2016/05/27 のログ
ご案内:「王城内の大浴場の一つ」にツァリエルさんが現れました。
ツァリエル > 空が茜色に染まる時分、一人こっそりと大きな浴場の入口から少年が歩いてくる。
ツァリエルは他に誰も居ないことをしっかりと確認すると広すぎる場所に威圧されながらそっと浴場の片隅に体を洗うための場所をとった。

朝から晩まで王族たるものの努めだからと座学の授業をお付の教師からみっちりつめ込まれ、午後は訓練場にて木剣を使った剣技の修行を仕込まれる。
頭の出来は平凡だし、体を動かすことも不慣れで貧弱なツァリエルには毎日のこうした勉学がひどく厳しいものだった。

今日も汗と砂埃にまみれた体を清めようと、浴場へ来たはいいものの
お背中を流しますという侍女たちを恥ずかしいからと押しとどめ外で待たせるのもいつものこと。

彼女たちだって仕事ではあるが、あまり他人に肌をさらすのは恥ずかしい。所詮自分は庶民の感覚であり、いつまでたっても王侯貴族たちの普通には馴染めそうになかった。

ツァリエル > 大体身の回りのことを人にしてもらうというのがなんだかむず痒い。
自分の身のことは自分でするのが常識であったのに
王族というのはおとなになっても衣服の脱ぎ着や起床まで他人にされるのが当たり前。
果てはトイレの世話まで他人の手を借りるものもいるらしいというのが
ツァリエルが過ごし始めてびっくりしたことの一つでもある。

手桶でじゃぶじゃぶと豪勢に流される湯を汲んで自分の体にかけ流す。
この湯もどこかの山や沢から汲み上げられた温泉を奴隷や貧民の労働者を使ってこの王城まで引いてきたものらしい。
外の世界では住民が共通で使う井戸一つでみなが体を拭うだけにとどめたり
果ては工業用水や下水に近い川辺で水を使う者もいるというのに。

そしてそういう者達の上に立ってなんの役にも立たない、意味のない自分が
こうして贅沢に湯浴みをしているという時、ひどい罪悪感にさいなまれることが多々あるのだ。

ツァリエル > 肩を落としてため息をついていると、背後からひたひたと裸足で歩く音がする。
それも複数、2,3人ではなく団体ぐらいの人数がこちらへ向かってくるようだ。

ここは混浴も可能な場でもあるので男性はともかく、女性が入ってきてはさすがに目のやり場に困る。
それにあまり風呂を共にするのは誰であれ気恥ずかしい。
慌てて手ぬぐいを腰に巻いて体を洗うのもそこそこに逃げ出そうと席を立ったが遅かった。

誰かがはいる時は少し待ってもらう旨を確かに外の侍女に伝えたはずなのに
そんな命令などなかったかのように見目麗しく艶やかな女達がぞろぞろと連れ立って浴場へと入ってきた。
皆侍女らしく水場で濡れても平気な薄衣を身につけた年上の女性たちだったが
ツァリエルにはとんと面識のない人たちばかりであった。

皆ツァリエルの前に現れると湯で濡れた大理石のタイルに膝をついて頭を垂れた。
筆頭らしき一番華やかな顔立ちの女が顔を上げぬまま喋り出す。

「ごきげんうるわしゅう、ツァラトゥストラ殿下。
 遠縁の親戚であらせられるグンナー公からの遣いとして参りました。
 殿下の御身を清めさせていただく御役目を勤めます侍女たちでございます」

深々と女達が少年の前で正座し、挨拶をする。

ツァリエル > 「ぐ、グンナー公……?」

名乗られた名前に記憶を探ってみるも思い当たる人物がわからない。
大体自分の遠縁や親戚筋はこの王城の殆どがそうであると言っても差し支えがないし
ツァリエルが公の場でお披露目された時でさえめまぐるしく臣下や貴族や成り上がりたい商人たちなどが我先にと顔見知りになりに来たので
正直記憶が追いつかなかったのだ。

