2018/04/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城/来賓室への渡り廊下」にベルナデットさんが現れました。
■ベルナデット > はるか北の祖国の為、王国の某大臣との”外交儀礼”を終え、彼の部屋から解放されたのは日も昇ってからだった。
侍女に軽く髪と上半身は濡れタオルで拭って貰ったものの、純白の長い髪はわずかに乱れ、全身にじっとりと汗ばんだような不快感を感じてしまう。
右手を軽く上げ、肩口へと顔を寄せて、すんと嗅いでみるとやはりほのかに汗の匂いが残っているようにも思う。
あらゆる匂いもない無感地獄から帰還した少女にとって、その匂いもまた生きている実感を与えてくれる好ましいものだが、年頃の娘としては思う所もある次第で……。
湯を借りられないかなと思うものの、時間を考えればそのような手間を掛けさせるのも気が引けてしまう。
そんなことを考えながら、与えられた私室へと戻る渡り廊下へと差し掛かり、涼しげな風に純白の髪を流され、慌てて片手で抑える。
流れる風は汗ばむ身体に心地よく、優しく照らす朝日を見上げ、ほぉっと息を吐く。
美しいと思う、特に無感地獄から戻ってからはありとあらゆるモノが愛おしく感じる。
やはりあれは神の試練だったのだ……細やかなことに幸せを感じられる今を思い、両手を胸の前に組んで日と神に見立て、感謝の祈りを捧げる。
ご案内:「王都マグメール 王城/来賓室への渡り廊下」にフェイレンさんが現れました。
■フェイレン > 与えられた仕事をこなすのに夜通しかかってしまった。
薄く汚れた身体をマントで隠しながら、男は王城の廊下を進んでいる。
不意に窓の外に目を向けると、視界の先に風に揺れる純白を捉えて立ち止まった。
来賓館へと続く渡り廊下に映える、小さな人影――それは影と呼ぶにはあまりに相応しくなかった。
穢れなき白の少女。――聖雪の聖女。
朝の柔らかな日差しが彼女を包み、その身に纏う純白をいっそう輝かせている。
彼女の周囲だけ時が止まったかと思うほど、一心に祈りを捧げるその姿は息を呑むほど尊い。
廊下を回り込み、窓辺に佇む彼女の隣へ歩み寄る。
声を掛けることも忘れてしばらくその光景を目に焼き付け、やがてぽつりと口を開いた。
「――朝の、祈りか」
■ベルナデット > 瞳を伏せ祈りに耽っていると不意にすぐ傍から声が聞こえ、ゆっくりと空色の瞳を開く。
首を巡らせるとそこにはいつかの夜に出会った青年の姿。
その姿を見て、まるで朝日のように温和な笑みを浮かべ両手をスカートの前へと揃えて青年へと向き直る。
おはようございますとでも言うように緩やかに頭を下げ、そして、先日怪我をしていた青年の腕へと視線を止める。
もう痛まないですか?と頭を下げたまま上目遣いに見上げ、少し心配げな表情を向ける。
■フェイレン > 言った後で、自分のことなど忘れているのでは――とわずかに不安になったが、
振り返った少女の澄んだ瞳が、具合を伺うように左腕に添えられるのを感じ、
青年は小さく安堵の息を吐くと、怪我を負った場所を軽く翻して見せた。
「もう、なんともない。…お前のおかげだ」
我ながらひどく不器用な言い草だったが、青年はそれ以上の感謝の言葉を知らなかった。
柔和に微笑む彼女の表情からは、以前と変わらず清廉な印象を受けるものの、
うっすらと汗ばんだ肌に真白の髪が張り付いて、眩暈が引き起こされそうなほど強烈な色香を放っている。
彼女の身に何が起こったのかは想像に難くない。
「……また誰かに抱かれて来たのか?」
青年の指が、少女の顎を掬い上げる。黒曜の瞳に嗜虐めいた色を灯して問いかけた。
