2022/10/02 のログ
ご案内:「王城地下牢・最奥の牢獄」にグルゴレトさんが現れました。
グルゴレト > 「(………日が落ちたか)」

魔の眷属である女は、夜の訪れを知覚することができた
例えそれが牢獄の奥深く、隔絶された場所であったとしても
四肢を魔封じの枷に拘束され、両手を鎖に吊られた女は小さく溜息を吐く

夜の訪れ
即ちおおよその王族や貴族は暇を持て余し、遊戯へと赴く
そんな時刻である

無粋な劣情をぶちまける者もいれば
人間の女にはできぬような、口にするのもおぞましい行為を愉しみに訪れる者もいる
時には…生真面目に魔王の情報を聞き出そうと拷問を加えにやってくる兵士もいるか
そして魔神が囚われているという噂を半信半疑に訪れる者
大半は、そんなところだった

……どちらにしろ、良い気分のするものではないが
アイオーンの加護の残る地において魔力を枷で封じられた女は、ただ非力な存在でしかない

…永命に近い自身の生、こんな時間も過ぎ去れば一瞬
滅びさえしなければ良いだろう、そういったある種の達観を得ていた

ご案内:「王城地下牢・最奥の牢獄」にヨアヒムさんが現れました。
ヨアヒム >  魔封じの枷は、認識能力までは阻害しない。なので捕えられた麗しき魔神は、聞き覚えのある音を耳にするだろう。すなわち短足ゆえの間隔が短い足音、歩きなれていない肥えた身体から発せられる長い下り階段を歩いた後の浅い呼吸、そして舗装された道しか歩くことを想定されていない、履き心地のよい柔らかな靴の音。

「やあ、グルゴレトさん。調子はどうだね?」

 穏やかな口調で語り掛ける中年王族は、丸々とした顔の左半分を冷たい魔法式の光で照らしながら薄笑いを浮かべた。

「寂しい思いはしていないとは思うがね……さっき、貴女と「歓談」してきたという貴族の息子たちとすれ違ったから。貴女は、虜囚にしては大変な人気者だからねえ……」

 そう言いながら肥えた男は妖艶なる魔神のすぐ脇を通り抜け、さまざまな拷問器具が納められた棚を背にし、吊り下げられた見事な肢体を隅々まで観察しようとする。

グルゴレト > 「………」

訪れた男
何度も見た顔だ
その下衆な声も聞き慣れた

調子はどうだなどという言葉に一々答える舌も持たず
グルゴレトはその視線を男に合わせることすら、しない

歓談などと
男がすれ違った貴族たちは当然、ただ女と他愛もない話をしに訪れたわけではない
熟れに熟れた肢体に欲望をぶつけ、あるいは甚振り、場合によっては家畜のように扱う
そんなものを歓談などと口にする男の言葉が腹立たしくもあったが、女は口を噤んでいた

灯りに照らしよく見れば、その身体にまだ新しい凌辱の跡が確認できるだろう
乱暴に掴まれた乳房には手指の形に紅く跡が残り、厭らしく色づいた乳輪周りには強く噛まれたであろう歯型が
そして秘部からは太股を伝い、生暖かな白濁が床へと漏れ落ちていた

ヨアヒム > 「……おやおや、最後の来客は随分と行儀が悪かったようだな。片付けもしていかないとは」

 目を伏せわざとらしく溜息をついた後、中年王族は棚の傍に置かれたバケツを手に取り、中に入っていた、透明なスライムが張り付いた杖を掴んだ。

「しかも噛みついたのか。理解に苦しむ。貴女を傷つけようとする者たちの、その神経が分からん……」

 相手が黙っていても、男にとっては大した問題ではなかった。声を聞こうと思えば、手立ては幾らでもあるのだから。杖に貼りついたスライムを肉感的な内股に押し付け、白濁を吸わせつつ上へずらす。
 結局秘所まで辿り着き、杖の先の不定形生物が清掃を始めた。生暖かいぶよぶよの身体を小さく震わせ、陰唇にこびりついた欲望の証がこそげとられていく。

