2017/12/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にタマモさんが現れました。
タマモ > 隠身を続け、悪戯を続け、結構経った気がする。
そろそろ悪戯を止めないと、下手な話が広まってしまうかもしれないか。
…が、しかし、それで悪戯の手を止める少女ではなかった。
男女がすれ違う瞬間、男の手を動かし女のスカートを捲ったりもした。
風呂場の脱衣所に入り、適当な服を隠していったりもした。
食堂では美味しそうな果物を頂いたりと、悪戯は尽きない。

目的の執務室はどこだろうか…それが見付からない限り、その手は止まりそうもないのだが。
残念ながら、少女の歩みは、その場所からどんどんと離れてしまっている。

タマモ > 歩きながら、時折、辺りをきょろきょろと見回してみる。
覚えのあるような、無いような…そんな感じだろうか?
かくん?と首を傾げながら、考える仕草。

「おかしいのぅ…これだけ歩いておるのに、着かないのはおかし過ぎるのじゃ。
まさか、これは…迷った…のか…!?」

うん、まさに今更である。
道が外れた時点で、もう少し考えていれば、戻れたかもしれない。
そこで何をしたのか…悪戯に走った、それがいけなかった。
…のだが、それを簡単に認める少女ではないのだ。

考え込みながら、あれやこれや、適当な誤魔化し文句を並べている。
だが、そうしたところで、今の状況は打破できない。
ならば、どうするのか…いっそ、このまま気の済むまで悪戯し、逃げてしまおう。
そんな方向に思考が捻じ曲がっていった。

タマモ > それが、本当に実行されたのか。
それとも、踏み止まったのか。

それは、また次の機会があれば、であろう。

ご案内:「王都マグメール 王城」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城 地下調教」にレナーテさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城 地下調教」にツァリエルさんが現れました。
レナーテ > 飴と鞭、その力が彼の心を徐々に縛り付け、鞭を避けて飴を求めようとしていく。
それこそが、ある意味で言うマゾヒストへの正しい調教なのだとか。
従属を認める彼のアナルを遠慮なくほぐしていけば、指先に感じる肉壁に隠れた性感帯をぐっ、ぐっと押し込むように擦る。
肉棒への摩擦では感じ得ない快楽を与えながらも、オネダリが重なるなら、その言葉から浮かぶ意地悪。
店に並ぶ道具を一瞥しながら、それに叶うものを見つめると、つぷっと指が引き抜かれていく。

「いい子にするって約束ですからね、触ってあげますよ?」

いい子にするならご褒美を、繰り返す飴の味で彼の男らしさを更に削ろうとしてしまう。
更に、これから始まることも、まさにそれを削るといっても過言ではない。
棚の中に収まっていた道具を手に取ると、彼の眼前へそれを置いてみせる。
貞操帯、普通なら男が愛する女のクレパスを封じ、自分だけの牝だと雄を象徴する為のモノ。
しかし、彼に見せたのはその逆。
ピンク色の可愛らしい色合いの貞操帯に、白いモールドが施され、魔術的な力が働くようにされていた。
肉棒に寄り添うような、梁型らしき形状と、ハートを象ったパールピンクの錠前。
快楽を与えるとは逆な道具を晒しつつ、我慢を続けた割れ目を指先がなぞり、くちゅっとクレパスをすり抜けていく。

「お望み通り、女の子の部分も触ってあげますけど……こっちは我慢しましょうね?」

肉棒も触ってほしいとは言わなかった、その言葉を逆手に取った意地悪。
けれど彼が望んだ飴は確かに与えていくことで、苦を飲み込ませようと仕向けていく。
貞操帯を再び手にすると、彼の股ぐらへと両手を伸ばす。
金具が外れ、ゴム質のパーツが肉棒の根本と陰嚢の付け根を絞り出すように包みこむ。
膨らんだ肉棒を梁型の筒に押し込みながら、亀頭を象った空洞の中で、彼の亀頭を密着するようにして収めさせると、先程嵌め込んだ根本のパーツへと近づける。
そこから伸びる柱へ、梁型の筒の穴を通し、顔を覗かせた柱に錠前をはめ込む。
カチンと音を立てれば、肉棒を窮屈に閉じ込めさせ、淡い苦痛とともに肉棒の熱を抜こうと差し向ける。
しかし、快楽は消えないようにと愛撫が始まれば、彼の尊厳にヤスリを掛け始めた。
雄々しく反り返らせることを取り上げ、女々しく快楽に沈むことを命じる。
深い心理的な被虐をあおりながら、両手の指が愛撫を繰り返す。
菊座に潜り込んだ指は前立腺を押し込むように愛撫し、肉壁を挟んだ向こうでは、束ねた指がねじ込まれ、子宮口を探り当ててそこを弾くように小突く。
男ではなく女だと、彼を塗り替えさせるような、被虐の愛撫が繰り返されていく。

