2019/09/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 中庭」にリシェさんが現れました。
リシェ > (今日行われた宴は、花を愛でる物、だったらしい。
中庭の一角、もともと植わっていた物を、東国由来の物達へと、植え替えて。
同じく、シェンヤン様式の、四阿まで準備した辺り。本格的。
日中だったから、というのも有るのだろうか、珍しく…真っ当な催し事だった、そうで。)

「…ちょっと、興味が有ったりも、します。けれど。」

(そんな場面に、玩具である少女が、呼ばれる事は。まず無いと言って良い。
確か昼間は…多くの姫達や公主達が、遅めの朝顔や見頃の芙蓉等を愛でていたであろう、その頃合い。
少女はとある貴族の、男性に。組み伏せられて、何時も通りの有り様、で。
散々弄ばれて、快楽に泣き喚いて、漸く解放されてから。身支度を調えていたら、もう、こんな時間。
当然、誰が残っているでもない、祭の後すら片付けられた、換算とした、四阿の中。
ぽつんと座って、それでも、花々の姿だけは、月光の中に。見て取れた。)

ご案内:「王都マグメール 王城 中庭」にトルテさんが現れました。
トルテ > (宴を終えた閑散が寂しげな風情さえ漂わせる中庭。降り注ぐ月光の中、ピンク色のドレスに身を飾った少女が一人歩いていた。袖口が大きく切り取られたドレスは二の腕どころか豊満な双乳の端さえ布地の端から覗かせている。括れた腰に巻き付けられた紅色の布帯は花飾りのイミテーションを色鮮やかに咲かせるものの、実の所はドレスの下に秘めたふたなり巨根がなにかしらの刺激によって肥大化しても目立たぬ様に固定しておくためという実用的な理由できつく下腹を締め付けていた。そんな貴族令嬢に相応しからぬ淫根を有するお嬢様は、現在夜会などへの出席が許されないため、こうして宴の跡地に足を運んでは、そこに消え残る雰囲気だけでも楽しもうとしていたのだけれど)

「―――――………?」

(ふと視線を巡らせた先、瀟洒な四阿の屋根の下、月光を反射して神秘的に輝く白金に目を奪われた。もしかしたら花の妖精……? なんて子供じみた感想を抱いてしまったトルテは、その横顔が見覚えのある相手の物だと気付いて)

「――――リシェっ!」

(思わず声を上げて駆け出してしまった。大きく響く声音も、無駄に大きな双乳をはしたなく揺らして駆け寄る様も、貴族令嬢としては大きく減点されるだろう品のない所作。それでも、久しぶりに出会う事の出来た王城住まいの友人との再会に踊る心は、淑やかさを保つ余裕などトルテに与えてはくれなかった。そしてその勢いは、彼女が避ける事なく受け止めてくれるのならば、ボフッと下着も付けていない豊乳を彼女の頭部に押し付けて、ぎゅぅううっと強く抱擁するという行動にまでつながる事となるだろう。)

リシェ > 「……?」

(ふと、首を傾げてしまう。かん、かん、硬いヒールの音が、聞こえたかと思えば。そのまま、此方へと近付いてくる。
こんな時間でも、態々、中庭まで出て来る、誰かが。居るのかというと。
昼間は、別件で忙しくて。来る事が出来無かった人物か。少女のように、招待などされない、人間なのかもしれない。
考えている間に、足音は、気付けば駆け足を思わせる、勢いの付いた物となっていて。
音の方へと、振り返ってみたのなら。)

「…トルテ?………トルテ…っ。」

(其処に見出す事が出来たのは、久しぶりに出会う、友人と呼べる…数少ない、貴重な人物の姿。
此方の、頓狂な声と、彼女の声とが、重なって。その間にも、どんどん、距離は詰まっていく。
こちらが、籐椅子から立ち上がる、のろりとした仕草の間にも。きっと、健康優良児なのだろう、彼女の勢いは、止まらずに。
あっという間に距離が詰まり、大迫力の双乳が、少女の視界を埋め尽くして……ぁ、と内心。
何故だろう。以前を思い出すというか。彼女との再会は、ほぼ毎回、こうなるというか。)

「待っ……トル…、っ、っ…!?」

(ぼふんと埋められ、挟まれて、押し潰される。…押し付けられる、どころではなくて。
等しく、背中に腕を回し、彼女の事を抱き締めつつも。
ぱんぱんと背を叩くような動作は、どちらかというと、降参を訴え、助けを求めている…一面もありそうで。)

トルテ > (ずっと王城に軟禁されて好きなように嬲られ続ける王女様に比べればマシなのかも知れないが、トルテもトルテで運動神経は絶望的に欠けている。少女に駆け寄る様は腕を横に振る女の子走りだし、ヒールの足取りは非常に危なっかしく、何も無い所で足をもつれさせて倒れ込みそうになる。それでもどうにか彼女の元に辿り着き――――ぼふっとその頭部を掻き抱いた。)

