2020/01/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にリシェさんが現れました。
リシェ > (何時も通り、と、そう言って良い筈。
大勢が集まって。飲食を愉しんで。様々な会話に、花を咲かせている。
…多分、そう遠くない内に。参加者達が、はっきりと、喰う側と喰われる側に、分かれる頃合いが来るだろう。
男達が、女達を貪る、そんな光景も。宴の後半になれば、お約束なのだから。

とはいえ。今日はまだ、其処まで、事が進んでいない。
どうやら割と。真面目な話をしている、そんな人達が。まだまだ、居るようで。
そろそろ、帝国相手に今後どうするか、だとか。別の国境も、大事だとか。
ひそひそ、難しい話題が、漏れ聞こえてくる。)

「………っ。ぅ…ぅ…」

(普段なら。出番の遅れる事、おしごとが少なくて済む事は、有難いのだけど。
今日の所は、これが返って、困り事。…何故なら。

準備を整えておけ、と言わんばかり、今日に限って、事前に仕込まれた物が有る。
胎の深い所、一番奥に当たるまで、押し込まれている…丸い塊。
中に、何が仕込まれているのやら、時折不規則に震えや蠢きを見せる、小ぶりな責め具。
それによって、焦らされたり、煽られたり、の時間が。思ったよりもずっと…長く、続いているのは。
正直かなりの辛さ。

じり、じり。大人しく椅子に腰掛けつつ、出来るだけ素面を取り繕いつつ、も。
両腿の合間に、手指を差し挟むようにして。不規則な刺激を耐えていた。)

リシェ > 「…………ぁ。」

(やがて。各席から聞こえていた囁き声が、退いていく。
どうやら…真面目なお話の時間が、終わりつつある、という事らしく。
そうすれば、もうじき。出番がやってくる筈だと。
ほんのり、赤みを帯びざるを得ない、顔を上げる。睫をしばたいて、うっすら、浮かんだ涙を追い払う。
力が抜けるかのように、零してしまう溜息は、きっと。
密かな責め苦から、解放されるという、安心感と…それと同時に。
焦れて、焦れて、長い時間溜め込まされ続けた、鬱憤のような快感が。
ようやく、報われる時を迎えるという。何とも情けなく、浅ましい、発情と期待故。

でも。これは仕方ない。これはもう、当たり前の事。玩具で娼姫の自分にとっては。
ほんのり浮かべた、自虐的な微笑みは。誰の目にも、きっと留まることがなく。

…やがて。何時も通り、宴の第二幕が始まる頃には。
少女もまた、いつも通りに。甘く蕩けた、喰われる者としての声を上げていく筈で……)

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からリシェさんが去りました。