2021/04/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」にベルナデットさんが現れました。
ベルナデット > 王城の敷地の中、裏手の通りから二階部分が覗き見えるその建物は、夜な夜な獣の叫び声がすると近隣で噂になっていた。
曰く魔獣を飼っている、曰く悪魔の儀式を行っている――魔獣の館。
昨夜も獣の叫び声が響いたその建物の二階、朝日を浴びるその窓から今日は純白の髪の乙女が通りを眺めていた。
穏やかな微笑みを浮かべるその乙女はとても魔獣の館の住人のようには思えず、昨夜聞こえてきた獣の叫びも何かの間違いではないかと思えるほど。

朝日の中、時折通りを行き交う人々を眩しそうに楽しそうに眺める乙女の背後では侍女が丁寧にその髪に櫛を通しており、その様子はまるで一枚の絵画のよう。

そして、その更に背後、通りからは見えない室内では侍女が二人がかりでベッドのシーツどころか布団まで取り替えていた。
何せそれは男の精液と乙女が漏らした様々な液体で使い物にならなくなってしまっていたから。

ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」にゼロさんが現れました。
ゼロ > 王国の第七師団として、普段はタナール砦の近くの駐屯地に住まう少年兵は、しかし、何時もそこにいるという訳ではない。
任務によっては王都に戻る事もあり、それと同時に休日に、王都に戻る事も、またある。
王都に戻ってくるという事自体何時振りなのだろうか、変わらぬ王城の中を少年は歩きながら考える。
故に―――知らなかった、通りがかったその館の名前を。

しかし、偶然という物は在り、仮面の儘に視線を動かして、少年は見やる。
魔獣の館の二階で腰を掛ける一人の女性の姿を目に留めた。

「―――。」

懐かしい顔が其処にいた、確か外交官だったか、聖女が、外交官としてここに来るという不思議を記憶の片隅に残していた。
以前に出会ったのは何時だったか、確か、王城の中夜の見回りをしていた頃だったか。
未だに此処にいるという事は、様々な交渉を行っているのだろうと考えられる。
唯々、思うのは懐かしさだけであり、声を掛ける以前の話か。
身分の違う彼女、そもそも一度であっただけで覚えられているとは思えないし。
もっと言えば―――彼女は館の中、自分はその目の前の通り。
偶然見かけたので思い出した、その程度の、話でしか、無いのだろう。

ただ、郷愁などをおもいだし、見てはいないだろうが、一つ、窓に向かい礼を。
はるか昔、この国にいなかった頃の、彼女の居た国の礼儀作法の一礼を。

ベルナデット > 窓から通りを眺め、自分には遠くなってしまった人々の日常に思いを馳せる。
祖国にいた頃は自由は多くはなかったけれど、それでもその中で人々と触れ合う機会は多くあった。
今では触れ合えるのはもっぱら身分の高い人達ばかり。
もっとも――それはそれで今の乙女には幸せな時間であるのだが。

穏やかな微笑みを浮かべながら、頭の中では昨夜の行為を思い出す頬を染める。
そうしていると塀の外でこちらを見上げている少年の姿に気付く。
視線が合った彼が見せたのは、懐かしき祖国の礼。
胸が締め付けられるような想いが胸の中に湧き上がる。
彼はそう……以前王城の中で出会った少年。
同年代なこともあり、勝手に友人だと思っていたのだが、それ以後会う機会はなかった。
ぱぁっと花が咲くように満面の笑顔を浮かべ、一度背後へと振り返り、何やら身振りをする。
そして、再度窓の外へと顔を向け、『まってて』と口を動かした。
乙女の背後には侍女がもうひとり増え、聖女の身支度を二人がかりで急いで整え始める。
そして、しばらくすると侍女が一人少年の前へと現れ、『聖女様が館にご招待したいと』と少年へと語りかける。
窓から見下ろす乙女の瞳はきらきらと輝いており、有無を言わさぬ意思が感じ取れることだろう。

