2019/04/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にレイン・レジネスさんが現れました。
レイン・レジネス > 「やあ、まったく愉快だ」

痩躯の女はそう呟きながら、手に持つ鞭を軽く振るった。
乗馬の折に使うような短い革鞭は、鋭い風切り音を立てる。
それに続くのは破裂音と、艶めいて苦しげな呻き声。

「政治の話は良く知らないが、こういう役得があるのなら……。
 どんどん国政の場に進み出てもいいかな、って思うよねぇ」

痩躯の女が腰掛けるのは、椅子ではなく、人間。
帝国より降嫁した多数の公主達、その内の一人であった。
……尤も彼女の身分は、外見から窺うのは難しかろう。
シェンヤン風の雅やかな衣服は全て剥ぎ取られ、裸体を飾るのは鞭や殴打の痕。
それでいて内股を濡らすのは、失禁とも紛う多量の愛液で、顔は陶酔に染まった赤。

〝女が公主を娶って悪い理由もあるまい〟という理屈で宴に入り込んだ痩躯の女は、
さして後ろ盾もない公主を捕え、無聊の慰みとして用いていた。
奴隷として飼うには、身分の低い女で良い。
もう幾らか、家格の高い公主はいないものかと、視線ばかりは宴の中へ走らせて。
鞭を持つ手は時折思い出したように、〝椅子〟の尻や秘部を打つ。

レイン・レジネス > 「今日は……お嫁さん候補はいないかなぁ」

暫しの後、今宵は望みを果たせないと見た女は、〝椅子〟の上から立ち上がる。
人間一人分の重量から解放された公主は、だがまだ意識が明瞭とは言えない。
その脇腹に――あまりにも無造作に突き刺さる爪先。
哀れな贄は獣のように呻いて倒れ、仰向けとなった。

「……こういう、幾ら虐めても良い子って、もっと増えないかなぁ。
 あーあ、シェンヤン滅んじゃえば、奴隷なんてよりどりみどりなのに」

物騒な事を呟きながら、女は両足を揃えて跳んだ。
その着地地点は、仰向けに転がった贄の腹。
苦痛を示す悲鳴は潰れた音で、まともな言語とは成らなかった。
仮にも公主という名目のその贄は、膣口と肛門から、多量の異形を吐き出して悶絶する。
小さな蜥蜴ほどの大きさのそれは、魔術的に作り出された触手生物であった。
吐き出された触手生物は、使役者である女を追い、そして女は宴の場を去る。
裸体のままに投げ出された哀れな贄がどうなるかなどは、まるで興味も無いかのように。

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からレイン・レジネスさんが去りました。