2018/04/30 のログ
■バルベリト > 面白くない話は多い。王族には王族の。貴族には貴族の。騎士には騎士の。傭兵には傭兵の価値観、そして立場的な責任もある。
それを置き去りにしている様にも見える現状、どうしてもその手の不満は立ち上ってくる話だろう。
火のない所に煙はたたない。だが――情勢が不安定になればなるほど、火が無くても煙が立つ。煙が立つならまだいい。
発火し、それが燃え広がってしまう土壌が出来つつあるのが現状とも思えてしまう。
「――ったくもー団長なにやってんのかねぇ。こんな仕事ばっか残して。俺が書類仕事とか陳情とか無理あるだろ無理。あー俺も偵察いくかねぇ。」
体を動かすほうが得意なのだ、自分は。
そして団長室の机や椅子は、師団長代理の自分ではなく、師団長の体のサイズにあったものしか準備されていないのだ。
初日、団長のイスに座り破壊してしまって始末書一枚。
面白くもない報告書を読んでうっかり頑丈な筈の木机を拳で殴り、壊してしまって始末書二枚。
その後扉を潜る際にうっかりと頭が引っ掛かり、壁を壊してしまって始末書三枚。
以上輝かしい師団長代理の経歴だ。
■バルベリト > しばしの酒。酒に溺れる程弱くはない。
しかし、不平不満の類を自分だけで飲み込める程強くも無い。
グラスをテーブルに置く際の音に荒々しさが混ざりつつある事から、その音を聞きとがめた他師団の騎士により窘められ酒を没収されるまで、そうは時間が必要無かっただろう
ご案内:「王都マグメール 王城休憩区画」からバルベリトさんが去りました。