2019/09/02 のログ
■トルテ > (それが豊乳の圧迫による酸欠の症状である事は分かっているのだけれど、それでもこちらを見上げる彼女の艶めいた表情にはドキッとさせられてしまう。否、もっと正直に言うのならば、むらむらとさせられてしまう。そもそも、彼女との関係はふたなり巨根の溜め込んだ淫欲の解消とセットになっているせいか、その上品で甘やかな香りを嗅いだだけでもじわじわと下腹に熱が集まりつつあるのだ。今すぐにでも彼女を押し倒して、華奢な肢体を猛々しく膨れ上がった肉杭で貫きたい。豊満な乳房の奥にそんな劣情を渦巻かせたお嬢様ではあったが、必死でそれを抑え込んで彼女との会話に集中する。)
「―――――リシェ…っ♡」
(下肢に立派な逸物を生やしてはいても、トルテも彼女と同じ女の身。そんな相手からこの様な想いを向けられるのは、やっぱりあまり嬉しい事ではないはずだ。そう考えてはいてもどうしようもなく溢れる好意に対する彼女の言葉『わたしも嬉しい』なんて一言が、トルテの胸中になんとも言いがたい暖かさを広げさせた。感極まったかの様に向けた黒瞳が、魔性の気配さえ滲む彼女の美貌に淑やかな色づきを見つけて淫らな身体の火照りを強める。その熱に命じられるまま友人を押し倒す事がなかったのは、白首に巻かれた無骨な革首輪に2人の意識が移ったがため。トルテにとっては露出性癖をちくちくと煽ってくれる、ちょっとエッチで素敵なプレゼント。よもやそれが、友人の心に心配事の種を植え付けるとは考えもしていない。それ故、ぎゅっと抱擁を強めた彼女の動きと、こちらの言葉に向けられた困惑の表情に)
「え……と、あ、あれ……?」
(トルテもまた戸惑ってしまう。王城に軟禁されて、未来永劫貴族達のおもちゃとして弄ばれる運命を背負った王女の方が、余程に常識的なモラルを有していたという事実が明らかとなった瞬間であった。そんな思考のズレも理解せぬまま、溶けたチーズの如き様相を見せる彼女の様子には思わずくすっと忍び笑いを漏らしてしまう。)
「――――……えっ。と、そ、それって……その、え、ええと……♡」
(若干呆れた様に話を畳もうとする友人が、意図せずして漏らした言葉がトルテの心臓をドキッと大きく跳ねさせた。半開きのまま閉じられなくなった口元を緩く握った手指で隠す所作は貴族令嬢らしい品の良さを保ってはいるが、驚きに見開いた黒瞳をそわそわと落ち着かなげに彷徨わせ、かぁぁぁ…っと恥ずかしいくらいに頬の炎熱を広げて行く様はいっそ無様とさえ言えるだろう。ドキンドキンと鼓動を乱したまま、それでも覚悟を決めたかの様に向ける上目遣いの垂れ目がかすれた声音で彼女に問う。)
「そ、それは……その……リ、リシェもわたくしに、な、なにかを残したいという……事、でしょうか……?」
(もしかしたら殿方からのプロポーズを受けた乙女はこの様な気持ちになるのかも知れない。そんな頭の悪い感想さえ抱くトルテは、気恥ずかしさのあまり逃しそうになる黒瞳を不安定に揺らしながら、それでもじっと彼女を見つめたままで答えを待つ。)
■リシェ > (勿論、彼女の方だって。実情を知らなければ…というより、例え、男性のそれを有した、事実を知っていたとしても。
其処に籠められた欲望が、どれだけ苛烈で、濃密なのかを、身を以て覚え込んでいても。
玩具少女からすると、彼女は間違いなく、立派な、お嬢様であった。自分にはない、多くを、知っている存在として。
凶悪と言って良い、雄の証を宿していても。今こうしているように、きちんと、それに抗う理性を持っている。
