2016/08/21 のログ
ご案内:「王城 大広間」にツァリエルさんが現れました。
■ツァリエル > 王城では珍しくもない舞踏会。サロンなどとも呼ばれる催し物。
様々に着飾った男女が優雅におしゃべりに興じ、美酒や美食に酔いしれ踊る。
だがそんな豪華絢爛に見える表とは違って裏では多くの策略と情報のやりとりが彼らだけにわかる形で行われているのだ。
甘く美しい砂糖菓子に爆弾が仕掛けられているような、そんなおためごかし。
先日勝手に城を抜けだしていた事がバレてツァリエルは多くの人々に心配と怒りをかってしまった。
中にはそのままどこかに野垂れ死んでくれればと思う者もいたかもしれないが
とにかくしばらくは兵士にしろ侍女たちにしろ常に彼が勝手な行動をしないか目を光らせている状態である。
王族の勤めだからと無理やり参加させられたこの会にも当然監視の目が付いている。
だが今日はそれだけではない、大人しく片隅の椅子に座っているツァリエルの様子は
どこか苦しげで息が荒く、時折かすかに呻くような声をあげている。いやに顔が赤い。
■ツァリエル > 以前風呂場で襲われたあの艶やかな侍女頭たちはあれからも何くれと無くツァリエルの周りに傅いて
行儀作法から勉強の面倒まで厳しく丁寧に躾けていた。
何より、なんだかんだと理由をつけては性的な奉仕やら仕置やらを喜々として行うので
ツァリエルは非常に彼女たちを恐れていた。
女性といえば貞淑で清らかで、可愛く可憐であるものだと思っていたのに
彼女たちはその真逆を行くのでとても苦手だった。
今回の城を抜けだしたことも格好の理由付けになってしまい
バレて直後に呼び出しを受けてしまった。
「殿下は御身の重要性を理解しておられない様子です。
この城の外で何か合ってはあなた一人の問題で片付けられないことが山のようにあるのですよ」
妙齢の女性、侍女頭が何故か握っている乗馬鞭をしならせながらツァリエルに優しく語りかける。
それだけで威圧の効果は絶大であった。
「言って聞かせてわからなければ不本意ではありますが体に覚え込ませるしかありませんね」
そう言ってにっこりと微笑んだ。
■ツァリエル > 普段は戸棚に鍵をかけて隠してある様々な猥雑な性具を
悩ましげに選びながら女は鼻歌を歌う。
「ではこれに致しましょう」
赤く塗られた爪にほっそりとした指、その手が取り出したのは
ぎょっとするほどグロテスクな形の梁型であった。
加えて、細い棒のような、珠が数珠のようにつなぎ合わせた道具も取り出す。
どういうふうに使うのか、詳しくは知らないまでも
嫌な予感に打ち震え青い顔で女を見上げる。
がくがくと膝がなって、冷や汗が背中を伝い落ちた。
***
そうして今、彼の秘所たる後孔に選び出された梁型がしっかりと穿たれ
ゆるく立ち上がった性器、その尿道に細い棒が刺されている。
不思議な事に無機物の道具のそれらが体の振動に紛れて微細に震え
じわじわとツァリエルを責め苛んでいるのだ。
ご丁寧にすぐ絶頂できないような絶妙な加減で、しかも性器の根本を真鍮製の輪のようなものでぐっと押さえ込んでいる。
これでは好き勝手に射精ができない。
『これはお仕置きですから、気持ちいいだけでは罰にならないでしょう?
