2017/05/01 のログ
アーヴァイン > 「それでいい」

(無能な者の方が、よほど擦り寄るような動きをするのもあり、そんな所作からも彼女の中身を少しだけ見取っていく。とは言え、年端もいかぬ少女を早々手にかけたくもない。可愛らしい顔立ちも、鮮やかな金糸と紫が映え、真っ白なドレスもシンプルながらに良いものだと分かる。やはり貴族の娘だろうと思うも…何処かぎこちないというか、他の貴族達と異なる違和感を覚える)

「真面目ならそう遠くはないだろう。……夜会には出たことがあるのか? それぐらい可愛らしければ見覚えもあるものだが」

(大切にもされているようだし、真面目で育ちの良さも感じる。夜会にでも連れ出され、嫁ぎ先探しでもさせられていそうだがと思うも、城に来てからの夜会では見たことがなかった。じぃっとその顔を見つめた後、掌を伸ばし、頬に触れようとする)

ローレディア > 「恐縮です」

(自分を売り込みたいならもっとお世辞も言うけれど、下手な言動をすれば足元を掬われるのが貴族社会の常。そもそも、自分の役割は兄の助けに、ひいては家の助けになる縁をつなぐこと。不用意な行動は慎まなければならない…そんな心理が、行動を控えめにさせていた)

「はい、一番最近ですと…侯爵家で開かれたものでしょうか。
皆さん華やかな方ばかりですので、きっと埋もれてしまったのでしょう」

(王城で開かれたものに関しては、丁度体調不良で欠席の返事を出したものだ。ただ、伯爵家の娘として恥ずかしくない程度には夜会に出るし、社交もこなしているつもり…あまり目立たないのは、雑種としての噂が付きまとう故の自粛であった。
――――と、そこまで考えたところで触れる温もり。紫の目を瞬いて)

「あ、あの…っ」

(触れられることには慣れていない。そのことは、一瞬で赤く染まった頬が示すはず)

アーヴァイン > (慎ましさといえばそうだが、貴族達にある縄張り争いのような力への渇望。そういった欲求が何故か感じない。まだそんな年頃ではないからか…と思いながら、その違和感を押し込めることにする)

「なるほど……それならローレディアの華やかさは、静かなものということか」

(薔薇よりも百合の様な華やかさ、彼女の謙遜した言葉を逆手に取るようにして褒め言葉で返せば、頬に触れていく。恥じらう表情の変化に薄っすらと笑えば、そのまま首筋へと掌を滑らせていく)

「それに、埋もれているなら手付かずということだろう。それは男にとってはこの上ない魅力でもあるな、何故か分かるか?」

(問いかけ、首筋の掌を今度は肩へと重ねる。そのままゆっくりと身を乗り出すようにして顔を近づければ、耳元へと囁きかける。男は女の初めてになりたがるものだと。自分が少女を女に変える、その瞬間に喜びを覚えるのだと伏せた言葉で語った)

ローレディア > (確かに、野心家とは言い難い性格。家格の高さもあるが、上に登るよりも下に落ちないよう、現状維持を心掛けている。男女差と言ってしまえばそれまでだが、女でも野心を持つ人はいるので生来の気質というべきだろう)

「薔薇よりは、百合に例えられることが多いと記憶しています…白が、好きなので」

(勿論ドレスはその時の流行りを取り入れるし、季節にふさわしい色も選ぶ。けれど、個人的には白が一番好きな色で、ドレスは無理でも、身に着ける小物に白い物は必ずあるくらいの拘りがあった。
首筋に伸びる手に、逃げたくなるのを我慢しながら必死に頭を働かせる。こういう時にうまく対処するのも、貴族として必須な技能)

「それは…冬の朝、積もった雪を踏み歩くのと同じかと、思っていますけれど」

(真っ白な雪原。誰にも荒されていない場所に後を着けたい。そんな心理だろうと解釈している。
むき出しの肩に感じる掌に怖さと同時に、逃げられないという確信も沸いてきた。耳元まで近寄るのなら、早鐘を打つ鼓動も、熱を持つ頬や震える体も相手には伝わるだろうか)

