2017/07/26 のログ
■ヴィール > 首を締められれば、諦めろよ、など言いながら暫し戯れる。
宴会場から漏れ聞こえる笑い声は、廊下にどこか虚しく響き渡った。
外から流れ込んできたのか、緩い風が頰を撫でて。
密着すれば、酒のせいで幾らか高くなった互いの体温が伝わるだろう。
相手がどんな心でいるかは知らぬまま、しかし雰囲気で何となく感じ取り口を噤む。
「……わかった。いいところあるから、そこに行こうぜ」
温もりが離れていくと同時に手を握られた。
酒瓶を何本か持っていくらしい相手に小さく笑えば、人気のない廊下を共に歩き出した。
「記憶が無くなっても知らねぇぞ」
などと冗談めかす言葉を零しながら二人きりになれる場所へと案内する。
ご案内:「王城 祝宴会場の廊下側」からチェシャ=ベルベットさんが去りました。
ご案内:「王城 祝宴会場の廊下側」からヴィールさんが去りました。