2023/04/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城/広間」にヴァンさんが現れました。
ヴァン > 「今月はちょっと遅めの開催なんだな」

毎月催される昼食会。参加費がかかるが身分は問わないため、貴族や商人、冒険者や娼婦など様々な階層の者の姿が見える。
前回参加した際は体調不良だったこともあってか、あまり人と話すことができなかった。
異端審問庁の人間と話す機会に恵まれたのは数少ない収穫だった。

酒がないのは寂しいな、とこの場に来るたびに思う。
交流会という意味合いも強いため、アルコールで頭の働きを妨げたくない者が多いのだろう。
過去に参加者が試供品としてワインを出したが、皆味見程度の少量しか嗜まなかった。
二杯目を頼みたい気持ちと実家の名代であるという意識の板挟みの中、断念したことを覚えている。

一通り挨拶を済ませた後、男は周囲を見渡す。参加者だけではなく給仕などにも視線を向けた。
話しかける相手はまだ、いるだろうか――。