所作から言葉遣い迄、紛れもなく、淑女である事を…忘れていないし、心掛けている。
一度堕ちれば、とことん狂って壊れるしかないような、紛い物の玩具とは…自分とは、大違い。
有る意味、無い物ねだりの象徴、そう言っても良いかもしれない、この親友だからこそ。
等しく囚われた、同じ玩具に墜とされた、かもしれないと。考えてしまうと、とてもとても、耐えられなかった訳で。)
「驚き……ました。というか、心配、しました。
…いえ……何事もないのなら、良いのです、けれど…」
(なので。幸いにして、思っていたような、深刻な事柄ではないらしい…と。
それを知る事が出来たので、心底、安堵。
今にもそのまま、籐椅子から滑り落ちかねない身体を、その場に押し留める為にも。
横合いから、きゅ、と。彼女の腕に縋り付いて。そのまま、ことんと頭を倒し、彼女の肩に預ける体勢で。
…何となく。一人ごちるというか、愚痴るというか、を思わせる体勢になっている、気もするが。
だからだろうか。普段なら、押し留める事の、出来るような。内心の…嫉妬にも似た物が。つい、油断して、口を突いてしまったのは。)
「ぁ、………ぁ、っその。……何と言うか、ですね、わたし……の言いたい、のは…えぇと………」
(後から、気付いて。わたつきながら、良い訳、を探してみるものの。
一気に動転してしまった、頭の中身は、ろくな回答を出してくれなそうになく。
しどろもどろになってしまう、そんな声しか出て来ない唇に、片手を当てて首を振ったり。
そのまま、出しようのない回答に、戸惑いに戸惑って、うっすら、涙目にすらなってしまったり。
…縋る腕に触れて、伝わってくる、豊乳越しの、彼女の鼓動。それが、自分のそれと同じ程に、激しく、切羽詰まった物だから。
ますます、答えを急かされている、そんな気すらしてしまい。ぐるぐる、巡る頭の中身は、もう…そのまま、融けてしまいそう。
……やがて。結局、本当に。思考が、融けて…熔けて、しまったのかもしれない。
かぁ、と熱を帯びる、面差しを。到底、真っ直ぐ、向き合わせる事が出来ずに。
肩に預けた、そのまま。ぽそぽそ、耳下への、小さな声で。)
「……そ、ぅ……そうですね。…残した…いというか………
…なかなか、会えません、し。…暫く位、私と過ごした、証とか……痕とか。
トルテが、持っていてくれたらなぁ ……なんて。思い………ました。」
(それは。過分な願い、かもしれない。
そもそも少女は、預けられる物、身に着けて貰える物、それこそ首輪のようなグッズなども。自分では、何一つ、持っていない訳で。
だからこそ。言葉は、現在進行形から、過去形に、早々に変化してしまうし。語尾は、どんどん小さく、掻き消えそうになっていく。)
■トルテ > (トルテとしては淫らな趣味を共有する友人に、むしろ宝物を自慢するかの心持ちで示した首輪。それを目にした彼女の心中を欠片の取りこぼしも無く知ることが出来たなら、トルテはたまらぬ羞恥と共に、なお強まる友人への好意を抱くこととなっただろう。しかし、見た目の通りぽわぽわとしたおつむしか持ち合わせぬお嬢様は『あれ…? もしかしたら心配させてしまったのでしょうか…?』程度にしか彼女の内心を慮る事が出来ない。所詮は世間知らずの引き籠もりに過ぎぬのだ。)
「は、はい。 ――――ふふっ、でも、良いものですね。お友達にこうして心配してもらえるというのは」