アーヴァイン > 「白百合は無垢な女性に送る言葉だと言うが、正にそんな感じだな」

(純潔を示す百合の中でも、白色は特に幼さを感じさせる言葉を持つ。可愛らしく、穢れなく幼さを少し残したように感じさせられる彼女には、丁度いいものだと薄っすらと笑えば、触れた掌に硬直するのが分かるも、それらしく振る舞うのと……男心ながらに意地悪をしたくなった)

「そうだな…それも同じだ」

(同意するように言葉を返すも、恥じらいの熱と怯えの震えに気づけば、肩に乗せた掌を頭の上へとポスっと乗せると、そのまま金糸をゆっくりと撫でていく)

「恥じらう女を抱くのは良いものだが……怯える女をだいて悦ぶほど下衆ではない。嫌がる年端もいかぬ少女を食べるほど、飢えてはない。そう怯えるな」

(義父には世継ぎを作っておけと言われているが、怯える少女相手にやるものではない。髪を撫でながら、紫の瞳を見つめた)

ローレディア > 「そう思って頂けるなら、嬉しいです」

(無垢とは、世慣れしていないとも取れるが、まだ成人したばかりの娘がそう取られるのは当然。侮られているというより、褒められていると感じて素直に言葉を受け取った。
が、緊張する最中不意に頭を撫でる手には、パチパチと何度か瞬きをして)

「あ、え…いえ、その…こういう事は、もう少し…早くに言って頂けると…その、相応しい、支度もございますので…」

(脱力するとともに、嫌で断ったわけではないと補足するよう言葉を重ねる。事実、唐突すぎて驚きはしたものの、アーヴァインと名乗る彼に悪印象は抱いていないのだ。
ただ、関係を持つことで変化するだろう人間関係は注意すべきではあるが)

アーヴァイン > (髪を撫でれば、呆気にとられたように瞳を瞬かせる彼女にうっすらと笑いつつ、掌は動き続けた。怯えていたとばかり思っていたのだが、思っていたよりはマシな言葉に笑みを深めながら、撫でる動きから再び頬へと掌を滑らせる)

「震えていたから辞めておこうかと思ったんだがな? 怖いのでなければ…着飾ってない今を楽しみたいものだ」

(色々と前準備されてよりは、素の彼女を楽しみたいところだ。気遣った言葉かも知れないと思いつつも、もう一度踏み込む言葉をかける。どうする?とその先を待つ合間、掌は頬の感触を楽しむように静かにそこを撫でていた)

ローレディア > 「殿方には解りずらいかと思いますが…怖いのも、本当なのですよ?
花は手折られれば、枯れるのみでしょうから」

(初めての苦痛も伝え聞く身。怯えてしまうのは仕方がない。同意の上での行為だとしても、全く恐れずにいることは難しいだろう)

「あ、あの……そういう事でしたら、その…名を名乗らせて頂きます…私はローレディア・ル・シュタインベルグと申します。
お望みであるのでしたら、精一杯応じさせて頂きます」

(自分の本名。伯爵家の娘であり…一部で噂されているメイドの娘。雑種とも呼ばれる身であると。流石に、行為の後で打ち明けるのは詐欺になるだろうと先に伝えて。
それでもと言われるのなら、覚悟を決めようと…腹が決まったせいか、震えはもう止まっていた)

アーヴァイン > 「なるほどな…枯れられては困るからな、丁重に扱うとしよう」

(乱暴にすれば、綺麗な花でも簡単に散る。初めてというのもあるが、自身に付きまとう噂も考えれば、怯えるのも無理はないかと、思い出しつつ薄っすらと笑う。純な少女との会話に、少しだけ、自身が何者かを忘れていた)

「ん? ……あぁ、聞いたことがある」

(伯爵家でそんな姓の家があったのを思い出しつつ、付きまとう噂も脳裏に浮かぶ。一人だけ第三夫人から生まれた娘がいるが、夫人とは名ばかりに、メイドに産ませた娘だと。それなら確かに、夜会に行こうとも付きまとう影が足を引っ張るだろうと理解にも至る。しかし、それでもこの男はうっすらとした笑みを絶やさない)

「俺も義父に養子とされた息子だ、気にするな」

(震えが止まったなら、再び方に触れて、今度は背中へと腕を回す。細い体をゆっくりと抱き寄せ、密着させていくも、それ以上は何もしない。手折られ、朽ちる花としないよう、言葉通り丁重にする。仕草でそれを示しながら、今は彼女の鼓動とぬくもりを楽しむ)