このまま皆様の前でお披露目しても良うございますが
もしバレてしまったら王族の中の面汚しや恥知らずとして周知されてしまうでしょうね。
そんなのはさすがの殿下でもお嫌でしょう?』
ねっとりと面白がるように侍女頭が笑う光景が思い起こされる。
もしあそこで嫌だと拒否したのなら、さらに大勢の侍女たちに嬲られることがわかっているので断ることもできなかった。
ご案内:「王城 大広間」にナルラさんが現れました。
■ツァリエル > とにかく誰かに知られるのだけは避けなければならない。
必死になって息を殺し、極力内側で勝手に暴れる玩具を気にしないようにする。
だがそうはいっても客人たちはツァリエルを放っておかない。
めまぐるしく人が入れ替わり立ち替わりに現れて、
王族のツァリエルに挨拶をするのだ。
中には問題の持ち上げられた王子がどのような相手であるかを面白半分に
見物に来た輩もいるのだろうが、挨拶の度にツァリエルはぎこちなく微笑みヒヤヒヤする心臓をなだめながら
必死に相手に合わせてお愛想をするのである。
■ナルラ > 今日もまた王城で開催されているパーティーにナルラは顔を出していた。
今宵もまた様々な王侯貴族が顔を出し、その腹の中を探りながら談笑を行っている。
「おや」
その中で異様な雰囲気を出している一人の少年の姿を見れば静かに近づいていく。
話には聞いていた、つい最近この王城へ戻ってきた王族の子
わざわざ修羅のひしめくこの世界へと戻ってきた、少年である。
「ご気分は優れませんかな?」
途中飲み物を運ぶ侍女から、果汁の入ったグラスを受け取ればその少年に近づきグラスを差し出す。
「ご挨拶が遅れたな、私はナルラ……貴方とは従兄弟にあたるかな?」
■ツァリエル > それまでツァリエルを取り巻いていた客人たちが声をかけた若者に振り返り、ぎょっとしたようにその道をゆずる。
ツァリエルも噂程度には聞いている。
ナルラ・ホーティ・カルネテル、宮中内で特に目立つ王位継承者の一人。
野心家で尊大な男ともっぱら噂されている彼は、何かと悪いうわさも絶えない。
幼い少女にしか気が向かないとか、なにかと様々な方面に長けすぎていて良からぬ企てをしているだとか。
それが真実かどうかはわからないが、今目の前にいる青年はその噂のどれからも遠いような気がする。
慌てて椅子から立ち上がり、しつけられた礼儀に則って挨拶をする。
「お初にお目にかかります、ツァラトゥストラ・カルネテル=ルヴァンと申します。
どうぞツァリエルとお呼びください、ナルラ様……。
同じカルネテルの血筋なれど、私めは分家に当たるものですので
従兄弟にはなりますが、恐れ多い……っ」
熱っぽい吐息を押し殺してなんとか弱々しく挨拶を済ませる。
差し出されたグラスを礼を言って震える手で受け取った。
■ナルラ > 辺の空気が変わるのは、もう慣れたものである
何か後ろめたいものがある者は、そこすかと姿を隠すようにその場を去っていく。
いい意味でも悪い意味でも敵は多い、この場ではできるだけ関わりたくないものもいるだろう。
「かねがねお噂は聞いておりました、こうしてお目通り出来ることを楽しみにまっておりましたよ」
そのままそっと手を取り、彼が歩きやすい歩調でそのままテラスの方へと誘導する。
「ツァリエル王子は少々人当たりがしたようだ、少し風に当たらせてくるので失礼する」
そう辺りの者に声をかければ、ひと睨みをする。
そうすればそれまで囲んでいた人々は、蜘蛛の巣を散らすように去っていく。
「私もまたナルラで良い……で、何を仕込まれている?」
そう言いながらそっとツァリエル王子の尻にそっと触れる。
■ツァリエル > ナルラに手を取られ、リードされるままにその場を離れていく。
まぁ、お気の毒にとかお大事にとかすれ違うご婦人方が心配そうに声をかけた。
なるべく気取られないように歩きはするものの、その動きはどこかぎこちない。
歩く度にぐりぐりと仕込まれたものがいやというほど主張してくるのだ。
「そ、そんな……いえ、ナルラ様は目上の方ですので……ひっ!」
突如尻に触れられて悲鳴を上げてしまう。
今敏感になっている場所に他人の手が触れれば、いやに過大にその体温や指の動きを感じてしまう。
ぞくりと大きく肩を震わせたが
「っ……いえ、何もっ……本当に人当たり、しただけで……っ!」
必死に平静を装ってしらを切り通そうとする。
■ナルラ > テラスまで出てくれば、その近くにいた衛兵に声をかけ人払いをする。
渡した金貨の重さが気に入ったのか、衛兵たちは張り切って仕事をしてくれている
夜風の心地良いテラス、彼が言うように本当に人当たりをしただけであれば
少しすれば落ち着くことはできるであろう。
「何、従兄弟といえども兄弟のようなものだ……兄のように気軽に話してもらえればいい」
そのままツァリエルの尻を撫でれば、まるで少女のような感触にナルラはついつい悪い癖が出てしまう。
「まるで王子というより姫であるな……何故王城へと戻ってきた?
