2018/04/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城内研究施設」にミリーディアさんが現れました。
ミリーディア > ここは王城内にある研究施設、その室長室。
柔らかく座り心地の良さそうな椅子、それにゆったりと身を沈めるように寛ぐ少女。
手に取っている資料に目を通し、それをデスクの上に放る。
その資料に記されているのは、各師団から掛かっている魔術師の配属についてのものだ。
どの師団が、どういった魔術師の配属を希望しているのか。
本来は師団長や副団長が行うものだろうが、多忙故に常に席を空けている為、自分が任されている形になっている。

「取り敢えず…決めるのは後だ後。
本当に急いでいるなら、直接本人が来るだろう」

先日、只でさえ入団志望の連中を相手にしたばかり。
連日研究と無関係な事に時間を割きたくないのだ。
実際に、手にしていた資料はまともに目は通していない。

ミリーディア > 「こうしてのんびりと寛げる時間、都合良く美味しい紅茶や菓子が出てこないものだろうか…?」

正確にはやる事も在るのに寛いでいる訳だが、天井を眺め乍に少女は呟いた。
今日は時期の割りには中々に肌寒い気温だった。
否、今も服装に気を付けないと風邪を引いてしまいそうなくらいに寒い筈だ。
自分の居る室内は気温調整がされている為に、今それを感じる事は出来ないが。

別に美味しいものでなくとも、何か面白い事でも良い。
寛いでいる時間というのは、ついそんな事を考えてしまう。

ミリーディア > そして、何も起こらないも、ゆったりとした時間を過ごす少女。
そうしていれば、もうこのまま寝てしまっても良いのではないかとの考えに到る。
結局、特に何も無さそうなのだが、やる事は明日へと回すのであった。

ご案内:「王都マグメール 王城内研究施設」からミリーディアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城/執務室」にステファンさんが現れました。
ステファン > 『第18師団長 執務室』とプレートの下げられたドアがある
大まかに言えば師団の運営に関わる事務仕事や何かを執り行う部屋であるが、プレート持ち上げて下を見れば
誰が書いたか小さく『悪巧み企画室』などと書かれている

部屋の主は悪巧みなど一切したことが…否、する暇など与えられた事など無いのだが

年明けから春先までは細かな決めごとが多く、書類仕事に度重なる会議と多忙を極めたが、
ようやくそれも一段落…前線には食料や武器、消耗品などが送られ、街道や砦の改修補修の手配も大方は済んでいる
やれやれ、と他師団長が一息ついて、ある者は愛人と遊び呆けたり、ある者は煩雑な事務仕事から解放され
嬉々として前線に戻っていき、またある者は次の玉座の主を見据えて行動を起こしていく…そんな季節

が。
まあ、この部屋だけは違った。王都防衛に後方支援…季節が巡り変わろうとやることは幾らでもある
師団長が若輩という事もあってか、あちらこちらそちらから、様々な雑用を投げつけられるという事もあるのだが

そんな中、僅かに手隙な時間を見つければ書類に埋もれかかった机から立ち上がり、
応接用のソファに倒れ込むようにすれば後は、ドアがノックされるまでひたすらに眠る
王都に設えた小さな屋敷に最後に帰ったのは、去年の暮れ。領地に関しては、与えられてから一度も足を
伸ばしたことはなく、期毎に送られる報告書に目を通すばかりで代官に任せきりであった