ツァリエル > 腸壁の内側の性感帯を擦り上げられれば、たまらず腰を引いて甘い快楽の吐息を零す。
すっかり前立腺はレナーテの指によって雌の性感帯になり果て、
刺激を与えられていないはずの小さなペニスからだらだらと涎のように先走りが漏れた。
レナーテの視線の先が棚の方に移れば、その視線の先を無意識に追ってしまう。
今度はどんな快楽が与えられるのかと、もしかしたら期待しているのかもしれない。

眼前に置かれた見慣れぬ道具、それを珍しそうに瞬きしながら見つめる。
貞操帯、ピンク色のそれがそう呼ばれることすら知らない。
ただ卑猥な形の部品にさらに嗜虐心が掻き立てられる。
それと同時に自身の秘部に指が侵入してくれば

「んぁ……あぁ……ふぁ……っあん♥」

待ちかねていた挿入に全身が悦びに打ち震える。
普段自分が体験し得ない部分での快楽にもたやすく順応するさまから
すでに処女は散ってしまっていることがレナーテに伝わるかもしれない。

「んん……こっちって……んふぅ……」

何のことかと見てみれば先程から健気に屹立している肉棒にはレナーテの指がかからない。
痛いほど張り詰めて立っているのに、当然そこも触られると思っていたため
お預けされてしまえば眉を寄せ悲しそうに見つめる。
ただレナーテの決定に異を唱えることはしない、
そんなことをすれば今されている快楽も取り上げられてしまいそうな気がするから。

貞操帯がレナーテの手によって嵌められれば装着する仕草一つ一つに甲高く鳴く。
肉棒が戒められ、代わりに排泄穴と女性器へとレナーテの指が弄ってくる。
まるで本当に女の子になってしまったかのような錯覚にツァリエルの仕草も変化していく。

「んんぅ……!あ、あ、っ……おしりと、おまた……ムズムズするぅ……♥」

先程まで肉棒を揺らしてモジモジと内股をすり合わせていたはずなのに、尻穴と膣がひくひくと蠢き、
子宮口をコツコツと叩かれればまるで迎え入れるように子宮全体が緩み下りてくる。
前立腺を押し込まれ、それなのに射精したくても出来ない。
ポロポロと快楽の涙を零し、ソプラノじみた声がだんだんと大きな喘ぎ声を紡ぎ出す。

「んぁああ、だしたい……っレナさんっ……だしたいです……!
 女の子のと、お尻で……っきもちい、の……いっぱいぃ……♥」

レナーテ > 貞操帯を見る目は、どうやらそれが何かを知らない様子。
それならギリギリまでは答えず、愛撫を与え始めた。
指先に返す反応は、明らかにそこに慣れた喘ぎ方であり、クレパスに膜がないのも重なれば、どれだけ身体を貪られたかが言葉がなくても分かる。
表情が曇りそうになるのを堪えて、柔らかに微笑みながら愛撫を重ねていく。
それならこのまま、自分へ溺れさせてしまったほうが楽なのだろうかと、邪とも言える考えが浮かぶ。
どうすべきかは分からないままだが、牝のように喘ぐ彼に、更に嗜虐心を煽られながら、指の動きは早まる。

