2016/01/08 のログ
ご案内:「都マグメール 貧民地区 公園跡」に魔王アスタルテさんが現れました。
ご案内:「都マグメール 貧民地区 公園跡」から魔王アスタルテさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 最近は徒歩が多いが、この場所へと戻ってくるのに転移を使った。
という訳で、ここは覚えのある路地裏である。
…もっとマシな場所があるだろう?確かにそうではあるが、他にぱっと浮かびそうな場所は誰かしら居そうだからここにした。
さて、王都に着いたは良いが、何をするかである。
今の少女はどちらかといえば機嫌が悪い方だ。
あんまり変なところにいって、好奇の視線を受ければ睨みの一つも向けてしまいそうか。
■タマモ > 覚えのある路地裏とはいえ、道なんてものはほとんど覚えてない。
さて、どちらに何があったっけか?とか思いながら、歩みを進めていた。
方向は…適当に、気の向く方向だ。
そうやって何も考えずに進むから、道に迷う。そろそろ覚えて欲しいものである。
今のところ、幸か不幸か前のように絡んでくる相手は居ない。
少女の不機嫌そうな雰囲気のなせる業だろうか?
「ふむ…考えてみれば、どこに何があるかもさっぱり覚えておらんのぅ。
八つ当たりをするような連中も居らんとは…うぅむ…」
ぴたりと足を止め、ぽつりと呟けば腕を組んで考え込む仕草。
八つ当たりの対象も居ない。
となれば、他に何か気晴らしをする事を考えなければならない。
…うん、そういった事さえ、今はなんか面倒で仕方が無い。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にスーさんが現れました。
■スー > 路地裏の奥の奥。
貧民にとある条件で”ガラクタ”を提供するかわりの取引を終えた帰り道。
まさか、人に合うとは思わなかった。いや――人ではないのかもしれないが。
(……珍しいこともあるもんだね)
しかし、何やら考え込んでいる様子。
ぱっと見れば、しゃがれた声の錆があるくらい年老いた婆が声をかける。
好奇心、というわけではないが。こういうひょんなことからできるコネは重要だ。
「なにか、お困りですか? 良ければ何か、買って行きませんか」
しゃがれた声。不愉快な音が響く
■タマモ > 八つ当たりなり、気晴らしなり、そんな事を考えていた少女。
ぴくり、その耳が小さく揺れる。
聞き取ったのは足音、考え事をしていたせいか、少し反応が遅れた。
どうやら今回は相手の方が自分に早く気付いたようか…
考えを打ち切り、視線をそちらへと向ける。
見えたのは人間…それも年寄りだ。
…さすがに機嫌が悪いとはいえ、年寄りを甚振る趣味はない。
「あー…まぁ、困っておるといえば困っておるのぅ?
………物売りか、ふむ…そうじゃな、何があるか見てから考えるのじゃ」
それでも、やはり普段通りの素振りは出来ない。
ひらりと手を振りながら答えるも、言葉とは裏腹にそう期待はもってなさそうな雰囲気を見せる。
何か気を引くようなものがあればマシだろう、程度に。
■スー >
見てもらう。
この時点で、ある意味成功といえば成功だが――さて。
「それにしても、堂々としてらっしゃいますね。国のものに見つかったら大変なのでは? いやいや、密告するとかそういうわけではなく興味本位、ですが」
文字を刻んで。よっこらせと風呂敷を広げる。
中にはいくつかの”ガラクタ”。
掘り出し物のマジックアイテムもあったりするが低級のもの。
「困ってるとは、言えないようなことで?」
ことりことりと、見やすいように並べて。
懐から幾つかの小瓶を置いていく。それとまぁ、この国で最も需要のある夜の玩具もいくつかあるが
それは視界の隅にそっと――
「なにか光るものがアレばいいですが」
■タマモ > 「…ん?なんで見付かったら大変なのじゃ?
まぁ…何かしていたとして、見付かってどうこう出来る者なんぞ居らんじゃろう」
その言葉にかくん?と首を傾げた。
国の者…所詮は人間だ、自分をどうこう出来る者なんぞそうそう居はしまい。
いや、そもそも何か捕まる様な事をした記憶がまったく…無い、といえば無いような、無くもないような…?