ローレディア > 「水を絶やさぬようにしていただければ、十分です」

(少なくとも、一度きりの気まぐれでは終わらない…仮に終わったとして、フォローをしてもらいたいと、貴族らしく湾曲した言葉で願う。本来、王族に願い事をすることは不敬なのだけれど、彼も事情があるようだし、本来の作法よりは態度を緩くすることにして)

「理解して頂けたなら…私に出来る限りの事を致しますね」

(背中に腕を回されて抱きしめられる。こんなに近い距離に異性を感じることは初めてで、どうしても鼓動は早くなってしまうけれど…自分からもそっと背中に手を回して彼を抱きしめようと。
温もりを分け合うような抱擁は夜の帳が下りるまで続くだろう)

ご案内:「王都マグメール 王城2」からローレディアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城2」からアーヴァインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城2」にローレディアさんが現れました。
ローレディア > 【待ち合わせ待機中です】
ご案内:「王都マグメール 王城2」にアーヴァインさんが現れました。
アーヴァイン > (カルネテルの人間が住まうエリアへと彼女を連れ込むと、王城らしい豪華な内装で整えられた一部屋へと手を引いていく。室内へ入り、部屋の扉が閉ざされれば、そのままベッドの方へと誘う。装備品を取り外し、近くのラックに掛ければ、ぽすっと柔らかなベッドに腰を下ろす。彼女をその隣へと座らせ、肩を抱き寄せて、こちらへと寄りかからせていく)

「ローレディアは初めて…だったか?」

(先程の伏せた言葉から察するに、経験がないといっているようにも聞こえた。若しくはあるが浅いと言ったところか。そんな問いかけをしつつ、彼女の緊張を解こうとその紫色を見つめ、肩を抱きしめた掌を背中へと回しながら引き寄せ、向かい合う。そのまま両腕の中に包むと、金糸を指の間ですべらせるようにして撫でながら、彼女のぬくもりと鼓動を感じ取り、緩やかに事を始める)

「ある程度、こういうことは心得ているつもりだが…何かあれば言ってくれ」

(薄っすらと笑みを浮かべて語りかける声は、外で祟り神のふりをしていたときよりは、少し柔らかな音へと落ち着いて聞こえるかもしれない。する時まで祟り神では、彼女も怯えるだろうと、少しだけ自身を晒しながら様子を確かめる)

ローレディア > (王城に上がってから数か月とはいえ、文官が王族のプライベートエリアに入るなんてあり得ない。下品にならないようにしながらも、ちらちらと内装や装飾品を見てしまうのは女の性というものだろう。どれをとっても一級品。王族が住むにふさわしい物が置かれている)

「はい、まだ結婚もしていませんし…婚約もですから」

(15といえばそろそろ適齢期に差し掛かる年齢。正妻の娘であれば、婚約者くらいはいただろうがそういう話は舞い込んでいない。
視線を合わせれば恥ずかしそうにしながらも、抱きしめられる事に対しては、先ほどよりも緊張せずに受け入れることが出来た)

「な、なにか…と言われましても…その、本当に初めてなので、なにも言いようがないと思います…」

(子供の作り方や、生理についてのあれこれは教わっている。ただ、まだ婚約者もいない身なので、詳しい事はなにも知らないのだ。彼が、これが普通だと言えば素直に聞いてしまうほどに…
なんだか雰囲気が柔らかくなったことも、影響しているだろうか。
ちらりと見えた彼の裸には、顔を真っ赤にして顔を背けた)

アーヴァイン > (辺りを見渡す姿に、うっすら笑いつつも室内へとはいれば、問いかけの答えが返る。婚前ということで、手付かずだった彼女に手をかける。今までとは少し違う交わりに、顔には出さないようにしているが、僅かに緊張した。王族になったとは言え、元は学者の母のもとで育った朴念仁なことに変わりはない)

「そうか? 怖いとか、痛いとか…そういうことでもいい」

(恥じらいながら腕の中に包み込まれる姿に、うっすらと笑う。防具類と上着ぐらいまでは脱ぎ終え、抱きしめたのだが、彼女にはまだテンポが早すぎただろうかと思いつつも、真っ白な姿をベッドへゆっくりと沈める。両の掌を彼女の頬へと添えると、ベッドの軋む音と共に、彼女をまたぐようにして上へと移る)

