2021/11/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にミシェルさんが現れました。
■ミシェル > 「はぁ……退屈でしょうがないな」
王城の薄暗い廊下を、そうぼやきながらミシェルは歩いていた。
己の愛杖を片手に、時折扉や曲がり角に差し掛かっては、コツコツとそれを叩いて呪文を唱える。
すると、そこに仕込まれていた魔法陣が浮き上がる。
「……この部屋も異常なし、と」
元はといえば王の住まうこの城、それだけに物理的な防御のみでなく、魔術、呪術に対する防御もしっかりと施されている。
直接攻撃のみならず、透視や盗聴、瞬間転移などの魔術をも阻害する高度な術式。
しかし、それに綻びが無いか、あるいはそれを掻い潜って何かの呪文が仕掛けられてないか、点検の必要はある。
それは宮廷魔術師の仕事の一つでもあるのだが…。
「王もいないのに何か仕掛けられてるわけがないじゃないか…異常なし、と」
それはひどく、退屈な業務でもある。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にイザベラさんが現れました。
■イザベラ > あなたがこれまでに何百回とこなした普段のルーチンをこなしていくうち、
ふと、普段とは違う術式の反応があった。おそらくは他の宮廷魔術師によるものだろうか?
……権謀術数渦巻くマグメールの王宮内の何かしらのトラブルであることは確実だが、
あなたはこれを面倒と見て、見過ごしてもいいし、あえて火中の栗を拾うがごとく首を突っ込んでもいい。
もし、この術式を追うならとある部屋にある何かを隠すための術式であることがわかるだろう。
そして、優秀なあなたならそれを解除するための複雑な『キー』でさえ。