2019/03/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 客室」にリシェさんが現れました。
■リシェ > (いやだ。いやだ。こわい。どうしよう。)
「…だいじょうぶ、です、大丈夫です……よね…?」
(この数日。また、騒動が起き始めている。
これまでなら、例えまことしやかに囁かれるとはいえ、あくまで噂話で済んでいた事が、公になりだした。
いわく、お城の偉い人の中には、人ではない、吸血鬼が存在する。
またいわく、正体を隠し、放蕩の限りを尽くす、淫魔が紛れ込んでいる。
更にいわく、そういった事情を知った上で、黙って、自らの為に利用している人間も数多い…等。)
「良いじゃ、ないですか。絶対、悪い訳じゃ…ない、じゃ。ないですか。
……殺さなくっても、大丈夫……じゃ、ないですか……っ…」
(そんな入り込んだ人外が。昨夜、発見され、退治されたという。
退治という事は、その魔族は、悪い事をしていたから…かもしれないが。
もし。人外だから、魔族だから、というのなら。人間の城に、魔が居たからというのなら。
………自分も、殺されてしまう、かもしれない。
今更のように、改めて、自らの血や、立場。考えてしまうと。昨日から、怖くて怖くて仕方ない。
がたがた。震えて。ベッドの上、膝を抱いて、丸まって。まるで寒さに凍えるように。
多分、もう直。今夜も、少女を道具として用いる為に、誰か客がやって来ると。分かっていても。普段通りでは、居られなくて。)