もしかしたら何かの催しでそのような人物が自分と知り合いになったのかもしれないが
それでもこのような侍女を派遣してもらうような相手はいないはずである。

「え、っと……ごめんなさい、大変失礼ですが
 僕、その、心当たりがなくて……」

見目麗しい女達が自分の前にかしづいていることにしどろもどろになりながらそう応える。
どの女達も体の線が透けて見える薄衣であり、そしてまろやかな肢体の持ち主たちであることが伺えるのだ。
我知らずごくりとつばを飲み込んでしまう。

先ほど口を開いた女が再び会話する。

「殿下がお心当たりないのも当然でございます。
 グンナー公はお忙しい身の上、王城にもあまりおられない方ですので
 まだ謁見されてはいらっしゃらないのですわ。

 ですが公は是非殿下と親しい間柄になりたいと願っておりますの。
 不慣れな王城での生活で心細い殿下を慮ってグンナー公は
 常日頃のストレス発散のために贈り物のつもりで我々を遣わせたのです」

そうしてやっと平伏していた女が顔をちらりとあげる。
黒髪が豊かで目鼻立ちのはっきりした女だった。
紅は水場だからかひいていないものの、その唇はふっくらとして赤く、血色が良かった。

ツァリエル > 「グンナー公の心ばかりの気遣いではございますが
 どうか受け取ってはくださいませんか?」

そう言って女はゆっくりと微笑み唇を釣り上げた。
控えていた女達も次々に顔を上げてじっとツァリエルへと視線を注ぐ。

「そ、そんな……」

言葉の意味がよくわからず飲み込めなくて戸惑っていたが
どうやらこの侍女たちはグンナー公という人からツァリエルにあてられた
賄賂に似た何か、気を引くための女達、ということらしい。
言外に性的にどういうことをしても構わないという意味を匂わせた、人の形をした贈り物。
慌てて強く首を振って断る。

「こ、困ります!その、僕は一人でお風呂に入るのが好きですし
 突然押しかけられても……それに、他の人が入るときは
 少し待ってもらうように外のメイドさんたちにお願いしていて……」

「それならわたくしたちがそのメイドたちに代わって役目を引き受けましたわ。
 どうぞお気になさらずに……。今日のこの事はわたくしたちだけの秘密でございます」

「そういう意味じゃなくて……!」

困惑するツァリエルが必死に断ろうと二の句を考えている間に
それまで床に座していた女達が一斉に立ち上がり、彼を取り囲み始める。

「どうぞお気を楽になさってください、殿下。
 殿下は身を任せて、湯浴みを楽しんでくださればよいのですから」

その言葉を皮切りに女達のほほ笑みが怪しい物に変わる。
にこにこと笑いながら有無を言わせぬ力でツァリエルの四肢や体を取り押さえると
持ち上げるようにしてその小さな体を浴場のもっと奥へと運んでいった。

ツァリエル > 「あ、やめてください!離して!
 誰か!だれかっ――」

助けを呼んでみてもどうやら外には人払いがされているらしく
もがいたところで多人数相手に逃げられるわけもなかった。

浴場の奥には水に強い植物で編まれた衝立と同じ素材のカウチ、床に寝そべるための敷物
などが置かれている。
そこに抑え込まれるようにして横にされると、次に女達はツァリエルの下半身を覆っていた手ぬぐいを剥ぎ取りにかかる。

「ま、まって……!だめですそんな、そんなの!」

四方から伸ばされる女達の手を払いながら必死にそこだけは剥ぎ取らせまいと抑えるが

「遠慮なさらずに、ここもしっかり洗わせていただかないと
 わたくしたちが主人に叱られてしまいます」

口では穏やかにそういう女達は、だが獣のような素早さで頼りない手ぬぐいを奪い取った。
ツァリエルの下半身があらわになれば黄色い声の忍び笑いが周りから湧いてくる。

「あら、まぁかわいらしゅうございますわ。殿下」

取り澄ました顔で侍女頭がわざとツァリエルの耳元でふふ、と笑う。
彼女の言葉通り、ツァリエルの性器は歳相応の未熟なものであり
こんな状況だというのに半分たちあがっていた。
羞恥でかっと頬が赤くなり、なさけなさにすぐ目元が潤み始める。
その様子に気づいて周りにいた女達は

