2016/12/20 のログ
■ステファン > 『しようのない事』と思いつつもその実、家宰やメイドに関しては母や義姉に宛があれば、見かねて
手助けしてくれるだろうなどと期待していないわけではないのだが、それにしたって愚痴の多い手紙であった
ほんの少し、一瞬ほどには反省して椅子から腰を上げればテラスへ出た。流石に夜の空気は冷たく、
身を震わせたが、外の空気は仕事で篭りがちな身には新鮮で、それ程、気にはならなかった
テラスの手すりに腕を掛けながらぼんやり、遠景を眺める。ここから見える迎賓館は今宵も盛況な様子で、
従者の手を借り、馬車を乗り降りする着飾った貴族たちが見て取れる
「…華やかなりし伏魔殿、と言った所かな…
飽きもせず、市井を顧みずもせず、良い気な事だ…」
煌々と明るい迎賓館の灯
多数の戦線を抱えながらも、ああして夜会に興じていられる国力を誇るべきか、それとも、危機感のない
貴族たちを軽蔑すべきなのか、自分も一貴族であるからなんとも判断しかねるが、今この瞬間にも、
前線で戦う者たちの事を今少し考えても罰は当たらないと思う…とはいえ、あの迎賓館の灯りが落ちれば、
その時こそ、この国は存亡の危機なのだろうが…
「私も偶には顔を出さなければならないのだろうが…
自主的に足を運びたい場所ではないなあ…」
招待状が送られても軍務多忙につき、という理由で欠席している
行きたくもない場所に行かずとも済むのであれば、多忙なことも悪くはないのかもしれない
…そんな風に思い至ってしまえば、苦笑も浮かぶ
■ステファン > 流石に身体が冷えてくれば肩を震わせ執務室へ戻る
応接用のソファに腰を下ろせば、翌日の仕事の事や、未だ手付かずの屋敷、こんな時勢にも関わらず夜会を
楽しむ貴族たち…思案すれども取り留めはなく、考えているうちにどっ、と疲れてきてしまう
「さっさと退役して領地に引っ込めれば…」
父や兄が戦死してしまったから少なくとも甥が成人し、立派になるまでは、と考えているが
誰も聞いていないのを良いことについつい、本音が溢れてしまう…詮無いことだな、と軍服の第一ボタンを緩め
そのまま、ソファにぱたり、と身体を倒せば直ぐ様寝入ってしまうのだった
ご案内:「王都マグメール 王城 執務室」からステファンさんが去りました。
ご案内:「調教部屋の一室」にツァリエルさんが現れました。
■ツァリエル > 薄暗い石壁の調教部屋はいつきても冷たく硬く、薄ら寒い場所だった。
ツァリエルは今いつものように侍女たちにここまで連れてこられ
部屋に備え付けられた鎖に手足を縛られて裸にひん剥かれている。
侍女たちは――否、普通の侍女たちではなくもしかしたら裏のある女たちであるかもしれないのだが――
薄ら笑いを浮かべて彼の肢体を検分し、いつものように調教を開始する。
痛みや嘲りだけのときもあるが主に彼女たちが用いるのは辱めだった。
ツァリエルをわざと女のように扱い、尻穴を玩具や魔法で生やした男の性器で執拗に責め立てるのだ。
■ツァリエル > 何故自分がこんな目に合っているのかすらツァリエルには分からないが
ろくな抵抗も出来ないまま苦しさと恥ずかしさとどうにもならない奥底から湧き出る快楽に
責めさいなまれるまま喘いでは叫ぶ。
自分が王族になどならなければきっとこんな目には合わなかっただろう。
今でもうらぶれた修道院にて質素で閑散とした、しかし平穏な日常を過ごせたのかもしれない。
しかし一度決めてしまったことは二度と取り返しがつかないこともあるのだ。
女たちが巧みに体を弄り、胸や背をなめらかな手で擦り、舌を這わせる。
それだけでたまらずツァリエルは声をからしてもう何度目かの射精をした。
■ツァリエル > 「も……むり……、っゆるして……」
精を吐き出し終えた後ぐったりと体を石壁に預けるツァリエルに
女たちはまだまだというように首を横に振って笑う。
「殿下、もっと我慢ができるようになりませんと殿方として情けのうございますよ」
「一人前の姫君などこれより酷いことをされたとて、音を上げたりはいたしません」
口々にそう言い聞かせ、再びツァリエルを無理やり起こして立たせると
再び尻穴に男根によく似たふたなりの性器を差し込んで激しく突き動かし始めた。
びくんとツァリエルの手足が痙攣し、されるがままに体を揺さぶられる。
「ひ、ぐぅ……っ!あ、うぅ、ぐ……っ」
喘ぎとともに褐色のなめらかな頬を涙の粒が伝って落ちた。
■ツァリエル > やがて責めがより激しくきついものになると
とうとう快感が苦痛を上回ったのか、それとも女たちの性技が巧みであったためか
いやいやとしていたツァリエルの態度が変わり、口元はだらしなく歪み
後孔をえぐられる度に蕩けそうな快感が体を甘く苛みはじめる。
最後にはとうとうすっかり従順になって女たちのいいように弄ばれても気にしないように……。
また射精に至るまで女たちとツァリエルの狂宴は続く……。
ご案内:「調教部屋の一室」からツァリエルさんが去りました。