2016/03/10 のログ
■イア > 愉快そうな声音に、ますます表情は歪む。
対照的に彼は微笑を浮かべたままなのが、癇に障った。
「んなわけねーだろ。腰抜かしても知らねぇからな!」
チキンレースに例えれば崖へ向かって加速した形。
挑発合戦の軍配は悔しいかな、相手へと上がった。
眉尻釣り上げて、彼の胸ぐら掴もうと腕を伸ばした。
大差ない身長差。叶うならば噛み付くように唇重ねようとして。
■ヴィール > 端から見れば、表情は随分と対照的であったろう。
片や微笑、片や不快げに歪めた表情。
「はっ。上等じゃねぇか………んっ」
胸倉を掴まれ、更に距離が縮む。
難なく唇に噛み付かれれば、此方も彼の頭を抱えるようにして深く重ねていく。
遠慮も何も無い。食い合うように。
■イア > 胸倉掴めば引き寄せながら、自らも顔を近づける。
噛み付くように、ぶつけるように乱暴なキス。
頭を抱えられるのに抵抗はせず、自身の荒れた厚みのある唇を押し付けて。
唇の隙間、薄く開いて舌を伸ばす。相手の唇なぞり、強引に割り込んでいく。
睦みあいなどでは決してない。争い合うような口づけ。
「ん、ふ……ぅん……っ」
少年の澄んだ声音だけが甘くくぐもって響く。
道行く人の視界にも入るだろうが、この界隈では珍しい光景でもない為、すぐに興味を失われている。
そんな周囲も見えない。黒い猫目は開いたまま、相手の瞳を睨みつけて。
■ヴィール > 乱暴なキス。睦み合い味わう心算など毛程も感じられない。
強引に割り込まれる舌に自身の舌を擦り付け、争うように口腔で絡ませる。
荒れた彼の唇に、引き締まって形の良い唇を押し付ける。まるで対比するかのよう。
「ん、んっ……ふ、ぅ……」
くぐもった少年二人の声音は、道行く人の雑踏に消える。
もう周囲は見ていない。睨みつける程に鋭い瞳は、ただ相手にのみ向けられている。
■イア > 相手を負かそうとする舌技。口腔内で絡め、舐り、擽り、吸い付く。
要素が似ているから余計に、少年たちの姿は悉く対比するよう。
深く口付けて、互いしか映らないかのように睨み合う。
「……んんっ、ん、ふ……」
どれほど長く口付けていたか、先に仕掛けた己の身体が反応し始めて苦しげに息を吐いて。
胸倉掴んでいた手を離して、離せ、と言うように肩を押した。
瞼を僅かに落とした瞳は熱を持って潤みながらも、きつく相手を睨めつける。
■ヴィール > 要素が似ていることも、反発する遠因となったのかもしれない。
深く口付け、口腔で互いの舌技が交差する。間近に睨み合いながら長い長い口付けを。
「……んっ、んん……っ、ふ」
肩を押されれば、此方も抱え込んでいた手を引いて、ぱっと唇が離れる。
手の甲で口元を拭いながらも、明らかに熱を持った瞳が向いた。
鋭さは変わらない。だがもう笑みも浮かべていない。
「……この程度かよ? 俺はまだ余裕あるぜ……」
疼くように反応し始めた身体。その欲求に従うかのように攻撃的な言葉を投げかけた。
■イア > 離れた唇の間を、つぅ、と銀糸が橋渡し。一瞬のうちに途切れる。
ふは、と浅く肩を上下させて呼吸を整えながらも、熱を持った瞳を迎え撃つ。
「は、こんなトコでこれ以上できねーだろ。加減してやってんだよ」
強がりを口にして、濡れた唇を親指の腹で拭い、口角上げた。
目前の少年に負けたり折れたり、してやるつもりは毛頭ないのだ。
手のひら差し向けて誘う。
「場所変えるぜ。ついて来な」
向かう先は、馴染みの安宿。大きな寝台が一つあるだけの、目的の明らかな。
■ヴィール > 「ハッ、それもそうだな。……加減してたようには見えねぇがな」