■ベルナデット > 青年が腕を翻す様子に安心したように大きく息を吐き、嬉しそうな満面の笑顔を浮かべて見せる。
ぶっきらぼうな物言いながらも青年の気遣いや優しい心は伝わってくる。
人の善性を信じ、苦痛や苦行を神の試練と捉える少女にとってそれを感じられるだけで青年が心を預けるに足る存在であると認識する。
故に……。
「……っ。」
細い顎を持ち上げられ黒曜の瞳に自らの空色を映し出されても逃げるどころか抵抗する素振りも見せず、静かな微笑みを浮かべ続ける。
外交官としての役目を果たして来た……それを言い当てられると一瞬何故わかるのだろうと不思議そうな表情を浮かべるもののすぐに理由に思い当たり、うっすらと汗が滲み純白の髪が張り付いた肩口へと顔を埋め、すんと鼻を鳴らして確認し、顔を真っ赤にして慌てて距離を取る。
体臭を嗅がれたくない、そんな年頃らしい反応だった。
■フェイレン > 問いかけると少女は自身の肌に鼻を押し当て、みるみる顔を赤らめたかと思うと青年から飛びのいた。
愛らしい少女そのものの仕草に少々面食らい、幾度か瞬くと、青年は呆れたように残された手で額を抑えた。
「何故…お前はそうなんだ」
これだけの仕打ちを受けながら、何故恥じらいも清らかさも失わずに居られるのだろう。
初めて会ったあの日、彼女へと抱きかけた共感にも似た感情が形を歪ませていくのがわかる。
貴族に飼われ、変わってしまった自分とは決定的に異なる。
その違いを突き付けられたような、取り残されたような心地になっていた。
言い様のない苛立ちに突き動かされ、青年は空けられた距離を詰めると、細い体を抱き留めようと手を伸ばす。
この胸へ収めることが出来たなら、彼女が気に掛けた肩口にあえて顔を埋め、相手がしたようにすん、と鼻を鳴らすだろう。
芳しい香りを胸へ吸い込むと、甘える子どものようにか弱い首筋へも鼻先を添わせ、薄く纏った汗を唇で舐め取ってみせる。
■ベルナデット > 「……?」
何故?一体何のことを言っているのだろう。
青年が何を聞きたいのか分からず頬を染めたまま小首を傾げる。
何か気に障ることでもしたのだろうか?
思い当たる節がないかと青年との邂逅の記憶を辿る。
おろおろと記憶を呼び起こしていると不意に暖かで力強い感触に包まれた。
「っ!?」
思わず声を上げそうになり慌てて口を噤む。
一体何が、そう思ううちに自らが青年に抱きしめられていることに気付く。
折れそうな華奢な身体は青年の腕の中にすっぽりと包まれ、自己主張激しい胸の膨らみはスポンジのように二人の間で潰れる。
「ゃ……。」
肩口へと顔を突っ込まれこれみよがしに匂いを嗅がれると恥ずかしさのあまりに思わず声が漏れてしまった。
上半身は侍女が濡れタオルで拭ってくれたから残っているのは少女の汗の匂いだけのはず……、だが、もしかしたら昨晩の男の体臭が残ってしまっているかも知れない。
それを抜きにしても体臭を嗅がれるという行為に耳まで真っ赤に染め、青年の腕の中でぷるぷると身体を震わせる。
■フェイレン > 不思議そうに首を傾げる少女をこの手に抱くと、青年の胸板に豊満な乳房が押し当てられる。
華奢な肢体と柔らかな肉の感触、そして艶やかな唇から漏れた愛らしい声音が劣情に拍車を掛け、青年は夢中で鼻を鳴らした。
「…淫らな雌の匂いがする」
この異常とも言える行動に、青年自身も昂っていた。
吸い込んだ女の香が身体を巡り、男の下肢の一点に卑しい熱を蓄えさせる。
片手で背を抱いたままもう一方の手をスカートの中へ潜らせると、
腿をこじ開け、指を押し付けるように秘所をぐりぐりと撫で回した。
