2020/05/03 のログ
ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」からミリーディアさんが去りました。
ナイン >  ――それはまぁ、否定しないよ。
 我々のような人間が心配するべきなのは、戦その物ではなくて…あくまで。その前後なのだし。
 願わくば散発的というか。単発の件で終わって欲しいな?

(気取って語るのも疲れるものだ。お陰でギュンターとは。その気を少々抜いた形で、息抜きめいて口を聞きつつ。)

 ――――いや。互い忙しい中、貴方が来てくれただけでも。感謝に値するよ、師団補佐殿。
 …私は…魔術など、無才に毛の生えた程度なので。いつか御教授賜りたいものだ。
 その時には…くく、そうさな。ご期待に添える様、考えておくとするさ。

(幸い。市井の友人には、様々な種の店を巡っている者も居る。
其方に聞き込めば上質の甘味処も、直ぐ分かる筈だ。
退室する彼女へ。そして王族へ頭を下げて。)

ナイン >  ―― …しかし。上手い事逃げられたな。

(そして。己よりずっと上に位置する王族が、胃を押さえつつ早々に退散した途端。愚痴が零れた。
…ネメシスの要求。そういう物は出来れば、それこそ。王家の物が下すべき判断であり、施すべき賞与なのだから。
責任丸投げされた感に。悪態の一つも出るというものか。)

 ―……と、いう事さ。
 残念ながらこちとら伯爵止まり、爵位を授ける程の権限は無いよ。
 だから此度の戦に勝った後。あの王族をどやしつけて、貴女自身が勝ち取ると良い。
 ――――っく、く。勿論口添え位はするし…今回は。戦働きの証拠というのが。映像として、ばっちり残るんだろう?

(言葉通り。流石に己の爵位では、出来る事と出来ない事が有る。
なので彼女の要求には。彼女自身が成せる様、手と口を貸す…となりそうだ。)

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 机の上の資料を纏めていれば、苦笑いを浮かべて此方の言葉に答えるネメシスにフン、と高慢な笑みを浮かべて――

「サポートはするさ。金を出し、兵站を準備し、騎士団の評判にも目を瞑ろう。だが、それは出資者の期待に応えてこそという事だけ、覚えておいて貰えれば良い」

と答えた後。席を立つ第二師団補佐たる少女に同意する様に一礼し、退室を見送るだろう。
――甘味が欲しい、という最後の要望は少し意外だなと思いつつ。挨拶の際の手土産は、王都の洋菓子店を回る事になるだろうかと思考の片隅に書き留めた。

「…全くだ。結局のところ、こうも戦が続いては内政に金が回らぬ。市井に金が回らず、死に行く兵士の為に生ける民から金を吸い上げるばかり。此度の件に限らず、だらだらと戦い続けるのは止めて欲しいものだがな」

深々と吐き出した溜息と共に、ナインへと応える言葉。
本心としては、王国が疲弊するのは歓迎ではあるのだがそれに伴って国民が疲弊するのは本意では無い。
会議場を後にする王族に礼を返しつつ、僅かに肩を竦めるのだろう。

ネメシス > 「王城の皆さんは皆シビアねえ。」

主催の王族は逃げるように退室し、
目の前の二人からは今回の状況における戦働きを要求される。

「まあ、当日は我々でなんとかしましょう。
と言うことで、お邪魔虫は退散するわね。」

二人の微妙な空気を感じ取り、長居は無用と判断。
団員達を引き連れれば、一度会釈をしてから退室する。

ネメシス > 【本日は皆さまご参加ありがとうございました。
広い漏れも多々あると思いますが、ご容赦願います。
おやすみなさいませ。】

ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」からネメシスさんが去りました。
ナイン >  ぁは。それはもう…此方が先払いを約束しているんだもの。
 先ずは其処に対する費用対効果という奴を。要求するのは当然だろう?