グルゴレト > 「………っ、ふ…」

"掃除"が始まると否応なく刺激が伝わり、小さく息を漏らす

傷つけることが理解の埒外であると宣う男に、じとりとした視線を向ける
銀の瞳は薄く細まり、軽蔑の色を示していた

肉体的、精神的…
そのどちらかという意味であれば、男がこれまでやってきたことも、さして変わらない
そう、思ったがゆえに

「…貴様もさして変わらぬ下衆だろう」

そう小さく呟き、嘲る
じゃらりと小さく、女を吊る鎖が鳴る
股座を汚す白濁はスライムに舐めとられ、綺麗にされてゆく
さなか、ぶるりと薄く震えた女の肢体、股間からは透明な蜜が漏れる
悦びとは遥か遠い、肉体の持つ反射的な反応によって

ヨアヒム > 「高潔さの話ではないのだ。……おっと、洗い残しだ」

 下衆、と言われた中年王族は微笑を返した後、杖を持つ手に力を込め、洗浄用のスライムをより一層強く秘所に押し付けた。更に前後に動かし、割れ目の形に沿って不定形生物を擦りつける。

「貴女のことを調べ直した。魔王の寵姫とのことだが、実のところその武力は主にも引けをとらないとか」

 そこまで言った後、杖を一旦ひっこめる。そして拘束された魔神の背後へ回り、舌なめずりの後、爆尻の谷間に杖を差し入れた。秘所の後ろで窄まる小さな穴を感知したスライムが、その部位にも吸い付いて掃除を始める。

「戦いぶりも苛烈の一言。我が国の魔術師団では解明できぬ、不可思議で強大な魔力を全身に纏わせ、自らの血肉もろとも敵陣を削り取るかのような活躍だったとか……」

 ぐり、ぐり、と尻奥を苛みながら、肥えた中年は言葉を続ける。

グルゴレト > 「っ…まわりくどい、男だ…」

にゅぐり、と尻孔にスライムが吸い付けばぴくんと肩を跳ねさせる
連なるように頭部ほどもある、乳房が重さを誇示するように揺れて

「…何が、言いたいのだ…貴様は…っ」

己のことを調べたといい、言葉を連ねる貴族の男
その真意がわからず、問いかける
無力化され、矮小なる存在として枷に繋がれた魔族の
その本来の力が以下に強大であったとて…そこに何の意味があるというのか

疎ましげに顰められた銀の視線が背後へ向かう

ヨアヒム > 「つまり、こういうことだ。戦いに生きる貴女にとって傷つくこと、痛みを覚えることは、不愉快ではあるが日常的なことであり、退屈な繰り返し。おまえに傷も直ぐ癒える。後には何も、残らない」

 後孔を吸うスライムを杖でぐいっと押し込みながら、中年男は喉を鳴らす。真後ろからでも二の腕と脇の合間から見える爆乳。それが弾むのを見て笑みを深くした。

「私は予言しよう。グルゴレトさん、貴女はいつか、此処を出る。秘密裏に救い出されるか、誰かが過ちを犯して自由の身になり、血の海に沈んだ王城から故郷へ凱旋するか……いずれにせよ、その日はきっと来るだろう」

 しばらくの間スライムを尻の穴に押し付け、不定形生物越しに窄まりをいたぶっていた中年男は、それをバケツへと戻す。そして爆尻を鷲掴みにし、目いっぱい左右に押し広げた。

「そして自由の身となった後に思い出す。貴女にとっては取るに足らん私のような男に性奴隷として躾けられ……尻穴の良さまで教え込まれたことをな。肉体の傷と違って、これは……消えぬ痕となるだろう」

グルゴレト > なるほど、つまりこの男はこう言いたいというわけだ
肉体への傷などは、時が過ぎればこの女にとって傷つけられた内に入らぬと
神経がわからぬとは
己の性欲を満たすのみを是とし、浅はかに女を意味もなく傷つける
そういった行為への、"趣き"のなさか

と、するならば──

「……女に消えぬ傷を刻み、愉悦に浸るのか。──歪んだ男だ」

呼気は短く、浅く
何度もこの男に弄ばれたアナルは男が左右に手で広げれば柔らかく横に伸び
性器として十分に機能するだろう艶めかしく色づいた姿を見せる
時折誘うようにヒクつくそこは、さしてそちらでの行為に興味のない雄ですら、息を呑む厭らしさだろう

ヨアヒム > 「しかもただの女ではない。貴女は全てが特別だ、グルゴレトさん。我が国にも寵姫は数多いるが、腕の一振りで軍を破り、フルプレートで守りを固めた重装騎兵を鉄と肉で出来たボロ雑巾に変えられる者はおらん」