此方とて、相手に対し折れる心算は一切無い。
差し向けられた手を掴み取るようにして、共に向かう安宿。
寝台がたった一つしかない部屋に入れば小さく鼻を鳴らした。
「……此処をよく使ってるってわけかよ。慣れたもんだな、随分と」
言うと胸元の釦をゆっくり外していく。やることといえば一つしかなかろう。
■イア > 「……うるせぇ」
小さく、不満げに呟いた。
お互い一歩も譲る気がないのは見えている。
安宿の窮屈な部屋へ踏み入り、着衣の釦へと手をかける彼を一時眺めた。
「嫌でも慣れるさ……」
貴族だった頃、幼かった頃には思いもしなかった彼に、明確な意図を持って肌を晒すことに、戸惑いはあった。
けれど、怖気づいたと思われるわけには、いかない。
自身も上着の裾を掴み、肌の上を滑らせて脱ぎ捨てる。
「お前こそ、男相手……それも俺が相手だってのに、抵抗ないんだな」
そんな趣味があるとは知らなかった、などと揶揄するように口にして。
寝台に腰を下ろし、彼の傷のない白い肌を見遣った。
■ヴィール > 「それはそうだろうな。好きでやってるわけじゃないだろう?」
幼かった頃から大分経っているとはいえ、未だ互いに子どもの体躯だ。
彼に続くようにして釦を外し、衣服を脱ぎ捨てれば色白の肌が露わになる。
「……男相手に抵抗を感じたことはあまりねぇな。まぁお前とすることになるとは思わなかったけどよ」
冗談めかすように言えば相手の隣に腰を下ろす。
「さぁ、続きをしようぜ。……イグライア」
■イア > 「これくらいしか、できる仕事がなかったんでね」
かつても、今もお互いに、小柄で細い子供の身体つきをしている。
露わになった色白の身体を上から下まで視線で一舐めして。
寝台を軋ませ、隣へ腰を下ろした少年の肩を押した。
天井を背に見下ろすつもりで。
「シてやるよ。……ヴィラル」
顔を近づけ、今度は彼の首筋へ唇を触れさせようと。
■ヴィール > 「……そうかよ」
できる仕事がなかったと。それを聞けば切れ長の瞳が細まった。
侮蔑の眼差しではなく。何か物言いたげなそれはすぐに消える。
肩を押されればとん、と背を寝台に預けた。
傷だらけの彼の身体を見上げる体勢になる。
「……っ、ふん」
首筋に触れる唇。此方は彼の頬から首にかけて唇を這わせていく。
同時に腰を抱くようにし――熱を持ちつつあった自身の陰茎を、彼のそれにぐっ、と触れ合わせて。
幼い頃も、今も。大きさはほぼ変わらないであろうものを擦り合わせる。
■イア > 物言いたげに細まった切れ長の瞳には、侮蔑の色はない。
だが、それ以外の何かであっても聞きたくはなくて、気付かないフリをした。
「……ん、っふ……。んだよ、俺に任せていいんだぜ?」
彼の首筋に唇押し当て、頬から首へと這う形良い唇の感触に甘く吐息漏らし。
それを誤魔化すように挑発してみせる。
腰を抱き、寄せられれば思い出したようにゆるく立ち上がる未だこどもらしい濃い肌色の陰茎が、彼のものと触れ合う。
自身の一物は並みのそれよりも熱い。体温が高いのだ。
さほどサイズも変わらぬそれを擦り合わせながら、薄い胸板も重ねる。
■ヴィール > 「……っ、ハッ。お前ばかりに任せてられっかよ。俺に任せとけ」
挑発に挑発を返しながら、ゆるく立ち上がった陰茎を擦り合わせる。
体温の高い一物に煽られるかの如く、此方の一物も一層熱を纏わせていく。
胸板が重なれば、突起がぷくっ、と膨らんで固くなった。
■イア > 「ははっ、やなこった」
そう返して、首筋から耳へとたっぷりと唾液に濡らした舌でなぞり上げる。
耳を軽く食んで、ちゅくちゅくと、水音を吹き込む。