「そういう恥じらう顔はとても好きだ」

(幼くも、恥じらいに視線をそらす仕草は女ならではの色香がある。それに、じわりと欲望を煽られながらも、顔を近づけ、まずは頬へ唇を重ねようとした。届いたなら、また反対の頬へ、首筋へと唇以外へじゃれるようなキスをしながら胸板を彼女の胸元へ重ねるだろう。甘くじゃれあうようなキスから、彼女に安堵を与えるために)

ローレディア > 「でしたら…今、物凄く緊張してます…」

(貴族としては、感情をストレートに口にするのはNGなのだけど。これから先の事を考えると、いつまで猫を被れるか分からない。
理性のあるうちに、誤解だけはされないようにと今夜だけは、端的に感情を伝えることにした)

「うぅぅ…だから、夜の支度は出来てませんって…」

(衣装を、髪を整え、体を洗い肌に油を馴染ませ、香水をつけて…そんな支度をしている間に、女は男に抱かれる心の準備を整えるものだ…とは、教師の受け売りだけど。その如何が無駄ではないと実感していた。おかげで彼を真っすぐ見ることも出来ない。
頬に感じる唇の柔らかさは、箇所を増やすたびにくすぐったくて小さく笑い声をあげて)

「やぁ…ん…く、くすぐったいです。アーヴァイン様」

アーヴァイン > 「そうか…辛くなったら遠慮なく言うと良い」

(素直な告白に、口角を上げて薄っすらと笑う。本当ならそんな気持ちを口にするのも憚られるといったところだろう。しかし、彼女らしさの断片と思えば、胸が暖かくなる。キスを繰り返すさなか、恨めしそうな声が聞こえるも、甘い香りより、女自身の匂いを欲する時があるのも男だと思うところ。ドレス以外に飾られていない彼女に体を重ねながらじゃれるキスを繰り返すと、徐々に可愛らしい笑い声が交じる。それならと顔を上げ、改めて紫色の瞳を見つめた)

「擽ったいところにキスをしたからな? さて、気がほぐれてきた様だし、進めるとしよう……」

(王族に抱かれると身構えているかもしれないと、甘ったるくじゃれるキスをしたのもあり、安堵とは違う結果でも、緊張が解けたなら十分だ。顎に指をかけ、此方を向かせたまま顔を近づけていく。少しだけ横に傾けながら唇をゆっくりと重ねれば、そのままに。数秒が長く感じるだろうか? 本の数秒の重なりの後、唇を離し、何度か重ね合わせるようにしてキスを繰り返し、時折唇のラインをしたがなぞりあげる)

ローレディア > 「はい…色々、不躾な面も見せますでしょうけれど、ご容赦を」

(流石に、こういう時の口調や態度など教えてもらってはいない。教わった事といえば、相手のする事に逆らわず身をゆだねるということくらい。一応、城に上がっても失礼ではない装いなので、体からは薄く香水の匂いがするだろう…朝つけたそれは、汗のわずかな匂いと混じり、もう消えそうなくらい弱い香りではあったけれど)

「はい、あの…っ…」

(見つめ合い、何を言うか迷う間に唇を重ねることになった。彼の行為を受け入れるように力を抜いて…息苦しさもあるけれど、呼吸は出来る程度に感覚の空いたキスを重ねる。舌で唇がなぞられると、小さく体が震えた。ぞわりと、寒気にも似た何かを買煮るからで)

アーヴァイン > 「それを楽しみたいものだ」

(彼女の思わぬ行動や仕草、素の表情。それを暴くようにゆっくりと重なることこそ、彼女に求めるものだ。王族に抱かれる綺麗な人形のようにといった考えかもしれないが、それよりも今は少女自身を楽しみたかった。笑みのままに囁きかければ、鼻孔をくすぐるうっすらとした甘い香り、そして自分とは違う汗の匂いは、何処と無く欲をそそる背徳的な匂いに感じていく)

