2018/04/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2」にロードさんが現れました。
■ロード >
王城の回廊に激しい音が響く
皿の割れる音、そして侍女の悲鳴──
やがて静けさが戻ると、その発生源であった私室から細身の男が現れる
「次はもうちょっとまともな料理作るようコックに言いつけとけ!いいなあ!?」
部屋の中へと怒号を飛ばし、ドアを蹴り閉じる
男は今日も不機嫌だった
■ロード >
たまたま料理の中に男の嫌いな素材が1つ使われていた
ただそれだけで沸点の低い男は激昂し、テーブルを蹴り上げた
それだけでは飽き足らず配膳をした侍女へと鞭を振るった
それでも苛立ちがは収まらない
どこまでもどこまでも、人としての器が小さな
「(バカにしやがって、わざとに決まってやがる…クソどもが)」
自分を嫌った人間の仕業だと決めつける
猜疑心が服を着て歩いているようなものである
■ロード >
そのへんを歩いてる貴族の女なんかがいれば難癖つけて犯してやりたい気分だったが、
生憎と今日はそんな不幸な女もいないらしい
───
「チッ……」
つまらなさと苛立ちが募ってゆく
ご案内:「王都マグメール 王城2」にレナーテさんが現れました。
■レナーテ > 深夜ともなれば、王城は静寂に包まれる事が多かった。
時折宴をしているところがあっても、外に喧騒が激しく伝わることも少ない。
何より人が出回らない城内は、欲に塗れた世界とは切り離されたかのように神秘的に映る時もある。
派出所としている部屋で書類仕事を終えたものの、宿や帰路につくには遅い。
パタンと帳簿を閉じてからぐっと背伸びをしたのが、数十分ほど前。
ケープと鞄、腰に巻いた装備品のベルトとガンベルト、それを置いたまま小銃だけを片手にお気に入りのテラスへと向かう。
誰もいない風当たりのいい場所で、月夜の下で佇むのが好きだった。
今宵は別様を一緒に済ませようとそこに座ったのが、彼が食事をしていた頃だろう。
「最近増幅弾使ってなかったですが、汚れは貯まるものですね……ホント」
レバーを引いて排莢口を開いていき、金具を取り外していく。
ベンチの上に布を広げていき、そこに置いてあるのは道具と、部品を取り分ける磁石入りの小皿。
小気味いい音を響かせながら機関部を分解していくと……激しい物音と悲鳴。
それにびくんと体が大きく跳ねていき、尻尾がスカートから飛び出す。
ブレた指先が思わず弾いてしまったバネが、勢いよく目の前を飛び抜けていく。
一番なくすとマズイ部分のパーツと一体化したそれは、特注品の小銃を使う自身としては紛失厳禁なもの。
廊下の方へと飛んでいったそれを、小銃を置いて追いかけていく。
慌てふためきながらテラスからその姿を彼の前へ表し、落ち着かぬ様子で床を撫でるようにして何かを探っていた。
――その捜し物は、ころころと彼の足元へと転がっていき、爪先にこつりとぶつかって、ゆらゆらと上下に踊っていく。
■ロード >
「──あん?」
目の前に現れた少女…特徴的な外見を持つその少女は一目でミレーかその血縁だとわかる
自らの足先に当たったそれには知らず、見下ろしながら男は声をかける
「オイ、誰の通行を邪魔してんだ獣」
苛立ちと侮蔑を含んだ、冷たい声
■レナーテ > (何処行っちゃいましたかね……取り寄せるとなると、エッタさんに作ってもらわないと……)
金具を探すのに焦りすぎたのか、飛び出した尻尾をしまい忘れたらしい。
耳は相変わらずベレー帽に隠れたままだったが、それだけでも人ではないことはバレてしまう。
掛けられた声に顔を上げれば、不遜な態度をした青年の姿。
見た目や格好といい、恐らく王族の人間だろうと思えば、彼の苛立ちと侮蔑の声に心を冷やしていく。
「……失礼いたしました」
この手の相手には何を言っても、言葉の刃を切りつけられるだけ。
瞳を伏せ、立ち上がった後、深々と頭を下げていく。