女の熱が移ったその手を自分の鼻へ導き、少女の目の前で残酷に嗅いでみせる。
「ああ、雄の匂いもするな…。ここへ何度注いでもらったんだ…?」
蔑むように言い放つと、もう一度秘所へと指を添えた。
今度は下着の横から指を入れ、中のものを掻き出すように乱暴に擦った。
■ベルナデット > 「っ!!」
恥ずかしい、堪らなく恥ずかしい。
正直に言ってセックスは好きだ。
2年にも及ぶ無感地獄の中、祈りと共に自らに生きている実感を与えてくれた行為だから。
しかし、だからと言ってその行為に羞恥を感じないわけではない。
むしろ、そのような淫らな行為が何よりも好きなことが少女の羞恥心を止めどなく煽る。
優しく気遣いを見せてくれた青年の胸の中は心地よく、同時に昨夜の痴態の残り香をほじくり返す言葉に居た堪れないような羞恥を感じる。
「……っ。」
スカートの中へと手を差し込まれると広がった布地の奥から濃厚な匂いが立ち上る。
それは雌……よりも雄の性臭のほうが強い。
侍女が拭ってくれたのは上半身だけで、そこは行為の痕そのままだったから。
その匂いを目の前で嗅がれると堪らず青年の胸へと真っ赤に染まった顔を埋める。
そして、男の欲望と少女の痴情が詰まった蜜壺を掻き混ぜられる快感に何度も身体を痙攣させ、青年の胸を熱く荒い吐息で湿らせる。
■フェイレン > 羞恥を煽ると娘は細い体を震わせ、声を封じた白い喉元から何度も濡れた吐息を漏らした。
この淫らな姿を夜毎、数多の男達に見せているのだと思うと、
小さく胸が痛むと共に身体が卑しく滾って、この歪んだ思いをどう扱えばいいか自分にもわからない。
陰部を犯す指は根元までぐっしょりと濡れ、蜜と白濁の粘液が混じり合って垂れ落ちるのを見届けると、
ぞくりと焦燥がこみ上げ、ここが廊下であることも忘れて彼女の身体を絨毯の上に押し倒した。
以前と同じく、陰核が露出した下着が露わになる。
蕾に結ばれたリボンをわざと解かずに引き下げる。
リボンは根元を絞るように何度も引っ掛かってから解け、いっそう卑猥に赤らんだ。
忙しなくズボンを下げれば雄の象徴が飛び出し、興奮あらたかにびくびくと脈打っている。
「ベルナデット…。全部、掻き出してやる…」
頬を紅潮させたままどこか切ない眼差しで告げると、滾った熱塊を濡れた秘裂へと押し込んだ。
■ベルナデット > 青年の胸の中、青年の若い雄の匂いと自らの吐息から成る女の発情臭が鼻孔を擽る。
気付けば垂れるよだれが青年のシャツをべっとりと濡らしてしまっていた。
それ以上に掻き混ぜられる下の口からはご馳走にありつけた野良犬のようによだれを垂らし、おかわりを求めるよう昨夜のご馳走を溢れさせる。
「っ。」
とすんと軽い音と共に背中が柔らかな絨毯に触れ、華奢な身体はそれだけの衝撃でも息を呑む。
フリルがあしらわれたロングスカートが捲れぐしょぐしょに濡れたローライズショーツに包まれた下腹部が晒され、羞恥に染まる少女の顔に負けぬほど真っ赤に染まった陰核がリボンの中心で卑猥に震えている。
「ひっ!あっ!あ…っ!」
着け方がわからない、侍女にそう言われ衆人環視の元で自ら陰核へとくくりつけたリボンを引かれると細い腰が跳ね上がり、閉じることの出来なくなった可憐な唇から甘い嬌声が上がってしまう。
リボンが解け、ショーツがずり降ろされる頃には絨毯の上で右腕で目元を隠し、全身をぐったりと弛緩させ、それだけで幾度かの絶頂を迎えた肢体は小刻みな痙攣を繰り返す。
そして、仰向けに寝そべる時はその姿勢が当たり前とでも言うように立てた両膝が大きく開かれ、腫れ上がった陰核と娼婦のように肉襞がはみ出した清楚さとは真逆の女の中心を曝け出す。
「あ……はぁ♥」