教会にいれば、悍ましい世界に飛び込まずに済んだものを」
ナルラは一応ツァリエルの身の上のことは聞いていた、それ故に彼が王城へと戻ってきたのは不思議であった。
だからこそ彼の背後に潜むもの、見えぬ敵になるやもしれぬものに興味を持っていた。
「そして、これは……飼い主の趣味かな?」
そう言ってツァリエルのアヌスへ衣服越しに指を押し当てた。
■ツァリエル > 慣れた様子で衛兵に金貨をさり気なく握らせる様に
噂の一部は実は本当のことだったのではないかと思い始める。
だが、人払いがされたことは助かった。
ナルラ以外に醜態を見せる可能性が無くなったからだ。
「兄弟……」
本当の兄弟がいたかどうかは分からないが、気安い調子でそう言われれば
どこか嬉しいような恐縮するような思いになる。
今まさに悪さをされているというのに、親しみを込められれば戸惑いつつも
「ナルラ……兄様……でしょうか?」
そう小さく恥ずかしそうに試しに呼んでみた。
さらに手つきが大胆になっていくのに驚いて、テラスの手すりに必死につかまる。
このままでは膝から崩れ落ちてしまいそうだった。
姫と揶揄されればほてった顔を更に赤らめてきゅっと唇を引き結んだ。
「……っそれは、この国を、変えることができると分かったからです……っぁ。
ナルラ兄様は、お気づきにはなりませんか……?
この国が、内から外からっ、腐敗していくさまを……、
未だこの国は、王を戴かず、船頭のない船のようなものです……。
その中で多くの民が不安と、貧しさに苦しんでいます……。
貧民街でそのような人々をたくさん見ました、彼らを私は救いたいのです……はっ……」
震える体を宥めながらナルラの問いかけにとぎれとぎれに答える。
だが、ナルラの指が無遠慮に自分の尻穴へと押し当てられればとうとうたまらず悲鳴を上げて崩れ落ちた。
「ひっぃ……っあ、おやめ、くださっ……こんな、はしたない……」
■ナルラ > 崩れそうになる身体をそっと支える。
やはりツァリエルの身体には淫具が仕込まれている、それは確信に変わっていた。
「まあ、この状況だと弟というより妹のようではあるな……」
雌のような声を上げるのを見れば、少しからかうような口ぶりで煽る
「まあそう呼んでもらって構わんよ……できれば敵にはなりたくないからな」
そう言って座れるところはないかと辺りを見れば、ベンチが見えてそのまま案内していく。
「……この国の腐敗は良く知っているさ、そういう者は過去に何人も見てきている
先にあったティルヒア動乱もその良い例だな……あの時は多くの血も流れた。
それに……この国に潜む闇には、人智を超える存在がいる……魔族等手ぬるく感じるほどのものがな」
そう言ってツァリエルを座らせると、そのまま股間にも手を伸ばす。
「弱者を救いたいという理想は立派だ、だがその全てを救いきれるのか?