「女の子みたいですね、声も、仕草も……。これ、いらないですよね? しまっておいて丁度いい感じでしょうし」

腰を震わせ、子宮口と前立腺のノックに二つの涎が股座から滴る。
指先を貞操帯の先にある割れ目から僅かにすべりこませ、亀頭を爪先で軽く一度だけ突っつく。
イラナイモノ、そう問いかけながら指を抜くと陰嚢を手のひらで包み込む。
肉棒が膨らむことを許されず、射精を封じ込められる中、副睾丸と呼ばれる部分を指先で優しくマッサージしていく。
子宮口への愛撫を止めてしまうも、菊里の愛撫が重なれば、彼の雄らしさを更に削ぎに掛かる。
そこに詰まった子種を、ゆっくりと絞り出すように刺激しながら、射精を促すのだ。
そしてその快楽と菊座への刺激を重ねれば、そこの刺激で出したのだと、身体が錯覚するように。
肉棒を膨らませずとも射精できてしまう、勃起不全な女々しい象徴へ歪める愛撫。
崩れた四つん這いの彼に寄り添うように身体を重ね、布地越しに柔らかな感触を押し付け、髪に染み込んだシトラス系の心地よい香りを零しつつ、ふっと耳元へ息を吹きかけた。

「大きくしないで出しましょうね……女の子みたいに、可愛い声を出しながら……」

優しく、ゆったりと唇が動き、音と吐息で擽っていく。
さらりと茶色の髪が優しく彼の肌の上を滑り落ちていく中、小刻みに指の腹で前立腺をこすり続ける。
そして、きゅっとトドメに副睾丸を搾る瞬間、すぅっと息を吸い込む音を聞かせた。

「……出しなさい」

少しだけ音を冷たくしたのは、柔らかに囁きながらも有無を言わさぬ命令だからだ。
この愛撫をトドメに射精を命令すれば、ぐりっと力強く雄のGスポットをこすり、副睾丸に詰まった汁を絞り上げていく。
半立ち、もしくは全く立たせぬままの吐精。
それを命じ、じっと直ぐ側で見つめていた。

ツァリエル > いらないもの、と形容された肉棒の先端を爪先で弾かれればひん♥と甲高く喘ぐ。
確かに今、もしペニスがしまえるのなら全くの少女になってしまうのだろう。
それほどにレナーテの愛撫の手腕が巧みであり、ツァリエルの雌としての部分を蕩けさせていた。
睾丸へ手指を駆けられながら、ゆっくりじっくりと溶かすようなマッサージにますます射精欲が高まっていく。
が、出せない。貞操帯がきつく締め上げ、勃起不全の萎えたペニスが先走りだけをダラダラと垂らす。

「んぅーっ♥んぁあ♥ れなっさ、ひぅん♥」

玉に腰を突き出して空打ちするように鈴口をひくつかせるもそこからは精液が吹き出さない。
寄り添われたレナーテの柔らかな肢体と甘いシトラスの香りを胸いっぱいに吸い込みながら
菊座の締め付けをますます強めてしまう。
すでにもう一つの女性器と言えるほどにぬかるみ、指の愛撫に蕩けている。

「ふぁああ……はぃい……♥ぼくっ、おんなのこみたいにっイッちゃう……♥
 おんにゃのこみたいにいきましゅ……っ♥」

レナーテの囁きが脳髄に染み込み、どろどろに溶けた思考の中で命じられたことを繰り返す。
すでに男らしさのかけらもなくなった表情と仕草、きゅんきゅんとうずく睾丸だけが律儀に雄を示した。
さらりと肌にかかるレナーテの髪、くすぐったさを感じる余裕もなく冷たく命じられた声にびくん♥と身を震わせて

「んぁあああああっ♥でるぅう♥いく、いくっいっちゃぅ……っ♥」

同時に突かれた雄のGスポットの刺激に耐えかねて
ぷしゃりとまるで潮のように萎えた肉棒の先端から白濁が吹き出した。
腰を必死に突き出し、寝台の上に溜まった欲望をぶちまける。
射精している間も排泄穴とクレバスは蠢き、こちらは本当の潮を吹き上げた。

ぶるぶると目を見開き、背筋を震わせて快感に打ち震える。
尻穴で達してしまった、とツァリエルは勘違いした。それほどに凄まじい刺激であったのだから。
やがて射精の勢いが衰え、最後の一滴までレナーテの手で吐き出されてしまえば
ぐったりと寝台に沈み込み舌を突き出して痙攣する。
ツァリエルが雌に堕ちてしまった証左であった。