半ば強姦のように肉棒を差し込まれ、少女は幸せそうな蕩けた甘い鳴き声を上げる。
雄と雌の劣情でどろどろに蕩けた穴はほとんど抵抗なく青年を受け入れ、真綿で包むよう優しく締め付ける。
その緩い締め付けはよくガバガバだと罵られる。
しかし、性技に長けた者であればその評価はすぐに覆る。
数の子天井、ミミズ千匹、吸い付く肉襞……巧みに責めてやればその類まれな味を存分に味わえることだろう。
だが、ただ腰を振ることしか出来ない童貞や奥まで届かない短小であれば、ただの緩い穴でしかない。
■フェイレン > 女の唾液に濡れたシャツが、男の筋肉のフォルムにぴたりと張り付いていた。
温い感触に眉をひそめながらも、彼女のそんな反応ひとつに男の胸は高鳴ってしまう。
「ッ…、犬め…」
罵るような言葉と共に彼女を引き倒し、覆い被さる。
欲望の証を突き立てると、他の男の精に塗れたそこは熱い潤みを湛えて解れ、
熱棒を軽く抜き差しするだけで泥濘を思わせる水音を鳴らした。
ぬるりと吸い付く柔襞を掻き分け、火照った切っ先を奥へ届かせる。
張りつめた亀頭とざらついた天井部分が擦れ合い、繋がった場所から甘い痺れを走らせた。
襲い来る強烈な快感に喉を詰まらせながら、それでも青年は刺すような視線を彼女へ向けた。
「先ほどまで抱かれていたんだろう…? また犯されて悦んでいるのか?」
繰り返される短い嬌声としなやかな肢体の痙攣とが、女の小刻みな絶頂を知らしめる。
自身を根元まで深く突き入れるよう腰を打ち付けながら、
伸ばした手でドレスの胸元を剥き出し、輝くように白い双丘へと顔を埋めた。
わずかに下を向いた先端の突起を口に含み、味わうよう深く舐る。
両胸を交互に犯してから唇を離すと、彼女の快楽に屈した表情を真正面から覗き込んだ。
「ッ…、…汚して、やる…」
汚して汚して、それでも彼女は、他の誰かのために笑うことが出来るのだろうか。
この浅ましい茨の檻で気高く居られるというなら、その証を見せて欲しかった。
「聖女と言うなら、救ってみせろ…ッ。お前自身を……!」
湧き出る情欲が身を焦がし、抑えることが出来ない。
興奮に汗を浮かべ、苦悶の表情を晒しながら、青年は危ういまでに膨張した雄を仕置きのように打ち付け、彼女の中を夢中で貪った。
■ベルナデット > 「はっ!あっ!あっ!あん……!」
組み伏せられた小柄な身体は突き上げられる度に背中を弓なりに浮かせ、M字に開かれた両足がまるで蝶の羽のように踊る。
奥の肉棒へと強い快楽を与える部分は同時に少女の弱点。
そこを突かれる度に少女の口から神へと捧げたはずの声が甘く濡れた色を伴って溢れ出る。
「ひっあっ♥あっ♥そこ……あひっ!んああっ!」
ドレスの胸元を肌蹴られると豊かな膨らみがプリンのように揺れて飛び出し、ドレスの支えを失ったそれは少女の胸の上で卑猥に潰れる。
年頃の娘が持っているはずの張りが少ないものの、指が埋まりこむほどの柔らかさを魅せるそれはそれに触れてきた男たちの数を想像させるだろう。
そのはしたなく膨らんだ先端を食まれると少女の細い顎が跳ね上がり、蜜穴が弱いながらも締め付けを見せる。
涙とよだれを垂らし、だらしなく蕩けた顔へと視線を向けられると恥ずかしさのあまりに両腕で顔を隠し、しかし、覗く可憐な唇から赤い舌を晒し、形となって見えそうなほど熱い吐息をせわしなく紡ぐ。
「貴方も……んはぁ……ん、気持ちいい……ですか?」
気持ちよくないわけがない……悦んでいないわけがない……青年の質問にこくこくと頷き、そして、逆に青年へとわずかに不安げな色を湛えた声で尋ねる。
「んあっ!ああっ!も、もっと穢して……いいですからぁ……っ!