その辺の所作は、集落の臨時の率い手らしい丁寧なもので、数秒ほど頭を下げた後、ゆっくりと上げていった。
仕事の時の落ち着いた顔で彼と視線を合わせた後、静かにテラスの方へと下がっていく。
パーツは彼が去って静かになった後に探そう。
そう思いながら、改めて廊下にいる彼の方へ頭を下げたまま、彼が過ぎ去るのを待つことにしたようだ。
■ロード >
「フン」
鼻を鳴らし、少女を見下ろす
丁度いい、こいつで憂さを晴らすか
「ミレーが、うろちょろしやがって。躾がなってねぇ。
誰の奴隷か知らねえが、躾けなおしてやるよ」
勝手なことを言いながら、頭を下げている少女の片腕を掴もうとする
■レナーテ > そのまま通り過ぎてくれれば良かったものだが、こちらの腕を掴んでくる彼に特に抵抗する様子はない。
ミレー族かと言われれば、クォーターで人間寄りであるのだが、恐らく彼にそんな事を解いても無駄だろうと口を噤む。
(『その若造を夜食にしてやろうか』)
(ユーレック、辞めてください。とりあえず組合長さんに報告だけしてください。何処の王族の方かわかりませんし、以前のフェルザ家との一件みたいに揉めても面倒です)
脳裏に響く二人だけの会話、相棒の火の鳥が物騒なことを宣うも直ぐ様窘めていく。
その合間、何処のと言われれば、それについても口にはしなかった。
ただ無言のまま頭を下げた格好を取り続ける。
彼に何か害を成すための黙秘ではなく、寧ろ面倒を避ける為のものだ。
昨日の薬とは違い、ただの乱暴なら心を閉ざしていれば問題ない。
――そう、己に言い聞かせるしかなかった。
掴んだ腕は、性奴や貴族娘のような細腕のようではあるも、程よい柔らかさと肌触りの下に確かな固さも備えた、遅筋の多い感触を与える。
■ロード >
「おい、王族が躾けてやるって言ってんだぜ。言うことがあるだろ、ミレー」
──男は少女の名前を聞こうともしない
国の歪みを現したような表情を向けたまま、少女のことを種族の名で呼ぶ
「へっ…まぁいいか」
細腕を掴んだまま、近くの使われていない客室へとずかずか入ってゆく
部屋へと入ってしまえばドアに内鍵をかけ、
まるで放り投げるようにして、天蓋付きのベッドへとレナーテの手を投げ離す
上着とベストを脱ぎ、椅子へと投げ掛けて、嗜虐的な笑みを浮かべレナーテへと向き直る
■レナーテ > (『……こいつ、カリカリのクリスピーにしてやろうか』)
(私も半分は同意ですが……物理的なことは駄目です。ですが……ユーレック、組合長さんに、こう伝えておいてください)
ミレー呼びしながら見下してくる彼の態度に、どうにか顔には出さぬように堪えていたが、脳裏に響く火の鳥の声は怒り心頭だった。
こういい始めたら、止めない限り本当に言葉通りに丸焦げにしてやろうとする質なので、しっかりと釘を差していく。
代わりにと告げた内容に、多少なりには溜飲をさげたらしい。
但し、汚される主の声は聞きたくないと念話のラインだけ閉ざされてしまう。
引っ張られるがまま客室へと連れて行かれると、豪華なベッドの上へ尻餅をつく。
緩く編んだ三つ編みが揺れ、眼鏡が僅かに下へとずれていくと金色の瞳がよく見えるだろう。
嗜虐的な笑みを浮かべる彼が近づいてくれば、あれだけ罵倒されていながらも……心強かに微笑みを浮かべてみせる。
「……ありがとうございます。今宵、私を躾けていただける貴方様のお名前をお聞かせいただけますか…? 私の主にお礼を伝えるように、申し伝えますので…」
無理して彼に取り入ろうとする少女とみえるか、それとも罠を張り巡らす悪女と見るかは彼次第か。
上目遣いに彼を見上げながら、無抵抗を示すように両手を胸元へ添えていく。
「それと……戦仕事も務めていますので、この服は防具も兼ねております。無理に裂かれますと、お手を怪我させてしまいますので……ご注意くださいませ」
見た目こそクラシカルなゴシック系の服装に近く、フリルや飾り刺繍の多い可愛らしい格好。
だが、実際に裂こうとすればわかることだが、人力ではほぼ不可能に近い靭性があり、刃物で裂こうにもヤスる様にしか切れない代物。