所詮我々は人だ、人には出来ることに限界がある……切るべき所を切らねば、救える者たちも巻き込み誰も救えなくなるぞ」
手で淫行を行いながらも、口はまじめに政の事を言い聞かせる。
このツァリエル自身は甘く、そして純粋なのだと薄々感じていた。
「何、こういうのも仲を深めるための手段だ、ツァリエル……仲間は欲しくはないのか?」
■ツァリエル > もはや力のはいらない身では抵抗することもできず、
ナルラに抱きかかえられたまま誘導され、ベンチに座った。
座れば余計にはっきりわかるが、股ぐらの間でゆったりとした着衣が
小さく盛り上がっているのが見て取れる。
そこに手を伸ばされれば流石にナルラの手を止めようとするが
子供の腕力では叶うはずもなく、触れさせてしまう。
口では真面目なことを言いつつも、その手は確信犯的に淫行を施すのを
ちぐはぐすぎる思いで見てしまう。
敵にはなりたくないと彼は言った。それは自分だってそう思うが、
果たしてこれは敵か味方かどっちなのだろうか。
「そ、れでもっ、救いたいのです……。仰るとおり、僕はっ……
何もできない、子供ですから……。
でも、一人で、事を成すつもりは、ないのです……っあ、う、
僕が、救いきれなかった誰かを、僕が、救った誰かが、助けてくれればいい……っん、
多くの、人々の力が要りますっ、彼らの善意と、力を……僕は、信じたいのです……」
喘ぎながら、自分の理想を語ってみせる。だが、やがてナルラの行いに耐えられなくなると
口元を手のひらで押さえ、身を屈めぶるぶると震える。
快感を我慢するような表情、手の隙間からふーふーと息が漏れた。
そして、ナルラの言い出した言葉と自分の行き着く先が同じであったことに
顔を上げてじっと潤んだ瞳で見つめる。
仲間、そうだ。自分の理想を果たすために仲間は必要だ。だが――
この男が、仲間と信じるに値するかまだツァリエルには判断しがたい。
すぐに返事はせずに、じっと探るように目を向ける。
■ナルラ > そのまま瞳を向けられる、とこちらも見つめ返す……その際に淫行を行う手の動きは止まる。
「お前が妹であれば、このまま押し倒し妾にしてお前の望みを叶えるために死力を尽くす事を誓えるのだがな」
純粋に民を想う気持ち、それを語る口調に……己の昔を重ねあわせてしまう
そしてまた、その気持ちを利用され翻弄される危うさも見て取れていた。
「王になるのは、俺でなくても民を守る力を持つものであれば良いだろう
できればカルネテルの呪われた血筋でないのが望ましいかもしれんが、
何分力があるのはカルネテルだ……そしてツァリエル、分家であれお前はカルネテルの人間だ
カルネテルの人間だからこそ、利用しようとする者も多い、お前が望むなら俺が盾になってやろう……」
そして顔を近づけ、ツァリエルの額に軽くキスをする。
「ツァリエルよ、お前が私を味方にするとするなら、お前は私に何を提供出来る?
お前自身の言葉の通り、お前はまだ力のない子供だ……それが私に何の利益を与えることが出来る?」
そう尋ねながら、ツァリエルの肩を抱き寄せる……そっと彼の唇にキスをした。
「私の噂は色々聞いているだろ?」
■ツァリエル > ナルラの口から血縁であれ、妾として娶ることができると言い放たれるとひどく動揺する。
例え近親者であっても、彼は手を緩めることがない。
むしろ王族というものはそうした高貴な血筋同士で婚姻するのが普通なのだろうか。
あり得なくはないが……。
だが、彼の言い分『王になるのは自分でなくてもいい』というのは
まさしくツァリエルが志すところでもある。
呪われた血筋について詳しくはないが、ナルラが言うのならなんらかの因縁があるのだろう。
手が止まった隙に呼吸を整える。自分の額にナルラの唇が触れると
びくりと驚いて目を丸くした。
交換条件を切りだされれば、困ったように目を伏せた。