あんん……ふぅ、だから……。」
数時間前まで他の男に貫かれていた穴で青年を悦ばせながら、絶頂を迎える度に全身を痙攣させながら――。
「大丈夫……ですよ、貴方の優しさは……伝わっていますから。」
青年の頬へと両手を当て、優しく包み込むような微笑みを浮かべて見せる。
その瞬間、深い波が少女の全身を襲い、蜜穴が今までにない激しい痙攣を見せ、そして、後ろの穴から他の男に注がれた白濁を卑猥な音を立てて噴き出してしまう。
それでも……少女は青年を安心させるよう微笑みを浮かべたまま……しかし、その痙攣する表情筋が青年の為に必死にアヘ顔を晒さぬよう堪えていることを表す。
■フェイレン > 男に組み敷かれ、顔を隠しながらも濡れた唇で快感を認める少女がいじらしい。
よもや同じ問が返されるとは思っておらず、青年の頬ににわかに朱が灯った。
自分にとってセックスは常に一方向のものだったために、同意を求められることには慣れていなかった。
彼女に包まれた屹立は熱く膨らみ上向いていて、答えは明白だったが、呟くように「ああ」と言うのが精いっぱいだ。
汗ばんだ頬に白魚のような手が添えられ、感情の薄い目を見張った。
すべてを許すような穏やかな眼差しと慈しみ深い声を向けられると、何故だか無性に泣き出したくなる。
「ッ…、ベルナデット…。…っ! …く、ッ…――、あ……!」
結合を突き上げた拍子に少女の身体は一際激しく痙攣し、そんな彼女がもたらす絶大な快感に抗うことが出来ず、青年もせり上がる衝動に任せて絶頂を享受した。
細い背を抱き締め、まろやかな胸に顔を押し付けながら熱く果てる。
吐き出した精が凄まじい勢いで女の最奥を汚し、欲望で白く染めていった。
震える膣に食まれるような甘い刺激を、歯を食いしばって耐え抜くと、
互いの最も熱い場所の少し下から何かが噴き出す感触がした。
それと同時に女の表情はぴくぴくと震え始めてしまっている。
青年が驚いて雄の象徴を引き抜くと、彼女の後孔から征服の証が垂れ落ちていた。
こちらも捧げたのか――そう思うと、恐ろしいまでに冷静な憤りが胸を支配するのがわかった。
身体は勝手に彼女の身体を反転させ、床にうつ伏せにさせると、両手で震える腰を強引に引き上げ、白桃のような尻を晒させた。
己の精と彼女の蜜に塗れ、吐精して尚硬度を落とさぬ屹立を、迷うことなく秘穴へと突き入れる。
「こんなところまで躾けられているとは…。何が、聖女だ…!」
ぐっと腰を落とし、言葉と肉体で彼女を厳しく責め立てる。
女の腹の下から忍ばせた右手で絶頂したばかりの秘所に触れ、ぷっくりと腫れた陰核を罰するようにこね回した。
そのまま責め手を休めることなく、後ろから彼女の耳元に顔を寄せて囁く。
「いつも両方可愛がってもらうのか?
前でイキながら、後ろもして欲しそうな顔をしていたな」
■ベルナデット > 人の為になることは何よりもの歓びを生み出す。
そう躾けられ、そして、躾けられる前から生まれながらにその歓びを知っていた少女は青年の肯定の呟きに嬉しそうに瞳を細める。
しかし、そんな表情を作るのも束の間、最奥で青年が弾けた瞬間、その熱に意識を奪われ、穏やかな微笑みで隠しきれない恍惚の色が少女の可憐な顔を支配する。
全身が震え、蜜穴がうねり、肉襞が絡みつき、すべてを吸い尽くすよう肉穴は肉棒を根本から先端へと向かってポンプのように絞り上げる。
「はぁ、はぁ、いっぱい……すごい……ぃ♥」
長々と続く絶頂感の中、胸に青年を優しく抱きしめながら少女は聖女としての顔を忘れてしまったかのように恍惚の表情を浮かべ幸せそうな呟きを漏らす。
「ひんっ♥」
肉棒を引き抜かれる刺激に腰が跳ね、今欲望を吐き出されたばかりの穴から新鮮な白濁が溢れ、後ろの穴から噴き出し絨毯に拡がる白濁へと混ざり込む。
恍惚に潤んだ空色の視線を目元を隠した腕越しに青年へと向け、まだしてくれるのかと浅ましい期待に目元が潤む。
そして……。
「んひぉおっ♥」
うつ伏せにされお尻だけを高く揚げた無防備な姿を晒し、そして、白濁を零す窄まりというより穴と呼ぶべき場所へと肉棒を突き立てられた瞬間、蜜穴を掻き混ぜられていた時の愛らしい喘ぎではなく獣のような声を上げてしまう。
