿をキツく締め付けられる。
蠕動が与える柔らかく温かい快感に、瞳を薄らと蕩けさせながら。

「そっちこそ……イイなら、イイって言えよ。もっとよくしてやるから、さっ」

はぁ、と悦楽の吐息を零して、大きく腰を引き、前立腺を抉るように強く突き立てた。

ヴィール > 手慣れた肉棒を弄る手つきに、はっ、と息を荒げる。
肉壷は温かく、彼の竿に柔らかく絡みついて確かな快楽を与えていく。

「んっ……フツー、だろ。調子に乗んなって。……、っふぅ…!」

強く突き立てられれば掌の内で竿が強く跳ねる。
しかし同時に、その弱い箇所を狙ったかのようにキツく壁が締め付けて快楽を引き出そうとする。

「……へ、っ。……まぁ、ブタみてぇな貴族のおっさんにヤられた時に比べりゃ……お前の方がイイかもな」

イア > 自身の手で、彼が息を荒げていく。その光景はなかなかに興奮を誘う。
温かく、柔らかくもしっかりと肉棒へ与えられる快感に息を呑む。

「っ、ふ……よく言うぜ……」

強い突き上げに手の中で彼の竿が跳ねる。
明らかに快楽を覚えているらしい反応に、挑戦的に口角釣り上げた。
と、同時に搾り取るようにキツく締め付けてくる肉壁の感触に、ぎゅっと眉根を寄せて耐える。

「っは、そりゃ、素人と比べられちゃあな……」

強がって肩を竦めて見せるけれど、体内に感じられる肉棒はびくびくと震えて快楽を覚えていることを知らせてしまう。

ヴィール > しっかりと与えられる快感からは、経験が一度や二度ではないことがわかるかもしれない。

「……お前こそ。…っ、くぅ……」

耐えている表情に対して、内にある肉棒が跳ねていることははっきりと感じる。
挑発するかのような笑みを返し、しかし近づきつつある絶頂に陰茎が張り詰めた。

「……っは、……なぁ、そろそろ限界だろ?……イッちまえよ、イグレイア」

イア > しっかりと反応を返し、快楽を与えてくる身体からは明確な慣れを感じ取ることができる。
それがどんな経験から来るのかまでは知らないし、知りたいとも思わないが。

「くっ……、そっちだって限界なんじゃねーの? イっていいぜ」

挑発するような笑みに、苦しげな表情のまま唇だけが弧を描く。
正直、限界だった。堪えて、堪えて、爆発しそうな熱が激っている。
しかし自分だけが先に達してしまうのは癪で。
張り詰めた陰茎を、一層激しく扱く。着実に射精へと上り詰めるように。

「くっそ……俺、もぅ……い……っ、んっ」

そうして、限界まで高めた熱を、深く腰を打ち付けた瞬間。
肉壺の奥へと放った。

ヴィール > 問うても答えることはないだろう。口に出したくもない経験だってある。

「……ハッ。さて、どうだかな……っ、く…」

はぐらかしたが、苦しそうな表情が雄弁に物語っている。
一層激しく陰茎を扱かれれば、堪えて、堪えていた射精が一息に上り詰めていく。

「っ、くそ……俺、もっ……い、っ、イッ……」

深く、強く腰を打ちつけられたことが契機となった。
奥へぶちまけられる液体の熱を感じながら、彼の手を汚すようにして同様のものを、先端より吐き出していく。

イア > 少年たちの間で、言葉は虚勢ばかりだが身体の反応は素直だった。
強がる声と裏腹に苦しげな表情は雄弁で、にやりと口元だけで笑う。

激しい刺激にお互い、堪えていた限界をほぼ同時に迎えた。
手のひらを汚す白濁を彼の肉棒に塗りたくるように、出し尽くすまで緩く扱き続け。
そうしながら自身もまた彼の奥深くを染めるように、吐き出した。
悔しそうな顔をしたのは一瞬。
すぐに不敵な笑みを作り、白濁に塗れた手指を自身の唇に押し当てて、ぺろりと舐める。