ゼロ > 何かが起こったのだということが判る、此方を見ていたのは、判って居たけれど、自分を認識してはいないのだと、思っていた。
ただ、慌ただしく動き出していて、後ろを向いたり、此方をみたり、身振り手振り。
仮面の少年は首を傾ぐものの―――動くことはしなかった。何か、引き留められているような動きでもあったのが気になった。
直ぐに、入り口の扉が開かれて、部屋の中に居た次女がこちらへと小走りで掛けてきていた。

「ぇ。あ。」

侍女の様子は、鬼気迫る、というべきか。ものすごい勢いで駆け抜けてきている。
広めのお屋敷の広めの庭だから、普段駆けまわったりしないような人では、苦労するんだろうな、と思う。
侍女さんの様子も此方の事を見て、逃げるなと言わんばかりの雰囲気であった。
気圧される、という訳ではないが必死なのは伝わっていたので、待っていた。

確認するように、視線を上げてみれば、聖女様は此方の事を見ている、凄く、きらきらしてる。
覚えていらっしゃったのだろうか、一度であっただけの自分の事を。
其れであれば光栄だな、と思うけれど、さて、如何なのだろうか、と。

そして、次女に引きずられるように館に案内された少年。
先ずは、聖女様の支度が出来るまで此方でお待ちください、と控室に案内される。
準備が出来ましたらお呼びしますので、お待ちください、と、言われて。
少年の腰の武器を預けようとして、重くて持てなかったので、護衛の兵士の人に預けることになる。
その後、椅子に静かに座って待つ少年兵が出来上がる。

無論、仮面は外さないままに。

ベルナデット > 侍女に連れられて少年が通されたのはいかにも高級な調度品で飾られた応接室だった。
普段は高貴な身分の人間しか招かれないような部屋ながらも、その実、めったに使われることのない部屋でもあった。
何せ招かれた客の大半はそのまま寝室へと向かうのだから。

侍女が香りのいいお茶をテーブルの上に置いてすぐ別の侍女が少年を呼びに来る。
『慌ただしくて申し訳ありません。一秒でも早くお話したいようで。』
困り顔でそう告げた侍女の様子から、乙女が我儘を言ったのであろうことが感じ取れるだろう。
そして、少し嬉しそうな目元からは、普段あまり我儘を言わないであろうことも。

そして、連れて行かれたのは先程乙女が通りを眺めていた二階の部屋。
差し込む朝日を浴びながら、乙女は微笑む。
『いらっしゃい。』乙女の唇がそう動き、吐息だけを吐き出した。
丁寧に梳られる純白の髪はキラキラと輝き、上げた足指に侍女の手でマニキュアが塗られている。

そして、少年と乙女の間を隔てる部屋の中央には……未だ激しい情事の痕残るベッドが置かれていた。
それは――そんなものを見せても気にならない程に乙女の倫理観が壊れてしまっていることを意味していた。

ゼロ > タナール砦では、あまり見ることの無い、高級な調度品ばかりの部屋。
本来であれば、タナール砦にもこういう場所は必要なのだ、指揮官や、将軍が来た時の為に。
しかし、残念ながら、タナールは奪い奪われを繰り返し、破壊し、破壊され、の場所故に、こう言う高級調度品などはない。
駐屯地にある、将軍の応接室とかが、近いな、と考えて、周囲を見回す。

部屋に入ってくる侍女が香りの高いお茶を出してくれて、―――少年はそれを手にする前に。
連れて行かれることになる。
嬉しそうな困り顔をする侍女の様子、首を傾げながら少年は部屋へと、通されていく。
その部屋は、最初に彼女がいた部屋、なのだろうと、場所を思い出しながら近づいた。

「お久しぶりです、聖女様」

まだ、侍女はいるし、少年は、彼女の国では一般の―――否、一般以下の存在だった。
彼女は覚えているだろうか、国の研究していた事を。
その実験体として、人権さえ奪われて、戦の道具として存在していた少年。
嬉しそうな彼女とは、別の意味での地獄を体感している少年は、他の人が居るから、今は彼女を聖女と呼ぶ。