擦れ合う刺激に陰茎が徐々に硬くなっていく。
胸板を重ね、膨らんだ小さな突起の感触を覚えれば、慣れた身体は容易く欲情して。
片手を彼の腰から尻のラインへ運び、じれったく撫で摩る。
■ヴィール > 「てめ……っ、……ん、ぅ……」
唾液に濡れた舌で耳を舐られ、あまつさえ水音を吹き込まれれば甘い吐息が零れ落ちる。
それを誤魔化そうとして、突き出した舌先で首筋から耳朶をゆっくりとなぞり上げていく。
「……っ、ハ。……お前の、こんなになってんじゃねぇか」
硬くなっていく陰茎を擦り合わせながら、挑発するように耳元で囁いた。
尻のラインは少年らしく滑らかな曲線を描く。撫で擦る掌の動きにひく、っと腰が震える。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からヴィールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からイアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にヴィールさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にイアさんが現れました。
■イア > 気位の高い少年の唇から漏れた甘い吐息に、喉を鳴らして笑う。
が、すぐに反撃を受けて背筋を震わせる。
「んっ、くふ……。ぅ、るせぇ……そっち、こそ」
耳元で囁かれれば、ぞくぞくと肌を粟立たせて必死に強がりを紡ぐ。
撫で摩る掌に、腰の震えを感じれば調子に乗って尻肉を鷲掴み、柔く揉みしだく。
攻めて主導権を握ろうと、手も唇も休む間もなく忙しく動き。
やがて指先は尻の谷間へと触れ、微かに擽り始める。
■ヴィール > 粟立つ肌、背筋を震わせる様に口角が上がる。
しかし尻肉を揉みしだかれればくっ、と唇を噛み締めて、零れ落ちそうになる声を堪えて。
「……っ、てめぇ……調子に、乗る……なっ」
負けじと此方も両手で尻肉を掴み、掌全体を使って幾分か強く揉んでいく。
その間もぐっ、ぐっと陰茎同士は擦り合わせるまま、どうにか主導権を得ようと攻め合っている。
■イア > 唇は笑みの形を作りながらも、眉間に皺を寄せて切なげな表情になる。
少年らしい張りのある白肌の感触、尻肉のわずかな柔さを手のひら全体で味わう。
少しの余裕。噛み締めた唇の合間から零れそうな声を抑える様に、ぞくりと征服欲を刺激される。
「はっ……我慢しないでいいんだぜ? んんっ……」
競い合うように主導権を巡っての応酬に、鼻を抜けるような声が溢れる。
擦り合せた陰茎が大きく跳ねて、苦しげに先端を潤ませる。
慣れた身体のせいか、反応をするのは早い。先走りがとろりと伝って彼の陰茎をも濡らす。
■ヴィール > 征服欲を滲ませた彼の笑みを見て反抗の欲が芽生える。
間近にその猫目を睨みつけるようにして、両手を動かす。
「……るせぇ、っ……お前だって、無理すんじゃね……っ、は」
密着する陰茎から伝う先走りに濡れ、擦れ合う快感が増す。
尻肉を揉む指先でその合間を撫で上げ、擽り、少しでも優位に立とうとする。
しかし慣れた相手に比べて此方は経験が劣る。
次第に息が荒くなると共に、眉間に皺が寄った。
■イア > 間近に熱を孕んだ瞳を睨みつけてくる切れ長の瞳には、反抗心が強く滲んで見える。
彼の両手が尻肉を強めに揉み、指先がその合間を撫で、擽れば、澄んだ少年の声音が甘く啼いた。
「ふ、ぅんんっ……く、っそ。……ん、はぁ……」
濡れた陰茎同士が、ぬるりと滑り快感を背筋から脳髄へと走らせる。
