2018/11/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城/夜の中庭」にアマーリエさんが現れました。
アマーリエ > ――全く。どうしてこうも、仕来りとは面倒なことばかりなのか。

昔から決まっていたコト? だからどうした?
こういうものだから仕方がない? 仕方がなくない。
兎に角守らないと後が面倒? 面倒なんて今更じゃくて?

それもこれも、遺言だからと言って引き受けてしまったことが起因しているのだ。
専任の騎士の中から誰かを選抜、推薦して押し付けてしまうことも勿論あった。
顔なじみの先代の副長もそう言っていた。しかし、それでもこの座を引き受けたは、一重に。

「……――任せてられると思われていちゃ、仕方がないわねぇ。ホントに」

漸く作戦行動に移せる程の最低限の熟練した騎士と、それが御する軍馬ならぬ軍竜と。
そして、それらの運用を支えるための支援部隊を兼ねる歩兵、騎兵、その他諸々の兵科の部隊と。
こぞって削られた予算内でできる限り揃え、第十師団の活動再開を幾つかの会議にかけて、面倒極まりない色々の果てに――夜になった。
冒険者時代に散々鍛えた体力でも、色々と精も根も果てる。

そんな疲れ果てた風情で夜の風に当たりたいと、そう思いながら王城の中庭に出る。
手入れが何時も欠かされていないと思しい庭園は現状、人気の類はない。
その中に設えられた東屋に至っては腰の剣を外し、備え付けのベンチに傍らに立てかけるように置きながら一息つこう。
襟元を寛げれば、その中に押し込められた白い肌の肉がカタチを変える。嗚呼、食事をとったのは何刻前であったろうか。

アマーリエ > 昨今の情勢に対応するための部隊の再編でもある。
王国に対する魔族の脅威は相も変わらず。
最近では特定の地域で機兵なるものが跋扈しているとも聞くが、其れに乗じた他国の脅威も囁かれる。
足が速く、火力がある即応可能な兵力として竜騎士隊の運用、活用を掲げ、謡い続けて漸くのこれだ。
一先ず肩の荷は下りた、という――訳ではない。むしろこれからだ。
何せ、最低の数を揃えた自部隊の主戦力を何処に、どのように割り振るか。そして回してゆくか、参謀も交えて調整しなければならない。

「……ん、あったあった」

何か、食べられるものが無かったか。騎士服のポケットを漁れば、指先に当たる薄紙に包まれた固い感触がある。
良かったと口元を嘆息と共に綻ばせながら取り出せば、感触の正体がすぐにわかる。飴玉だ。
出来たらもう少し腹に溜まる糧食の類をと思うが、無理もない。ポケットを叩けば何か良いものが出るという道理はない。

「ぽいっと。……嗚呼、生き返る心地だわ」

飴玉の包み紙を剥いて、ひょいと口の中に放りこむ。
薄荷の風味をつけた氷砂糖めいたものだが、それでも糖分の塊である。腹に溜まるワケではないがホッとできる。
大の女が目頭を揉みつつ、王城の中庭で疲れた風情を見せるのは淑女の外面を保つには少々難がある光景だが。

アマーリエ > 「――……けど、ねぇ?」

嗚呼、しかし。どうせならもう少し、欲を満たす意味でも腹を満たしたい。
否、注いで満たされるよりは注いで満たす側の方が性分としては合っている。

一先ずもう少し働いて、一息ついたら娼婦でも買おうか。そんなことをふと思う。
脂ぎった頭と体躯を今日は一日中、朝から晩まで見たり不要な言葉を聞き流していたのだ。
どうせなら、もう少し己自身の褒賞としてもっと綺麗なものを汚したり、自分のものにしてしまいたくなるものだ。

「嗚呼、駄目臭いわね。……いいわよ。もう少し書き物終えてから、死んだように寝てやるわ」

こういう思考が出てしまうのは、疲れが相当溜まっている証拠に違いない。
ゆるりと頭を振って、剣を掴みあげながら立ち上がろう。
取り合えず宛がわれた執務室で茶を入れて、何か焼き菓子の類があればそれを燃料代わりに現状やっておくことを終えよう。
そうしなければ、始める以前の問題でしかない。
ああ、あと出来れば風呂にも入りたい。色々と思うものを過らせながら、髪を揺らして騎士服姿の影は中庭を辞する。
精魂吐き出して寝入った後、変な時間に目覚めそうだ。そんな予感を抱きつつ――。

