2022/11/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 周辺地区 馬舎」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > 王城外 周辺地区
王城の内部は王族の住処なら
王族の外はそれに従う者らの住処

大勢の従者 侍女 従う貴族など
いくつもの邸宅や寮内が存在するだろうか。
無駄な増築を繰り返すそれは、殺戮武器を造る一家の女主人の住処のよう。
最も、探したところで行先にない昇り階段など無いに等しいだろうが。


そんな外
白い吐息を吐きながらメイラは愛馬と戯れていた。
戦場 現在ではアスピダが中心でも入れ代わり立ち代わりで行われている
穿つ杭がなければ進むことは能わない。

必ず滅ぼすという意識はあっても、今だ城壁の内側と外側で分かれているのならば
減らし続けることだけを考えるのみ。
山脈の外の空気を吸い、山脈の者以外と触れていく。
帰りたい 行きたくないなどという気持ちは当然無く、ただの充電期間である。

愛馬と戯れるのも、お互いの絆を深め合うかのようで
乗馬用の姿ではなく、腰に大小の愛刀を下げた姿でファー付のコートを肩から羽織る姿。
途中から切り落とされている首の其処に銅板をつけた 妖馬 怪馬 と呼べる類
怪異的では代表的な首無し馬の一種の首を撫でる手。


「おうい おうい。」


愛でる声は、慈しみもたっぷりに混ぜ、あるはずもない頭部からは
鼻息とブルリと震える発声が聞こえる。
無い場所にあるなにか 幻肢痛のようにたとえるなら幻聴声ともいうべきか。

顔がなくとも、互いに思い合えるのか、首と胴をピタリとつける愛馬
メイラは、頬を寄せながら馬用の衣を纏わせた体をポンポンとあやすようにする。


「山脈ではお前に乗れる機会もなく、寂しい思いですわ。」


ハテグやタナール
空いた時間で出かける際でしか、怪馬 大狼 鎧猪など
メイラが跨る者達は今の中心的な戦に活用できず、こうしてよりコミュニケーションを大切にしている。