そこでふと、男を抱いた経験はさほどでもないことを思い出して、軽く眉尻下げた。
したことはある。抱かれる方が多いだけで。
けれど、相手の眉間に皺寄せた表情と荒い吐息に、勝ち誇って。
「ほら……よくしてやるって、言ってんだろ……」
■ヴィール > 反抗心の強さはお互い様だろう。
澄んだ少年の甘い声を聞き逃さず、勝ち誇るように鼻で笑ってみせた。
「ん、ぅ、ふぅぅっ……くっ、ん……あっ」
ぬるりと滑って擦れ合う陰茎同士は、もはや脳髄に痺れる程の快感を与えている。
勝ち誇ったような彼を見、悔しげに表情を歪めた。
「……っ、く……まだ足りねぇ……もっと、よくしてみろよ……っ」
強がりながら、震える吐息を誤魔化すように唇に噛み付く。
■イア > お互い様の反発心。瞳にはっきりと浮かべて睨み合う。
鼻で笑われれば、かちんときて、尻の谷間を擽っていた指を後孔に浅く突き立てた。
悔しげに歪む顔を視界に入れて、強がりを心地よく聞く。
唇に噛み付いてきた軽い痛みさえ快感へと変わる。
相手の歯列を舌でなぞりながら、後孔の浅いところを指一本でくにくにと弄る。
もっと、と彼が挑んでくるから。
■ヴィール > 自身の強がりに心地好く耳を傾けるほど余裕のある相手に苛立つ。
しかし後孔浅くに突き立った指が蠢くならば、鼻に抜けるような甘い声が漏れた。
それをかき消すように、歯列をなぞり上げる彼の舌に自身の舌を絡ませ、啜り、擦り合わせる。
最中も間近に、双眸の睨み合いは続く。
尻肉を揉んでいた両手で、内腿から腰骨にかけて撫で上げる。
後孔を焦らすように指先はその付近を擽るも、突き立てることはしない。
■イア > 鼻に抜けるような甘い声が、彼から発されればいよいよ主導権争いの勝ちが見えたように感じて、笑う。
切れ長の瞳を睨んだままの、深い口付け。
互いの舌が絡み合い、啜り上げるくちゅりと淡い水音に煽られる。
「ん、んぅ……ふ、は」
彼の両手が自身の内腿から腰骨へと撫で上げてくる。
後孔を焦らすように擽りながらも、突き立ててはこないのがもどかしく、腰が揺れた。
切なげに吐息が口づけの合間から零れる。
■ヴィール > 口付けの合間、笑うような吐息を感じればぐっと再び上がりかけていた声を堪える。
未だ主導権の奪取を諦めたわけではない。
深い口付けに睦むような雰囲気は無く、ただ争うように競って舌を絡めていく。
「ん……っん、ふ、……んぅ」
もどかしそうに腰を揺らす様を見て、今度は此方がふっと笑う声を漏らした。
満を持して指先がつっ、と後孔に突き入れられる。
同時に、陰茎により高い刺激を与えんとして腰を強く抱いた。
■イア > 相手を煽り、唾液をかき混ぜ合いつつも、決して優しい雰囲気にはならない口付け。
まだ諦めていない気配を感じて、自身も攻めを緩めないようにと思った。
しかし、ふっと漏らされた笑う声に、猫目を険しく細めて舌に吸いつこうとした。
その瞬間に後孔へと突き入れられた指先。
同時に強く腰を抱かれて陰茎が、ずっ、と擦れて強い刺激を感じて跳ねる。
ふる、と頭を振って、ついに先に瞼を閉ざしてしまった。
口付けから逃れて小さな悲鳴が上がる。
「ひぅ……っ、んんっ……お、まえ……っ」
はぁ、と乱れた息を熱っぽく吐きながら、瞼を上げれば快楽に潤んだ瞳が少年を見つめた。
■ヴィール > 優しい雰囲気になりようもなかった。ただ只管、相手より優位に立とうとする為の口付け。
同時に複数の攻めを行えば、どうやら効いたらしい。
悲鳴を上げ、熱籠る吐息を漏らす。快楽に潤む瞳が見据えるのは、自身の苦しくも意地の悪い笑み。
「……っは……イイ顔。……もっと見せろよ」
