2020/07/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にルインさんが現れました。
ルイン > 今まで忍び込んでいた王城であるが今では一応師団に仮とはいえ所属している。
その為に比較的自由に歩けるようになり魔法を使う必要もなくなる。
ただやっている事は今までと変わらないお気に入り騎士と遊んだり、後は真面目に仕事をやっていたりもして。

「問題はなしですね。後は……」

普段は書類仕事の手伝いばかりであるが今日は場内の巡回に駆り出されてしまい。
途中に同行した他師団の男性騎士が手を出してきたので簀巻きにして倉庫に叩き込んで巡回の終了。
お世話になっている18師団の部屋に戻ってはソファに座ってだらんと一休み。

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にステファンさんが現れました。
ステファン > 執務室の机の上、前線からの要望書や戦いの経過の報告、前線に赴任した同期の騎士たちや知人からの手紙に目を通す
負けてはいないが決定的な一撃を相手に加えることは出来ず、小競り合いが続き、長期戦の様相であるらしい
何処の戦線もそんな具合で、後方に待機している身としては、何処か1つ位さっさと片付けてしまえば、
他所の戦地でも余裕ができるのに、と思わぬではないが、こればかりは致し方ない

此方も苦しい家計の中で補給を行ったり、人員の追加派兵を行ったり…長く戦いが続けば続くほど、
しわ寄せは国民に行くのだが、その辺り、貴族たちは判っているのだろうか

「いや…私も貴族だったか…
 どうも性に合わない事をやらされているなあ…」

は、と短く息を吐き報告書に署名し、要望書は一時保留と書いて返事を送る
何時になったら、狭い自らの領地に引き篭もって、詩作三昧出来るだろうか、なんて思いながら、
署名が必要な文書には全て署名をしていく…剣ダコなんて久しく出来た覚えがないが、
あの敗戦から復帰後、ペンだこが消えたことはないのである

「…暇ならお茶の一杯も入れてもらえるかな?」

ちらりとソファでだらけている、臨時雇いというか、騎士見習いというかの彼女に声を掛ける
数字や読み書きに強い部下を熱望はしていたが、まさか娘ほどに歳の離れていそうな容貌の人物になるとは、
夢にも思わなかった…それも今では、すっかりなれてしまったのだが

ルイン > 師団の執務室のソファで巡回の疲れを癒していると微かに聞こえるペンの音。
目を向ければ自分が戻ってくるより前から報告書の処理などを行っている上司の姿。
普段ならばさっさと雲隠れをするのだが、なんだかんだでこの上司は気に入りそのまま居座っていて。

「はいはーい、いいですよ。少し待ってください」

この部隊の空気も他とは違い居易いのもあり半ばに根を下ろし。
今もこうして命じられるままにソファから立ち上がってお茶の用意。

「お待たせですよ」

そうしてティーカップに紅茶を淹れて彼の元にと運ぶと静かに机の上に置き。
お手伝いはありますかと笑顔で訪ねて。

ステファン > 実家は兎も角、自分の興す事になった子爵家は新興である
イチから全て自分でやるのは軍務もあり、不可能であったからとりあえず家人集めは実家を頼った
面白いもので新興家となると、一旗揚げてやろう、という者が多く集いそれ程、苦労はなかったが、
爵位に対して領地は狭いものであったから、今度は集まった家人候補たちを選別するのに苦労した
選抜した家人の幾らかに領地に送り、残ったうちから読み書きに強い者を傍に置こうとした時に残ったのが彼女である

と言っても、一冒険者をいきなり騎士見習いに…というわけには行かず
あれや、これやと裏技まで行使して遠縁の貴族の娘、という事にし、王城に引き入れたというわけである
……この1件で方々に手を回してくれた実家には本当に頭が上がらない

間もなくして良いお茶の香りが漂ってくる
部下たちや前線の騎士、兵士たちの手前、あまり高級なものではないが、
ティーカップを受け取り、立ち上る湯気に鼻先を近づけると良い香りがし、ホッと落ち着くことが出来る