短気そうな彼が自滅しないようにと、丁寧ながらもコントロールを促そうとする。
最後に、よろしくお願い致しますと小さく囁きながら頭を下げていき、ただ只管に丁寧に彼に接していく。
■ロード >
「…あぁ?何言ってんだてめぇ…」
首元を緩めつつ、苛ついた声が響く
「…はぁん、てめぇの主に俺の名前を伝えて仕返しでもしようって腹かよ。
ミレーのくせにいい度胸してやがるな、むかつくぜ」
しかし少女は抵抗する様子は見せない
どこかちぐはぐな少女に、男は猜疑心を強めてゆく
「そう思うならさっさと自分で脱げや、めんどくせえ」
苛々と、その長い脚をぶらぶらとさせる
もたついているとすぐにも蹴りが飛んできそうな危機感すら感じさせる
■レナーテ > ある程度は当たっているが、仕返しという言い方は外れていた。
乱暴な割に慎重なところもある彼の口から名を割らせるのは難しいかと考えつつも、彼の言葉に苦笑いを浮かべて頭を振る。
「滅相もありません……こんな夜更けに城にいらっしゃったのですから、王族の方かとは存じますが……私の主は王の血は引いておりませんので、仕返しなどとても…」
真実だけを並べていき、抵抗は示さない。
脱げと言われれば、幾ら心を閉ざしたとは言え、羞恥心までは抑えきれないもの。
胸元に添えた掌が、それを堪えるように僅かにブラウスの布地を握ると、ゆっくりと立ち上がる。
失礼します と呟く声は先程に比べれば、小さく震えるような響き。
ベレー帽を脱ぐと、そこに押し込められていた焦げ茶色の毛が生え揃う猫耳が姿を表し、垂れた耳の先が少しだけ動いていた。
俯いたまま胸元のボタンを外していくと、ゆっくりと広がっていく胸元からは白い肌と、白地に黒いレースを飾ったブラと慎ましげな房の丸みが見えていく。
ボタンを外し終えれば、今度はコルセットスカートの留め金を解いていく。
パチンと音を立てて外れていくそれは、固いコルセット部分が外れると共に、押し込められていたブラウスの裾が覗けるだろう。
バサッと重ための音を響かせながらスカートが滑り落ちれば、薄っすらと縦筋の入った腹部と括れた腰が露となる。
ショーツも裾の下から見え隠れているが、ブラと同様に白に黒のレースを飾った可愛らしくも大人びたデザイン。
一つ一つ脱いでいく度に頬の赤みが増し、猫耳の内側の桜色まで濃くしながら、最後にブラウスを肩から滑り落とす。
白黒のランジェリーと白いニーハイソックスだけの姿に、体付きは幼さの残る未発達な胸元と女らしくなってきた臀部と、年頃のアンバランスさある身体。
「これで……よろしいでしょうか?」
震える吐息を溢しながら、羞恥に薄っすらと涙を浮かべて呟く。
しかし俯いたまま顔を上げれなかった。
■ロード >
「はっ、信じるかよ。
俺に無理矢理に部屋に連れ込まれても震えもしねえ。
お前みてぇなヤツは大体後ろ盾つきだ。気に入らねえ」
そんな言葉を投げかけつつ、警戒を解かないその眼を衣服を脱いでゆく少女の肢体へと向ける
「はっ、ミレーにしては上等だ。
それじゃあ次にすることもわかるよな」
涙を浮かべ、羞恥に震える様子を見てその笑みを深める
警戒は解かないままに、愉しむことにしたようだ
ズボンの前から、まだ固さを帯びていない肉棒を取り出し、少女の眼前へと突きつける
■レナーテ > 「……その様に躾けられましたので。戦いもしますので、取り乱していると都合が悪いのです。……どの様に捉えられましても、結構ですが…お気に召さないのでしたらば、お辞めになりますか?」
そうでなくとも、散々の陵辱と監禁を味わった身としては、ひと時の屈辱に震える程、清らかでもなかった。
ただ、戦うに置いて怯える心は多少必要だが、有りすぎれば引き金を引くことも適わない。
苦笑いのまま、尽くす仕草を変えぬ理由を紡ぐと、気遣うようにこちらから身を引く言葉を投げかける。
そんな曰く付きの女を楽しむことも出来ないだろうと。
ただ、そんな甲斐甲斐しい態度も、脱衣の羞恥の前には消えてしまうわけだが。
