2018/07/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 第十二師団私室」にノワールさんが現れました。
ノワール > 『師団長殿、今日は顔を隠さないんですか?』
「嗚呼……こんなに暑い中あんなものかぶってたら脱水症状起こして死ぬ。」

団員との雑談を交わしながら、冷たいお茶でのどを潤す。
それでも止まらない汗にげんなりとしながら、手で顔を仰いだ。
ガントレットやフルプレートは脱げない(というか脱がない)ので、仰いだ風が熱気をこもっているようにも感じる。

「………………いや、これは取らん。」

一種の矜持のようなものを誇示するかのように首を振った。
騎士になってからずっと愛用している鎧を暑いというだけで脱ぐことはなかった。
一気に飲んだお茶をお代わりしつつ、団員に苦笑されているのを半眼で睨み返し。

『頑固だなぁ…団長。別にそれ脱いだからって死ぬわけじゃないでしょうに。』
「うるさい、私の勝手だろう。それよりもここのところの動きはどうだったんだ?」

いつもなら執務室で報告を受けるところだが、休憩中にここにきているのだから。
少しだけ仕事の話を進めるために、笑っている部下に話を促した。

ノワール > 『嗚呼……だめですね、調べても何しても埃のほの字も出やしない。
大方、俺らがタナール砦に行ってる間に消されたんでしょ。」
「だろうな、まあ予想通りだ。…逆に言えば、消さないといけない取引があったってことだ。」

それだけがわかれば何のことはない、というように2杯目のお茶を飲み干した。
少しだけ笑みを浮かべながら、棚に隠していたバウムクーヘンを取り出す。

『ちょっ!?団長そんなの隠してたんですか!?』
「ちゃんとおまえにも分けてやる、ただしもう少し調べてくれ。
いくらもみ消したといっても、もみ消せない部分があるはずだ。」

取引した場所はわかっているのだから、そこを調べればいい。
ちょっと脅せば、必ず話は出てくるはずだから。
バウムクーヘンを切り分けながら、お茶を入れるように指示を出す。
切り分けて大きいほうを自分に、小さいほうを部下に配膳しながら。

「例えば、宿で一緒になった宿泊客や、通りかかった馬車の御者なんか…な?」

ノワール > 「宿泊履歴なんかを調べるのも忘れるなよ。
あれだけ大きな取引だったんだ、即日で取り決められるならタナール砦に行かされた理由がわからなくなる。」
『……人使い荒すぎでしょ、団長…。』

部下のボヤキを聞きながら、バウムクーヘンをフォークで崩す。
欠片を口に運びながら、お茶で流し込み。
甘さに頬をほころばせながら、肩から力を抜いた。

「だからこうして、私の秘蔵のバウムクーヘンをご馳走してやってるんじゃないか。」
『割に合わねえ…。しかもなんか小さいし…。』

ぼやき始めたら止まらない。
笑いながら、お茶を飲みつつ談笑を再開する。
そんな、十二師団の午後のひと時―――。

ご案内:「王都マグメール 第十二師団私室」からノワールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城 訓練場」に黒須さんが現れました。
黒須 > (ここは王城にある訓練場。
多くの兵士が自分の得意なる武器を交わし合いながら戦い、切磋琢磨する場所である。
怪我をすれば手当、稽古や掛けとして行うのも多い。
そんな中、一か所だけ熱狂を呼んでいた場所があった。
それは黒須が訓練している時である。
相手は全身を銀色に染めた同体格の鎧を着た兵士である。
お互いに手を握り押し合いをしていた。
熱狂する兵士たちの声はその二人に浴びせられ、お互いに一歩を譲らぬ勝負をしていた。)

「んぅ…。中々良い力だな…だが…。」

(相手を褒めるような言葉を投げると、突然黒須の手の甲に時計の魔法陣が現れ、白い炎のようなオーラを纏い始めた。
すると、握っていた部分から周りに向かって協力な波動が広がる。
周りにいた兵士は倒れるのはもちろん、力自慢の兵士も驚いた。
体が痺れるような感触を覚えると、鎧にミキミキとヒビが入り、最終的に遠くまで飛ばされるようになる。
しばらくの沈黙が続く中、いきなり兵士の歓声が上がる。
倒れた巨体の兵士に近寄り手を差し伸べれば持ち上げ、そのまま固い握手を交わす)

「…ったぁ!つっかれたぜ…」

(そのまま、近くのベンチに座り、手元にあった水筒から水を飲む。
変な魔術を手に入れたからという物、その機能を確かめるため日々の訓練を欠かせてはならないという事であり、ずっとこんな調子である。
そろそろ、飽きも来たため、何かスッキリすることが無いかとボーっと空を眺めている最中である)

黒須 > (しばらく休めばまた声をかける兵士が現れた。
今度は軍隊だ。
やれやれと頭を振れば立ち上がりそのまま、気が収まるまで相手をするのであった)

ご案内:「王都マグメール 王城 訓練場」から黒須さんが去りました。