ただ、彼女が堕落して居る事を知らない。
そして、それに気が付けないぐらいには、少年も常識が無いのだ。
視線は、性臭の香るベッドには向かずに、変わらずに美しい聖女の顔。

対する少年は、鎧と、仮面と。
対極にあるかのような二人。

「覚えていてくださって、光栄です。」

もう一度、彼女と、己の国の礼を一つ。
代わりがないという事を、教えるかの、用に。

ベルナデット > 『お元気でしたか?』

マニキュアが塗られたばかりの指先が虚空に魔力輝く文字を描く。
それは久しぶりに描く己の国の言葉。
祖国の暗部など教えられるはずもない乙女に取って祖国は何よりも美しい国だった。
故に目の前の少年もまた美しき祖国の仲間であり、異国の地での数少ない友人でしかない。
仮に乙女が祖国の暗部を知れば、どれほど嘆き悲しみ苦しむことだろう。

乙女が座る椅子とベッドしかない部屋へと侍女が新たな椅子を持ち込む。
それを窓際の乙女の前へと置き、少年を招く。

『城内で見かけませんでしたけど、今はどちらに?』

少年が椅子に座れば、目の前で乙女の指が踊る。
マニキュアを塗るために片足を上げた姿勢は少々はしたないものの、友人の前で少々ハメを外すこともまた楽しみを感じる。
そんな和やかな空気の中、侍女の一人がシーツをとりあえず丸めて急いで部屋から持ち出して行った。

ゼロ > 「ええ。俺の方は、体頑丈なのが売りでして。元気にしておりました。
聖女様の方は、如何でしたか?」

書き綴られる魔力、魔法の文字は彼女の会話の方法で、喋れないが故になのだろう、と少年は考える。
恐らく、人に見えるようにしているのだろうそれは、懐かしく親しんだ文字の列。
少年にとっては、彼女は美しさの象徴故に、暗部を見せてはなるまいと、常識がない割に考えていた。
知ったら、屹度取って返して、国の暗部にぶつかっていくのではないかという心配も、だ。

侍女の人は気が利く模様、何も言わなくても、そそくさと新しい椅子が持ち込まれて。
座るように促されれば、失礼します、と一つ礼をして腰を下ろした。

「今は第七師団に所属をしておりまして、タナール砦での戦闘に参加しております。
今回は、久しぶりにお休みを頂けましたので、戻ってきた所なのです。

―――しかし、聖女様、これから御用事とか無いのでしょうか?」

彼女の足が動く、白く美しい足が動けば、其処に視線が行くのは男としては当然なのだろう。
運がいいのか悪いのか、無謀の仮面は穴が無く、何処を見ているかはわからない筈だ、多分。
友人とは言え、異性なので、美しい女性のあられもない―――秘密の場所が気になってしまうのはやはりある。
マニキュアを塗って居たり、何かしらの身支度をしている様子に、出かける前なのでは、と言う思考があった。
椅子を持ってきた侍女さんが、慌てて持っていくシーツ。
ただ、その下のベッドの部分まで、シミが残っているので、たぶんあまり意味はないのではないだろうか、とか思ってしまうのだった。

ベルナデット > 少年の問いかけには笑顔で返答する。
とりあえず、今の季節は元気なのは間違いない。
これから夏になればまた暑さに参るだろうが。

スカートから覗く足首から先は侍女の膝の上に載せられ、爪の上へと丁寧に丁寧に色が重ねられていく。
時間が掛かっているのは何重にも色を重ねているせいだろう。
脚を上げているせいで、普段はスカートで見えない脚のラインも際立ち、朝日で純白の布地は薄っすらと透けてそのシルエットすらも晒す。