「ふふんっ、言えない訳ではないが、聞いて後悔するような事やもしれぬぞ?
………冗談はともあれ、単に気分が悪いだけじゃ、八つ当たりも気晴らしも出来んでおったからのぅ」
偉そうに胸を張りながら答えるも、こう、本当に自慢とか出来るような内容でもないのではふ、と溜息。
愚痴を零すように呟きながら、並べられる商品とやらを見遣る。
………うん、さっぱり分からん。
「のぅ、とりあえず、説明はあったりするのかのぅ?」
ぱっと見て、何となく気になるような感じを受ける物もある。
が、商品と相手を交互に見ながら、ぽつりと問うてみた。
■スー >
「いえ、人間以外は、その。あまり歓迎されない国ですので。軍の人に見つかったら、その――ねぇ?」
ぼそぼそと、小さな声で。立派なしっぽが、装飾やプレイの一環でなければ本物だろう。
なにせ”魔族と関わりがある疑いがあった”という確証もないもので押しかけられた経験があるのだ。
こうして堂々としているのが不思議でしょうがない。
「……それは怖いですが……はぁ。八つ当たり。きばらし、ですか。具体的にはどういったことで晴らすおつもりだったので?」
なんて、いいながら説明と求められれば。
武器は、あまり興味がなさそうだと思い、小瓶の方に視線をやり。
「こちらは、花や草から特殊な方法で液体を出してとったものになります。物によっては、癒やしの効果があるとか。こちらは、ちょっとムラっとするものですが。薔薇の香りです」
あとはオレンジなりなんなりと、いろんな匂いがあるようで。
嗅いでみますか? と、差し出してみる。
■タマモ > 「あぁ…どうじゃろうな、一応、今のところはある師団の客人という事になっておるのじゃ。
だから、その軍とやらの者達に見付かったところでどうにもならぬぞ?」
ここは自慢するところだろう。胸を張る、その態度に合わせるように耳と尻尾がゆらりと揺れた。
もしそうでなければ、確かに相手の言う通りに何かあったのかもしれない。
「うむ、そこいらの悪党をのめしたり、可愛らしい者でも見つければ愛でたりと…そんなところじゃ」
聞かれれば、隠しもせずにあっさりと答えた。
…もうちょっとこう、包む様に言おう。
これではまるで本当に怪しい人物である。
「………よく分からぬが、癒しの効果というと…何じゃろう?
あれか?香りで精神的に癒されるとか、そういったくちかのぅ?
ほほぅ…?そちらは同じように香りでそういった気分になるものか」
予想通りだろう、少女は武器に興味は無かった。むしろ、使える武器が限られていてそうあるものではない。
小瓶の方には…どうやら興味が向いたらしい。
後者のものは今嗅いでどうこうというものではないし、前者のものなら意味はあるだろうか?