「お気になさることはありませんわ、皆殿下の年頃はこのような形です」
「殿方は大人になれば自然とお持ちのものもご立派になりますのよ」
「お気に病まれませんよう。何も心配ありませんわ」

口々になだめすかし、甘やかすが逆にそれがひどくツァリエルの心を何故か傷めつけるのだ。
男子としてのなけなしのプライドが女達の薄っぺらな言葉で崩される。

ツァリエル > 「でも皮を被っていらっしゃるのは良くないですわ。
 衛生にもよくないとお聞きしています。
 ここもしっかり剥いて洗わせていただきます」

侍女頭が自分のほっそりした指でツァリエル自身の余った皮をつまみ上げる。
やたらに手慣れたその仕草に、ひっとツァリエルが悲鳴を上げた。
反射的に跳ね上がる体を周りの女達が取り押さえ、腕を頭の上に、足は左右から抑えて
股をわざと広げてよく見えるようにする。

「い、いいです!自分で洗えますから!!さ、触らないで!
 きたな、汚いですっ…!」

「まぁ、汚いとおっしゃいますの?それはわたくしたちの仕事が捗りますわね。
 殿下のお体を隅々までお清めするのがわたくしたちの役目でございますので……
 大丈夫、おまかせ下さいまし」

そう言い終えるや、侍女たちが一斉にツァリエルの体に顔を寄せて吸い付き始める。
それどころか舌で体の至る所を舐め始めたのだ。
手足に顔、指の間、耳の後ろ、脇、へその穴、浮かせた背筋、ありとあらゆる見える場所を舐め清めるように丁寧に奉仕する。
生暖かい舌がツァリエルの褐色の肌を這い回れば、唾液によって暗い宝石にも似たようにテラテラと輝き始める。

「ひゃ、あっ…!や、らぁ…!だめ、くしゅぐったっ!!
 きたにゃ……っあ!きたにゃいからぁ!やめてっ!やめてくらしゃい!」

ナメクジのように自分の体を這いまわる女達の舌に、くすぐったさと気味悪さ、そしてなんとも言えないむず痒さを覚えてツァリエルは悲鳴を上げる。

ツァリエル > やがて侍女頭がツァリエルの頭を押さえると上から口を塞ぐように覆いかぶさり口付けする。
反射的に唇を閉じて引き結ぶツァリエルを無視して、舌で器用にこじ開け深く侵すようにむしゃぶりついた。
ツァリエルの喉から悲鳴が漏れるが塞がれた口からはくぐもった嬌声しか上げられず
歯肉や歯列、お互いの舌の裏や先までしっかりとなぶられる。
唾液が絶え間なく口の中にたまり、やがて隙間から漏れでて喉奥にとろりと落とされる。
女の吐息はいやに熱く、なぜか甘ったるく感じられたがやがて息継ぎができなくなり始めるとツァリエルの意識はぼんやりと濁った。

窒息する寸前でやっと女はくちづけから開放する。
未だ女達が自分の体を舐め清めているというのにツァリエルの反応は鈍いものに変わり
ぐったりと力が抜けてされるがままになっていた。

散々女達が体に刺激を与えたせいでツァリエルの性器はすっかり立ち上がって固く張り詰めていたが、それでも皮は剥けておらず情けなく震え先走りをこぼしていた。

酸欠で目も虚ろなツァリエルの頭を優しく撫でながら侍女頭が女達に目線で合図する。
どこから取り出したのか女達が用意してあったらしい瓶を次々開けるとツァリエルの体に中身をかけ始める。
とろりとした液体が唾液まみれの体をさらに濡らし、女達は自らの薄衣を脱ぎ捨てて同じ液体を自分たちの体にも塗りつけ始めた。