レナーテ > 指先で肉棒を弾いても、溢れる声に低い音はなく、少女のように高い音。
女貴族が読むような官能小説にある一幕をそのままなぞったとはいえ、ここまで解けてしまったのは相性もあるのだろうか。
そして、演技だと思っていたはずの少女も、溺れていく彼に肌を粟立たせる回数が増えながら、意地悪が止められずにいる。
可愛い、もっと可愛がりたいと。
快楽と隷属に解ける様を求め、甘く優しく可愛がり続ける。

「出ないですか……? でなくても、気持ちよくなる方法も…ありますけどね」

意味深な言葉をささやきながらも、菊座をほじくり返す。
前立腺ばかりではなく、時折窄まり自体も解すように円を描く動きで刺激し、抜き差しを小刻みにして快楽を重ねていく。
途中、何度も温感のあるオイルが混じったローションを滴らせ、熱と興奮をミスリードさせるように、塗り込んでいく。
甘い命令を受け入れ、快楽にしてしまえば、それだけ強い刺激と被虐のシナプスがつながれていくことになる。
トドメの冷えた言葉が絶頂へと追いやるなら、不意に前立腺への刺激を強める。

「どうぞ……んっ、出てますね……。そのまま、全部出しなさい…全部、です」

激しくこすりつけ、一滴残らず搾り取るような愛撫で絶頂を深めれば、寝台には潮と白濁がグチャグチャに入り交じっていく。
ぐったりと沈んでも、これで終わりではない。
言葉通り全部出し終わるまで、快楽を終わらせるつもりはない。

「トロトロですね……でも、女の子ならこれからですよ?」

寝台の前に置かれた鏡越しに、力尽きた姿を見つめつつ身体を抱き起こす。
発育不足気味ながらも、ビーズクッションの様に柔らかな胸元に背中を引き寄せれば、後ろから抱きすくめるようにして愛撫を再開した。
手にした凹凸の少ないディルドを菊座へ、多い方を膣口へ宛てがい、ぐちゅん!と二穴を貫き上げる。
抱え込んだまま、体全体を揺さぶるようにして二穴をピストンすれば、重点的に擦る刺激とは違い、犯される感触で粘膜が擦れるだろう。
前立腺と、菊座の窄まりから抜け落ちる感触を強めるディルドと、膣壁の肉襞を掻きむしる、性器用の梁型の二つが不規則に上下していく。
男は快楽の波がすぐに引いてしまうが、女の性感帯を交えて刺激すれば、落ちることを忘れさせるはずと。
一説に、男が知れば死することすらあると言われる女の快楽を教え込みながら、愛撫は終わらない。

「ペニスから潮吹きしましょうね……でなくなるまで、全部」

連続絶頂へ追いやろうと、優しく囁きかけながら貫き続ける。
ピストンさせようとゆらすたび、酸素を求める息遣いで耳孔を擽りながら。

ツァリエル > レナーテの指がもっとというように前立腺を押し込めば肉棒に溜まりに溜まった熱い液体がまるで押し出されるように噴き上がる。
途切れ途切れの息を吐き出しながら長い射精感を味わい、さすがにもう無理だと音を上げれば甘ったるい悲鳴を上げた。

「はひー♥もっ♥でなぃい……♥レナ、さっん……でにゃいよぉ♥」

涙と涎でぐちゃぐちゃになった顔が情けなく懇願する。
ちらりと視界の隅に入る鏡に映った己の姿、
そこには少女によって蹂躙されるただの性奴隷となってしまったツァリエルが映し出されていた。
さんざんに高められた被虐の心が、その姿にさらに掻き立てられる。
もっと屈服したい、恭順したいと濁った思考で願ってしまった。

レナーテの柔らかな胸が背中に当たり、軽々と抱き起こされれば鏡に恥ずかしいところが丸写しになる。
だが視線が逸らせない。むしろ釘付けになるように己の姿を目に焼き付けていた。
抱きすくめられ、シトラスの香りがより一層濃く匂う。
それを堪能する暇もなく、溶けた二穴へディルドが二つ突き立てられる。

