2017/04/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2」にステファンさんが現れました。
ステファン > 夜会会場のホール。本家の名代として面識のある王族、貴族、亡父と親交のあった軍人らに挨拶を済ませ、
飲み物を取ればあとは壁の花。耳に届く周囲の会話は息子娘を婚約させるというような話から、
趣味の話に商売の話…千差万別であったが、どれもピンと来るものはなく、担当している街道整備やら
前線部隊への補給の手配やらのことで頭がいっぱいであった
と言っても、話しかけられれば甥の名代として、或いはリュング子爵として、笑顔を振り向かなければならない
父や兄が戦死するまでは次男であったからこのような面倒事は先ずもって父、次に兄が矢面に立つ事になるので、
無関係を決め込めたが今はそういうわけにはいかない
そういう点においては死んだ父や兄を恨めしい…グラスに残ったアルコールをぐい、と一息に飲み干せば、
人の輪から逃れるようにテラスへと歩いて行く

「…恨むぜ、親父、兄上…」

中庭を見下ろすテラスまで歩いてくれば、手すりに軽く寄りかかりぽそり、とそんな事を呟く
中庭には見張りの兵が出ており、ぽつり、ぽつりと灯りが動いている
今夜の警護はどこの部隊だろう、とかどうでも良いことを考えつつ夜会がお開きになるのを待つ

ステファン > 夜風に当たっているうちに身体が冷えたらしい
軽く身震いしてテラスを離れホールへと戻れば、なるべく人目を避けるようにして
挨拶回りなど、責任は十分果たしただろうと自分に言い聞かせれば静かに会場を後にする

ご案内:「王都マグメール 王城2」からステファンさんが去りました。