「ありがとう…巡回はどうだったね?
 意地悪をされたりは大丈夫だったかな…?」

彼女の書類処理の能力は他の文官と比較し大差はないように感じるが年頃の娘である
であるから、良い歳をして未婚の我が身としてはどう扱って良いものか、と未だに思い悩んでいる
カップの紅茶に息を吹きかけ傾けながら、仕事ぶりなどを尋ねて

ルイン > 何度か城に忍び込み、その時に聞いたある子爵家が家人候補を集めていると聞き半ば勢いで申し込んだのは若気の至り。
一旗掲げるという事にはあまり興味はなかったがなんとなくその募集をしていた子爵家の人間の魂の光に惹かれたというのもあるのだが。
そして他の応募した仲間が領地に送られたりとして気が付くと残って居たのは自分だけ。

ただ自分は出身地不明(元天使)の冒険者。
騎士見習いにするには大変な苦労をしたと聞いているだけに頭が上がらない。

ただそれだけ手間をかけてくれたのだから恩義には応えようと仕事は大真面目。
今までの人生の中で覚えたお茶の淹れ方で高級とは言えない紅茶も高級品並みに淹れて。

「この程度お安い御用ですよ。
巡回は特に問題はありませんでしたね。連れ込もうとされましたので簀巻きにはしましたけど」

報告すべきかなと考えはしたが言っておいた方がいいだろうとあった事を報告。
隠して心配させるよりは言った方がいいかなと考えて。
そして巡回中にあった事を事細かく報告をすると以上ですと微笑んで。

ステファン > 書類仕事はもちろん、紅茶の入れ方まで卒なくこなす彼女
元は冒険者であったと言うが、何か得体の知れない部分があるのも確かである
確かであるが執務室に缶詰になり、王都の屋敷に帰ることが出来るのは週に2、3度となれば、
そうも言ってはいられない…思う所が無いわけではないが、不安より実利をとったのである
他国の間諜であればそもそも、本家で跳ねられているであろう…武門の家柄の力は表裏共に伊達ではない

「まあ、その程度の事なら相手も口外はしないだろう…見習いとは言え、
 女性に不覚を取った…なんて話は醜聞だからね」

僅かばかりか口元に苦笑を滲ませるが、問題になるとも思えない
外聞を気にせず、突っかかってくるような貴族が相手であったとすれば面倒なことになりそうだが、
変な話、自分の家名を聞けば退散するだろう…と言うのは些か、希望を混じっているけれど

「ご苦労さま…他に何か、報告しておきたいことはある?」

目の前の未署名の書類が纏められた箱から、書類を一枚つまみ上げればそちらに視線を移して
片手でカップを傾けつつちらちら、と彼女を見る
なんなら、ここにある仕事を全て彼女におっ被せて、領地に引きこもりたいが、
流石にそう言うわけにもいかない

ルイン > 無駄に長く生きたせいで文字や言葉は勿論、大抵の事はこなせてしまう。
冒険者という事で納得されてはいるが上司である彼は怪しんでいるかもしれない。
しかし追究されないなら気にせずに仕事を行い、少しでも屋敷に帰る時間を用意してあげたいと考えている。

「アレは言えないと思いますね。だって……恥ですし…」

苦笑を浮かべる彼から僅かに視線をそらせてそんな事を口にして。
簀巻き以外にもやった事を匂わせながら大丈夫と笑顔で言い切る。
だがそれでも文句を言ってくるならばちょっとだけ彼に迷惑をかけない為にやり過ぎようと決めて。

「他にですか……あ、そうでした」

他にと問われて口元に指を当てて少し考え。
ありましたと思い出すと自分に走って一枚の書類と言えない紙を一枚。
そこには数人の女性の名前と部署が書かれていて…つまりは個人的趣味であるヤっちゃったことの増えてないですという報告を行う。