「――――リシェ、あぁぁ、リシェ…っ! 久しぶりです、本当に久しぶり…っ。わたくし、あれからも幾度か王城に足を運んでいたんですよ? でも、リシェには既に他の方の予約が入ってしまっていたり、わたくしもお父様の紹介してくださった方に会わなければいけなかったりして、ずっとずっとすれ違ってたんです。わたくし、もしかしたらもう二度とリシェと会うことは叶わぬのでは、と思っていました……っ。また会えて本当に嬉しい…っ♡」

(たっぷりの柔肉が大きく拉げさせる抱擁の強さは、夏夜の湿気に蒸れた乳間の体臭―――桃の果汁を思わせるトルテの匂いで彼女の呼吸を奪う事となる。その代わりという訳でも無いが、トルテは乳肉に埋めた頭部の天辺、白金のつむじに鼻先を寄せて、酷く懐かしい友人の匂いを胸いっぱいに吸い込んだ。トルテの膂力は見た目の通り、一般的な貴族令嬢と変わらぬ代物。とは言え、溢れんばかりの好意を込めた双腕は、トルテ同様に非力な少女の体躯を長く長くたわわな豊乳に埋め続ける事になるだろう。それこそ、必死で降参を訴えかける彼女が酸欠で倒れそうになる寸前まで。)

「―――――…………っは! ご、ごめんなさい、リシェ。わたくし、嬉しくって嬉しくってつい……っ。だ、大丈夫でしたか……?」

(再会の抱擁をたっぷりと堪能して満足したのか、胸の中でぐったりしつつあった友人の様子に気付いて慌てて乳肉の圧迫から彼女の頭部を解放する。)

リシェ > (欠けているのは、互いに等しく。という事は…運動神経も、さる事ながら。腕力に関しても、等しく、同等である訳で。
そうなれば、必然、例えこの抱擁が、少女同士の非力で儚い物であろうとも。上回って、引き剥がす、など出来る筈もない。
…いや、例え、物理的には、それが出来たのだとしても。願わくば、そんな行為は、したくない訳で。
だから、毎回。彼女に気付いて貰う、自分から、貌を上げて貰う、のが。お約束なものの。)

「っん、ん…む、んんっ……!とる…っ、て、…っ……んん、っぅん…!?」

(そこまでの時間は、なかなか、長い。
息が詰まる程の圧迫なのに、同時に、少しでも窒息を逃れ、酸素を求めて喘いだのなら。
たちまち、飛び込んで来るのは、彼女の匂い。少女の、女の、双方を兼ね備えたその香りは。例え同性であろうとも、くらくら、目眩すら感じる程…濃く、濃く。
柔肉の狭間で、擦り付けるような鼻筋は。少しだけ、息を求められるものの。
問題は、寧ろ、吸うよりも吐く方。まるで、乳肉へと口付けるかのように、唇を塞がれて。上げようとする声も、当然、堰き止められてしまう。
零距離からの、吐息のくすぐったさや。身動ぐ度に零れる、浴びたばかりのシャワーや石鹸の匂い、それ等で彼女に応えながら。
どうにかこうにか、今回も。窒息してしまう寸前で、彼女は解放してくれた。
ぜぇ、ぜぇ。幾度か荒い息を吐きながら。抱擁自体は、解く事なく。解放された頭を、前に。
覗く肩口に、額を擦り付けたり。頬と頬とを、触れ合わせて、温もりを確かめたり、しつつ。)

「とる、て……はい、大丈夫、です。…ちょっと慣れて来たかもしれません。
…そぅ、ですね。本当に久しぶりです、トルテ。
お互い忙しいですものね。わたしも……なかなか。同じお城に居たり、しても。合いに行く事、出来なくて。
……ん、ふふ。でも、大丈夫……ですよ。わたし、ずっと、居ますもの。…此処から居なくなったり、しません ………し…?」

(必死にも見えてしまう、そんな彼女が。いつも、うれしくて。
少し微笑みながら、とんとん、と彼女の背中を撫でる。
序でに、悪戯半分、その頬に唇を触れさせ………ひくん。指先が、止まる。

前は、こんな物、無かった気がする。彼女の首を、縛める、首輪。
まるで、自分のような立場の者を、思わせる飾り物に。息を潜めるようにして。)

トルテ > (拉げた乳肉から漏れ聞こえる声音は切羽詰まった物なれど、再会の喜びに浸りきっているトルテからすれば『リシェってば、こんな声まで可愛らしいです♡』なんて色惚けた感想しか出てこない。そんなトルテに返されるのは、愛撫などではなく生命の危機を前にした必死の呼吸。しかし、友人の可憐な唇から吐き出される熱く湿った呼気が豊満でありながらも鋭敏な感度も備える乳房に吹き付けられれば「――――あっ、んんぅ…っ♡」なんて恥ずかしい甘息を零してしまう。鼻孔を擽るのは庭園に漂う華香にも似た清潔で上品な匂い。とても懐かしいリシェの匂い。それは、日に何度も様々な相手にその身を貪られ、その度に入浴して付着した穢れを落とさざるを得ない娼婦の如き生活を強要される娘の匂い。それを長時間に渡ってたっぷりと堪能したトルテが非力な抱擁から小さな頭部を解放する頃には、彼女はすっかりグロッキーになってしまっていた。それでも大きく身を離す事無く頬を擦り寄せてくれる彼女の好意が嬉しくて、今一度ぎゅぅうっと華奢な腰を抱きしめてしまった。)

