2020/04/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」にリシェさんが現れました。
リシェ > 「……け、ふ。」

(廊下を、歩きつつ。吐き出す息が。まだ少しだけ、苦い。
つい先程まで、とある貴族に、呼び出されて。その人物が、客人と、会話をしている間中…ずっと。
愛玩動物を、見せ付けて、自慢するような風に。ずっと、脚の間に座らされ、口腔奉仕を、させられ続けていた為に。
会談が終わり。解放されて。しこたま、濃く苦い白濁を、飲み干させられた口も喉も。漱ぎ清めた筈…なのだけど。)

「…難しい、お話。いいえ、真面目な、お話だった…のでしょうに…」

(かの貴族が、同列かそれ以上の人物と、語り合っていた内容は。先日行われたという、とある会議について。
この国をどうするとか。延長線上、世界をどうするかとか。そんな話であった、らしく。
そんなお題目を、語る間ですら。性欲と、支配欲と。それらを、自慢せずにいられないような、相手を。
当人の前を、辞した後だから、思い返す瞳は、暗い。)

リシェ > (別に。偉そうな事を、というつもりはない。実際、形だけでも、偉い人。その筈だから。
否定…とまでいかず、内心、見下げるだけ、ではあるものの。それも、相手個人の度し難い性欲についてだけ。
会議の内容、とやらについて。言いたい事は特に無い。何せ、言えるだけの力など、何も持っていないから。

だから、逆に。そういう、偉そうな事を言えるだけの、力が有るというのなら。自分で何とかしろ、と。
物凄く、口悪く、言うのなら。吐いた唾を飲み込むな、という奴だった。

…此処まで考えて。思わず、口元を押さえて。笑ってしまう。
この所、色々有って。色々な人に、色々な事をされてきて。
籠の鳥にすら似合わない、悪い言葉も。いっぱい、覚えてしまったらしい、と。)

「…ふ、ふふ。わたし、すっかり。悪い子…ですね?」

(そんな、悪い子らしく。お行儀悪さを発揮するように。窓を開けて、身を乗り出す。
遠い街を、眺めながら。…もし、いつもと違って。許可すら貰わず、此処から飛び出したら、どうなるだろう、などと。)