自分は血筋以外持たざるものである。悲しいかなそれは覆らない。
だとしたらナルラに与えられるものは一つしかないのだ。しかし――
「でも、それだけは……っお許し下さい、ナルラ兄様っ……
いけません、遠縁とはいえ、血の繋がった者同士が……
まして、同性となんて……っ」
涙を目尻に浮かべ、懇願するように呟いた。
だがわかっていた、ナルラにとってそれはさしたる問題ではないし
ツァリエルには最初から選択肢が無かったのだ。
唇を奪われた後、ひどく狼狽した顔で震えていたがやがてぐっと
奥歯を噛みしめると決意を秘めた瞳で見つめ返す。
抱き寄せられた肩がそっとナルラに寄せられた。
「……、なんの取り柄もございませんが、私めで良ければ……っ
どうぞ、お好きになさってくださいっ……」
ぐったりと身を相手に委ねる。涙が一粒こぼれ落ちた。
■ナルラ > ツァリエルの言葉を得ればそのままナルラはツァリエルのローブをめくりあげようとする。
「何、快楽を得る行為としてなら同棲とて問題はない……もし異性であったほうが良いのか?」
そう言ってツァリエルの胸に触れ、まるで女性のそれを扱うかのように胸を揉みはじめた。
その胸の先端を衣服越しに執拗に攻め続け、そのさいツァリエルの唇、そして首筋にキスを落としていく。
「ところで、今一度聞くが……この仕込まれている玩具は誰の手によるものだ?
ツァリエル、もしこれを外して咎められるような事があれば、私の名を上げるが良い
それでなお、悪いことが起こるようなら、私を頼れ、力になってやる」
そう言って彼の衣服をそのまま脱がしていく、大広間の喧騒が聞こえるテラス、そこで今からツァリエルを貪ろうとする男は、淫具を見つければソレを外し、開放していくことだろう。
ナルラの息は少々荒くなっていく、少女のように見える従兄弟の少年に手を出す背徳感
それがまた情欲をかきたてていくのだ。
「なんなら……姫になってみるか? その方が気が楽であるのならな」
そういうようにツァリエルの身体を弄る際、ナルラは己の能力でツァリエルの身体を徐々に少年のものから少女のものへと書き換えていく。
以前に似たような事があったのか、その抵抗はゆるいようにも感じられて
ほんのりふくらんだその乳房を、やわやわと揉み、絞るように刺激した
■ツァリエル > 両手で顔を覆い、ナルラの行いから目を背ける。
素肌に冷たい風が感じられてローブが脱がされつつあることを察した。
己の唇に、それから首筋にナルラの熱を感じる。
その度にひどくか細い喘ぎが漏れた。
「言えません……っふ、いえ、じ、自分で……しましたっ……」
淫具を仕込んだ相手を問われれば、首をふるふると横にふる。
口外して侍女頭からまた仕置を受けるのが怖いのではない。
逆に、侍女頭がナルラから何らかの根回しを行われてひどい目に合うのが怖いのだ。
王族と侍女では立場が違いすぎるし、ナルラの手腕にかかれば彼女などはじめからいなかったかのように扱われてしまうだろう。
だから慣れぬ嘘をついたが、たぶんこれはあっさり露見するだろう。
ベンチに寝そべり後孔から梁型を、前の幼い陽根の先端から数珠つなぎの棒を引き抜かれれば、甲高い悲鳴を上げて戦慄いた。
ずるりと抜け落ちた淫具はどれもツァリエルの体液でぬらぬらと濡れて、
ぽっかりと空いた孔が寂しそうにひくついた。
射精を止めている輪が無ければ思わず達していただろう。
息も絶え絶えにナルラを見上げると、彼もまたひどく興奮していた。
自分より大きな男に迫られることが殆ど無かったため、わずかに怯えの色を見せる。
だが、触れた箇所からじわじわと自分の体が書き換えられていくように
女の丸みを帯びていけば、息を呑んでしまう。
女の体にされるのは二度目ではあったが、普段と違う肉のつき具合や感覚に狼狽えた。
「ふぁ、っ……や、……やめっ……!」
胸の膨らみをやわやわと触られれば乳首がじっとりと濡れ始め、白く甘い液体が滴った。