処女を喪うよりも先に躾けられた羞恥の穴は前穴とは違い暴力的な締め付けを見せ肉棒の根本を締め付ける。
そして、それとは裏腹に奥は緩く包み込み襞の少ないつるんとした肉洞の独特な味を青年へと味わわせる。
「お尻……いやぁ……。」
明らかに快楽に咽び泣いている。
排泄穴は美味しそうに肉棒を締め付け、全身が背徳の快楽に悪性の風邪にでもかかったようにガチガチと震え続ける。
囁かれる耳元、その顔には涙やよだれどころか鼻水まで垂らした一切快楽に抗えない雌の表情を張り付かせ、青年にそれを見られないよう必死に顔を逸らし両腕でかばい覆い隠す。
誰の目にも明らかにそっちの穴で悦んでいる……実際昨晩も何度もその穴をねだって自分から上になって腰を振ったりしたものだ。
大好きな行為……のはずなのに、なぜか今自分を抱く青年にはそんな浅ましい姿を見せたくないと思ってしまった。
そして、少女の口から、無感地獄から解放されて初めて拒絶の言葉が吐き出された。
■フェイレン > 甘く蕩けた声と恍惚の笑みで絶頂を味わう少女の姿がひどく甘美で、
青年がとうに忘れたはずの暖かな感情が胸に満ちていくような心地だった。
だからこそ、他の誰かの証を改めて見つけるのは抑えが利かなくなるほどの衝撃だった。
後孔を穿つと彼女の可憐な見た目からは想像できない、咆哮のような声が上がる。
すっかり慣らされているらしいそこは、膣よりも強い締め付けで青年を咥え込んだ。
鋭い快感に身体は痺れたが、それと同時に何故だかひどく口惜しかった。
嘲るようささめくと、か細い声が嫌だと啼いた。
あの聖女が何かを拒んだという噂は今のところ聞いたことが無かった。
初めて見る抵抗に小さく驚くものの、言葉とは裏腹に身体は淫靡に悦んで、
膣とは異なるつるんとした感触で雄を根元から舐り、ひくひくと頬張っている。
「嘘、だ……。好きなんだろう、ここを犯されるのが……!」
弱々しく抵抗する仕草が、かえって男の胸に火をつける。
熱楔を深く穿ったまま身体を前傾し、彼女の白い背中を抱いた。
男らしい大きな手で腰や胸を掴み、吐息を乱しながら、微かに汗を纏う肩、首筋を何度も甘噛みする。
「ああっ…、こんなに締め付けて、何が嫌、だ……。
昨日も、たっぷり可愛がってもらったんだろう……?
それなのに……、俺にされるのは嫌なのか……?」
必死に背ける顔を追いかけるように耳に、頬に口づけて。
忙しなく腰を揺さぶりながら、熱い眼差しと鋭い声で彼女を呼ぶ。
「こっちを向け、ベルナデット……。
お前のその、浅ましくよがる姿を……もっと、見せてくれ……」
■ベルナデット > 「ひぐっ!おっ!お゛ぁっ!!」
締め付けが強いせいで蜜穴よりもより卑猥で下品な音が後ろの穴から響き渡る。
それに負けじと俯き隠した少女の可憐な口からもくぐもった下品で浅ましい鳴き声が上がり続ける。
蜜穴からは滝のように蜜と白濁のカクテルを垂らし、後ろの穴は強い締め付けをもってよだれを垂らさないものの、その中にはたっぷりと他人の白濁と腸液のカクテルが満たされており、肉棒を引き抜く度にそれが絡みついた様子が見て取れる。
「ひぐっ!おっ!はへぇ!おふおおおおおお♥」
肉棒を深々と咥え込んだ丸いお尻が跳ね上がる。
一際大きな波に攫われ、少女はとても人には見せられない情けないイキ顔を晒しアナルアクメを貪る。
ガクガクと震える全身が快楽の深さを伝え、特に浅い場所、肛門を抉られることに快楽を感じていることを伝える。
好きなのかと聞かれれば嘘は吐けない。
ガクガクと壊れた人形のように首を上下に振りその言葉を肯定する。
しかし……。
「でも……。」
全身を這い回る大きな手と熱い舌、その温かさに得も知れない幸福を感じながらも少女は必死に顔を隠し、跳ねる尻穴から湧き上がる快楽に漏れそうになる無様な喘ぎを押さえ込みながら言葉を紡ぐ。
「なぜか……貴方にだけは……み、見られたくない……んです。」
自分でもよくわからない感情。
優しくしてくれたから?