『怪我はしていませんか?』

第七師団やタナール砦……この国に関しては男を悦ばせる手管以外の知識を与えられていない乙女には何のことかわからないものの、戦闘が危険なことくらいはわかる。
心配そうに眉を寄せて少年の仮面を見つめ、暖かな光が浮かぶ右手をそっと伸ばしてそこへと触れる。
じわりと癒やしの奇跡が少年の中へと染み込み、どこか不調があれば苦しみが減ることだろう。

そして、これから用事があるかと問われれば、乙女は足を飾ってくれている侍女へと視線を向ける。
『夕刻までは大丈夫です。ただ、準備にはそれなりにお時間を頂きますのでお昼過ぎには……』
侍女の言葉に乙女は子供のように大きく瞳を見開き、むっふーと鼻息荒く、

『お時間は、あります!』

と大きく文字を描く。

新しいシーツを持ってきた侍女は、染みの残るベッドへとシーツを拡げベッドメイクを始める。
先程までは全部取り替える予定だったが……乙女がベッドを使うかも知れないとの判断。
先程の侍女の返答もセックスをするならお昼までに終わらせて欲しいとの要求。

『ゼロさんは、お時間ありますか?』

飾り終わった足を下ろし、逆の足を上げながら少年へと楽しそうな笑顔を向ける。

ゼロ > 白い顔、端正で美しいその顔は笑顔はとても似合う、白雪のような肌が、口角を吊り上げて楽しそうに笑う姿などとても、美しい。
残念なことに少年の表現力は余り良くなく、子供のような感想しか出てこない所か。
彼女も元気そうでよかったという安堵もあり。

健康的で艶めかしい足が持ち上げられる。その大部分がスカートに隠されているとしても、太陽の光で純白のスカートが透ける。
影となるその場所、見えないからこそ、寧ろ妄想を掻き立ててしまうのだろう、ゴクリ、とつばを飲んでしまうのは仕方のない事。

「あ、ええ。はい、大丈夫です。怪我は在りませんし、もし、怪我をしたとしても治すことを優先しますから。」

心配そうに見る相手に、それに、と笑って彼女を安心させるために、己のミスリルの鎧を軽くたたく。
金属音を立てる鎧は、蒼い其れは頑丈で、生半可な事では壊れない。
それに、聖女である彼女なら気が付くことが出来る情報で、この全身鎧にはびっしりと回復の魔法が込められている。
たいそうな怪我をしても、この鎧を身に纏って居れば、直ぐに回復してしまうぐらい、殺さないという呪いめいた程の回復魔法のかけ方。
仮面にも同じように、癒しの魔法が込められていて。彼女の魔法は、今の所残念ながら必要は、なさそうだ。
それでも、癒されるやさしさ、暖かさが、少年に感嘆の吐息を吐き出させる。

「それなら、善かった、お忙しい所にお邪魔したのではないか、と。」

彼女の表情に、仕草。
普通の女の子、という雰囲気がとてもいい、聖女らしさという物ではなく、寧ろ、彼女のその普通さに笑みが零れてしまう。
楽しそうで何よりだ、と。

「ええ、俺は今日は休みなので、時間はありますよ。
なので、聖女様がお望みであれば、何でも付き合います、俺にできる事なら。」

楽しそうにする姿。
軽く食事でもするのだろうか、自分の仕事の話を聞かせるのだろうか。
彼女を楽しませるなら、出来る事であればなんでもする積りだ。
文字でしか喋れないから、片方だけ喋っている少年でも、楽しませられればいいな、と。

ベルナデット > 少年の返答に最初に反応したのは純白の髪に櫛を通していた侍女だった。
背中に流れる髪を纏めて持ち上げポニーテールへと括る。
それはせっかく櫛を通した髪が少しでも乱れないようにとの気遣い。
そして、脚を飾っていた侍女は小さな嘆息一つ、未だ飾り終わっていない足を床へと下ろす。

『じゃあ、ベッドでお話しましょう。』

侍女から解放された乙女は名案とばかりに両手を打って、嬉しそうに指を踊らせた後に椅子から立ち上がり、おもむろに両手をスカートの中へと差し込む。
そして、ベッドメイクを間に合わせた侍女が少年に鎧を脱ぐよう促し、それを手伝いベッドへと促す。