■ナルラ > そのまま顔を覆う姿、その仕草が本当に最初から少女だったかのような錯覚に落ちいてしまう。
そのまま一糸まとわぬ姿になったツァリエル、そのまま最初から少女だったかのような姿になっていった。
「優しいのだな……誰かをかばっているのか?」
そう言って優しい手付きで頭をそして髪を撫でていく、その誰にでも優しく救おうとする姿勢は
愛おしくもあり、同時に甘くも見えた。
「まあ、これでお前を攻め立てる玩具は無くなった……自分でつけたというのなら
ツァリエル、お前はこの私の前で自らが特殊な性癖を持つ変態だと宣言しているようなものだぞ
このような玩具を身につけ、王侯貴族のパーティに出席する変態だと」
そのまま少女になったツァリエルの身体を弄り、そのまま乳首から漏れる乳を見れば目を細め。
「これは私の仕業ではないぞ……ツァリエル、お前は優しいからこんな風に身体を玩具にされているのか?」
そう言って乳首に吸い付き、音を立ててその乳を吸いついていく。
「こういう身体にされるのは、初めてではないか?」
そしてできたばかりの女性器に触れ、その割れ目をなぞれば指で押し広げる
「もしものときは、お前を妾として娶ろう……そしてお前の望みに力を貸してやろう」
そしてそのままナルラはズボンと下着を下ろし、いきり立った男性器をツァリエルに見せつけるだろう。
すでにパンパンに膨れ上がり、それはもう肉の凶器となっていた。
■ツァリエル > 元から中性的だった顔立ちや体つきではあったが、書き換えられた今
より柔らかな印象を与えるようになった。
ともすれば女の甘い香りが匂い立ってくるようだ。
優しく頭を撫でられれば、震える手がずれてちらりとナルラを盗み見る。
狼狽の色はまだ消えてはいないが先程よりは震えが治まっていた。
変態、と言われればかっとさらに顔を赤らめてだが反論もできず
弱々しく否定するように首を振った。
そんな淫乱であるなど認めたくないし、断じて違うのだと伝えたかった。
「う、ぁ……っその、よく、覚えてないのです……。
何故体がこうなってしまったのか、っあん、……う、
優しい、じゃなくてっ、ひ、ぅ、ただ、ぼくが、ゆうじゅ、ふだんだからっ……」
きゅんと固くなった突端がさらにじわりと乳をにじませる。
乳を吸われれば甘い味がナルラの舌に広がるだろう。
初めてではないことを悟られれば、しばらく逡巡した後小さく頷いた。
初めて出会う相手にそんな経験を告白せねばならないのがひどく恥ずかしい。
黙っていればよかったのかもしれないが、もはや体のほうが正直で口で何を言っても信じて貰えそうには無かった。
女性器を指がなぞる度に甘い吐息が溢れる。
そこは濡れてはいるものの、慎ましやかに口を閉ざしている。
ナルラの指が押し広げれば柔らかくひくつくだろう。
「いけません……ナルラ兄様、このような、女々しい、情けない従兄弟を妾にするなどとっ……。
きっと僕のせいで、後ろ指を指されてしまいます……っナルラ兄様の名前に傷がついてしまいます……」
やんわりとその申し出を辞退する。例えもし本当に女の身になってしまったとしても
きっと場を混乱させるだけだろうし、なにより自分のようなものが妾になどなれるわけがない。
そのせいでナルラが悪評をたてられでもしたら自分はきっと後悔してしまうだろう。
猛々しく怒張したナルラの男根が見せつけられれば、思わず息を呑む。
自分のものとくらべ随分と立派で、大きく熱いほどの血が通っていれば
威圧されたのか、わずかに怯んだ。
あんな大きなものが自分の中に入るのだろうか、もしかしたら裂けてしまうかもしれない。
そんな恐怖を想像して、さっと顔が青ざめる。
■ナルラ > 【リミットのため中断します】
ご案内:「王城 大広間」からツァリエルさんが去りました。
ご案内:「王城 大広間」からナルラさんが去りました。