2016/05/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城庭園」にレアンさんが現れました。
■レアン > (この王城周辺を探って数日。情報収集を行っているものの、これといった情報は手に入らなかった)
(そろそろ、場所を変えるべきかもしれない。あまり長居していると、余計なリスクも背負いかねない)
(溜息交じりに噴水の近くにあったベンチに腰掛ければ、大きく伸びをして)
――ん~……っ!
いやぁ、本当くたびれもうけってのが的確だね、こりゃ。
やっぱ、一朝一夕じゃあ、そんな大きい獲物も手に入らないかね。
……まぁ、仕方がないか。
しかし、それにしても………『世の果てに在りし楽園』ね。
いやぁ、ここまで何もないと、いっそ清々しい。
(負け惜しみではないけれど、名前を聞く者すら見つけたことがない)
(それらしい情報は入ってくるが、そのどれもがデマだったり、まったく違う別物だったりする)
(ラスト・ロストガーデン、永遠の花都、不変不朽、安寧の保証――その呼び名は様々だが、その実態を実際に知っている者は誰一人いない。たった一人を除いて)
………せめて、その人物が誰か分かりゃ、情報のひとつやふたつもあるんだろうけどねぇ
(整えられた草木や花々を眺めながら、自身の空回りに苦笑を浮かべる。)
(そんな苦労も、彼にとっては生き甲斐のようなものだ。それはそれでよし)
(空虚な人間よりは風車の怪物を相手にしておいた方が健全的じゃないか)
(自身を心の中で自虐しながら、しばらく噴水の音に耳を澄ませて体と心を休めることにした)
■レアン > さてと――そろそろ、退散しますかね。
(情報が手に入らなかったのは仕方がない)
(機を見て出直すしかないだろう。少々落胆していないと言えばウソにはなるが、ダメでもともとだ)
(ベンチから立ち上がれば、軽く辺りを見渡して、その場から立ち去った)
ご案内:「王都マグメール 王城庭園」からレアンさんが去りました。