「特別にあつらえたせっけんでございます。ほら、肌触りもよくて香りも良いでしょう?
 お気に召してくださると幸いでございます」

侍女頭が耳元でそう説明する。やがて自らの手のひらにもそれを垂らすと固くなったツァリエルの性器へとその手を伸ばした。

ツァリエル > 「ひ、ぃっ、や……ぁあああ!」

侍女頭の柔らかな手がきゅっと性器を握り上下にしごき始める。
するとせっけんらしい液体のぬめりも手伝って微妙な肌の吸い付きと締め付けにツァリエルの腰が情けなく震えて浮いた。

薄衣を落とした侍女たちの体はどれも若く美しい。
出身による肌色や種族の違いはあれど、どの女の乳房も豊かに張り詰め、すらりとしまった腰やくびれに反し、尻やももはむっちりと肉が乗っていた。
どの女も《そうするため》の体つきであり、男性の欲望を煽るには十分であった。

ツァリエルの手足を取ると女達は自身の胸や股ぐらを使って液体を塗り広げる。女達の体温が肌を伝い、柔らかく張り詰めた異性の体がツァリエルを快楽で押しつぶそうと蠢いた。

「殿下、お加減はいかがですか?」
「どこか洗い足りないところはございませんか?」
「まぁ、殿下……お胸の先端が膨らんで女の子みたいですわね……
 あらぁ、なんだかお乳みたいなものが出てらっしゃいませんこと?」
「お顔も肌もおしりも女の子みたいですものね、本当は姫君であらせられたのかしら」

冗談と侮蔑のぎりぎりの間で女達が責め立てながら好き勝手なことを言う。
ツァリエルは唯一自由になる頭を弱々しく振り、くしゃくしゃと顔を歪めて泣いた。

「やらぁ……!も、ゆるし、っんあ!ごめ、にゃさっ!
 っ……ちがぁ!おんなの、こじゃない……っ!さわ、あぁ!さわりゃなひでっ!
 ぃぎ!だめ!かわ!かわむいたらっ!やだぁああ!」

侍女頭がなれた手つきでツァリエルの先端をむき出しにし、空気が触れてはびりびりと刺激が走った。

ツァリエル > 「ここはしっかり清めさせていただきますね……失礼致します」

向きあげた先端に侍女頭が口元をよせ、ふくよかな唇でキスを落とす。
びくりと引きつった先端から先走りがほとばしり、女の口元を汚すが気にした様子もなく
ぺろりと舐めとるといたずらっぽく笑って性器を一気に喉奥まで含んだ。

「や、ぁ、あああああっ!」

女の喉に性器が吸い込まれた瞬間、あっけなくその刺激にツァリエルが達する。
反射的に腰を突き出して、ぐいぐいと女ののどを押しつぶし苦しそうな侍女頭のうめきが漏れ伝わった。
どろどろと決して少なくない精液が女の中に飲み込まれる。
さすがに慣れているのか、えづくこともむせることもなく最後の一滴までごくごくと飲み干すとやや上気した顔でぷはっと口を性器から離した。

「ふふ……殿下、お早いのですね。お若くて美味しゅうございました……」

満足気な笑みを浮かべてツァリエルを見下ろすが、当のツァリエル本人は憔悴しきり虫の息である。
抵抗する気力も失せたのか女達の腕に身を任せ、ぐったりとカウチに沈んでいる。

「ですが不躾を承知で申し上げますが
 こんなにお早くては先の話、奥方様や妾を喜ばせるのに難があるのではとわたくし思いますの。
 ……もう少し、鍛えなくてはいけませんね。
 まずは女性がどうしたら喜ぶのか、身を持って学ばれるのがよろしいかと」