「ほら、よかっただろ? 素直に言えば、もっとシてやるぜ」

挑発するように、そう言葉を投げかける。

ヴィール > どれほど口で虚勢を並べ立てても、身体の反応は取り繕えない。
それは少年二人、どちらにも言えることだった。

塗りたくるように扱かれ続けた肉棒に自身の手を添えれば、滑る白濁が指先に絡みつく。
不敵な笑みと、挑発的な言葉に気丈にも口端を上げた。

「……ははっ。そうだな、もっとシようぜ。ただし……」

手を伸ばし、白濁に塗れた互いの手指を絡ませる。
それをくいっ、と引きながら上体を起こした。

「俺にもやらせろ。お前が俺にした数倍、よくしてやるよ」

躊躇いもなく自信過剰な台詞を言ってのけて笑う。

イア > 白濁に塗れた手指が絡み合う。どこか淫靡にも思える光景。
口端上げた彼の表情と、上体起こしてから続いた言葉に、目を丸くした後、愉快そうに目を細める。

「できるもんなら、やってみろよ……あんまり期待はしてないけどな」

態と、煽る言葉を投げかけて、彼の内から肉棒を引き抜く。
どろりと僅かに白濁が寝台へと滴る。
やってみろ、と上から目線で身を委ねた。

ヴィール > 煽るような言葉に、切れ長の瞳が細まった。
絡ませた手指とは逆の手で彼の肩を押し、ベッドに沈ませる。

「言ってろ」

上から目線、高慢な態度は此方も変わらない。
見下ろすような体勢で、互い白濁に塗れる陰茎を擦り合わせる。
後孔は解す必要もなかろうと感じた。

イア > 肩を押されるのに抵抗せず、寝台に身を沈める。
手指は絡め合うまま、切れ長の瞳が細まって鋭い表情に見下ろされれば、ぞくりと肩を震わせた。

互いに白濁に塗れた陰茎を擦り合わせると、ぬるりと滑って、それが快楽を生み出す。
一度達したと言っても、少年は若い。精力衰える様子はまだなかった。
後孔を解す必要など、実際ないだろう。
白濁が潤滑剤の代わりを果たすだろうし、何より受け入れることに慣れた身体は柔軟で、よほどでなければ傷つくこともない。

「さぁ、精々愉しませてくれよ?」

ヴィール > 絡めた手指はベッドに押し付ける。見下ろした相手の肩が震えるのを見れば、愉快そうに口元が緩む。

ぬるぬると滑り擦れ合う陰茎同士は、未だ衰えた様子を全く見せない。
自分以上に慣れているらしき身体を見れば鼻で笑った。

「焦るなよ。今までにないくらいよくしてやっからさ」

囁けば擦り付けていた陰茎を離し、硬く張り詰めた肉棒を彼の後孔に押し当てる。
そのままゆっくりと腰を進めていく。

イア > ベッドに縫い止められた手。愉快そうに緩む彼の口元を、こちらは不快そうに睨みつける。
厚い唇をきゅっと引き結び、挿入の衝撃を息を飲んで迎えようと。

「焦りなんて、してねーよ」

擦り付け合っていた肉棒が自身の後孔へと添えられる。
感じる滑りと熱に、我知らず身体が蕩け出す。

「……んっ、は、ぁ……」

ゆっくりと内へ侵入してくる異物を、腸壁はぐにぐにと蠕動しながら受け入れていく。
本来入口ではない場所はぎゅっと締め付けて、緩めて、と無意識に肉棒への刺激を不規則に与えて。

ヴィール > 彼の片脚を肩に引っ掛けるようにして、大きく開かせる。
不快そうに向けられた瞳にぞくぞくと興奮が高まった。

「……っ、んっ……はぁ……」

蠕動しながら奥へ受け入れられる肉棒は、不規則に与えられる刺激により既に懐柔されているかのよう。
キツく締め付けられる度、先走りが溢れて潤滑油の代わりを果たす。

「……ハッ、お前も……よっぽど淫乱じゃねぇか」

蔑むような台詞を投げかけて表情を歪ませる。先程の意趣返しにもならないものだが。

イア > 片足を彼の肩に掛けて大きく開かれた体勢。
完全に委ねてしまうことへの不安感を瞳に滲ませながら息を飲む。

「あ、ぅ……ふ、っ」

奥へ、奥へと痛みもなくただ違和感と快感だけを伴って、挿入される。
息苦しそうに甘い声を上げ、絡めた手指に力を込めた。

「う、るせ……っ」

淫乱、蔑むようにそんな言葉を投げられれば、猫目を釣り上げて歪んだ表情を睨む。
十二分に快楽を覚えて蠕動する肉壁は、もっと奥へと強請るように蠢いて。
わずかに、腰が揺れる。ゆっくりとした動きが物足りなげに。

ヴィール > 不安感を瞳に滲ませる相手とは裏腹に、此方は明らかな征服欲を表情に滲ませている。
奥へ、奥深くへ押し進む肉棒は、蠕動する肉壁によって刺激されて。
苦しそうとも取れる甘い声に一層瞳が眇められた。

「……どうした? もっと見せてみろよ、そういう顔……っ」

物足りなさそうに揺れる腰を見て取る。
それまでじっくりと焦らすように出し入れしていた腰を大きく引き、最奥を叩くように強く突き立てた。

イア > 「……この、変態っ」

眇めた瞳に映る自分の姿を、万に一つも見たくなくて、顔を横に背けた。
じっくりと焦らすようだった腰の動き大きくなり、強く奥へと突き立てられれば背筋逸らして悲鳴のように啼いた。

