2018/05/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にミリーディアさんが現れました。
ミリーディア > 「なるほど、この国の歴史を、か…分かった。
また、何か変わった事があれば報告してくれ」

ここは、王城内にある一室。
様々な書物が収められている、所謂資料室のような部屋だ。
そこを管理している者からの報告を少女は聞いていた。
内容は、この部屋で変わった動きをする者に関する事、である。
理由は色々とあるが、主にここに収められた記録の保護としている。
報告を終えた管理者が部屋から去り、今は少女が一人となった。

「思ったよりも早いな、もう少し後手となると予想をしていたのだが…
だが、予想通りにいかないのが、また良い。
どこまで手を伸ばす事が出来るのか…楽しませて貰おうじゃないか。
上手くいけば、また歴史が大きく動く瞬間が見られるかもしれんな。
数年前のティルヒア…そして、200年前のマグメールの様に」

テーブルに置かれた資料の一つを手に取り、目を通す。
今の、この国にある歴史。
しかし、すぐにそれを止め、テーブルの上に放った。

ご案内:「王都マグメール 王城」にリアさんが現れました。
リア > 「…どうしよう、また迷子に…」
(おろおろと廊下に立っているリア。またしても帰り道に道を間違え、迷ってしまいおろおろとしている)

「あぁー!まただよぉー!早く帰らないとご主人様に…。…あれ?」
(焦りながらその場をぐるぐる回って居ると、真っすぐに道なりに走って行く。その最中に見つけた一室を見つける。大量の書物を見るに資料室だとわかると、その部屋に入り上を見て眺めている。その後、色んな書物がある事を気にし、適当に一冊手に取って読んでみようとする)

ミリーディア > 次の流れを期待しつつ、今日の処は去ろうか。
そう思った矢先の侵入者、この場所が分かっていないのだろう、勝手に本を手にするその相手…少年の動きを眺めていた。
すぐに声を掛けようと思えば出来たのだが、何もせず去ってくれればありがたい、程度に思っていたのだ。

「どうでも良いのだが、場所も考えず手当たり次第に手を伸ばすと酷い目に遭う事もある。
君は、先ず其れを考えるべきだな」

と、取り敢えず、其れだけを伝えてみた。

リア > 「ぴぃ…!」
(びくんとわかりやすく飛び跳ねて驚く。少しあわあわガタガタと震えながら後ろを勢いよく振り返る。そして、目にする。自分よりほんの少し背が高く、銀髪をした少女を)

「…あ!え、えっと…ご、ごめんなさい!本がいっぱいだったので…つい…。」
(多分、自分は怒られているのだろうと思い、慌てて頭を下げて謝罪をする)

ミリーディア > 少年は驚いた様子か、当然だろう、背後からいきなり声を掛けたのだから。
振り返る少年の向けた視線と、此方から向けた視線が合う。

「其れはそうだろう、此処にはこの国で今まであった出来事が資料として収められているんだからね。
興味を持つのは良いが、君が見て面白いものかどうかは疑問だ、と言っておこう。
それと…」

言葉を掛けながら、頭を下げて謝罪する少年へと歩み寄る。

「一人でふらふらと歩き回るのは、儂としては考えものだと思うよ。
此処には、魔族と分かったら問答無用で襲ってくる連中も居るのだからね。
帰りたいのだろう?儂も此処を出るつもりだ、付いてき給え」

言葉を終えれば、その横を抜け、部屋の入り口へと向かう。