(その心根のすべてを推察する事は出来ずとも、彼女が心底心配してくれていたことは伝わって、それだけでもトルテは暖かな幸せを感じる事が出来た。さして変わらぬ背丈の、しかして同じ女とは思えぬ華奢な体躯が小さな頭部をこちらの肩に預けてくれるなら、トルテは豊乳の内に広がる暖かさを彼女に伝える様に、その頭頂に口付けを落とした。そして、そんな愛しい友人の口から思いがけぬ言葉を聞き取ってしまえば、ただでさえ大きな黒の童眼を更にまん丸に広げてしまい、期待と不安に胸中を掻き乱されながらの問いを投げる事となった。)
「…………………………………………」
(こちらの慌てぶりが伝染したかのように、いつも上品な王女様らしからぬ落ち着きのない言葉が紡がれる。それがなんとも嬉しくて、しかし、自分が感じた何かがただの勘違いなのか、それとも期待通りの物なのかはっきりするまでは安心する事も出来ず、トルテは無言のままの緊張の面持ちで続く言葉を待ち続ける。そんな最中にも友人の見せる所作はたまらなく可愛らしくて『―――あぁ……わたくし、リシェの事が好きなんですね……』なんて気持ちに気付かされてしまった。そんなタイミング。吐息さえ感じられる程の至近距離から、それでも周囲に誰も居ない月夜の静寂の中だからこそ聞き取る事の出来た小さな声音を耳朶に注がれたなら)
「~~~~~~~~~~~ッッ♡♡♡」
(思わずギュッと目を瞑り、口元を隠し、スカートの裾を握りしめていた両手に力を込めて、無駄に肉付きの良い肢体をブルル…ッと震え上がらせてしまっていた。じゅわっと下腹に溢れた淫らな熱は、ガチガチに強張った怒張から溢れた先走りか、卑猥な黒下着のクロッチに染みを広げる雌蜜か。どちらにせよ、これ以上溢れる想いを押さえつける事は出来なかった。震える睫毛をゆっくり持ち上げ、身を捩って傍らに座る少女に向き直ったお嬢様は)
「――――リシェっ!♡」
(感極まった声音と共に彼女に抱きつき、そのままさして広くもないベンチに友人の細身を押し倒していた。)
■リシェ > (其処に在るのは、単純な友情だけではない。憧憬だとか、羨望だとか。…もっと純粋に好意だとかも、勿論、存在するだろう。
ただ、それ等はあまりにも複雑に、多種多様に、絡み合いすぎて。とてもとても、一つの名前で、呼ぶ事が出来ないもの。
もやもや、胸の内に、絡み付いて蟠る。だからこそ、普段はとても、言葉では言い表せない物。
良くも悪くも。彼女に填められた、首輪、という代物を。一つの媒介、象徴、具体例にする事が出来たから。知らず知らず、声になったのだろう。
…勿論、心配。最初は、其処から始まっていた筈だ。だから、彼女の言葉に、こくこく。頷きを繰り返す。
そのまま頭を預けてしまえば。頭の上に、降ってくる口付けは。もう嬉しいやら、恥ずかしいやら、温かいやら、心地よいやら…これまた。多すぎて、言い表せない、感情の渦。
ぐるぐる、ぐるぐる。痛くなる程、胸の中を、ひっきりなしに行き交う物達は。
…だが、一つだけ、確実なのは。数え切れない程の、それ等の中に。悪い感情は、一つたりとて、存在していない…という事か。)
「で、でもですね、っ。だから…考えないと……
準備とか、出来るかも、分かりませんし、許可とか、いただけるのかも、心配ですし…わたしの持ち物なんて、あまり、無いですし、だからその……っひゃぁぁ、っ!?」
(ほとんど、良い訳じみて。何とか、紡ごうとする、会話。
彼女から、与えて貰える物達は、こんなにも、善性に満ち溢れた物、ばかりなのに。
結局、自分が紡ぎ出したのは、物寂しさと……嫉妬、のような物なのだから。
それは薄汚い感情なのではないか、だとか。彼女には似つかわしくないだとか。色々考えてしまい、誤魔化し加減、せめて後回しにしようとして…
どきり、と硬直してしまう。