囁けば埋めた指先をくにくにと蠢かせて、浅い位置を出し入れする。
大分キツい心地ながら、意地でも攻めの手を緩めようとはしない。
■イア > 焦れていた後孔と同時に陰茎を刺激されれば、快楽を感じやすい身体は容易く昂ぶる。
意地の悪い笑みを瞳に映して、瞬きの拍子に一滴の涙が眦から落ちた。
「……う、るせ……っ。ふぁっ……」
囁きに反撃紡ごうとするも、浅い位置を出し入れされる指の感触が身体の力を奪う。
肌に薄らと汗を滲ませ、相手の動きに合わせて自身の指もまた引き抜いては浅く差し入れて。
自分ばかりが啼かされるつもりはない。
けれど、馴染みやすい後孔は内側から腸液をごく僅かにあふれさせて受け入れる態勢を整えつつある。
■ヴィール > 眦から零れ落ちる雫を見、顔を寄せた。伸ばした舌先で涙を舐め取るかのように、頬を舐る。
同時に、動きを合わせるようにして後孔に出し入れされる互いの指。
此方も経験が無いわけではない。何度か弄られたことで、受け入れる態勢は整いつつあった。深く一度息を吐く。
「……そろそろ、じゃねぇか? 我慢すんなよ……イグライア」
■イア > 「ああ、みたいだな……。我慢は体に、よくない、ぜ……」
互いに攻め合い、受け入れられるようになってしまった身体が、後孔の奥が疼く。
包まれる快感を連想して、陰茎も張り詰めている。
彼が、深く息を吐いた瞬間に突き立てる指を一本増やした。
「今の俺を、そう呼ぶな……っつったろ。ヴィラル」
甘さのない仕草で、けれど快感を追い立てるために優しく、二本の指が後孔を解す。
■ヴィール > 「なら……お互い我慢しねぇ方が、身の為……だろ」
そんな言葉を紡ぎながらも、妥協する気は毛頭無い。
張り詰めた互いの陰茎を擦り合わせながら、そっくり真似するかのように――2本の指を再び後孔に差し込んだ。
「……ヤだね。……お前が嫌がるなら、何度だって呼んでやるよ」
快感を追い立てながらも、次の行為に備えるかのように。指は後孔を解していく。
■イア > お互いに妥協する気もないのは、一目瞭然で。
揶揄する言葉を口にしようとした瞬間、まるで真似るように二本の指を後孔へ差し込まれて、悲鳴のような声が漏れた。
「ひ、ぁ……っ……この、悪趣味野郎……っ」
後孔が解れてきたと思えば、のしかかるように寄せていた上体を起こして相手の足の間に身を滑り込ませんとする。
いよいよその先の行為に向かって体勢を変えようとして。
■ヴィール > 悲鳴にも似た声を零す、それが耳に届けばくっと喉を鳴らして笑った。
「……ハッ。その悪趣味野郎とシてるのはどこのどいつだ」
からかうような声音だ。そうして足の間、抵抗もしない為身を滑り込ませるのは容易いだろう。
生意気に口端をキュッと持ち上げる。その先の行為を待ちわびるかのように顎を引いた。
■イア > 「わら、うな……っ……俺の、これは仕事、だからっ」
からかいを多分に含んだ声音に、自分に言い聞かせるように強く、仕事と口にした。
そうして、すんなりと彼の足の間へ身を移せば、片足を腕に引っ掛けて大きく開かせる。
解した後孔へと自身の硬く張り詰めた肉棒を押し当てて、生意気に笑みの表情作る整った顔を見下ろした。
「痛かったら言えよ?」
そう、優しさではなく惰性で告げて腰を進めていく。
■ヴィール > 言い聞かせるような、そんな言葉には瞳を細める仕草だけを。
片脚を広げられ、解された後孔が彼の肉棒を待ち受ける。
「……今更、痛くなるわけねぇだろ」
特に感慨も無く呟けば、硬く張り詰めたそれが内に飲み込まれる、その感覚に吐息を震わせた。
肉壷は全て入りきることを待たずに、狭まって律動する。