ご案内:「王都マグメール 王城/夜の中庭」からアマーリエさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」にチューベローズさんが現れました。
チューベローズ > 少女は豪華な絨毯で覆われた廊下をのんびりと歩いている。
少女が歩く度にふわりと広がる甘い花の香り、そして揺らめく銀髪にすれ違う貴族たちは視線を奪われたり、無遠慮な視線を向けられるも、本人は気にしていない様で散歩をするようにただゆっくりと歩き続ける。

ご案内:「王都マグメール 王城」にセルナエルさんが現れました。
チューベローズ > 少女は王城の中の廊下をどこか退屈そうに歩いている。
理由は昼は領主をやっている祖父の代わりに王城へと上がり、貴族たちの様々な視線にさらされながらも、興味を惹かれる人物がいなかったことが大きい。
「このまま帰ってもつまらないですわ…」
と、柔らかな唇は独り言を漏らし、ため息をついていた。

セルナエル > (ばさ…ばさ…ばさぁ…っ。王城廊下の石壁を細いアーチ状にくり抜いた瀟洒な大窓が、冬の寒風と共に運ぶ控えめな羽根音。日も落ちきったこんな時間に王城近くを飛ぶ鳥など居るとも思えぬ物の、確かに近付いてくるその音が――――ふわ…と重さを感じさせぬ純白のシルエットを滑り込ませた。一つ結びで背に流す白金髪。恐ろしいまでに整った顔立ちが、近寄り難さよりも愛嬌を強く滲ませるのは、どこまでも澄んだ翠の瞳が作るどんぐり眼の稚気のためだろう。シミ一つ見られぬ処女雪の如き白肌が纏うのは、太古の女神が纏うドレスにも似た薄衣。ドレープたっぷりの長裾を抉るスリットからスラリと伸びた脚線が、グラディエイターサンダルの革紐の絡みもいやらしい足先をト…と絨毯に落とし、その背に広げていた純白の大翼がしゅるしゅると縮んで肩甲骨の辺りに沈んで消えた。)

―――――あら?

(そんな神秘的な登場を決めた天使は、無垢その物の表情で興味深げに廊下の各所を眺めた後、少し離れた場所からこちらに近付く白ドレスの小躯を見つけて大きな双眸を瞬かせる。)

チューベローズ > 退屈なひと時、窓の外を眺めていれば月光を受け青白く輝く大きな翼が揺らめきながら近づいてくる。

「鳥の人にしてはとても澄んだ気のような。」

何かしらと興味を持った少女は厚底のブーツで柔らかい絨毯を踏みしめながら大窓から降り立った相手へと近づいていく。
絨毯へと降り立つ相手の姿を見れば天使かしら等と考えながら淫魔でもある少女はゆっくりと歩みを進めさらに距離を縮めていく。

「こんばんは、天使様。 お空のお散歩ですか?」

少女はコロコロと涼やかな笑い声と、穏やかな笑みを相手に向けながら、甘く囁きかけた。相手と同じく染み一つない白い肌、そして薄い胸からくびれた腰のラインを飾りに柔らかくハリに満ちた臀部はふわりと広がるレースのスカートに隠す人形の様なドレスを身に纏う少女。

大窓が開いていれば流れ込んでくる風が銀の川のように髪を揺らめかせていた。

セルナエル > ―――まぁ、まぁ、まぁっ❤

(翠の瞳が白金睫毛の瞬きを幾度か散らすその内に、こちらに近付く小柄で愛らしいドレス姿。天使の整った顔立ちに、ぱぁっと花開くが如く笑顔が咲いた。恐らくはようやく10を数えたであろう年頃の少女。胸元は平坦そのものなれど、腰も四肢も細くしなやかで、幼女から少女の脱皮を終えたばかりとった風情。そんな小躯が可愛らしい白ドレスを纏い、飴玉みたいに甘やかな笑い声を向けているのだ。冬風に弄ばれる銀糸の艶やかさも美しく、惚れっぽいセルナは一目できゅんっ❤としてしまう。となればもう、質問へ言葉を返す事にも優先し、少女の細脚によって近づけられた彼我の距離、残り数歩をすすすと詰めて両腕を広げて膝を折り、ふわりと自然な抱擁で彼女の肢体を捕らえようとするのである。)

チューベローズ > 相手との距離を詰め、少女は穏やかな笑みを相手に向ければ、相手も花開くような笑顔を向けてくる。
会話も挨拶も置かれ、いきなりの抱擁。
相手が伸ばしてきた腕にすっぽりと納まる。
そして、少女の細い腕は相手を拒絶するわけもなく、相手の腰に添える様にゆるく抱きしめ返す。

