2017/01/19 のログ
■ステファン > 前線にいる兵たちへの冬季戦装備の追加補給の馬車列の出発を王都城門で見届け執務室へ戻ってくれば、
どっかりと執務を取る椅子に腰を下ろし、一仕事終えた充足感に息を吐いた
細々した仕事は残っているものの、急を要するようなものは無く、先年の秋口より計画されていた
前線に対する衣料品や武器、軍馬に食料といった大規模な補給の最終便を見送りようやく1つ、
肩の荷が下りた、と言った具合であった
「…今日くらいは屋敷に戻っても文句は言われないか、な…」
机の上に置かれた報告書や陳情書などの中から一枚を手に取ればそれに視線を向ける
自分が席を離れていたタイミングに新たに何枚かの書類が回されてきているようであったが、
それも緊急のものはなく、もう一度、ふう、と安堵の息を吐けば手に持った書類を机に戻し、
椅子に深く座れば胸元で手を組むようにして眼を閉じる。シン、と静まり返える執務室は、
王城の中にあり、そこは権謀術数入り乱れる場所であるのが嘘のようにすら思える
「……そうでなければ暗闘などとは言わないか」
苦笑しつつ独り言が溢れる
今だけは誰も執務室の扉をノックしてくれるなよ、等と考えながら連日の机仕事の疲れからか、うつらうつらとしはじめた
■ステファン > 完全に寝入ってしまう寸前に椅子から立ち上がる
こめかみに手をやり数回頭を振るようにすれば、来客用のソファへ近づいていった
上着のボタンを緩め、マフラーを背もたれへ掛けるようにすればそのままソファに倒れ込んだ
「仕事が舞い込むまで…」
そう呟けばかくり、と頭がソファに沈む
ドアをノックする誰かが現れるまでそうして仮眠をとるのだった
ご案内:「王都マグメール 王城 執務室」からステファンさんが去りました。