弱い部分を見せてくれたから?
よくわからない……が、何故か今自分を抱いている青年にだけは汚い姿は見せたくなかった。
■フェイレン > 狂おしく喘ぎながら、儚い声で途切れ途切れに告げられた思いにはっと息を呑む。
頑なにこちらを向かない少女の小さな背中が急に頼りなげに見えて、
全てを放り出して抱き締めてしまいたいような、不思議な感覚に見舞われていた。
「お前は何故、そうも……愛らしい、んだ……」
漏れた本音に咄嗟に唇を噛む。――何を言ってるんだ、俺は。
あとわずかで達してしまいそうな男根を誤魔化すように引き抜くと、
最早誰のものかわからないどろりとした体液が共に溢れ、絨毯を大いに汚した。
男は肩で息をしながら、彼女の震える白い腕を掴み、その身をぐっと引き寄せる。
見られたくないという言葉に従ってそのまま胸に抱くと、己のマントの内側の生地で彼女の顔を拭いた。
そのままマントを被せると、外界から彼女を覆い隠せるようだった。
男の胸で高鳴る鼓動だけは、きっと伝ってしまうだろうが。
「……お前は美しい」
上手く続きを紡げず、唇を開いては閉じるのを繰り返す。
「……見た目だけじゃない。どれだけ辱めを受けようとも、
お前の中には……誰にも染まらぬ部分があるようだ」
こんな自分にさえ、優しい眼差しを向けてしまうほどに。
男が思うより少女ずっと、眩しいほどに清らかだった。
「いつかお前の、その白さで……、……」
出過ぎた願い事に口を噤み、自戒のように首を振る。
皆、こうして彼女に救いを求めるのか――では彼女自身の救いはどこにあるのだろう。
自分の身から外したマントで衣服の乱れた彼女を包む。
震える唇を寄せ、少し迷ってから額に、そして瞼に小さく口づけた。
「……主人は二日前から外遊に出ている。
あの人の浴場を使っても叱られることはない」
そう言うと片手を伸べた。
■ベルナデット > 「ひぅっ!」
俯いた少女の口から今までとは毛色の違う息を呑むような声が漏れる。
敬われる、敬愛されることは多くとも『愛らしい』などという言葉を投げかけられたのは初めてだった。
何故かその言葉が堪らなく嬉しく、しかし、その気持ちを代弁するのは浅ましく肉棒を貪る後ろの穴。
浅ましく締め付けるその穴を肉棒が引き抜かれていく感覚はまるで排泄を思わせ、そんな感覚で快楽を感じる姿を優しい青年に見られることに堪らない羞恥を感じてしまう。
しかし、肛門はまるで生クリームを絞るよう抜かれていく肉棒の根本から先端へと絞り立て、極上の快楽を与えつつ心と裏腹な肉体の悦びに俯き隠した顔が愛らしいとは程遠い淫らで浅ましく下品な表情を晒す。
それ故に……絶対に見せられないと両腕で覆い隠し……。
「ひぐあおおおっ♥」
肉棒が引き抜かれる最後、張り出したエラに肛門の裏側を刺激され情けない声と共にアナルアクメを迎え、解放されたばかりの後ろの穴から射精のような勢いで白濁を噴き出す。
意識が真っ白に染まる……もう顔を隠すことに意識を向けることすら出来ない……きっと意識が戻った時には優しい青年に無様な顔を見せて嫌われてしまっている……。
意識が消し飛ぶ瞬間、そんな不安が一気に押し寄せた。
そして……。
「ふ、あ……あぁ……。」
意識が戻った時、周囲は薄暗かった。
確かまだ朝だったはずなのに、まさかそんなに長い時間意識を飛ばしてしまったのか……。
はしたなく浅ましい自らの肢体を恥じながらも感じたのは違和感。
これは空が暗くなっているのではなく……何かに包まれている?