「ふふ。擽ったいですわ、天使様。」

膝を軽く折ってくれる相手、少し顎を上げれば相手の耳も近いだろう、言葉で擽る様に甘く楽しそうに微笑みながら甘く囁きかける。
相手が捕えた甘く青い禁断の果実。
それは甘い花の香りを持ち、薄く小さな体ながらにふにゅりと柔らかな感触を返しながら、幼さの持つ特有の温かな体温が空を飛んできた相手に伝わるであろうか…。

セルナエル > (ぎゅぅううっと抱きしめる少女の体躯。ドレス越しの柔らかさと体温を堪能しつつ、その首筋に寄せた顔が冬の外気に冷やされた、それでもすべらかな柔らかさを保つ頬を擦りつけて、うなじの銀髪に埋めた鼻先がすぅぅう…っと少女の匂いで肺を満たす。花の香りと少し高めの少女の体温を、耳朶への擽ったい声音と共にたっぷりしっかり10数秒も堪能し、ようやく離したその顔が呼気にて肌を擽る距離で言葉を発する。)

そうね、そうね、お散歩ですね。はい、セルナは夜のお散歩を楽しんでおりました。可愛らしいヒヨコ様は―――…。

(言葉を切ってきょときょとと周囲を見回し)

―――やっぱりお散歩?

(小首をかしげて問いかけて、つぃ…と動いた翠瞳がピンクの唇を見つめたかと思えば)

――――…んちゅっ❤

(なんの脈絡も無く寄せた唇にて彼女の下唇を食む淡い口付けを交わそうとする。そして再び離れた美少女顔は笑顔で告げる。)

セルナはセルナエルという名を戴いた野良天使です。ヒヨコ様のお名前は?

チューベローズ > 十数秒の時が流れる。
熱い抱擁を受ければ少女はその小さな手で自身の細い項へと顔を寄せる相手の背中を柔らかく何度も撫でていく。

そして、落ち着いた相手が今度は堰を切ったように話し始めれば、少女は静かに微笑みながら相手の話を聞いている。
そして、散歩かと問われ応えようとしたところで突如重ねられる淡い口づけ。
下唇を食まれれば、擽ったそうに微笑みながらも、はむ、と離れ際に相手の唇をその柔らかい唇で啄む。
そして離れた顔、じっと見つめ…。

「えぇ… 王城で頑張ってお仕事をして…。嫌なおじ様たちに嫌な目で見られて…せめてもの良い事でもないかとお散歩していましたの。」

少女はそんな言葉を紡ぎながらやや悲しそうな顔を相手に見せて。すりと甘えるように今度は少女が少し強く相手の体に抱き付き柔らかい胸と体を寄せ…。

「私はチューベローズと申します。 セルナ様」

相手の翠の瞳の前でそのぽってりとした唇を動かし相手の名前を甘く囁くと、戯れる様に相手の唇の端にちゅ、と一度唇を軽く押し当ててから、するりと滑らし、相手の柔らかな唇を啄むようなキスを返しそっと顔を離していこうとする。

セルナエル > ―――まぁ、ヒヨコ様……チューベローズ……べ、べろちゃん……?

(不思議な響きのその名前を、どうにかうまく愛称に出来ぬかと、足りぬ頭を捻った結果の《ベロちゃん》呼び。自分でもこれでいいのかな? という微妙さを感じつつも、少女がそれを訂正せぬようであればそのまま使う事となるかも知れない。ともあれ、気を取り直したのか改めて)

ベロちゃんはこんなに小さいのにもう働いてらっしゃるんですね! とってもとっても偉いですっ! なでなでしてさしあげますねっ!

(抱擁の最中、先程彼女がしてくれた様な、それよりは若干繊細さの足りない手付きが銀頭のてっぺんを撫でまくる。その合間に捧げられる小さな口付けには、こちらも嬉しそうに目元を細めて受け入れて、離れる顔にはもう一度追撃の接吻をプレゼント。今度は彼女の桃唇をちろりと舐める淫猥さも絡ませて。無論、その抱擁も解きはしない。少女の平坦とは異なり、女性的な発育をきっちり遂げた双乳の柔らかさをむにゅりと押し付け拉げさせ、窓から吹き込む夜風の寒さを追い出すように、互いの体温で暖を取る。)

えぇと、そのお仕事というのは淫魔としてのお仕事ですか?