まったく不躾だと思っていないような態度でそう言ってのける侍女頭。
周囲に目配せすると女達が一斉にツァリエルの体を持ち上げてうつぶせになるようにひっくり返す。

「ひ、ぃ……っ!なに……なに、するの……」

次にされることの嫌な予感に怯え、青い顔で女達の顔を見回すがみな穏やかな顔をしたまま、決して体を抑える力を緩めなかった。

ツァリエル > 侍女頭がツァリエルの背面へと周り、整った指先で背筋をなでおろす。
びくびくと小刻みに反応するさまを楽しむようにうっすらと唇を釣り上げると
やがて指が腰から尻へとたどり着き、褐色のこぶりなそれを両手で鷲掴みもみはじめる。

「殿下、おしりの形、整っていらっしゃいますのね……ふふっ」

弾力と硬さを楽しむかのようにしばらくこね回し、やがて尻たぶへ指をくいこませるようにしてゆっくりと割り開く。

「失礼致します、殿下は女性ではないのでこちらでご奉仕させていただいて学んでいただきます」

割れ目の奥にひくつく肛門を爪の先でつつけば、何をされるかやっとわかったように引きつった喉の奥でツァリエルがなさけない悲鳴を漏らす。

「やだ……ごめ、ゆるしてくださ……っ、そこ、そこだけは……っ、」

歯の根の合わない口で許しを請うが女達は涼しい顔で受け流し、惨めに縮こまる少年をどこか嬉しそうに眺めながら自らの秘裂に指を入れ、くちくちと音を立てながらかき混ぜ始める。
甘い快楽の声が浴場に響き始めるがやがてその秘裂から陰核が見え、見る間にそれが太く大きくなってゆく。
周囲の女達が喘ぎながら自らの陰核を勃起していくさまにツァリエルは驚嘆して目を見開いた。

「んふ、……はしたないところをお見せしましたが
 わたくしたちはどのような仕事もできるようにしておりますの……
 女性にも満足していただける手管も存じております」

ぎょっとして背後を振り向けば侍女頭の股の間にも、大の男にも負けないようなそれが脈打っていた。
わざとらしくツァリエルの尻へ熱を持つそれをぐりぐりと押し付ける。

「や、やだ……っ!やだ!ごめんなさい!ごめんなさい!っ、あっやだ…!んぎぃい!!」

恐怖心となけなしの力で這ってでもそれから逃げようとするがそれをあざ笑うかのように
侍女頭の指が菊門へとめり込んだ。
せっけんのぬめりをさしひいてもあっさりと女の指を飲み込んでいく反応に
女達がまゆを潜め、子供のいたずらを見つけたようにいやらしく笑う。

「まぁ、殿下……初めてではございませんのね……。
 失礼いたしました、もしかしてこちらのほうがお好みでしょうか?
 あらあら……さきほどよりもご自身が固くなっていらっしゃいますね」

股ぐらの間から覗くツァリエルの陰茎の反応に気を良くしたのか、二本三本と指が増やされぐにぐにとかき回し、広げられてゆく。

「ひ、ぎぃ…やだぁ…っんあ!おゆび、ゆび……っぬいてぇえ!!」

やがて恥も外聞もなくツァリエルが泣き出し、前面にいた侍女の一人が柔らかな胸元で顔をはさみながらなであやす。

ツァリエル > 「まぁ殿下、赤ちゃんみたい……わたくしの胸で良ければ存分に甘えてください」

大きな胸でやさしくツァリエルの頬を叩き、わざとらしく乳首を口元に差し出す侍女。
目からこぼれ落ちる涙を舌で舐め取り、よしよしと頭をなでてやれば
やがて現実から逃げようと意識を放り投げ始めた少年が、震える舌先を女の胸へと伸ばし
ちゅうちゅうと吸い付き始める。

「あん、ふふ……そうそう、おとなしく気持よくなりましょうね……」

心地よさそうに乳房を含ませる侍女とツァリエルがすっかり諦め無抵抗になったのを見やると、侍女頭は尻から指をはなし己のものをツァリエルの菊門へとあてがった。
かさも太さもだいぶあるそれに、準備を整え慣らしたツァリエルの穴も素直には飲み込めず
いくらかささやかに抵抗した後、しびれを切らした侍女頭の強い一撃でようやく先端がぐちりとめり込んだ。