特に危険な感じを受けないならば、誘われるままに嗅いでみようとするだろう。
■スー >
「……これは失礼しました。安物な商人が声をかける身分ではなかったようで」
失敬といったように、笑いながら軽く頭を下げる。
みたところ、かしこまりすぎるのは嫌いと見た。
だんだんとしゃがれた声も慣れてきたのか、不愉快はきえている、かも知れない。
「それは、随分と腕に自信がある用で。しかし、みつけてすぐ愛でるようでは、人さらいか何かになっちまいますよ?」
流石に苦笑しながら、続く言葉にうなずいて。
「ええ、いろいろな病気の予防にもなるようです
こちらの薔薇は、かつてどこかの美女が男をそういう気にさせて落とすのに使ったとか。本当かどうかは眉唾ものですが」
手に握っていたのは、まさしく薔薇。
甘い香りが鼻から身体に染み渡り、気分は高ぶるがすーっと、もやもやしたものがほんの少し。ホントに少し、薄れた。
「まぁ、がっつりとしたお楽しみようも有りますが――愛でたり、ということでしたら一応見てみます? 夜の玩具」
かちゃりと、様々な道具と丸薬などなど、いろんな用途に使えそうないわゆる”調教用”のマジックアイテムを取り出して。
「さっき、試運転したので効果はお墨付きですよ」
■タマモ > 「いやいや、どうせ客人じゃ。そう大したものでもないじゃろう」
正直、この立場の使いどころは変に呼び止められても無事に済むだけといった事だけなのかもしれない。
下だの上だの、そんなものを気にしない少女だ。その考えは正しいだろう。
会話自体が気晴らしとなっているか、少しは態度に柔らかさが戻ってきているか。
「うむ、そうじゃな…その時はその時、なんとかなるんじゃないかのぅ?」
くすり、こう、意味ありげに笑みを浮かべた。
怪しいから止めなさい。
「おぉ…それは何とも便利そうな代物じゃ。
ふむふむ、媚薬というよりも…惚れ薬っぽいものなのかのぅ」
病気の予防、この世界の病気には疎いからこれは自分にとってはかなり便利そうだ。
薔薇のものに関しては…うん、まぁ、そんな気にさせてどうこうって相手が居ない。
「夜の玩具とな?………なるほど、よく分からん。
というか、試運転とは自分で試したのかのぅ?それとも、試すような相手が居るとか、じゃろうか?」
色々と取り出されてはいるが、一部…明らかなものは分かるのだが、丸薬等はやはり聞かないと分からないだろう。
いや、それよりも…とてもとても試運転が気になった。
■スー >
「はぁ、然様ならこのままで失礼しますよ」
ケタケタと、醜く顔を歪ませる。
微笑んでいるだけなのだが。しかし人柄も合ってか柔らかくも見える。
「おお、怖い怖い……」
肩をすくめて、静かに蓋を閉める。
空気に触れて悪くなると良くない。一応、売り物だ。
「こんな老婆が、あんあん喘いでいいことがありますか? そういう変態なら別ですが、まさか……」
ぎょっと、糸目を見開けば金色が顔を出す。
まぁ冗談はさておいて――
「老婆を相手にする奴もいないでしょう。試運転してくれるものを金で雇うんですよ。身体売りと同じです。少しは、綺麗なもんでしょうが――まぁ、何件か結果が取れましたので」
これくらいでと出したのは。およそ2000
十分な額、納得の額だった。つられるのも仕方ないだろう。
「結構気持ちいいみたいでしたよ、ええ」
■タマモ > 「構わんのじゃ、下手に堅苦しくされても困るでのぅ?」
…というか、そうしてくれないと話し難いったらありゃしない。
ただの会話で気疲れさせられるのは、本当に困りものだ。
「ふふ…分からぬぞ?終わってみれば、考えはぐるりと変わるやもしぬしな?」
まぁ、とはいえ、それは相手にもよる。
逆に言えば、変わるどころか…という相手もきっと居るだろう。
それは出会いの運によりけりだ。
「………それを妾に問うでない、答えに困るじゃろう?
とはいえ、世の中には探せば居るやもしれぬのぅ?」
とりあえず、自分はそれは無い、と手を振った。
せめて、もうちょっと…ちょっと?いや、かなり前であったなら…そんな感じだろう。
「むむむ…いまだにこの国の金銭感覚についていけんのじゃ…
一応はお宝探しで金も持っておるが、多いのか少ないのか…」
とはいえ、その金額で身を許すのだ、やはりそれなりの価値なのだろうか?
実のところ、自分が結構な額を持っているのを少女は理解しておらず、である。
それだけの物を色々と見付けてはいるのだ。
「ふむ…使い方が分かるのであれば、妾よりも相手に使ってやりたいものじゃな」
自慰は…やっても虚しいだけなので、やらない。
やはりやるならば、誰かしら相手をするのが良いのだ。
どうやら、その手の物も一揃えされてるみたいだ…かなり悩む。
じーっと並べられた商品を見詰めながら、難しそうな表情を浮かべる。
でもあれだ…購入して使う機会が無い、とかもありそうだ、と。
そうなったらそうなったで、かなり虚しい気がしないでもない。