2019/03/16 のログ
ご案内:「王城付近の鍛錬場」にヴィルヘルムさんが現れました。
ヴィルヘルム > 地を揺らすような蹄の音と、それを追うように迸る土煙。
ここは王国軍の鍛錬場、特に騎兵隊の乗馬演習に使われる場所である。

そんな場所で一つの影…否、馬と人間の二つの影が鍛錬を行っていた。
黒い鎧に、蛇の意匠。
巨大な斧槍を棒のように振り回し、地面に突き立てた丸太を次々に薙ぎ倒す。
どうにも荒っぽいが、おそらく軍では日常的な風景であろう。

ヴィルヘルム > 「……………。」

鍛錬が一段落したのか、馬から降りて備え付けのベンチに座り込む。
鎧と体躯の重量で、鉄細工のベンチがミシミシと音を立てた。
その後、武器のコンディションを確認するように、手に取って細部を見ている。

ヴィルヘルム > 武器の整備も一段落したらしく、長大な斧槍を近場の武器ラックに立てかける。
巨大な体躯より更に長く、無骨で分厚い斧槍である。刃には蛇の意匠が彫り込まれている。

ぷしゅう、とヘルメットの中から蒸気が漏れた。

ヴィルヘルム > ぎぎ、とベンチを鳴かせながら立ち上がる。
金属がぶつかり合う音の中、軽く手を叩くと休んでいた馬が寄ってきた。
武器を手に取り背中に背負い、手綱を引いて鍛錬場を出ていく……


前に、薙ぎ払った丸太の木片を掃除してから帰った。
歩兵や馬、飛竜などの足に万が一刺さったら危険である。

ご案内:「王城付近の鍛錬場」からヴィルヘルムさんが去りました。