「あぎぃっ!!あ……あっ……あ、う……や、ぁ……ふと、ぃひ……っ!」

思わず走る衝撃に口元から乳首を離してあえぐ。幾度か中を犯されたことはあるが、
過去のいずれにもまさるその質量にぼろぼろと涙と喘ぎ超えをこぼす。
前面の侍女が苦悶を訴えるツァリエルの口に再び自らの乳房を含ませた。

「大丈夫ですよぉ、メイド長様はとても巧みな方ですから痛いのもすぐ飛んじゃいますからねぇ」

たぷたぷと巨乳を押し付けあやしながら、ツァリエルの耳をぴちゃぴちゃと食む。
周りの侍女たちがツァリエルの両手にそれぞれの擬似男根を握らせる。
それでもあぶれたものは脇や肌へ好き勝手にこすりつけぬめった肌の感触を楽しみ始めた。

「は、ふぅ……失礼して入らせていただいた殿下の中、熱くてきつくて素晴らしゅうございます……。
 伸びてはいますが裂けてはいらっしゃいませんし、
 殿下も処女ではございませんのでゆっくりわたくしのはしたないものでご奉仕いたします……」

ゆっくりと言ったはずなのに、それとは全くかけ離れた乱暴さで侍女頭がぐっとツァリエルの中へ押し込んでゆく。

「んっ!!!んぶっ?!んぶ、んんんんんんんん!!!」

口を乳房で塞がれても自分を真っ二つに裂いていくような衝撃にのけぞって呻く、だがそれで行為が緩むわけでもなかった。

ツァリエル > 「あは、申し訳、ありませんっ!でんかっ……!
 殿下が、魅力的なおしりをされているのでっ、ん、つい……っ」

それまで取り澄ました表情でいた侍女頭が徐々に頬を染め、いささか興奮したように息を切らす。
ぐいぐいと余裕が感じられぬ動きで自身をもっともっととツァリエルの奥へ押し込み、そのたびにツァリエルが苦悶の表情でのたうった。

「まぁ、メイド長ったら……はしたないですわ」
「そんなによいのかしら、この子の中」
「男の子じゃなくて女の子に生まれたほうがよかったみたいですね、殿下」

周囲の侍女たちが夢中になる侍女頭の様子に口々に勝手なことを言う。
手持ち無沙汰にツァリエルの性器をいじっていた侍女の一人が、びくびくといまにも射精しそうなツァリエル自身にぎゅうと指で根本を締め上げる。

「殿下、早漏をお治しするのですからこのぐらいで達してはいけませんよ。
 それにこれは女性の満足する方法を学ぶお勉強でございます。
 お射精などしては、本当の方法を知ることなど不可能ですよ」

そう言うと脱ぎ捨てた薄衣から腰紐を拾い上げ器用にツァリエルの性器を縛り上げ射精を封じる。
その間にも侍女頭の動きはより激しく執拗になっていく。ついに内臓の最奥へと到達し、すっかり凶悪なおおきさの陰核をツァリエルの胎内に収めることに成功するとふっ、と満足したようなため息が女の口から漏れ出た。

ツァリエル > 「ひ、ぐ、ぅ……っ!おなか、っくるし、……っらさっせ、らさせて……!
 おち、んち……っいたいよぉ……!!」

紐で縛り上げた性器がうっ血しそうなぐらいぱんぱんに張って、べそべそとすすり泣く。
生殺しのような状態に目の前の侍女に擦り寄り甘えながら、腹の中に無理やり収められたものをぎゅっと締めあげてしまう。

「んひっ、ぬいれぇ……も、これいじょっあひ!らめ、やらっこわいっ……、こわれ、あっ
 ぼく……こわれる、こわれちゃっ……ぎぃっ!!!」

ごり、と内臓がゆすられ中身が引きずり出されるような感覚にツァリエルがのけぞり痙攣する。

「でんか…でんか、っでんか……!これが、おんなの、よろこびですのよっ!
 なかみをかき回されてっ、ん、殿方の、だいじなっ!ぶぶんをうけいれるっ!!
 もっと、もっと!まなんでくださいませっ!!」

