2021/10/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 魔導兵器研究室」にミシェルさんが現れました。
ミシェル > 「んん~~っ!」

椅子から立ち上がり、女男爵は伸びをする。ぽきぽきと体中の骨が鳴るのが心地良い。
王城地下に与えられた研究室で、ミシェルは魔導兵器の研究に没頭していた。
しかしながら未だに、アスピダ攻略のための決定打は完成しない。

『失礼します。コーヒー、お持ちしましたよ』

「あ、悪いね」

ドアを開けて、水色の髪をしたメイドが入ってくる。
この王城の者ではなく、ミシェルに仕えているメイドだ。
普段は領地の屋敷にいるが、時折、王都を訪れる。

ミシェルはマグカップを受け取り、熱々のコーヒーを少し冷ましてから口にする。
砂糖がたっぷり入った、常人では胸焼けしそうなそれ。

「少し休憩しようかな…」

再度椅子に座り、書類が散らばった机にコーヒーを置き、一息つく。
周囲は魔導書や巻物、実験器具が山を成し、いくつかには自動書記ペンが猛烈に書き込みを行っていた。