(ネメシスの声に。呵々と笑って即答を。
実際己は取り分け、戦の前準備に携わるのだから。
…とはいえ、言葉に偽りは無い。戦という命懸けの働きである以上、取引も約束も公正に。
戦勝の結果、本当に彼女が爵位迄得る事になるのなら。それはそれ、反対に回る事は無いだろう。

そうして、彼女を見送れば。ギュンターへと振り返り。)

 …戦ならば仕方ない。そう言えるのかもしれないが。
 戦場とは違う場所で、徒にばたばたと人死にが出るのは…正直困る。
 民が居なければ。土台も屋台骨も失せた国など、容易にひしゃげてしまうのだから。

(…疲弊しているからこそ。此の国に、トドメをさす訳にはいかない。
其処の所が、相変わらず。唯一にして絶対の。己と彼との思想の差。
ともあれ。何れ着けねばならない決着であるという事は。裏を返せば、今でなくとも良いという事だ。
何やら勘繰られてしまい、二人きりとなった処で。同じく肩を竦めてみせれば。)

 ――――さて。師団補佐殿は甘味の類をご所望との事じゃぁないか。
 折角だ、下見に付き合って貰えないか?…私の鬱憤晴らしもかねて。

(己も真性少女である。甘い物が嫌いなわけがない。)

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「我等が預かるのは民が収めた血税故な。多少は厳しい事も言わねばならんさ。……まあ、それだけ期待しているという事だ。気負わず全力を尽くしてくれれば良い」

と、緩やかに笑みを浮かべながらネメシスへと答える。実際、彼女達の騎士団が主力となる以上、その努力を無碍にする訳でも無い。そもそも、大前提として勝って貰わねば困るのだから。

そんなネメシスが退室間際に投げかけた言葉には小さく苦笑い。若干気を抜きすぎたかなと思いつつも、会釈されれば緩く手を振って見送るのだろう。

さて、此方もそろそろ帰り支度をと立ち上がれば、投げかけられるのは鬱憤晴らしへの誘い。
正直、甘味の類は己も大好物である。今回は、大義名分もしっかり――とは言い難いが――存在する。
ともなれば、断る理由など有る筈が無く。

「良いだろう。俺も、脳に糖分を補給しなければストレスで死んでしまいそうだ。洋菓子も良いが、東方の菓子も捨てがたいと思うのだが、どうだろう?」

資料を纏め、鞄に収めながら悪童めいた笑みで首を傾げてみせるだろう。

ナイン >  私なんぞ会議のハシゴで、腹黒い連中ばかり相手にしているからな。
 ――上質の白砂糖で漂白してやらないと、臓腑の底迄真っ黒になり果ててしまいそうなんだ。

(腹黒くない人間は、そんな事を言わないだろう…という言い草で。
同意を示した彼に対し、鷹揚に頷いてみせる。
食い付きの良さを見るに、彼の方も、甘い物は好むらしいと。何やら一つ、既知の新たな一面を垣間見つつ――がしりと。
腕を組んだ、というよりは、引っ張っていく気満々でその腕を捉え。
意気揚々と歩き出してしまうのだ。――目指せ、富裕地区辺りの菓子店制覇。)

 東の――嗚呼、卿の花見とやらに行ったんだな?
 私は時間が取れなくてな、是非話だけでも聞きたいものだ――

(そんな会話は。戦の前なのだという事を、忘れたかのような代物だが。
実際には当然、きちんと腹に据えているし…準備を怠ける事もしない。
後日の出征時には、安全に。迅速に。ハデグへと兵達が、物資が、送り込まれる事を約束しよう――――。)

ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」からナインさんが去りました。
ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「…くく、面白い事を言う。ならば、精々糖分に溺れるとしようか。ああ、花見の土産話も勿論してやるとも――」

と、訪れる菓子店に思いを馳せつつも。
鞄に仕舞いこんだ書類を精査する時間と日程に頭を悩ませながら彼女と共に部屋を立ち去るのだろう。

ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。