2019/02/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2」にステファンさんが現れました。
■ステファン > 「…此方からは以上、弁解は法務官殿になさってください」
執務室
捕縛された貴族の両脇に立つ部下に視線を向ければ項垂れる貴族の両脇を確りと抱え部屋を出ていく
項垂れた貴族の男の背中を見送り、ドアが閉まるとハーッと息を吐いた
机の上のペンを手に取り、資料に署名をすればもう一度、息を吐き改めて資料に目を通す
貴族の男の罪状は『横領』である
軍などで使われる官給品の装備の一部を私兵に充てがっていたらしい
それ程、価値が高くないとはいえ罪は罪。王の財産に手を出したのであるから、所領没収、お取り潰しくらいは
当然な気がするがまあ、良いとこ一部の財産を没収、蟄居して爵位を後継者に譲る位なものだろう
「…頭が痛い」
ただでさえ人材不足な上、城壁の補修や街道整備もあり通常の軍事訓練もある所に
匿名のタレコミがあり今しがた連れて行かれた貴族の屋敷を部下を率いて包囲し捕縛した、という話である
密告者が誰なのか、一切、謎…というのも、気になる点ではあったが署名し終えた書類を
署名済みの書類の束の上に戻せば一切合財を忘れることとした
独自に捜査を行うべきなのであろうが、武官も文官も装備も足りない
何なら自分の自由時間も睡眠時間だって不足気味である
「最後に屋敷に戻ったのははて、いつだったか…」
独り言ちても返事はない
部下には全て仕事を割り振ってある。そもそも、参謀畑の自分が定員割れしているとはいえ、
指揮官になっているのがそもそもおかしいのである…と、文句を言っても仕方ないので
黙って書類仕事に精励することにする…部下たちも懸命に働いているのだろうから
■ステファン > 一度、集中し始めてしまえばペンの走る音だけが室内に小さく響く
書類仕事に部下たちの報告、熟しても増えていくばかりの仕事…
しばらく書類と向き合っていれば部下が数名飛び込んできた…どうやら今夜も屋敷に帰ることは出来そうになかった
ご案内:「王都マグメール 王城2」からステファンさんが去りました。