ぱんぱんと少年の尻たぶと女の腰が打ち付けられる音が激しく響く。やがて寝かしていた状態からほとんど抱え上げるようにツァリエルの両足を持ち上げぐちゃぐちゃと獣のように突き上げ、背後から唇を奪う。

「ああ、もうメイド長ずるい……!」

夢中な様子の二人に侍女たちが唇をとがらせて不満を訴える。やがてそれぞれの女達も好き好きに絡み合い始めた。どうせここには人払いをしておいたのだ、誰かが来る様子もない。

「あっ、やらぁ、やぁ♥っあぎ、おしりっ♥とけりゅっ、あついっ♥とけ、んひぃ♥
 おく、おくっくるっ♥にゃんかくるっ♥やりゃ♥こわれりゅっ、ぼく、とけちゃうっ♥
 んひ、んぁあああっ!!!!」

ツァリエルの薄い腹が中からぐいぐいと押し上げられ、いびつに波打つ。
自身の腹をべちべちと叩くほど勃起した性器はすっかり壊れた蛇口のようにだらだらと先走りが流れ落ちるだけになってしまった。
やがて女のように嬌声を上げながら背後の侍女頭にすがりつき、内側からこみ上げる快楽だけに身を任せたツァリエルが
タイミングを合わせ自身も腰を振りたくって侍女頭の陰核を最奥へと導いた。

「あっ、あっぎぃあああああああああああがっ!!」

ぶわりと背骨から脳にかけて広がるような激しい快楽の波に襲われ、射精もせずにツァリエルは達した。
まるで本当の女のように――。

ツァリエル > 何度か似たような達し方はしたもののここまで激しい終着はなく、
目を見開き痙攣しながら、射精よりもずっと長く尾を引く快楽の波に舌を突き出しだらしなく喘ぐ。
眼の奥がずっとながくチカチカと光るようで、本当に体が溶けたのではないかと錯覚するようだった。

ぷしりとツァリエルの陰茎の先から水のようにさらさらとしたものが零れ出た。
精液ではなく女の愛液のような、潮のようなものにも見えた。

「あ……うぇ……あ、っ……っぁ……あっ……」

背後で自分を抱える侍女頭もまた、強くツァリエルを抱きすくめ達した後の余韻に大きく震えている。
その証拠に彼女の股ぐらからもまた、大量の愛液が滴り落ちていた。

「も、もうしわけありません……ツァラトゥストラさま……っ
 わたくしとしたことが、その……夢中になってしまいました……」

ふぅふぅと赤くなった顔で小さく詫びる。やがて他の女達の手を借りてゆっくりとツァリエルの中から女陰を引き抜き、カウチに再び寝かせる。
あっというまに息を整え、興奮を抑え脱ぎ捨てた薄衣を再び纏えば侍女頭の女は先ほどと同じように余裕のある穏やかな笑みを貼り付けた。

「殿下は随分とこのお勉強について素質がおありのようですね。
 教師として僭越ながらわたくしめから見ましても、非常に優秀で良うございました。

 どうやらこちらのご奉仕のほうが殿下はお好みのように思えましたので
 引き続き、他の者達からご奉仕させていただきます……」

すでに気を失いかけているツァリエルにそう話しかけてから丁寧に一礼する。
周囲の侍女たちがその言葉に待ってましたとばかりにツァリエルへと群がった。
いまだ開放されない少年の性器を自らの秘裂に導き、ぽっかりとあいた尻穴へ女陰をねじ込む。
口にも別の誰かが肉棒を押し込み、ろくに動かない幼い指をとって自らの胸を無理やり慰めた。
獣が餌へ群がるように、女達がたちまちのうちにツァリエルを覆い隠した。