同じように、微かに震えた、彼女の身体が。此方に真っ直ぐ向き直った。
正面きって、向き合ってしまう、真っ直ぐ、覗き込まれてしまう……それが。声どころか、呼吸すら、押し留めてしまいそうになった、途端。
とすん。あまりに呆気なく。まるで当然の事であるかのように。抱き締められて、押し倒される。)
「とるっ……トルテ…ぃ…良いんですか? ………わ…わたし、凄く…凄く変な、事、言ってるのにっ…
おかしいとか……その、思わない……ん、ですか……?」
(羨ましいとか、怨めしいとか、だなんて。きっと、彼女には、似合わないのに。
それでも、抱き締められてしまうと。……その先を想像してしまうと。
あぁ、もう駄目だ、と思う。是であれ非であれ、何で有れ…それが、彼女の言葉で、望みなら。きっと自分は、受け容れてしまう。)
■トルテ > (この少女に残してもらえる物ならば、トルテはきっとどの様なものであっても受け入れてしまうだろう。それが、貴族令嬢としての未来を完全に閉ざしてしまう様なものであっても。どきどきどきどきとまるで鎮まる気配の無い胸の鼓動が、淫気にまみれた血流を頭部に送ってトルテの思考を延焼させる。その熱が彼女の肢体に行動として向けられる間際に感じるのは、『慌ててるリシェも本当に可愛らしいですっ♡』なんてお馬鹿な感想。彼女の全てが愛おしくて、溢れる気持ちが抑えられなくて、気付けば柔肉をたっぷりと装備した体重の全てを持って友人たる少女を押し倒していた。)
「構いません、構いません…っ。 わたくし、リシェが下さる物でしたら、それがどの様な物でも受け入れたいって思っていますっ♡」
(再会直後を思わせる、非力な両腕による力いっぱいの抱擁が互いの柔乳を歪ませあう。トルテの乳房は先端をピンと尖らせ、むっちりとした肉付きの弾力の中にコリコリとした感触の違いを際立たせる。そしてその豊乳の下方では、どこまでもふにゃふにゃと柔らかなお嬢様の肢体にあって違和感以外の何物でもない異形の強張りが、友人の下腹に爛れた灼熱を押し付けていた。それは、彼女を弄んできた数多の貴族達と変わらぬ劣情と、種付けを渇望する雄の本能を彼女に伝える事だろう。体重の有利こそあれ囚われの王女とさして変わらぬ膂力しか持たぬ非力なお嬢様なれど、下腹に押し付けられる野太い硬さは女の身では決して抗う事の出来ぬ雄の力強さを有している。彼女がどれほど泣き叫び、抵抗したとしても、トルテが満足するまでは決して逃げられず、犯し続けられるだろう未来さえ幻視させる肉凶器。そんな物を薄い腹肉越しに子宮に押し付けながら紡ぐのは)
「わたくしの身体に、一生消えないリシェの証を刻んで下さい…っ♡」
(乙女の証を捧げる処女の如き言葉。四阿に斜めに差し込む月光を亜麻色髪の帳で遮る暗がりの中、鼻先がふれあいそうな程の至近距離で伝えるトルテの覚悟。真っ赤に炎熱した顔で、しかして幼気な黒瞳だけは真っ直ぐに彼女に向けて、次の瞬間には)
「――――んんんっ、んっ、ふちゅ…っ♡ ちぅう…っ、ちゅるる…っ♡ リシェ、リシェ、……愛しています、ん、ちゅ……りしぇえ……っ♡♡」
(ぽってりと肉厚な唇が彼女の可憐な唇を奪っていた。欠片のためらいもなく送り込む舌が重力に引かれる唾液を彼女の口腔に注ぎ込む。己の味を彼女の舌に覚え込ませる様に、ぬりゅ、にゅるんっと淫靡に蠢く舌先で、友人の味蕾に唾液を塗りつける。)
ご案内:「王都マグメール 王城 中庭」からリシェさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城 中庭」からトルテさんが去りました。