 朗らかに笑った後、中年男は銀色をした肩越しの眼差しでなく、自身で押し広げた穴に目を落とす。すっかり行為に慣れ、スライムによる洗浄もあっていやらしく濡れ光り、収縮と弛緩を繰り返す魔の女神のアナル。早鐘を打つ胸の苦しさに表情をゆがめた後、男は唇の両端を持ち上げた。

「想像してみるがいい。ここから解き放たれた貴女は遥か魔族の国に帰還する。貴女の救出を指揮した魔王は早速、その夜にも伽を命ずるだろう」

 爆尻から一旦手を離した肥えた中年は相手の正面に回り、自身を超す長身を見上げ、両手で頬を挟み込む。

「威厳ある美貌が貴女を見下ろす。逞しい腕が貴女を掻き抱く。貴女の幸せが戻ってくるわけだ。だが当の貴女は……かつて魔王の力強い愛のみを受け咲き誇っていた貴女の内側は、最早、かつてとは違う」

 中年男の薄笑いに影が落ち、一瞬だが笑みすら消える。その後、麗しき魔族にくるりと背を向け、拷問具が納められた棚に手を伸ばした。

グルゴレト > 「──気安く、我が貌に触れるな」

長々とした言葉に返す言葉は、一言のみ
人間の戯言に不安を抱くようなことはしないと、心に決めていた
そしてたかが人間の躾が影を残し続けるほど、脆くもないのだと
自身の支柱たる誇りに言い聞かせるように

──薄払いを浮かべていた男の笑みが消える

それにやや不気味なものを感じながら、その背に銀の視線を向ける

「それで貴様に何の得があるというのだ」

ただ、理解できぬそのことだけを、問いかけて

ヨアヒム > 「得? さあね……王家の一員として、国王陛下に申し上げることは幾らでもある。日夜悦がり狂う貴女はいずれ堕ちて我々にとっての情報源になるだろうとか、貴族たちの性処理道具となった貴女の姿を魔族の国に見せつけることで魔王の統率をぐらつかせられるだろうとか……」

 再び向き直った男は、いつもの笑みでいつもの薬瓶を手にしていた。人間に使う際は大量の水で薄め、しかもほんの数滴たらす程度に抑えるべき、奴隷市場都市バフートの有力商人らが流通を押さえている悪名高き媚薬。それの瓶を開けて。

「私の腹の内が気になるなら、そんな風なことを考えておいてくれたまえ。これは全て謀略であり、計算されつくされた動きなのだと。……勿論、これもね」

 薬を手に取り、2本の指の腹でなじませた中年王族は、おもむろにそれを爆乳の頂へ塗布した。両手を使ってこりこりと乳首を転がし、乳輪も含め豊満なふくらみの先端をしっかりと濡らす。

グルゴレト > 「……………」

返ってきたのは余りにももっともらしい言葉だった
確かにそれは、男にとっての功績となり、言い換えれば得だろう
全てが計算のうちで
なおかつ、己の欲を満たしながらそれを成し遂げようと
そういうことなのか──女はどこか腑に落ちぬものを感じながら
人間如きのことを考えるなど無駄なこと、と
やがてはその思考を果てへと追いやって

「…気に入らぬ、ということだけはわかった」

そう、一言だけを男に向ける
そのうちに男の手指は重くぶら下がる乳房へと伸びて

「っ、…ぁ、ぅ……──」

いつもの薬だろう
それが乳房の先端へと塗りたくられる
じんじんとした熱にも似た感覚の先にむず痒く、乳首が火照りはじめる
乳房の大きさに相応しく摘みがいのある乳首は、程なくしてピンと親指ほどに厭らしく勃ちあがり、淫靡な姿を見せて…

ヨアヒム > 「単純だな。それで良い。不幸な行き違いで賓客用の部屋を用意できなかったが、貴女が城の客人であることに変わりはない。我が国のもてなしを愉しんでくれたまえ」

 全裸に剥かれ鎖で吊り下げられた長身豊満な美女に陰湿な笑みを向けつつ、肥えた中年は指を動かし続ける。親指ほどにまで勃起した乳首を摘み、男根でも扱うかのように小刻みに扱く。

「そういえば、此方は余り躾けていなかったな。グルゴレトさんの尻が良すぎてね。いつもそこばかり可愛がってしまう。こうして、思い出した時にきちんと……愛でて、育てておかねばな」