「ありがとうございます……えぇ、教え込まれておりますので……それでは失礼します」
恥じらいにのってくるならば、その流れに乗っていく。
近づく彼が晒す肉棒は、まだ反り返っていなかったものの、準備をしろと言うようなもの。
ちらりと彼を見上げると、俯くように濡れた瞳を反らしながら頷いていく。
そして、断りの言葉と共に白く細い指が肉棒へと添えられていった。
銃を握り込むことで出来る淡く固くなった部分のある掌、それとペンだこ。
それ以外は程よく手入れのされた柔肌の感触を伝えていき、茎を優しく扱くようにして愛撫する。
そして、小さく開いた唇から小さな舌先を覗かせると、柔らかい亀頭へ優しくゆっくりと滑るそれを這わせていった。
飴玉を舐めるように何度も何度も這わせていき、裏筋から雁首の周りと快楽神経の多いだろう場所を濡らしていく。
震える息遣いが粘膜を撫で、時折くぐもった息を溢しながら先端に吸い付き、猫のように肉棒へ奉仕を重ねていった。
■ロード >
「あ?うるせえよ、やめるだなんだのは俺が決めるんだ」
提案すらも鬱陶しげな顔をして、その奉仕を見下ろす
指先が触れ、舌先が続けば彼のペニスは歓喜するように震え、固さを帯びはじめる
「へっ…そこそこには躾けられてんじゃねぇか…よっ!!」
十分に固くなってきた頃、男の手がレナーテの頭へと伸びる
そしてそのまま、肉棒を口へ…喉奥までも無理矢理に押し込む──
道具を使うように無造作に、無遠慮に、少女がどんな反応を示そうともまるで構わず、
果にその口内いっぱいに最初の迸りを注ぎ込む
──……口元を歪め、肉棒を引っ張り出せば、その細い肩を掴み体を入れ替える
ベッドの上で、尻だけが持ち上がるような姿勢にさせて
「獣にゃいい格好だろう」
そう北叟笑む
■レナーテ > 「然様でございますか…それは失礼いたしました」
黙っていろといわんばりの言葉に、反論すること無く謝罪を紡ぐ。
閉じ込められていた頃に仕込まれた口淫を彼の肉棒へ施していくと、固く反り返っていく。
動きに合わせるように舌を追従させ、部屋の中に水滴が滴るような、静かな水音が幾度も重なり合う。
「んぐぅっ!? あ、が……っ! んぶ……っ」
十分な固さが宿ってきたところで、唐突に頭を掴まえられると、強引にイラマチオへと変えられてしまう。
ごりっと喉奥の窄まりを抉られれば、流石にそれに耐えられる程ではなく、金色の瞳が見開かれて苦しげに瞳孔が震える。
ごり、ぞりっと奥の粘膜を仮首で抉られる度に喉が収縮し、鼻から抜けるくぐもった吐息と共に体が苦しげに痙攣した。
そして……構わずに注がれる白濁は、喉の奥へは流れ込まず、叩きつけるだけで口内へと滞留していく。
「ごほっ……!」
むせながら口元に掌を添えていくと、湿った咳と共に唾液と混じり合った白濁の飛沫が掌に溜まっていった。
掠れる呼吸と共に肩で息をすると、溜まったそれを手酌のように唇へ当てて、口内へと戻していく。
傾けたそれに白色がなくなれば、唇を閉ざし、軽く喉をのけぞらして飲み下してみせる。
こくりと喉が音と共に蠢き、綺麗に飲み込むと、ありがとうございますと、言葉を添えてぎこちない笑みを浮かべていく。
「っ……! はい……躾が必要な…獣でございますから……」
体を押し倒され、ベッドの上へ転がされた体は尻を突き出すような卑猥な格好。
転がる衝撃に少し驚きつつも、乱暴な扱いに三つ編みのゴム紐が溶けてしまう。
ほくそ笑む彼の言葉には僅かな間を空けて、言葉もぎこちなくなっていく。
雄を求めるようなポーズに苦しさに引いていた恥じらいの赤がふたたび戻っていた。
髪が解けると、シトラスの爽やかな甘い香りを広げながらも、長い髪が背中を包んでいく。
顔を覆う面積も少し増え、先程よりも幼さが増した横顔は眼鏡のレンズに恥じらいの雫を零す。
■ロード >
一度吐き出した精に文句をつけてやろうかと思ったが、目の前で口へと戻してみせた
罵倒のタイミングを逃し、若干眉を顰める
「お前のよぉ、そういう態度が引っ掛かんだよなァ…?