ステファン > 軍の補給路にも使われる街道整備の資材請求の書類と判れば机の上に起き、さらさら、と署名する
そうして、署名済み、と書かれた書類箱の上に、書類を重ねつつ、何やら更にやらかしている気配の彼女に
横目に視線を向けるが、彼女が問題を起こした、という報告や文句は届いていないから追求はしない

新たな書類を書類箱から取り出し、思案している彼女をチラチラと横目にしつつ目を通して
そうでした、と聞こえれば手を止めて彼女の方へ座ったまま身体を向けて、聞く姿勢になり
差し出された紙…リストを受け取れば、それにザッと目を通して

「当人同士の事だから特に口は出さないけれど、程々にするようにね
 一応、ルインは私の親族って事になっているから、その辺りも考えてくれると助かるかな…?」

これは彼女を雇入れて、親族の娘という事でしばらく仕事をさせた後で知ったことであるが、
彼女は結構な美少女、美女好きであった
このリストにもあるように様々な女性と関係を持っているらしい
初めて知った時は呆れてしまったが、関係を持った相手から何か言われるでもなく、
お互い同意の上であるようであったから、特に此方から言う事もない

「これまで大丈夫だったから問題はないと思うけれど…
 それでも、程々にしておくように」

娘を傷物にされた!なんて相手の親が怒鳴り込んでくることは未だに無いが
それでも、保護者兼上司として一応、友好関係は把握しておきたい
程々に、と重ね重ね伝えれば、ぽすん、と軽く彼女の頭を小突いて受け取ったリストを返して

ルイン > 彼のサインをしている書類を覗き込むと街道整備の資材要求。
この前もあったような気もするが街道も多いのでよくある事と気にせず。
何というか今まではうまく誤魔化し隠していたのだが彼には簡単にバレてしまう。

そうして隠し事はしないようにという言い付けを守りの報告。
渡した紙に目を通すのを静かに待って。

「勿論です。無理やり流行っていませんし同意済ですから。
判っていますよ。それできっちりと報告と……我慢しています」

元々は城には可愛い騎士を求めて忍び込んでいた。
そして今は彼のお世話になり堂々と騎士見習いとして仕事に励んでいる傍らでは相変わらず。
ただ……無差別ではなく数人、合意済だけにと自分ではかなりの我慢をしていて。

「勿論分かっています。それに……問題を起こしたらステファン様の婚約者にするって言われていますから」

手を出す前には何度も確認をした上で同意を得ているので問題は今はなく。
それでも面倒ごとはと各方面から釘がたっぷり、一つにはそんな話もあったりなかったりとして。
それが迷惑になっちゃうので全力で問題を起こしませんと、小突かれた頭を押さえて舌を出して。

ステファン > 素直に報告してくれので助かると言えば助かる
今の所、相手の親族が乗り込んでくるような事態にも陥ってはいない
リストを見る限り、複数名の女性と関係しているのだが、どうして上手く付き合っていけるのか…
男として少々、興味がないではないが未だにそれを彼女に尋ねたことはないし、
今度もそれを聞くことはしないのだと思う

「お相手方の当主が怒鳴り込んでくるような事態にはならないよう頼むよ…
 ……もし仮にそうなりそうだったら、いち早く、報告すること」

これで我慢しているのだという事にも若干、驚いたがあまり深くは考えないことにする
師団長代理としても、子爵家当主としても、他に悩ましい事は幾らでもある
彼女は得難い資質であるから、少々の問題はそれが表面化しないうちは眼をつぶることにする

「それは自制する他無いね…子爵家当主とは言え、未だに結婚すらしていない冴えない男の婚約者よりは、
 少々の我慢のほうが大分…いや、かなりマシでしょうよ」

婚約者、なる単語に一瞬、ぽかんと口を開け眼を丸くしたが直様、笑い声を零して
誰が彼女にそう告げたかは判らないが、大した知恵者がいたものだと感心すらしてしまった
小突いた部分を気にする彼女に久方ぶりに楽しげな様子で手を伸ばせば、わしゃり、と撫でるようにして