 薬で濡れた左右の乳首が勃起しきり、痛々しいほど張り詰める様を見た後、男は左手を爆乳に埋めつつ、右手を股間に伸ばした。手慣れた様子で茂みを掻き分け、陰唇をひと撫でした後、前端の陰核に触れる。

「よい機会だから聞いておこうか。愛しの魔王様は夜毎、どんな風にグルゴレトさんを愛していたんだね?ぜひ聞きたいのだ。しっかり学んで、貴女へのもてなしの質を少しでも向上させたい」

 含み笑いと共に、中年男は太い指で陰核の包皮をずり上げた。

グルゴレト > 「…実に人間らしい、愚劣な饗しだ」

吐き捨てるようにそう零すグルゴレトの頬には朱が差しこみ、火照りを感じさせる
いかな魔族の肉体であろうと希釈されていない媚薬は効果の程が現れる
常人ならばとうに気が狂っているだろう快楽の渦の中で、グルゴレトは依然正気を保つ
それは魔族としての特性というよりも、本人の気位や誇りであるといった精神的な支柱によるものではあったが

尻ばかりを愛でてしまうなどと目の前で宣う男からは顔を背け、視線を外す
どれだけ使われようと、不浄の孔には違いない
そこに羞恥がないはずもなく、顔には出さずとも直視に耐え得る現実ではなかった
そして男は片手を伸ばし、陰核へと指を進めながら言葉を続ける
魔王様、という言葉にぴくりと長い耳が反応し、銀色の視線が男へと戻される

「──…軽々しく、我と主に言葉を向くな…!
 そのような、こと…貴様に話すワケもない…っ」

乱れる呼気のなか、怒りを孕んだ言葉を向ける
しかし媚薬に侵された肉体は丁寧に男の手への反応を返し
包皮の奥のクリトリスは乳首同様にピンと勃ちあがっており、包皮を剥かれるとぷるんと弾かれるようにして肉色の芽が顔を見せる

ヨアヒム > 「予想通りの返事だなぁ。仕方がない。話してくれるまで、かの豪勇無双の偉丈夫が間違ってもやりそうもない方法で寛いで頂くとしよう」

 降り注ぐ銀の眼差しと怒気のこもった返答に、肥えた背の低い中年男はわざとらしく肩を落としたが、落胆しているか否かは明らかだろう。一旦乳首から手を離した男が、懐からあるものを取り出す。虹色の光沢を放つそれは、貝殻のような形状をしていた。

「これは……使われなかったろうと思うねえ」

 底意地の悪い笑みを浮かべつつ、貝殻状の道具を勃起した左乳首へ、被せるように押し付けた。すると内側のぶよぶよとした何かが爆乳の頂に貼りつき、親指ほどのそこをきつく吸い上げる。右側にも同じように貼り付ける。
 そして皮を剥かれて立ち上がった、鮮やかに色づく肉色の芽に3個目の貝殻を近づけた。

「捕らえられてからというものの、1日の殆どを全裸で過ごしているだろう?そろそろ、寵姫に相応しい装いを準備せねばと思っていて、ね」

 言葉の終わり際を見計らって、陰核にも貝殻状の器具を押し付ける。3つの敏感な先端に貼りついた虹色の光沢を放つ貝。それは下劣で淫猥な宴で舞う、踊り子の衣装を思わせる代物だった。

グルゴレト > 「……何だ、それ───は、ッ…あ゛…っ!」

媚薬を塗りたくられ、敏感になり過ぎているだろう乳首、そして陰核へ
男の手から虹色の貝殻のようなものが装着される

「く、はッ……ぅ…!」

キリ、と歯を食い締め、耐えるような表情へと、女の顔は変わってゆく
見えぬ貝殻の内側では乳首や陰核がそれこそ大の大人が本気で抓り引っ張ったのように伸び切った淫猥な姿に変えられているのだろう

「ッ…趣味の良い…装いだことだ……ッ」

皮肉を口にしつつも、がくがくとその肩が震え、腕を釣り上げる鎖は音を立て続けていた

飾ってやろうなどと言いつつ、針を突き刺しピアスを通した者も過去にはいたが
それとはまた違った趣きの…いわばより性的で、悪趣味なものだとも言えるだろう姿となって、男の前にそれを晒す