「やっ、あぁ……っ! そ、れ……激し、すぎっ」

縋るように絡めた手指握り締めて、衝撃にだらしなく口を薄く開いて赤い舌を覗かせる。
最奥まで貫かれれば、締めつけが一層強くなり、とろ、と肉棒の先端から僅かに白濁を溢れさせた。

ヴィール > 大きくなる腰の動きに、声を上げて啼く姿が堪らず。
此方の息も荒くなるのを感じながら、一層強くなる締め付けに抗うかのよう、肉棒はびくっと震えてその感触を伝えるだろう。

「……っは、……イイだろ? 比べ物にならねぇくらいに」

陰茎の大きさは彼と大差ない。だからこそ強引に後孔を割り開く必要も無く、丁度良い悦楽を与えられるのかもしれない。
近づきつつある絶頂を堪えながら、片手で彼の陰茎を包み込むように握り、上下に扱く。絡めた手指は縋らせるように握ったままだ。

イア > 咄嗟のことに、嬌声を抑えることができなかった。
それが相手の興奮を煽っているとは思わずに、体内で震える肉棒の感触に上がりかける声を唇噛んで堪えた。

「ま、あまあ……だ、な……ぁ、っ」

実際、強引さがなく痛みがなく、妙にしっくりくるからこそ、純粋に悦楽だけを感じられるのかも知れなかった。
片手は縋るように絡めたまま、もう一方の手が自身の陰茎を包みこみ、上下に扱けばびくびくと、快楽に腰が震える。
今にも果ててしまいそうな感覚を、必死に堪えているけれど、瞳には生理的な涙が浮かぶ。
潤んだ瞳で、唇を噛んで、悔しげながらも快楽に歪み蕩けた表情を、見下ろす彼の視界に入れてしまう。

ヴィール > 唇を噛み、堪えるような表情に背筋が粟立つ。
快楽に震える腰を見下ろしながら、扱く掌に彼の陰茎の熱が伝わる。
溢れる先走りを塗りこむように、掌で広げて滑りを増す。

「……ふっ、……はぁ、……キツいだろ?……楽になっちまえ、よっ」

強くなる締め付けに、此方は二度目の絶頂が迫ってきていた。
快楽に瞳を蕩けさせながら、しかし此処でも対抗心は働く。同時に相手を絶頂に導かんと激しく陰茎を扱き上げる。

「っ……イグ、ライアっ……、くっ、は、ぅ……っ」

何度目か。彼の名を呼び、腰を深く、深く打ちつける。
今度は自身が、その腸壁の奥へと白濁の液体をぶちまけていく。

イア > 粘着質な水音を響かせ、彼の掌の中で肉棒が解放されたがって何度も跳ねる。
楽に、その言葉はたまらない誘惑に思えた。だが、反抗心が邪魔をする。
激しく扱き上げてくる手の動きに、苦しげに頭を振って。

「あっ、ぁ……や、め……っ、ヴィラ、ル……っ、ひぅ……っ」

制止の声は甘い嬌声に成り代わって、幾度目かの懐かしい呼び名に鼓膜震わせた後。
深く深く、体内を穿たれ、イイところを刺激されては堪えきれず。
直腸を熱く叩く迸りを感じながら、彼の白い手を一層白くするように白濁をびゅく、と溢れさせた。
何度も、何度も震え、跳ねて出し切ってしまうと、縋り付いていた手の力が緩む。

「……っは、ぁ、は……っ」

荒い呼吸を紡ぐばかりで、一時、倦怠感に身を任せた。

ヴィール > 彼の内で肉棒は何度も跳ね回り、体液を出し尽くしていく。
一層白く塗り潰すような白濁を塗りたくるようにして、出し切ってしまうまで掌は竿を扱き続ける。

「……っ、は……は、ぁ……っ、ふぅ……」

息も荒く、倦怠感露わに彼の上へと倒れこむ。
絡めていた手指を緩く握り締めながら、耳元に唇を寄せた。

「……つくづく、思い通りにならないヤツ……昔からだ……」

イア > 体の中でとぷん、と液体の揺れる音が聞こえそうな気がした。
自身の吐き出した精に下腹を汚しながら、倒れ込んできた彼の重みを受け止める。

「お前は、昔から……勝手なヤツだ……」

とろとろと、重くなる瞼に抗わず、緩く握り締められる手をされるままに。
耳元に落ちる囁きへと返して、やがて瞼を完全に閉ざしてしまう。
寝台の上、少年二人は心通わぬまま身体だけ繋いで、気だるいまどろみへと落ちてゆく……。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からイアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からヴィールさんが去りました。