従順なフリして腹の中で何考えてやがんだ?あぁ?ミレーがよ」
苛立たしげに、持ち上げられた尻へと平手打ちを飛ばす
「──まァ折角だ。こっちの具合を見て、お前のそのよくわかんねぇ余裕がありそうな姿勢が続くか見てやるよ」
男の指が触れるのは、レナーテの小さな窄まり
無理矢理にでも潜り込んでいくそれはぐちぐちと拡げるように後孔を抉ってゆく
「…クク」
喉を鳴らして笑う
弱者をそうやって弄ぶのが楽しくてたまらないといった具合に
──さんざん穿りほぐした後、サディスティックな刺激に更に固さを熱を帯びた巨根んを、レナーテのそこへと押し当て…
根本まで、一気に貫いた
■レナーテ > 躾の行き届いた牝猫といった様子で、彼の乱暴な性に従っていく。
白濁を飲み下すのも、以前投獄された時に吐き出したら、酷く暴力を振るわれたからであり、飲み下すのが正しいと悲しくも覚えてしまっていた。
それに眉を歪めたのを見やれば、言葉は書けぬものの、彼の性質がより見えてきた気がする。
「んっ……! 申し訳…ありません……飼われた獣…に、そんな考えなど……」
パチンッと尻肉から乾いた音が響き、ショーツからはみ出た白肌に薄っすらと赤いて跡が残る。
ジンジンとした痛みは、それほど痛くはないものの、それでも息の詰まるような声を上げ、唇をきゅっと噛みしめる。
ショーツをずらされ、晒された窄まりも色素の沈みの少ないきれいなもの。
ただ、指を入れればわかるものだが……明らかに使い込まれた痕跡として、無理矢理に押し込まれた指が抵抗なく飲み込まれてしまう。
「っ……ぐ、ぁ……んは……っ」
排泄の粘膜を広げられていく感触に、痛みを覚える様子はないが、湿りの少なさに、苦悶の声が混じっていく。
執拗な指の責め苦に束ねた指でも飲み込めれる程度にほぐれるのも、そう時間は掛からなかった。
洗い息を繰り返しながら尻を震わせていると、押し殺すような笑い声とともにとうとう肉棒が入り込む。
ずるずるっと、肉がこすれる感触は摩擦が強く、異物感の強さに軽く喉をのけぞらしてしまう。
「いぎっ……ぐ、ぅぅ……っ、んぐ…っ、ぅ……あ、ありがとう……ござい、ます……」
痛みに耐えるようにして御礼の言葉を紡ぎ、体が呼吸に大きく揺れる。
痛みも、不快感も、望まぬ快楽も……彼が思う余裕を崩すには間違っていた。
心を閉ざしている相手へ、最大に示す侮蔑は無関心であり、心を毒さない責め苦は心を砕くほどの屈辱を味わった心には意味をなさない。
入り込んだ肉棒を反射的に体はきゅぅっと窄めて腸壁で包んでいき、括約筋の集まる菊座は肉棒の根本へ、不規則な収縮でマッサージしていく。
滑りの少ない腸内ではあるも、動くぐらいの潤滑油の粘液はあるだろう。
異物感の強い挿入に、苦しげに呼吸を繰り返し、両手を顔の前へだらりと伸ばしながら、頭もベッドに沈んでいく。
■ロード >
「ふん…ッ、どうだかな」
自身を飼われた獣と言う
後孔を貫かれ御礼の言葉を口にする
そのどれもが男には本心と思えず、その苛立ちが責めを苛烈にさせてゆく
「はっ、ハハッ。おら、もっと濡らせもっと締めろ。
お前らミレーはそれくらいしか俺達の役には立てねえんだから、よぉッ」
激しい打ち付け音が部屋に響く
相手のことなど微塵も考えない、孔が壊れてしまうかもしれないなど気にも留めない
ただただ奴隷を使い潰すような傲慢な行為を続ける
──…一度、二度、三度、と何度もその最奥へと注ぎ込み、男の体力がなくなった頃
「へ…ッ、へへ。あ゛ー……まぁ、そこそこ使えたな」
肩で息をしつつ、男が一物をレナーテからようやく引きずり出す
行為の最中に尻も叩き、乳房も痕が残るぐらいに揉み潰した
「おかげで娼館に行く手間が省けたぜ、褒めてやるよ。ク、カカッ」
自分のした行為、ただただ欲望を叩きつけ相手を甚振っただけの行為に満足げな言葉を漏らす
どこまでも小さな男、彼を知る…知った者は誰もがこう評価するだろう───
■レナーテ > 今更、ただの陵辱に怯えられるほど清らかではなかった。
だが、それを受け止める度に穢れに悲しみを覚えていく。