ヨアヒム > 「くふふっ、ちょっと失礼。ここは取り調べのための道具もあるはず……ああ!」

 一旦離れた男が、縦長の大鏡をごとごと言わせつつ持って戻ってくる。埃を軽く払った後、局部の3点が貝殻で彩られた妖艶ながら生気に満ちた、豊満過ぎる肢体を鏡に映し出した。本人にも良く見えるよう、そして魔法仕掛けの照明を良い具合に反射するよう、角度を変えて見栄えを整える。

「どうだね、グルゴレトさん。己が如何に魅力的であるか、出くわす男どもが例外なく貴女と……親交を深めたがるのか。これで良く分かったろう? ……さて、そろそろ良いかな」

 悪趣味な飾りつけを済ませ、その有様を拘束された本人にも見せつけた後、中年男は美しき魔神の背後へ回った。そして先ほど、尻たぶを開いただけで艶めかしくヒクついてみせたアナルへ、薬を塗り付けた人差し指をゆっくりと飲み込ませていく。

グルゴレト > 「く……親交を深めたがる、だと…? 腑抜けが情けなくも劣情を催す、の間違いだろう──」

魔王が戴く宝冠として
強者が力づくで奪ってでも、その手に収ようとする程の美貌
それを誇り、気高く在るものの姿
それをグルゴレト自身も否定はしないだろう
──それ故に、その肉体を物理的に汚されることは耐え難い屈辱でもあるが、
それすらも囚われの身であるうちには、誇りと天秤にかかるものではない──
淫猥に飾られ、下賤な人間を悦ばせるというのもまた、それに通じ…

「調べたならば知っているだろう…
 我は魔王が戴く生ける宝冠…美貌に溢るることなど改めて言葉にするまでもな… ───ッ」

鏡から目を背け、背後にまわる男とへと言葉を向ける最中
後孔へと、男の指がにゅぷりと差し込まれ、声を途切れさせる
あるいは…上擦る声が出るのを危惧し、言葉を止めたのだろう
代弁するようにびくりとその長身が跳ね、背が反ることでけたたましくつながった鎖が鳴り響いた

ヨアヒム > 「そういう手厳しさも魅力の内だ。身に覚えがあるだろう? 貴女がそうやって跳ね付けようとすると、男どもはどんな振る舞いで応えた?」

 どのような痴態を晒していようとも誇りを忘れず、上位者としての姿勢を崩さない魔の女神。美と艶の結晶のような豊満過ぎる肢体の後ろで、美から最も遠い所に位置するかのような肥えた背の低い中年が手首を動かし続ける。

「……指人形という玩具は知っているだろうね? グルゴレトさん。袋のような人形の下から指を入れ、動かすことで演技をさせる玩具だ」

 爆尻の谷間、最も秘めるべき後ろの窄まりを太った指で押し広げ、ぬぷぬぷと出し入れしつつ言葉を続ける。

「今の貴女と同じだ。剣すらロクに握ったことのない男の指一本で淫らに踊る、肉で出来た極上の指人形。さあ、どこが良いのだったかな……ここか?」

 媚薬も手伝い、本来何かを入れるべきではない小穴にぬちゅ、くちゅ、と湿った音を上げさせつつ、直腸に指を出入りさせる。背中に厚い唇を触れさせ、恋人にするような口づけを落とした後、肛門に深く沈めた指でぐるりと円を描き、腸内を柔らかくほぐしていく。

グルゴレト > 「───……」

眉を顰め、唇を紡ぐ
悔しげにも見えるその顔は、鏡にはっきりと映し出されているだろう
男の言う通り、如何に尊大な態度をとり、気高くあろうとも
愚劣な雄はただ悦び、より苛烈に雌として足元に下そうとするのみ
──だからといって人間に平服するのか、となればそれは違う
ならば…口を噤む以外、他にはないのだろう───
しかし時に、主である魔王に関する話などで見せる激情的な一面
それがある意味ではこの女の本性でもあり、同時にただ黙っていられない…そんな性分を思わせる