(そして先と変わらぬ屈託の無さが、すぽんと漏らす少女の正体。そこに害意や敵意は無い。むしろ、変わらぬ微笑みは少女の愛らしさを好ましく感じている事を恥ずかしげもなく伝えるばかり。)

チューベローズ > 相手の言葉にくすくすと笑いながらながら、懸命に愛妾をひねり出す相手。
まだヒヨコちゃんの方がよかったカモ等と考えながらも、懸命に考えてくれたのであれば、それでもよいかと…。

頭を和紙和紙と撫でられればくすくすと転がす様に撫でられれば、少女は相手の動きのママに身を任せ。

そして、じゃれるようなキスの合間に押し付けられる柔らかい相手の胸の感触を感じればすりすりと甘えるように身を寄せ…。
そこで、あっさりとばらされる自身の正体。
「ふふ… ふふふ…セルナ様ったら面白い。 いいえ? 人としてのお仕事ですわ…。」
少女はそう囁きながら、自分の正体を知りながらも好ましく感じていることを隠す事も無く伝えて来れば、楽しそうに、相手のすらりと伸びた鼻や、顎先にその柔らかい唇を落としながら、ぎゅぅと抱きしめ、細い指先で翼の付け根のあたり、指を羽毛に埋めながら撫でていく。

セルナエル > (ヒヨコ様は可愛らしいので、今後も使っていきたいデス! と決意も新たに、とりあえずはベロちゃん、ヒヨコ様を適当に使い分ける方向で行こうと決める野良天使。)

―――わっ、わっ、それは本当にすごいですっ。その身体できちんと人間のお仕事してるなんて……えらいえらい、ベロちゃん偉いですーっ!

(ますます激しいかいぐりに、華奢な体躯は揺らめいて、銀の艶髪も若干乱れようか。それに気付いたセルナエルはハッとして、慌てて手櫛で優しく整えごまかしに走る。)

―――んちゅっ、ちゅっ……ちゅむっ❤ ちぅう…っ❤

(頻度を増す口付けの応酬。白皙の美貌のあちこちに落とされる小さな唇とは異なり、こちらは延々彼女の唇を狙い撃ち。先程の舌舐めで唾液に濡れた唇を、続く追撃でにゅるりと割って白歯を撫でて、次の一撃は繊細な歯茎をねろりと嬲る。その辺りになってくると、無垢な野良天使の頬にも性の興奮がピンクの色彩を宿しはじめ、触れ合う柔乳の中心がじんわり硬く尖っていく。背筋を探る少女の手指は、残念ながら翼に触れる事はない。魔術的に収納された大翼は、肩甲骨の硬さを埋めた素肌の柔らかさだけを彼女に伝える事だろう。とはいえ、その可愛らしい指先が、背筋をもう少し降りた先に存在する傷痕へと触れさせるなら、天使は大きな反応を返してしまう事になろう――――がその前に)

――――ヒヨコ様、ヒヨコ様。セルナはすっかりヒヨコ様が好きになってしまいました。そんな訳でですね、その辺の開いてる部屋にしけこんで、しっぽりにゅぽにゅぽ愛の営みしちゃいませんかっ?

(顔を離して問う最中、左の繊指が作る輪っかに、伸ばした右の人差し指が出たり入ったりする卑猥なジェスチャー。近頃、酒場の悪い男たちにあれこれダメな知識を植え付けられているらしい。)

チューベローズ > 「うふふ。くすぐったいですわ」
わしわし回繰りにされれば相手の腕の中で揺らめく小さな体褒められればくすくすと笑いながら小さく頷き。
にっこり満面の笑みを向ける。
そして、相手がごまかすように手櫛で髪を梳けば相手の指二少女の銀髪が絡みつきさりさりと指の股を撫でていく。

「んっ…ちゅ…ちゅ。」

触れあうじゃれ付くキスは相手の唇で捕えられる。
白い歯を撫でられ、歯茎を舐られれば、少女からも赤い舌を出し、舌の裏をちろちろと擽りながらくちゅくちゅ音が響き始める。

「まぁ、本当に? 私もセルナ様好きですわ…。」

そして男女の営みを指し示すジェスチャーに何とも言えないギャップを感じながらコロコロと笑い。

「えぇ、ではセルナ様…。私を攫ってくださいませ…」

少女は甘く、歌う様に囁くと、腕を伸ばし相手の首に自身の細腕を絡みつかせながら抱き付き、少女の薄い胸板を押し付けぐにぐにと相手の乳房を押しつぶしていく。