そんな心身に触れることのない彼に対して、心の殻は幾重にも固い殻を重ねて形成するばかり。
「痛っ……そんな…ぁっ、ひぐ……っ、壊れ……ひぃ…っ!」
ずちゅ、ぐちっ、と響き渡る音は水気の少ない、乾いた響き。
粘膜同士がこすれる度に、徐々に傷を抑えるように腸液が溢れていくと、彼の望むような湿り気を帯びてしまう。
強引に解されていく腸壁はねっとりと肉棒へと絡みつき、愛液とは異なる滑りと熱で奥へ奥へと誘う。
苦しげな声ばかり溢れるこちらとは異なり、彼の肉棒には痙攣するような収縮で深い快楽をもたらしていき、性器というよりは道具としての使い心地があるだろう。
「うぅ……っ、んぐっ、あ……ひ……っ…! 中に出て――熱っ……ぅあ…っ」
こちらの快楽など気にすることのない射精が繰り返される度に焼けるような感触が腹部に広がり、苦しげな声が溢れる。
突き出した尻が徐々に疲労と共に沈んでいくと、彼の平手に強引に押し上げられ、沈んでは叩かれと、白い尻は重なり合う掌の赤いに染まった。
彼が満足げに肉棒を引き抜く頃には、苦しさに痙攣するように震え、溢れた唾液にシーツを濡らし、項垂れる……突き崩されたような姿が見えたことだろう。
小さな乳房にも痛々しい赤い指の跡が重なりあい、明らかに乱暴された爪痕が刻まれていた。
「――……それは、ご満足……いただけたようで、良かったです……」
肩で息をしながら、途絶え途絶えに彼に喜びの言葉を紡いでみせた。
ごぽごぽと菊座から白濁が零れ落ち、ショーツに染み込んでいくと、クロッチの部分がくすんでいく。
割れ目からは僅かにサラサラの蜜が滴り、汚されきったままの姿で彼に告げたのだ。
再び神経を逆なでするだろうか…それでも、力無く笑みを浮かべて見せるのは最早意地かも知れない。
■ロード >
「…はっ」
喜びの言葉と、笑み
男はそれを鼻で笑い飛ばし、ぐったりとしたレナーテの髪を掴みその顔を上げさせる
「オイ、お前は奴隷だろ?ミレーだろォ?
満足させるのが当たり前なんだよ。
満足もできねぇ奴隷だの、道具だの、いらねーだろうが」
そんな言葉を投げかける必要も意味も、ない
ただただ罵倒することで己の優位を知らしめたい、それだけなのだろう
募っていた苛々は、多少すっきりとした
彼にとってはそれだけでも満たされているのだ
「後は綺麗にしとけよ、本来客が使うんだからなぁこの部屋は。
獣が使ったとあっちゃクセーかもしれねェ、ひはははッ」
──最後まで、少女の名を知ろうとも、距離を知ろうともしなかった男は嬉しげにそう言葉を吐き、さっさとその部屋を出ていってしまう
わかりやすい程に小さな、屑のような男だった──
■レナーテ > 「……なら何故、敢えてそう仰るのですか?」
否定もせず、肯定もしない。
髪を掴んで強引に引っ張り上げながら叩きつける言葉は、冷え切った心の中に嘲笑を浮かばせる。
そしてそれを見せるに値しないというように、表情は疲れた笑みを見せながら問いかけるのだ。
答えてしまったら、理解してしまったら、その牙の脆さに余計苦しむ問いを。
吐き捨てる様な言葉と共に開放されれば、暴君が部屋から去っていくのを、ベッドの上に横たわったまま見送る。
扉が閉まると同時に、脳裏に聞こえた言葉は、彼の背中に変わらない笑みを浮かばせていく。
「えぇ……貴方の前で教えてあげたかったです。ハイロード…エメリッヒ、カルネテル様」
その後、駆けつけた影のような者達に運ばれ、自身は派出所のベッドへと戻されていった。
分解した小銃も、転げていったパーツも全て纏めて机の上へ。
そして、ベッドの片付けを殺し屋の様な風貌をした者達が行っていたことをメイドや使用人達に目撃される事となる。
現場証拠と間接的な証人、夜の声を収めた水晶。
そして彼の父君に送った祟り神の礼状と言う名の釘刺しが、彼に何を齎すかは今宵の知るところではないだろう。
ご案内:「王都マグメール 王城2」からロードさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城2」からレナーテさんが去りました。