「…鎖で繋がれた人形でなければ遊べない愚図が」

故に、そんな嘲りの言葉が止むことはやはりないのだった

背への口吻は寒気すらを覚えていたが、一方で、男の指を柔らかく飲み込んだ先
極上の肢体の内なる不浄の孔の中で円を描くように指が動けば

「っひ、ぅ……ッ」

腟内の一部を腸内から刺激できる…そんな場所においてひときわ大きな反応を見せ
男の指が入り込む孔が、きゅうっ…と指を締めつけてしまう

ヨアヒム > 「……もし私たちを本気で遠ざけたいならば、やり方を教えよう。狂ったフリをするのだ」

 耳元、といっても身長差があるので肩越しが精いっぱいという所だが、声を落とした中年王族が腸内をかき混ぜつつ囁く。

「快楽に堕ち、男根と精液をせがみ、男に抱かれる為なら何でも喋り、求められれば私の毛深い尻の穴まで舐める。そういう女に……この国に幾らでもいる女になってしまえば、いかに見目麗しいといえど凡人になり下がる」

 ぐち、ぬち、と窄まりに入った指をゆっくりと動かし、折り曲げ、膣壁側を刺激しながら、男は暗い笑みを浮かべた。

「そうなれば……ひと月も演技を続ければ、貴女は牢を出て、貴族ご用達の雌奴隷になれるだろう。我が国の上層には、救いようのない愚物が蔓延っているからね。……どうだ。今から練習してみないかね?奴隷に……いや、肉便器に化ける練習だ」

 締め付けてくる後孔から一旦指を抜いた後、肥えた中年王族は爆尻をやんわりと揉みつつ相手の返答を待つ。

グルゴレト > ──男の言うことは、理にかなっていた
その理というのも、この国…下衆どもの国にとっての理ではあるが
つまりは己の価値を落とせ、そう言っているに他ならない

「…っ…は、ぁ……はァ…──…」

乱れ、荒くなった息遣い
媚薬に侵された肉体は狂おしい程に、雄とまぐわう快楽を求めている

狂ったフリをすれば狂わずとも己の価値を落とし
男の言うように…愚鈍な者に拾われれば楽々と逃げ果せることも出来るだろう

「それは──残念、だな」

「演技といえど、貴様らに媚び諂うなど、反吐が出る…」

この女の拠り所は、己でなく所有する魔王…主に起因する、もっとも厄介であろう忠誠という誇り
気高すぎる精神は演技や道化といったそのような融通など、頭から跳ね除けてしまう

「貴様が来るたびにこう言ったはずだぞ…"好きにしろ"」

「どの道…我は、貴様ら下卑た人間が…どれほど汚そうと汚しきることはできない…」

不浄の孔を弄ぶ男の手指の動きに、快楽を欲する肉体は常々反応を返してしまう

あるいは口と身体の整合性がとれていないようにも見えるだろう
それが滑稽に映るか、高潔に映るかは、人それぞれに委ねられる部分だろうが

ヨアヒム >  美しき魔神の白皙と黒髪は湿った熱を放ち、息遣いは濡れ、塗り込んだ媚薬は豊満過ぎる肢体に行き渡っている。あと一押しすれば。そんな中年男の下卑た笑みが、相手の言葉でひきつった。
 仮面の如き無表情が、ほんのわずかな間だが、魔神の媚態を映す大鏡の端に垣間見える。しかし瞬きを一度でもすれば、いつもの胡散臭い笑顔が戻っているだろう。

「……うむ、まさに残念。最新の映写機で、私専用の尻穴奴隷に堕ちたグルゴレトさんの恥ずかしい姿でも撮って、魔族の国に送りつけてやろうと思っていたのだが……仕方ない」

 ぬぽ、と指を抜き取った後、男は爆尻を撫でさすりつつ両手をずり上げて深くくびれた腰を掴んだ。そして媚薬で濡れ、指で柔らかくしたアナルにじっとりとした熱を持つ亀頭を押し付け、腰の位置を調整した後……

「さあ……お待ちかねの、精液浣腸だ」

 下卑た笑みと言葉を背中に投げかけた後、無遠慮な腰遣いで後孔を貫いた。反り返った長い肉棒を根元まで押し込んだ後、背中に満足げな吐息をふきかける。

グルゴレト > 笑みが消えたこと
これまでにも幾度かあった、男の薄笑いの消える瞬間
グルゴレトは男の顔を禄に注視こそしていないが、鏡に映るその顔に眼がゆくことで、それに気づいた
そして、すぐにその笑みが戻ってしまっていることにも

「──ふ」

「口調や、物腰こそ乱さぬが……人間だな。顔に出る」

火照り、汗ばむ白磁の肌、媚薬による快楽で雄に狂う豊満な肉体
下準備はとうに整い、鎖に繋がれ身動きはとれず男の意のままになる筈の女から告げられる言葉
単なる強がり、ではない
その表情を見たからこその、言葉