「うぅ……リシェに慣れさせてしまうほど、毎回抱きしめてしまっているんですね……。ですけどそれは、リシェのせいです。リシェとの出会いがいつもいつもとても嬉しいのがいけないんです。反省してください」

(少女の指摘にぽっと白頬を染めつつも、返す言葉は子供の屁理屈の様にむちゃくちゃな言い分。そんな童女めいた甘えを投げる事が出来るのも、彼女が気心の知れた友人であるからなのだろう。そんな彼女が、いつまでもずっとここに居ると言ってくれる友人が寄せた顔を持ち上げて、ほんのりと熱帯びた頬に唇を触れさせるなら、トルテもまた嬉しそうに双眸を細めてそれを受け入れ)

「――――……? ……………あ」

(小さな動揺を滲ませる彼女の所作に気付いて傾げた小首が、彼女の指先の触れる無骨な革首輪の存在を思い起こさせ、ぽってりとした唇から単音を漏らした。どの様に説明したらいいのかと頭を悩ませながら、腰を折り曲げた中途半端な立ち姿を彼女の隣に座らせる。二の腕が触れ合う距離は、一時たりとも彼女と離れていたくないなんてトルテの想いを示す様。)

「えぇと、ですね、これは、その…………素敵なお姉様からのプレゼント、です♡」

(白指を革首輪に絡ませながらの言葉は、幾許かのはにかみを含んでの物。こうした関係についてはトルテよりも余程に深い経験を有しているだろう彼女であれば、この首輪に含まれる淫猥な意味合いも同時に理解出来てしまうはず。とはいえ、正式にご主人さまとペットといった関係になったわけでもないし、今はまだ、露出性癖を持つトルテのちょっとドキドキするアクセサリといった意味合いしか持っていないのだけれど。)

リシェ > (毎度生命の危機を彷徨うわ、うっかり此処で目の前に拡がる物ではない、常世のお花畑が見えかかるわ、の大惨事なのだけど。
それはそれで、彼女との出会い、らしいと。思えてしまうのだから、有る意味慣れっこ。
この息苦しさから、解放されたなら。差程間を置かず、直ぐに、息を取り戻せてしまう辺り。経験値の積み重ねが、見えるかもしれず。
とはいえ、短い時間、晒す事になる、息乱れた様子やら。酸欠によって、ほんのり、紅く染まった表情やら。…涙目やら。
知らない者が見たのなら、さぞ、勘違いしてしまうに違いない…二人の少女の、良からぬ関係、というものを。
…実際の所。多少の淫靡さ、などは。とっくに通り越してしまって。もっともっと、深い関係、なのだけど。)

「…そう言われると。……ぅ、ぅ。言い返せなく、なりますね。…確かに、わたしも、嬉しいですし…
トルテは意外と。世間士の才能が有る、と言いますか…口説き上手と言いますか。」

(例え友人でなく、初対面だったとしても。こんな風に、真っ直ぐ、熱心に言われたら。世の乙女は、大概、くらっときてしまうのではないか。
そして、既に友人である、少女も。少し、唇を尖らせたりなど、しつつも。頬に帯びる熱さが、息苦しさによる物から、また別へと、移ってしまう。
照れ隠しを、半分程。もう半分は、彼女にも、同じ熱さを味わって貰おうと。戯れ合いめいた口付けを、施そうとする内に。
指先に触れた、硬い首輪の感触は。動きを止めてしまうには、充分だった。
…もしかして。暫く、出会えなかったその内に。彼女の身に、良からぬ事が、起きたのではないか。
墜とされて、貶められて、ひょっとすれば酷い目を、見たのではないか。
そんな懸念や不安が、次々、沸き上がってくる胸は。とくん、とくん、鼓動を早めていくばかり。
自然、ぎゅぅ…と。その音を伝えるかのように、彼女を抱き締め返していれば。)

「っと、…え………えぇー……」

(隣に、座り直らされて。今度は寄り添い合うようにして、傍らから、彼女の表情を覗き込めば。
返ってきた答えは、いっそ、あっけらかん、と言っても良い物だった。
当然のように、淫猥な意味合い、それを考えてしまう…というか、それ以外を、考える事が、出来ずにいたから。
良く言えば、拍子抜けしたというか、悪く言えば、呆気に取られた、というか。
取り敢えず、良からぬ事は、無かったらしいと。その点だけは、安心すれば。ずるずる、椅子から滑り落ちそうになる程、脱力して。)

「……は…ぁ。それなら、良いのです、けど。………ですけど。
ちょっと狡い……です、よ、そのお方。…そういう何かを、トルテに、残しておける…というのは。」

(あれ?と、内心、自分で自分に、首を傾げつつも。
口を突いてしまった、久方ぶり故の、羨ましげ、とも言える言葉は。
…今更、飲み込めはしないだろう。)