「……そのまま、されるがまま感じてみてくれ」

(唇を重ね、重ね合わせ、徐々に力が緩む。唇をなぞれば、ビクリと震える感触と、戸惑う声。大丈夫だというように言葉をかければ、彼女の髪をゆっくりと撫でていく。そして、つぃ…っと何度か唇をなぞれば、こそばゆく、彼女がぞくりと背筋を震わせた甘い痺れを煽り、唇を開かせようとしていく。舌が滑り込めるだけの隙間ができたなら、ぐっと唇を押し付けて、そこから舌を捻り込む。奥へと潜り込みながら、彼女の舌を探り当てようとうごめくはずで)

ローレディア > (隠し切れる自信はないけれど、貴族として教育された自分は、感情をさらけ出すのを好しとはしない。葛藤は多分、行為が終わるあで続くのだろう。貴族の娘特有の悩みとも言えるか)

「は…い…ぁぁ…」

(力が抜けていくのは止められず、反比例するように動悸は激しくなっていく。煽るような刺激に掠れた声を漏らしながら、唇を重ねて…舌が入ってくる感触に思わず目を開いた。驚いてはいるけど、噛むなんて真似も出来るはずもない。舌を舐められ、絡み取られれば、予想もしない熱と息苦しさに、小さく鼻を鳴らして)

アーヴァイン > (キスも初めてか、それともここまで激しいことは経験がなかったか。胸板に感じる鼓動は徐々に加速して、激しくなっていく。舌を滑り込ませると、どこか硬直した様子と息苦しそうな姿に、すっと舌を引っ込めていき、再度唇にキスをしてから顔を離す)

「……少しペースが早かったか」

(再び金髪を撫でれば、一度立ち上がり、棚のある方へと向かう。引き戸の中からコルク栓が嵌った小瓶を取り出すと、彼女の元へと戻り、それを開く。ふわりと甘い香りが広がり、色とりどりの飴玉がガラスの向こうに見えるだろう)

「練習…というよりは、こういう戯れだな」

(飴玉を一つつまむと、彼女の口元へと運ぶ。口を開けろというように、唇をあめ玉で突っつく)

ローレディア > 「キス、くらいは…知ってます。その…舌は、予想外でしたけど…」

(知っているのは、親子の親愛のキスとか、結婚式の誓いのキス。騎士がやる、掌へのとか、額へのとかくらい。そのどれもが触れるだけのものだった)

「勉強不足は、否定できません…戯れ、ですか?」

(今のでもかるく息が上がっている。呼吸を落ち着かせ、ドレスの紐を緩めていると、飴玉を持った彼がもどってきた。口元へと運ばれるそれに、口を開いて飴玉を貰い)

アーヴァイン > 「そうだったか、それは引っ張りすぎたな」

(予想外と素直な言葉に、クツクツと楽しげに笑いながら前を手にして戻ってくる。甘い香りのする飴玉を彼女の口の中に入れれば、ビンの蓋を閉じ、サイドボードの上に置き、座ったまま向き合うようにして抱きしめ、再び顔を近づけた)

「あぁ、飴玉を舐め合うだけのな」

(唇を重ね、啄むようなキスを繰り返しながら、徐々に舌を口内へと滑り込ませていく。彼女の口内にある飴玉に舌を這わせるようにしながら動けば、その内互いの舌先がぶつかり合う。それを繰り返しながら飴玉が溶け切れば、深くつながっていく口吻へと変わるだろう。そんな前置きを戯れと称しながらキスを繰り返し、背中をなでながら重ね合わせる)

ローレディア > (多少紐を緩めたドレスは、着崩したようにもみえるだろうか。コルセットは着けているので、そこまで解くとなると彼の手が必要になるだろうが、今は向き合うようにしながら至近に迫った顔を見つめて)

「それは、私の口の中の…ですか?」

(どういう状況か。想像はつかなかったけれどすぐさま実行されるなら、こういう意味かと納得できた。互いに飴を舐めながら、舌を触れ合わせ、時に唾液を交換するような濃厚なキス。
確かに、こういうキスは初めてだけど飴は舐めたことがあるし、練習としては丁度いいだろう。ドレスからむき出しの肌が薄い朱を帯び始めて)