「女が、思うようにならぬことが歯痒いか…?」

精神的に僅かに優位に傾いたようにも思えた故に饒舌
しかしそれも、すぐに──

「ッあ…ぐッ…!?♡」

曰く、"お待ちかね"の
刀の如き反りを見せる男の肉棒に後孔を穿たれ、途切れる
散々に下準備のあったアナルはさぞ男を満足させるだけの仕上がりになっているだろう
彼の一瞬見せたその表情が、満足に足る結果だと受け取るかどうかは、別として

ヨアヒム > 「ちょっと迷ったのさ。グルゴレトさんがもしそういう演技を始めれば、私は貴女からっ……離れねば、ならん。これでも……っ王家の一員だ」

 自身の腰と突き出た腹を、テンポよく魔の女神の爆尻に打ち付けながら、肥えた中年男は眉間に皺を寄せる。いつでも、どうにでも出来る筈の女から投げかけられた「歯がゆいか」という問いに対し、これほど雄弁な回答はないだろう。

「まぁいいさ。貴女が私の精液を恋しがっているということにする。ひょっとすると、魔王様さえ手を付けていない尻の処女を頂けたかもしれないし、なっ」

 極上の容姿に相応しい、極上の小穴。男の欲望を受け止めるために存在しているとさえ思える肛門を男根でこじ開け、狭い直腸を奥まで押し広げる。腰を爆尻に密着させた状態でつま先立ちになり、指入れで見つけた敏感な膣側を亀頭で擦った。

グルゴレト > 男の言葉は、女にとっては意外だっただろう
穢れた種の穢れた王家になぞ、誇りも何もないと思っていたからだ
これでもお受けの一員である…と
そんな言葉は、何かしらのプライド…もしくは責務がなければ出て来ない

「ッ、抵抗…出来ぬ女を犯しながらでは…格好も、つかぬ言葉だな…ッ…───ッ、ッ♡」

切れ切れに、言葉を返す
媚薬とは凄まじいものだ
人間が作り出したものだろうことは推察に難くないが
どれだけ気丈に振る舞おうとしても、肉体がそれを許さない
声は上擦り、色が混じり…その肢体は存分に男を悦ばせんと肉棒に吸い付き、締め上げる
胎が痺れる程に何度も絶頂に至る快楽が叩き込まれ、それは女を犯す男にも伝わっているだろう
程なくして鎖に吊られた身体は、吊られるだけとなる
腰が砕け、膝が嗤い、四肢に力など入ろうはずもなく

「か、ひぅ──ッ…♡ ぁ、は……ッ…♡♡」

床に吹き散らした潮が溜まりを作り、蕩けた口元からは舌が垂れる
原液の媚薬という狂気の沙汰に晒された女は実りに実った肢体を突かれ、揺らされ、やがては意識を手放す、その一歩手前まで…

ヨアヒム > 「お、ほ……締まるっ」

 たん、たん、と肌がぶつかり合う乾いた音の中で、中年王族は快楽のうめきを上げた。媚薬で馴らした直腸は、あたかも別の生物のように締め付け、精液を搾り取ろうと蠢く。熱とぬめり、そして吸い込むようなうねりに思わず間の抜けた声を上げた。

「ほおぉっ……出すぞぉ、グルゴレトさん。さあ、鏡を見るんだ。精液浣腸で気をやる自分をっ……よく、見るが良いっ!」

 魂が抜け出そうな吐息を漏らし、下衆な言葉を吐きながら、中年王族は麗しき魔の女神の中で果てた。これまでの辱めの中、幾度となく感じただろう、本人のしつこさに相応しい濃厚な精液が噴き出る。
 油でも混ざっているのかと疑うほどの粘っこく熱い白濁の塊が腸壁にへばりつき、欲望を受け止めた下腹部は重みすら感じるかもしれない。

「ふうぅっ……良かったよ?グルゴレトさん。貴女のここは何時味わっても絶品だ。また、日を改めて使いに来るからね」

 絹糸の如き長い黒髪を撫でつつ、余韻に浸る中年男は下卑た囁きで麗しき魔を辱めた。

ご案内:「王城地下牢・最奥の牢獄」からヨアヒムさんが去りました。
ご案内:「王城地下牢・最奥の牢獄」からグルゴレトさんが去りました。