「ひゃぐぅうううっ♥んぁ、あぅ……っあ、あ、あぁあ……♥」

突き立った二つの梁型に嬌声混じりの悲鳴が上がる。
そしてさらに体を揺さぶられ、出し入れを繰り返されれば絶頂の余韻から再び快楽の園へと叩き込まれてしまう。
ぐちゅぐちゅと卑猥な水音を二穴から響かせながら、無意識に自らも腰を使う。
尻穴も前立腺も、膣壁を穿つのもすべてが切なく気持ちいい。

「はひ♥はへぇ♥あん♥あっ♥あぁん♥っんぁ♥」

リズミカルに叩き込まれる刺激にその都度喘ぎが口をついて出る。
同時に精液も合わせて噴水のようにぴゅ、ぴゅと勢いをつけて出て来るがだんだんとその滴も白濁がなくなってきてしまう。

「いくぅ♥……いっちゃう♥いっちゃうの、とまんにゃいっ♥くる♥きちゃう♥
 あまいのっきちゃうぅううう♥」

理性を失いただ快楽に溺れるツァリエルが腰を沈め、同時にぶるりと痙攣する。
びゅ、と肉棒から噴き上がったのは透明な液体。
サラサラと粘り気のない液体が、ピストンするたびに戒められたペニスから漏れ出した。
まさに、男の潮吹きといわんばかりの絶頂に背筋を反らしてびくびくと打ち震える。

レナーテ > 「出なくなるまで出すんですよ……もう、出すことなんてないですから」

正気の時に聞くなら、ぞわりと悪寒を覚えるかもしれない恐ろしいことをさらりと囁く。
言葉とは裏腹に優しく抱き寄せれば、少女のように腕の中に収めつつ、彼の身体を揺さぶっていく。
マゾヒズムな心が揺るがされる中、手が彼女の腕に重なるなら、一層それを強めるはず。
黒いドレスから覗ける白い細腕は、少女らしいきれいなものだが、触ると柔らかな感触の下にガッチリとはしていないが、固さのある筋の感触を伝えるだろう。
単純な力すら、目の前の少女に劣る現実は男の尊厳を傷つけるものだろうが、それすらも快楽になるかは彼次第。

「……本当に女の子みたいですね、玩具に腰、カクカクさせて……可愛いですよ?」

命じることもなく、自ら腰を振るならクスクスと微笑みながら囁きかける。
喜んで微笑んだのか、それとも嘲笑ったのか。
鏡越しに移る笑顔をどちらに捉えるかによるだろう。
しかし、続く追い打ちは間違いなく嘲笑だ。
息を吹きかけながら囁く言葉は酷く意地悪で、男としては最低ですね と、突き刺すような言葉で責める。
被虐、穢れ、堕ちる感触を快楽に交えさせていき、毒のように被虐を深めようとしていく。

「子種のない……前立腺のお汁だらけの射精、気持ちいいですか? 沢山出してますけど……ペニス、これに変えられちゃいますよ?」

薄っすらと、僅かに白を交えるだけの種無し射精を眺めながら、しっとりと濡れた貞操帯をなぞる。
モールドが淡く光ると、肉棒と陰嚢に力が働き、きゅっと締め付けられるような感触を覚えるはず。
勃起する力を射精の度に奪い、袋に包まれた小粒を更に小さく窄ませようとするのだ。
出せば出すほど、海綿体へ血が送られなくなり、子供のように小さく。
陰嚢はそれこそ恥丘へ吸収されていくように縮小することになる。

「それ、射精する度にペニスをクリトリスみたいにしますから。袋も小さくなって……もう、精液作れなくなりますね」

その状態を定着させることも出来るが、今回は一時的な変化を与える仕組み。
限定的とは言え、雄を失わされる感触は彼に何を齎すかと、鏡越しに囁きながら、その評定を見つめる。
悪戯に唇に纏った赤色を指先に移すと、すっと彼の唇に塗りつける。
リップで描いたような綺麗なものではないが、女としての化粧を僅かに施される一瞬。
一部とは言え、鮮やかになる唇の景色を与えながら、改めて可愛いと囁いて惑わす。