ルイン > 気に入っている上司にはできるだけ面倒はかけたくないと素直に報告している人間関係。
幾ら可愛くても親が煩そうなのは我慢もして。
長年の経験から人数さえ絞れば揉めずに付き合えるのは経験で分かっていて、もし問われれば教えるのだが今だに聞かれた事はない。

「そう言う相手には手は出しませんよ。心配しないでください。
その時は直ぐに」

判っていますと何度も頷いてから大真面目に敬礼までして。
ただでさえ大変な上司に問題ごとを持ち込まない事を今は第一。
そしてどういう訳か大事にもされているが判るので猶更問題は起こしたくはなく。

「そうは言いましても難しくて………いえ、結婚していないから婚約者にしてしまえらしいです。
夫人が出来れば世間体に良いですし、私のその…交友関係も落ち着くって考えてるようですよ」

笑い声を零す彼に考えた人もそれなりな理由を考えていると答え。
一応は納得できる理由ではあるので答え保留にしているとも報告。
小突かれた場所は痛くはないが押さえていると今度は撫でられ気持ちよさそうに頬を緩めて。

ステファン > 説教臭い物言いであっても彼女は素直に一応は聞いてくれるから助かる
彼女くらいの年齢であれば、年上の男の小言など上司とは言え聞きたくないであろうはずなのに

「実はあまり、心配もしていないのだけどね…
 一応、仮にとは言え上司であるから言ってはいるけれどさ」

真面目に敬礼する彼女にそこまでしなくていいよ、とでも言いたげにふるふると首を横に振って

「大方、私の親類の誰かが言っているのだろうけど…
 世間体ねえ…私が興した…いや、違うな。興すことになった子爵家だし、
 一代で潰れてしまってもそれはそれで構わないのだけどなあ…結局、本家は残るわけだし」

世話を焼こうとしてくれる親族の気持ちはありがたいのだが、
正直な所を言ってしまえば、本家は存続できたのだから自分は好きなようにやらせて欲しい
かと言って、独力で家の差配にまでは手が回らなかったのだけど
心地良さそうにしている彼女をなでなでしつつ、何もかも武門に産まれたのが悪い…とか、
自分以外に責任の所在を求めつつ落ち着けば、ハッとして彼女を撫でていた手を引っ込めた

「さて、ぼちぼち仕事も片付きそうだから少し早いが食事に行こうか?
 友好関係のお歴々と約束がないなら一緒にどうかな?」

今は彼女もソファで休んでいたように、自分も少し落ち着いられる時間帯
であれば、何かあった時のために空いている内に食事をしてしまおう、と彼女を誘ってみる

ルイン > 説教は受けたくはないものではあるが正しい事ならば素直に聞き。
彼は少なくとも今まで理不尽な事で叱るという事はなく、だからこそ素直に聞けている。

「そこは嘘でも心配してるって言ってくれたら嬉しいですよ?
そう言う真面目なとことが私は良いと思ってますからね」

首を横に振る姿に手を下ろして笑い。

「こう……髭の立派な人でしたね。
折角興したのだから潰さずにご子息も早くって言っていました」

そこまで心配される事など早々見た事はなく。
皆さんに愛されてますね、と言うように優しい笑みを浮かべて彼を見て。
そんなだからきっと真面目に手伝いたくなっちゃうんだと自分の不思議な行動にも納得。
そして撫でられ慣れしていないのでつい気持ちよくてそのまま身を任せ、手が引っ込むと不服そうにしてしまう。

「ステファンさんは仕事が何時も早いですね。
はい、私でよければ喜んでお付き合いいたします。
今日はお約束はありませんから」

彼の仕事が終わり自分は休憩中、食事に行くにはいいタイミング。
なので喜んでと食事の誘いに乗って。