慣れた様子の侍女たちの働きを傍目に、乙女は身を屈めて片足ずつ上げ……白い布を脚から抜き取る。

ゼロ > 空気が、変わったように少年は感じた。
髪の毛を梳いていた侍女が何かを諦めたかのように、髪の毛を結い始める。
足の爪を彩って居た侍女が何らかの作業を止めて、彼女の足を下ろしていく。
何かが、変わった、と認識をしたところで。

「ベッド……?」

訊き間違いだろうか、と思ったが、そうではなさそうだ、立ち上がる彼女は、するりと滑らかに中央にあるベッドへと移動していく。
嬉しそうに、楽しそうに、ベッドに移動しながら、スカートの中へと手を差し込んでいく。
それと同時に、侍女が自分に鎧を脱ぐように、と指示。
戸惑いを隠しきれず、しかし、抗うことできず。
少年は、鎧を、仮面を外していこう。
純白の膚とは少し違うのある、少年の膚、黒い髪の毛。
戸惑いを隠すことの出来ない少年は、その首に、彼女は見慣れぬものを見るだろう。
ぐるりと一周するように書き込まれた文字は彼女の国の物であり、意味は隷属の文様。
魔力を流してしまえば、少年を己の思い通りにできる―――奴隷身分に良くある文様で。

それ以外は、鍛えている少年の肉体であり。
がっしりとしていて、筋肉の付いた、そんな肉体。
戸惑いを隠すことなく、ベッドの上に、少年は腰を掛ける。

侍女たちが、部屋から出て、扉を閉める音が、背中で聞こえた。

ベルナデット > 身軽になった少年がベッドへと腰を下ろすと侍女たちが退去するよりも前に乙女はその前へと跪く。
それはまるで先程の侍女のようで、二人の立場を考えれば逆であるべき位置だろう。
しかし、乙女は嬉しそうな笑顔を浮かべたまま、少年の股間へと手を這わせ、慣れた手付きでズボンの前を寛げると躊躇なくその股間へと顔を埋める。
少年から見えるのは仮の形に結い上げられた純白の髪。
そして、温かく濡れた感触が少年自身を包み込み、言葉を発せぬ乙女の口から濡れた音が響き始める。

そして、少年の背後でドアが閉まる音が響く。
二人きりになった部屋の中、窓からは暖かな朝日が差込み、少年の股間でポニーテールが踊る。

ゼロ > 彼女の動きに対して、少年の動きは、特になかった。
彼女の動き自体に混乱をしていたのと、彼女の意図が上手くくみ取れてはいなかったから、で。
しかし、ズボンに手を這わされて、ズボンを寛げられていくに従い、直ぐに反応が出てしまう。

少年のズボンの開かれた場所から下着が見えて、その下着は既に持ち上がり始めていた。
聖女を誘う様に、牡の匂いがぷん、として、長い間の禁欲性格で、溜まりに溜まっている欲が顕在化する。

「っ、は……っ。お喋りじゃなくて、これ、おしゃぶり……」

何を言っているのか、と思うがまあ、事実を確認するように。
そして、じゅぷ、じゅぷ、と音が響いて、股間に濡れる感触が、吸われている。
彼女の頭が上下に動くたびに、少年の肉棒が力をもって、若い精の匂いを彼女の鼻へと届ける。

「どうせするのだったら……口じゃなくて貴女を、抱きたい。
貴女を抱いて、孕ませて、しまいたいよ。」

は、ふ。
戸惑いが抜けてくれば、行為を始めている事実を受け入れる。
なれば、と、少年は己の望みを口にする。
こんな美女と出来るのであれば、口だけ、なんて。
せめて、手打ちにされても良いから、彼女の中に、己の精を吐き出してしまいたい。
美女に種付けして、孕ませたいという獣の思考。