アーヴァイン > 「やれば分かる」

(飴を手にする合間に崩されたドレスからは、白い肌が覗ける。貴族らしいといえばそうだが、やはり色白というのは男に対して一つの魅力になる。柔肌を服の上から撫でながら、キスを繰り返していくと…飴玉がなくなってもキスは止まらない。互いの唾液を混ぜ合わせるような口吻へと変わっていき、その合間に上気した肌に掌が直接触れる。脇の辺りから肩へと撫で回し、首筋へと伝いながら鎖骨のラインをなぞる。つぅ……と、爪先が触れるか触れないかの淡いタッチで誘い、そして乳房へと近づく。谷間の合間へと指を近づければ、その合間を僅かに触れながらなぞり、着崩したドレスの端に襟に指をかける。ベアトップ状のそこを、ゆっくりと舌へと引きずらし、胸元を晒させようとしていく。ゆっくりと、胸がこぼれ落ちる瞬間を楽しむように時間を掛けて下ろせば、下着の上からその房にゆっくりと触れて包み込み、左右交互に感触を確かめる)

ローレディア > 「っ…はん…む…ぅぅ…」

(唇を重ね、舌を絡め合うとじわりと熱が溢れるように体が熱くなる。肌が上気しているのはその熱と、ままならない息苦しさからで。それでもなぜか止める気にはなれなかった。
肌を撫でる手に小さく震えながらも、熱い吐息をこぼし。気が付いたら胸が、下着越しとはいえ、露わになってしまっていた)

「ゃ…っ!!ぁ…あ……」

(嫌悪ではなく恥ずかしさのあまり小さく悲鳴を上げる。胸の大きさは彼の掌に収まる程度だろうか。勿論、触られることも初めてで、動悸のあまり言葉が出ない。耳まで真っ赤に染めながら行為を受け入れて)

アーヴァイン > (キスの合間に溢れる吐息すらも、男の情欲を唆らされる。房に触れた瞬間、小さな声に一瞬掌が止まるものの、突っぱねることがなければ、そのまま掌ほどの大きさを楽しんでいく。指を沈め、ぐにぐにと揉みながら、時折下着越しに先端を探り、見つければそこを捏ね繰り回してと愛撫を繰り返していく)

「まだ始まったばかりなんだがな」

(まだ房に触れた程度、これからもっと恥ずかしいことが目白押しである。彼女の後ろへと回ると、抱きすくめるようにして両手を伸ばし、その房に重ねていく。こうして触れば、姿は見えずとも、体は密着する分少しは怖がらないだろうか…などと思いながら、器用に片手でホックを解いてしまう。そのまま下へとずらすようにして双丘を晒させれば、丁度正面にある姿見越しに、白肌の胸元を臨む)

「さっきまで白かった顔が真っ赤だ」

(後ろから耳元へ囁きかけると、ふっと息を吹きかけ、唇を首筋へと移す。淡く吸い付くようなキスを繰り返しながら、掌は房を円を描くように揉みつつ、指の間に先端を挟んでこすり合わせる。濡れたリップノイズが何度も響けば、そのうちに首筋には鬱血の赤い花弁が、幾つも刻まれるはず)

ローレディア > 「っんん!あ、や…っぁああ!胸、そんな…っ」

(異性とのふれあいは勿論、同性とのふれあいや湯浴みでもそんな風に胸を揉まれたことはない。驚きと同時に、手の大きさを感じて、改めて男に身をゆだねているのだと実感した。
先端に触れられ、捏ねるようにされるなら、わずかな不安も感じなくなるくらい、強い衝動が走って)

「わ、私が知ってる、方法とは…全然、違って…やぁ?!」

(少なくとも、胸の愛撫がどうこうという話はなかったはずだが、学んだのは基本的な子作りの方法。露わになった胸。でも後ろにいるし見えていないはず…と、姿見の事まで気が回らない娘。鏡には、程よい大きさで、椀を伏せたような胸が写っているだろう。先ほど触られた先端も、赤く色を帯びながら固く尖っていて)

「お、お願いです、から…恥ずかしい、事…言わないで、ください…ぁぁ…あ、つい…」

(手のひらからの熱に、胸を揉まれるたび感じる電流のような何か。首筋に触れる唇も、くすぐったいのと気持ちいいのとが混ざったような、じっとしていられない感触を伝えてくる。いつの間にか息は、走った後のように熱く乱れて)