湯けむりと衝立が隠すその向こう側、そこから離れて侍女頭は忍ばせていた指輪に口元を寄せる。
魔石の嵌ったそれは持ち主同士の声を互いに届ける魔法の品だった。

「ええ、ご主人様のお言いつけ通りに……はい、意外にあっさりと落ちてくださいましたので。
 女役としての素質がおありなので、ご主人様が手懐けるのもたやすいかと……。」

声を潜め、おそらく女達を差し向けただろう主人へと手短に報告する。
侍女たちの働きに主人はそれなりに満足したようだ。

「ありがたき幸せにございます……ええ、ええ、近いうちにお会いできるかと……。
 さようでございますか、はい、……かしこまりました」

指輪に唇を押し付けて通話を終える。
あれからだいぶ時間は立ったはずなのにまだ女達の狂宴は終わらぬようだ。
ときおり浴場に掠れた少年の喘ぎ超えが響くが、それを気に留めるものはいない。

この場にいる女達の他に、誰も。 誰も。

ご案内:「王城内の大浴場の一つ」からツァリエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城2 社交ホール」にレアンさんが現れました。
レアン > (今も昔も一国の王が住まう城というのは権謀術数の応酬が極平然と行われている場所である)
(それだけ一国の王となれば、その権力は偉大だということだろう。ましてや数多くの王族が存在するこの国では、いかに権力を得る為に、お互いに他の王族たちをいかに出し抜こうかと日常的に考えるのが常と言ってもいいほどだろう。)

……まぁ、だからこそ、色々と情報は手に入るんですけどねぇ。

(ホールの門番として潜りこんだ彼は、門の柱に姿勢正しくその中を見渡し監視していた)
(一見和やかに立食式のパーティが催されているように見えるが、その水面下では彼らがどのような思惑で動いているか、検討もつかなかった)

……俺ぁ、つくづく王族に生まれなくて良かったと思うよ。

(幾ら権力を欲しない王族と言えど、いつ彼らの餌食になるか分かったものではない)
(この立食パーティーとて、どんな毒を仕込まれていてもおかしくはない。)

まあ、ここにいる全員が全員、何かを企んでいるってわけじゃあなさそうだけどねぇ……。

レアン > (できることならそう言った人物に一度話を聞きたいものだ。こんな混沌とした坩堝のなかでどうやって生きているのかを)
(余程したたかか、鈍感でなければ生き抜いていくことなんて難しいだろう。もっとも、彼にとっては無縁の生き方ではあるだろうが)

自由ってのはいいもんだ。
風の赴くままに、自分の生きたいように生きる。
……いや、もちろん、その代わり自分で身を立てなきゃいけねえけど。

(自由はつまり、自分の行動に責任を持つと言うことだ)
(誰も庇ってくれるわけでもなければ、誰かが報酬を与えてくれるわけでもない)
(そんな生き方をして生きている人間はごまんといるだろう)
(そんな多数派の彼だからこそ、窮屈な城の中で生きている彼らに話を聞いてみたいと思うのだ)
(半分以上は、自分の利益の為―――だが)

レアン > くぁ………

(欠伸を噛み殺す。流石に守衛の位置では、どんなに耳を澄ましても肝心の会話の内容が届かない)
(最近どうもくたびれもうけばかりのような気がしてならない)
(いや、情報収集というのはそういうものだとは分かってはいるが、それにしても成果がなければ退屈だというものだ)
(おまけに、他人が飲み食いしているところを、自分たちはただじっとそれを羨ましがりながら眺めるしかできないのだ)

……本当、贅沢なものを食べてるよなぁ。

(思わずため息がこぼれてしまう)
(ついでに言うなら、お腹の虫が鳴って仕方がない)
(こんなことなら、別の仕事でも引き受けて小銭稼ぎでもしておくべきだったか――)
(溜息をつくと幸せが逃げるとはよく言うが、それは逆なのだと声を大にして言いたい)
(不幸せだからこそ、溜息が出るのだと。……正しく今の自分がそれで、今日はどうやらとことんついてないらしい)