それに気付けば後は状況を把握するのは簡単だった。
頬を寄せる暖かな枕は確かな鼓動を伝えて来たから。
抱きとめられている、そして、自分の願いを聞き届け顔を見ないようにしてくれている……。
思わぬ幸福感に堪らず青年の胸に力いっぱいしがみつき、意識を取り戻したことを青年へと伝える。
マントの外から聞こえる声はくぐもっているけれど、自分を心から労ってくれているのが痛いほど伝わってくる。
その胸の中、何度も頷き、まるで両親がしてくれたような優しい口づけに心の底から安堵感を感じ、マントの隙間から視線だけを向け、差し出された手をそっと握り返す。
「……。」
そして、無言で青年の手のひらに指先を這わせる。
『ありがとう。』
と。
マントの奥から覗き込む空色の瞳が嬉しそうに笑みの形を作った。
■フェイレン > 繋がりを強引に解く拍子、彼女は絶頂から意識を手放してしまったらしい。
そもそも彼女は昨夜、さんざんその身を捧げてきた後だ。
そうわかっていながら無茶させてしまったことを悔い、脱力した身体を抱いていると、突然胸に縋られ一際心臓が跳ねてしまう。
意識を取り戻した少女はマントに包まれながら微笑み、青年の不器用な口づけを静かに受け止めた。
手のひらに描かれた文字が、朝の空気にそっと溶けていくのを見届ける。
これも奇跡の一端なのだろう。優しく発光する繊細な筆跡は、彼女によく似合っている。
自分など、感謝を述べられるには値しないはずなのに――。
途端に何かを返さなければならない気になり、今度はこちらがその手を捕まえ、文字を書いた。
――当然彼女のような力は無いため、手のひらに直接、ではあったが。
『星』
シェンヤン風の文字は、彼女には通じないかもしれない。
その一文字を書ききった後、隣に王国標準の言葉で『シン』と添えた。
――シン殿下。昔はこの城で、そう呼ばれていた。
今はもう呼ぶ者のない、忘れ去られた名前。
教えたのは気まぐれに過ぎなかったかもしれないが、青年は大切な秘密を隠すように、その小さな手のひらをそっと握らせる。
「……行くぞ」
どこか気恥ずかしそうに視線を逸らして言うと、マントごと彼女の身体を抱き上げ、浴場へ続く道を歩み始めるのだった。
■ベルナデット > 青年の胸の鼓動が高くなったのを感じ取り、何だか可笑しくなって小さく笑みを零してしまう。
あんな乱暴に振る舞っておきながら彼もまた自分と同じなのだ、と。
この時ばかりは胸が大きなことが有り難く思う。
青年に負けないほどの胸の高鳴りが伝わりづらいだろうから。
「……?」
青年の指が手のひらを這う。
絵……だろうか?
妙に画数が多いのは文字がひとつではないから?
そんな疑問を懐きながらマントの奥からじっと青年の顔を見上げる。
一体何を……そう思った所で手のひらに書かれたのは慣れ親しんだ……とまでは言わないが、よく理解出来るこの国の文字。
――シン?
一瞬それが何を意味するか分からずきょとんとした表情を浮かべ青年を見上げる。
文字を隠すよう手を握らせ、そして、ぶっきらぼうながら何か恥ずかしそうな青年の様子に抱き上げられてから暫くしてその文字が何を意味するか理解した。
「……♪」
思わず青年の首筋へと両腕を回ししがみつく。
そして、その耳元へと可憐な唇を寄せ、神へと捧げた声でそっと彼の名を呼んでみた。
湯を借りた後、きっと夜のお勤めまでは一緒にいられるだろう、また抱いてくれるかな……?
肉の悦びではなくつながりが欲しい……そんな今までにない心境に戸惑いとむず痒さを覚えながら青年へと身を任せるのだった。
ご案内:「王都マグメール 王城/来賓室への渡り廊下」からベルナデットさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城/来賓室への渡り廊下」からフェイレンさんが去りました。